分散SNS関連年表

分散SNS関連のできごとの年表です。敬称略です。このページは独自研究の可能性があります。このページは中立的で釣り合いのとれた観点を持っていない可能性があります。

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1979年

1981年

1982年

  • 04月頃   David L. Chaumが論文"Computer Systems Established, Maintained and Trusted by Mutually Suspicious Groups(『相互に疑い深いグループによって構築、維持、信頼されるコンピュータシステム』)"を発表する。初めてBlockchainプロトコルを提案したとされる論文。

1983年

  • 09月20日 アメリカ合衆国でRSA暗号の特許が成立する。特許番号4,405,829、タイトルは"Cryptographic Communications System And Method"。
  • 09月27年 Richard StallmanがUsenetメッセージでフリーソフトウェア、マス・コラボレーションプロジェクトの"GNU Project"を発表する。フリーなOSを開発するためのプロジェクトであり、このOSの名称をGNU's not Unixの頭字語から「GNU」と名付けた。Usenetニュースグループに投稿したこの電子メールはのち「GNU宣言」の一部へ編集された。

1984年

  • 11月09日 09日から11日にかけて第一回目のHackers Conference(「ハッカーカンファレンス」)が開催される。Steven Levyの著作"Hackers: Heroes of the Computer Revolution(『ハッカーズ』)"に呼応して、Stewart Brandと彼の組織したWhole Earth、The Point Foundation周辺の人物らによって組織される。また、「Information wants to be free」のもとになった言葉はこの会議でStewart Brandが言ったとされる。

1985年

  • 10月04日 Richard Stallmanにより非営利団体"Free Software Foundation(「フリーソフトウェア財団」)"が創設される。フリーソフトウェア運動の支援を目的としている団体。

1986年

  • 01月14日 the Internet Activities BoardはGateway Algorithms and Data Structures (GADS) Task Forceを2つに分割することを決定する。その後、研究目標を追求するためのInternet Architecture (INARC) Task Forceと、近い将来のエンジニアリングと技術転移問題を処理するInternet Engineering Task Force (IETF)へと分割された。また、Bobert E. KahnがCorporation for National Research Initiative (CNRI)を設立、IETFへの管理支援を開始した。
  • 02月頃   IETFがRFC977を公開、UUCPに替わるUsenetを配信するためのプロトコル"Network News Transfer Protocol (NNTP)"の仕様を公開する。

1988年

  • 01月01日 Bruce SterlingのSF小説"Islands in the Net(『ネットの中の島々』)"が発行される。

1989年

1990年

  • 03月01日 アメリカ合衆国シークレットサービスがSteve Jackson Gamesに対して令状を執行、強制捜査を行う。同社のBBS「Illminati」のモデレータであったLoyd Blankenshipが運営するBBS「Phoenix」に、9-1-1システムに関連する機密文書が掲載されていたことがきっかけとされる。シークレットサービスはコンピュータやフロッピーディスクを押収したが、その中にLoyd Blankenshipの書いたSteve Jackson Gamesが発売しようとしていたTRPG"GURPS Cyberpunk"のマスターコピーが含まれていた。この事件は電子フロンティア財団設立のきっかけの一つとされ、のち捜査に関する訴訟に電子フロンティア財団はサポートを行い、控訴審では法廷助言人となっている。
  • 05月09日 アメリカ合衆国シークレットサービスが実施した全国的なハッカーの取り締まり"Operation Sundevil"がプレスリリースで公開される。電子フロンティア財団設立のきっかけの一つ。
  • 07月10日 John Gilmore、John Perry Barlow、Mitch Kaporによって"Electronic Frontier Foundation(「電子フロンティア財団」)"が設立される。

1991年

  • 05月頃   hakim beyの"T. A. Z. The Temporary Autonomous Zone, Ontological Anarchy, Poetic Terrorism(『T.A.Z.: 一時的自律ゾーン、存在論的アナーキー、詩的テロリズム』)"がブルックリンの出版社Autonomediaから発行される。3つの章のうち最初の一つは"Chaos: The Broadsheets of Ontological Anarchism"として1985年に配布されたもの。一時Autonomediaはアメリカにフレンチセオリーを紹介した雑誌"Semiotext(e)"の販売代理店であった。
  • 06月05日 Philip ZimmermannがMS-DOS用のPretty Good Privacy (PGP)の最初のバージョンをUsenetでリリースする。Philip Zimmermannは1986年に商用製品の開発に使用することを意図してのちにPGPとなるソフトウェア基盤の開発を開始したとされる。PGPは公開鍵暗号を使用する公開されたソフトウェアとして唯一というわけではないものの、通信ネットワークを使用した公開鍵暗号方式の暗号化ツールとしては初であったとされる。
  • 06月20日 第一回INET Conferenceにおいて、Vint Cerf、Bob Kahn、Lyman Chapinの署名付き文書に基づいてInternet Society (ISOC)の設立が発表される。
  • 08月06日 Tim Berners-LeeがUsenet上で、WorldWideWebプロジェクトの立ち上げを発表する。
  • 08月25日 Linus TorvaldsがUsenet上で、Minixを用いて趣味でフリーなOSを開発しているとの投稿を行う。
  • 12月09日 アメリカ合衆国議会にて"High Performance Computing Act of 1991 (HPCA)"が公布される。当時の上院議員Al Goreによって作成、提出された法案であり、National Infomation Infrastructure (NII)の整備と国家研究教育ネットワークの資金調達につながったとされる。HPCAはのちクリントン政権下で副大統領を務めるAl Goreが推進した「情報スーパーハイウェイ構想」の端緒となったとされる。HPCAはイリノイ大学NCSAへの資金提供を支援し、結果的にNCSA Mosaicが生まれた。情報スーパーハイウェイ構想は1990年に日本のNTTが打ち出した全国の家庭を光ファイバーでつなぐというVI&P構想へ対抗して提案されたものとされる。

1992年

  • 01月01日 Internet Societyが、Vint Cerfを評議員会会長に迎え、正式に設立される。
  • 03月09日 カリフォルニア大学バークレー校でXCFに所属するPei-Yuan Weiによってwebブラウザ"violaWWW"がCERNのWWW関係者に公開され、のち5月には一般にリリースされる。スクリプト可能なオブジェクトの埋め込み、スタイルシート、テーブルなどの拡張機能を追加した最初のブラウザとされる。NCSA Mosaic以前にはもっとも人気だったブラウザであったが、X Window Systemでしか実装されていないなどの制限がありNCSA Mosaicにシェアを奪われた。
  • 06月頃   Neal StephensonのSF小説"Snow Crash(『 スノウ・クラッシュ』)"が出版される。仮想空間を意味する「メタバース」という言葉の初出。
  • 06月18日 06月15日から日本の神戸にてINET'92が開催、18日から19日にかけて、Internet Society Board of Trusteesが「IABとそのすべての活動をInternet Societyに取り込むというIABからの勧告を受け入れる」と決議する。IABはISOCの技術諮問グループとして機能し、新しい名称を'Internet Architecture Board'へ変更、IETFとIRTFは引き続きIAB参加として活動を継続する、とされた。CNRIの資金援助をしていたNSFが1991年までで資金提供を打ち切ると発表、そのためISOCが設立され、CNRIがISOCの運営面での母体となったとされる。
  • 09月頃   Timothy C. May、Eric Hughes、John Gilmoreらが作ったグループの設立集会でTimothy C. Mayが"The Crypto Anarchist Manifesto"を読み上げる。
    このグループの初期集会で"Mondo 2000"の編集者Jude MilhonがCyberpunkをもじって冗談で"Cyperpunks"と呼び、その名前が定着したとされる。集会の直後Cypherpunkメーリングリストが作られ、cypherpunk運動の中心的なメーリングリストとなった。
  • 09月頃   PGPのバージョン2.0がリリースされる。
  • 11月01日 SF作家Bruce Sterlingがノンフィクション"The Hacker Crackdown(『ハッカーを追え!』)"を出版する。シークレットサービスが行ったハッカーの取り締まり作戦"Operation Sundevil"、Steve Jackson Games襲撃事件、"Knight Lighting"裁判、電子フロンティア財団の創設などの出来事を題材としている。
  • 11月22日 Timothy C. Mayが"The Crypto Anarchist Manifesto(『クリプトアナーキスト宣言』)"をCypherpunkメーリングリストで配布する。宣言自体は1988年半ばに遡るとされ、"Crypto '88"および"Hackers Conference"で配られた。

1993年

  • 01月02日 Jane MetcalfeとLuis Rossettoにより雑誌"WIRED"が創刊される。初代編集長はWhole Earth Catalog編集長、Whole Earth Reviewの編集者であったKevin Kelly。"Mondo 2000"誌からの影響も強い
  • 01月23日 イリノイ大学NCSAのMarc Andreessen、Eric Binaがウェブブラウザ「NCSA Mosaic」のalpha/beta version 0.5をリリース、Usenetで公開する。NCSA Mosaicはテキストと画像を同一ウィンドウにインラインで表示できる最初のウェブブラウザとされる。Marc AndreessenとEric BinaはNCSAのソフトウェア設計グループに所属しており、 同グループへの1992年に行われたJoseph HardinとDave ThompsonによるviolaWWWを使ったWebの実演に触発されて、Mosaicの開発を開始したとされる。
  • 03月09日 Eric Hughesにより"A Cypherpunk's Manifesto(『サイファーパンク宣言』)"が書かれる。
  • 09月頃   PGPの人気に伴い、Philip Zimmermannが国際武器取引規則違反の可能性に関してアメリカ合衆国連邦政府の犯罪捜査の対象になったと報告される。アルゴリズムで使用される鍵のサイズが40ビットを超える暗号技術は軍需品として分類されており、PGPは鍵のサイズが128ビットで、規制で輸出が禁じられていたためとされる。
    ZimmermannはMIT Pressを通じPGPソフトウェアの完全なソースコードを"PGP Source Code and Internals"というタイトルで、ハードカバーの本の形で公開した。書物の輸出が合衆国憲法修正第一条で保護されているために、世界中で利用できるようにするとの意図から書物の形で輸出したとされる。
    3年の捜査の間、Philip Zimmermannは電子フロンティア財団を含めた多くの法律専門家、セキュリティ専門家から支援を受けた。

1994年

  • 04月04日 NCSA Mosaic開発者のMarc AndreessenとSilicon Graphics創業者のJames Clarkが"Mosaic Communications Corporation"を創設する。
  • 09月10日 Timothy C. MayがCypherpunksメーリングリスト上で"The Cyphernomicon(『サイファノミコン』)"を発表する。長いFAQの形式で書かれ、アイデアや質問、主張に関するメモがセクションごとに並べられている文章で、匿名デジタル通貨と電子プライバシーを提唱、暗殺市場にも触れているとされる。
  • 10月01日 Tim Berners-Leeがwww関連技術に関する標準化団体World Wide Web Consortium (W3C)を設立する。Tim Berners-LeeはCERNと共同で欧州委員会とDARPAから資金援助を受け、MIT/LCSでW3Cを設立した。
  • 11月14日 "Mosaic Communications Corporation"が"Netscape Communications Corporation"へ社名変更する。イリノイ大学がMosaicの権利を主張したため。
  • 12月15日 Netscape Communicationsよりウェブブラウザ"Netscape Navigator"がリリースされる。当初は無償で配布されるがのちシェアウェアとなる。開発中は"Mozilla"と呼ばれており、その名はMosaicとKillerの略称とGodzillaに由来している。

1995年

  • 08月24日 MicrosoftからOS"Windows 95"がリリースされる。また、別売りの"Microsoft Plus! for Windows 95"に付属する形でNCSA Mosaicをもとに開発されたウェブブラウザ"Internet Explorer 1"が同時にリリースされる。ネットワーク機能の容易化、TCP/IPが選択可能であるなどの機能の充実化によりWorld Wide Webの普及の大きな要因となる。
    OSの商業的な成功とOSと抱き合せでIEを配布したことなどによりIEのブラウザシェアが伸び、Netscapeとの間でいわゆる「第一次ブラウザ戦争」が勃発する。
  • 09月01日 Richard BarbrookとAndy Cameronによる小論"The Californian Ideology(カリフォルニアンイデオロギー)"がMute Magazineに掲載される。
    サイバネティクス、カウンターカルチャーリバタリアニズム、自由市場経済を組み合わせたイデオロギーを「カリフォルニアンイデオロギー」と名付け、『WIRED』や『MONDO 2000』などの雑誌で広まり、Stewart BrandやKevin Kellyらの著作で説かれているとした。また、カリフォルニアンイデオロギーはマーシャル・マクルーハンを守護聖人とし、新自由主義、カウンターカルチャーの急進主義、技術的決定論などのハイブリッドなイデオロギーであると書いている。
    情報スーパーハイウェイ構想やアメリカ西海岸の開発の歴史を参照しながら、ハイパーメディアの開発においては国家の公的介入が中心的役割を果たしてきたにも関わらず、カリフォルニアンイデオロギーは反国家主義を信念として持ちヒッピーの自由主義的個人主義を讃えていると批判している。荒野の中で、開拓者やカウボーイ、伝道師、入植者といった自由な人々によって国家が築かれたという神話とアメリカンドリームを重ね合わせ、アメリカ独立宣言の作成者の一人であるトーマス・ジェファーソンが、独立宣言の中では民主主義と自由を呼びかけながらアメリカ最大の奴隷所有者の一人であったという歴史を引いて、カリフォルニアンイデオロギーのリバタリアニズム的側面をシニカルに批判している。
  • 09月18日 ウェブブラウザ"Netscape Navigator 2"がリリースされる。HTMLのフレームやアニメーションgif、JavaScript、cookieの対応など、多くの拡張機能が導入される。JavaScriptは開発時"LiveScript"と呼ばれていたが、当時話題となっていたJavaにあやかって開発元のSun Microsystemsに許可を取り名付けられた。

1996年

  • 02月08日 John Perry Barlowが「A Declaration of the Independence of Cyberspace(サイバースペース独立宣言)」を公表する。アメリカの通信品位法への応答を意図して書かれた。
  • 05月10日 Brewster Kahleがインターネットに関するデジタル図書館"Internet Archive"を設立する。Brewster Kahleはウェブクローリング会社"Alexa Internet"と同時期に設立、同年10月頃からwwwを大量にアーカイブし始めたとされるが、2001年のWayback Machine開発までアーカイブは一般に公開されていなかった。

1997年

  • 01月頃   Andrew WeinreichがSixDegrees.comのベータ版サービスを開始する。創成期のSNSとして現代のSNSの原型を作ったとされ、ユーザーがプロフィールを作成し、フレンドリストを表示したり検索することができる最初のSNSといわれる。「SixDegrees.com」の名は6次の隔たり理論に由来する。最盛期には350万人の登録者がいたとされる。
  • 04月07日 Michael Goldhaberがジャーナル"First Monday"で論文"The attention economy and the Net"を発表する。Herbert Simonが提唱した、情報化社会においては認知資源としての"Attention"を獲得することが重要になってくるという主張をもとに、"Attention"に関する経済的原理を"Attention Economy"と名付け提唱した論文。"Attention Economy"という用語は2001年Thomas H. DavenportとJohn C. Beckによる本"The Attention economy: understanding the new currency of business(『アテンション!―経営とビジネスのあたらしい視点』)"によって普及したとされる。
  • 06月03日 笠原健治が有限会社イー・マーキュリーを設立する。笠原健治は1997年11月頃、東京大学在学中にIT系求人サイト「Find Job!」を開設していた。株式会社MIXIの前身。

1999年

  • 01月25日 NTTドコモにより携帯電話IP接続サービス「iモード」が発表される。対応携帯電話でキャリアメールの送受信やウェブページの閲覧などができた。栗田穣崇によりiモード用の絵文字「iモード絵文字」176種類が開発された。
  • 05月頃   Neal Stephensonの小説"Cryptonomicon(『クリプトノミコン』)"が出版される。作中cypherpunksメーリングリストを基にしたメーリングリストが登場する。
  • 06月01日 ハイブリッドP2P方式を利用したmp3ファイルの配布に重点を置いたファイル共有ソフト「Napster」がリリースされる。Shawn Fanning、Sean Parker、Hugo Sáez Contrerasの3人が共同設立する。
  • 07月頃   エジンバラ大学の学生であったIan Clarkeが卒業要件のための未発表レポート「A distributed decentralized information storage and retrieval system」を提出する。2001年のFreenet論文の基礎となる。
  • 09月13日 通信プロトコル"SOAP"の仕様がIETFに提出され公開される。Microsoft社内で1998年06月にXML-RPCとして公開されていたが、Microsoftが躊躇したため一般には公開されていなかったとされる。SOAPはv1.1までW3C勧告とはされず、v1.2の仕様が2003年06月24日にW3C勧告とされた。
  • 10月01日 Lawrence Lessigの本"Code and Other Laws of Cyberspace(『CODE―インターネットの合法・違法・プライバシー』)"が出版される。行動の主要な規制要因に、法律、規範、市場とならんでアーキテクチャがあるとし、それぞれの影響を考慮しなければならないとする。
  • 12月15日 YouthStream Media NetworksがSixDegrees.comを運営するsixdegrees inc.を1億2500万ドルで買収すると発表する。2001年に実際に買収されたが、その後サービス終了する。

2000年

  • 03月頃   Ian ClarkeがP2PソフトウェアFreenetの初回リリースを行う。言論の自由が保障されていない国において自由な言論を達成をすることを目的とし、暗号通信プロトコルに従い情報をやり取りする機能のみを提供するソフトウェア。そのためファイル共有や掲示板機能、メール機能を使うためにはそれぞれ目的に応じたフロントエンドを利用する必要があった。有名なフロントエンドにはFrostやFuqid、FMS、ミニブログ機能を備えたSoneなどがある。
  • 09月06日 RSA暗号の特許が9月20日に期限切れとなるのに先立ってRSAがRSA暗号の特許権を放棄、パブリックドメインとする。
  • 10月頃   シリコンバレーのエンジニアJames HongとJim Youngがレーティングサイト「Hot or Not」を開設する。その後レーティングサイトとして多くの模倣サイトを生む。
  • 12月04日 Frontcode Technologiesの社長Kevin HearnによりP2Pファイル共有ソフト「WinMX」の初回リリースがなされる。

2001年

  • 01月01日 論文「Freenet: A Distributed Anonymous Information Storage and Retrieval System」をIan Clarke、Oskar Sandberg、Brandon Wiley、Theodore W. Hongが共著で発表する。
  • 01月15日 Jimmy WalesとLarry Sangerによってオンライン百科事典プロジェクトWikipediaの英語版が発足される。専門家によるオンライン百科事典プロジェクトNupediaを前身とし、GNU Free Documentation License (GFDL)とWikiシステムを採用、広告を一切掲載せず寄付によって運営するとした。また、初期はJimmy WalesおよびJimmy Walesが設立したインターネット企業Bomisが資金を提供していた。Wikiシステムの採用、"Wikipedia"という名称を考案したのはLarry Sangerである。
  • 07月02日 P2P用通信プロトコル「BitTorrent」の最初の利用可能なバージョンをプログラマーのBram Cohenがリリースする。Napsterクローンとして当初はNapster互換プロトコルを利用しOpenNapサーバーへ接続することができた。また、チャット機能を持ち、有志によりチャットサーバーを立てるツールやチャットクライアントなどが配布されていた。
  • 11月05日 GNUプロジェクトのパッケージでありP2P通信ソフトウェア「GNUnet」の初回リリースがなされる。
  • 11月07日 コミュニティサイト「関心空間」が正式サービスを開始する。
  • 11月30日 2ちゃんねるダウンロードソフト板の「MX残り250人土曜日に一斉検挙されるが」スレにて、家に警察が来たと実況するID:/jDnbtssが「かぎのおとが おやがかぎわたしや もうだめぽ」とレスを行う。

2002年

  • 03月頃   有限会社手嶋屋が手嶋守により設立される。手嶋屋は2003年頃から携帯電話向けSNS「PNE」、2004年からオープンソースで開発されるSNS"OpenPNE"を開発する会社。"OpenPNE"はmixiライクなSNSとして、オンラインゲームのコミュニティサイトや大学の新入生向け情報共有サイト、ご当地SNS、個人開設のSNSなどに利用された。
  • 03月22日 NetscapeのエンジニアであるJonathan AbramsによりSNS「Friendster」が開設される。SNSの草分けとして知られ、「Friendster」という名はfriendとNapsterのかばん語に由来する。
    サービス開始から半年間で利用者が300万人を突破したとされる。Napsterの共同設立者の一人Sean ParkerがFriendsterとJonathan Abramsの初期アドバイザーを務めていた。
  • 05月06日 金子勇が開発するピュアP2P方式のファイル共有ソフト「Winny」のベータ版が公開される。「Winny」の名は、WinMXの後継を目指すとしてWinMXの後ろ2文字をアルファベット順に1字進めた「WinNY」が由来となっている。
  • 09月20日 オニオンルーティングを使用した匿名通信のためのソフトウェア"Tor"のアルファ版がリリースされる。MITを卒業したばかりのRoger DingledineがPaul Syversonとともに、NRLのオニオンルーティングプロジェクトを下敷きに開発した。"Tor"という名称は、開発時The Onion Routing Projectと呼ばれていたことから、後にそれぞれの頭文字を取って名付けられた。10月にはネットワークが展開され、修正BSDライセンスでソースコードが公開された。
  • 12月15日 非営利団体Creative CommonsによりCreative Commons License version 1.0がリリースされる。

2003年

  • 02月頃   The Invisible Internet Project(I2P)が、Freenetをフォークし、代替トランスポートを使用できるようにするための修正案として開発を開始する。
  • 07月02日 津田大介がインプレスから書籍『だからWinMXはやめられない』を出版する。
  • 05月05日 Reid Hoffmanを中心としてLinkedInがサービス開始する。
  • 06月20日 Jimmy Walesがウィキメディア財団を設立する。Wikipediaを運営、その母体となる団体。設立と同時に、Jimmy WalesとBomisのWikipedia関連の所有権はウィキメディア財団へ寄付された。
  • 08月01日 Tom Anderson、Chris DeWolfe他5名によりMyspaceが設立、開始される。「MySpace.com」というドメインは2002年まではオンラインデータの保存・共有サイトとして使用することを目的にしていた。
  • 09月15日 スウェーデンの反著作権団体Piratbyrånにより、トレントファイルのインデックスサイト"The Pirate Bay"が設立される。
  • 10月28日 Mark ZuckerbergがFacebookの前身であるFacemashをリリースする。ハーバード大学版のHot or Notと形容される。

2004年

  • 01月22日 Googleの運営するSNS「Orkut」が正式にサービスを開始する。実名を原則とするSNSで、ブラジルとインドで特に人気となった。
  • 02月04日 Mark ZuckerbergとEduardo Saverinがハーバード大学在学中にSNS「TheFacebook」を開設する。当初はハーバード大学の学生が交流するためにサービスを開始したが、のち徐々に全米の学生に開放されていった。
  • 03月03日 株式会社イー・マーキュリーがSNS「mixi」の正式サービスを開始する。Friendsterを参考として当時インターン生であった衛藤バタラが発案した。
  • 05月10日 Winny開発者の金子勇が著作権法違反幇助の疑いで京都府警により逮捕される。
  • 06月04日 Web Hypertext Application Technology Working Group (WHATWG)のメーリングリストが、Apple Inc.、Mozilla Foundation、Opera Softwareの関係者によって発表される。W3Cのweb標準開発が遅れていること、W3CがHTMLをすてXMLベースの技術を採用することを決定したことを受け結成されたとされる。
  • 07月29日 FacebookがFacebook, Inc.として法人化し、社長にNapsterのSean Parkerが就任する。

2005年

  • 02月08日 Googleの地図ウェブアプリ、ウェブマッピングプラットフォームである「Google Maps」のサービスが開始する。Javascriptの機能XMLHTttpRequestを利用したAjaxにより画面遷移することなく動的に地図をスクロールすることができたため、Ajaxとともに注目を集めた。
  • 09月30日 Tim O'Reillyがブログ記事「What Is Web 2.0」を投稿する。

2006年

  • 01月26日 SNS「mixi」を運営する株式会社イー・マーキュリーが株式会社ミクシィへ社名変更する
  • 02月頃   ポッドキャストサービス企業Odeoで、Noah Glass、Jack Dorsey、契約開発者のFlorian WeberがJack Dorseyのアイデアを社内向けにTwttrとして発表する。
  • 03月22日 Jack Dorseyにより最初のツイート「just setting up my twttr」がなされる。
  • 06月頃   myspace.comが、googleとyahoo mailを抜き、アメリカで最も訪問者の多いウェブサイトとなったと報じられる。
  • 07月頃   フィンランドのJyri EngeströmとPetteri KoponenによるSNS"Jaiku"がサービスを開始する。一時twitterのライバルとされていた。
  • 07月15日 Twitter.comがサービスを開始する。
  • 10月04日 Julian Assangeにより匿名情報提供者からの機密情報の公開を行うサイト"WikiLeaks"が設立、ドメイン"wikileaks.org"が取得される。当初はプロジェクトが秘匿されていた。
  • 10月25日 ポッドキャストサービスのスタートアップ企業OdeoのメンバーBiz Stone、Evan WilliamsらがObvious Corp.を設立、Odeoをodeo.comやtwitter.comなどの資産とともに買収する。

2007年

2008年

  • 03月25日 Google、MySpace、Yahoo!の3社が「OpenSocial」の推進団体「OpenSocial Foundation」を設立、07月01日に正式に発足する予定と発表する。独立した機関として運営され、コードの中立性確保、コミュニティ主導の仕様作成を目指すとされる。Facebookはこれに参加せず、OpenSocial仕様を支持しないと暗に表明した。
  • 05月12日 SNS"Plurk"がサービスを開始する。横スクロールが特徴的な台湾発のSNSで、2009年には中国からブロックされている。初期にはtwitterのライバルとして言及されることがあったとされる。
  • 07月02日 Evan Prodromouの立ち上げた会社、Control Yourself Incにより分散SNS「identi.ca」が公開される。オープンな標準プロトコルであるOpenMicroBloggingをサポートする初めてのサービスであり、初期の基幹ソフトウェアはLaconicaと呼ばれていた
  • 08月18日 satoshi nakamoto、もしくはその同僚によってbitcoin.orgドメインが登録される。
  • 10月31日 satoshi nakamotoがmetzdowd.comの暗号メーリングリストに"Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System"と題する論文を発表する。

2009年

  • 01月09日 satoshi nakamotoがSourceForgeにてビットコインのソフトウェアのバージョン0.1をリリースする。また、50BTCの報酬を持つブロック番号0のジェネシスブロックを定義しネットワークを開始する。
  • 01月16日 非営利団体Creative CommonsによりCC0のversion 1.0がリリースされる。
  • 04月27日 facebookがユーザーのActivityStreamsを実質的に開放すると発表する。ユーザーが投稿した内容を更に活用できるようActivityStreamsをサードパーティの開発者に開放した。これによりユーザーは友人の更新や投稿を、タイムライン、またはストリームで見ることができるようになった。
  • 04月30日 Control Yourself Incよりidenti.caがStatusNetへ2009年5月頃に移行する予定との発表がなされる。
  • 07月07日 Chris Andersonによる本"Free: The Future of a Radical Price(『フリー ―<無料>からお金を生みだす新戦略』)"が出版される。ソフトウェアやwebサービスに関するビジネスモデル"Freemium"を含め、無料を基調としたビジネスモデルの人気とその可能性を検討するという内容。Chris Andersonは出版の前夜に、ブラウザで無料で読めるバージョンを自身のブログで期間限定で公開した。
  • 07月22日 広瀬香美がtwitter上で「決定!twitterの源氏名は、、、、、ヒウィッヒヒー に、決定!」とツイートを行う。
  • 08月16日 Tim Berners-Leeがw3cのために書いた草稿"Read-Write Linked Data"を、翌17日に"Socially Aware Cloud Storage"発表する。のちSolidプロジェクトとなるもののデザインイシューを概説したとされる。
  • 11月06日 twitterがRT機能の公式版を一部のユーザーに限定的に公開したと発表する。参照元を明示しツイートを引用する行為は草の根的に行われていたが、twitterは8月に公式機能にするプロジェクトを立ち上げていた。

2010年

  • 03月03日 StatusNetのバージョン0.9.0がリリースされる。OpenMicroBloggingに替わる分散SNSのプロトコルであるOStatusのサポートが追加される。
  • 04年20日 OAuth 1.0プロトコルがRFC5849として公開される。08月31日以降、すべてのサードパーティ製TwitterアプリにおいてOAuthの使用が義務づけられる
  • 8月20日 Julian Assangeに、スウェーデンで2人の女性との4件の性的関係に関連して捜査が開始され、逮捕状が発布される。11月20日にスウェーデンはICPOを通じてAssangeを国際指名手配し、11月30日にはICPOから「セックスに関する犯罪」の容疑で国際逮捕手配がされる。
  • 09月25日 WikiLeaksのドイツ人スポークスマンであったDaniel Domscheit-Bergが「wikileaksには構造的問題がある」と辞意を表明する。Assangeは、ニューズウィークに情報をリークしたとDomscheit-Bergを批判、Domscheit-Bergは、WikiLeaksチームはAssangeの管理体制とアフガン戦争の文章公開の処理について不満を持っていると主張した。Domscheit-Bergの辞職後、投稿プラットフォームの設計者を含めたwikileaks主要メンバーの退職が相次いだ。2010年の間に少なくとも12人の主要人物が去ったとされ、組織の透明性の欠如、構造的欠陥、コミュニケーションの流れの悪さが批判された。
  • 11月23日 クーラント数理科学研究所の学生によって設立されたプロジェクトDiaspora*のアルファ版がリリースされる。
  • 12月07日 Julian Assangeがロンドン警視庁へ出頭、逮捕される。のち保釈が許可されるも拘留が続けられた。
  • 12月18日 チュニジアで民主化運動、ジャスミン革命が発生する。男性の焼身自殺に端を発する反政府デモが国内全土へ拡大、ベン=アリ-大統領がサウジアラビアへ亡命、23年続いた政権が崩壊した事件。民主化運動はチュニジアにとどまらずアラブ諸国へ広がり、アラブの春と呼ばれる数々の政変や政治運動を引き起こした。アラブの春ではYoutubeやTwitter、WikiLeaksといったネットメディアが重要な役割を果たしたとされる。ハクティビズム集団Anonymousが情報統制に関連して政府系ウェブサイトをDoS攻撃のターゲットとし、チュニジア政府のサイトをハッキング、規制に対する非難声明を記した公開書簡へ書き換えた。

2011年

  • 01月25日 チュニジアでのジャスミン革命から飛び火しエジプトで大規模な反政府抗議運動が発生、ホスニー・ムバーラク大統領による30年以上に渡る政権が崩壊する。
  • 06月28日 GoogleがSNS「Google+」を発表し、招待制で開始される。
  • 06月25日 IndieWebCamp 2011が25日から26日にかけて開催される。そこで、個人の独立ウェブサイトが、独自ドメインで、ソーシャルデータを独立して維持できるようにするソフトウェアを構築する人々のコミュニティ(TwitterやFacebookなどのSNSを補完し、最終的にはその代替となるツールを構築するための人々のコミュニティ)の"IndieWeb"が設立される。
  • 08月18日 OpenSocial2.0がリリースされる。2.0ではActivity Streamsのサポートを開始、JSONを望ましいデータ形式としてATOMのサポートは非推奨とされた。
  • 08月24日 リビアでカダフィの退陣を要求するデモから始まった半年間に及ぶ内戦の結果として首都トリポリが陥落、カダフィ大佐が殺害される。反政府運動および内戦はアラブの春のうち一つとされる。アラブの春の影響で周辺地域の統治が弛緩、ISILも依拠するイスラム過激派の戦略論が合わさり、ISILにとって都合のいい環境が中東地域に生まれたとする見方がある
  • 09月17日 アメリカ合衆国のニューヨーク、マンハッタン区ウォール街で、アメリカ経済界や政界に対する抗議運動「Occupy Wall Street運動」が発生する。アラブの春を受けて、カウンターカルチャー系雑誌「Adbusters」の創始者Kalle Lasnが呼びかけたのが発端とされる。スローガンとして「We are the 99%」という、アメリカ合衆国において所得層上位1%の富裕層が所有する資産が増加し続けている状況を表す言葉が使われる。考案者はアナキストで人類学者、元ブラックブロック活動家、のちに「Bullshit Jobs」で話題となったDavid Graeber。運動の参加者はTwitterやFacebookといったSNSを通じてデモに関わっているとされる。ハクティビズム集団Anonymousが参加を呼びかけている。
  • 09月21日 Google+が招待制からすべての人が登録可能となり、一般に公開される。

2012年

2013年

2014年

  • 04月17日 Gavin Woodが"ĐApps: What Web 3.0 Looks Like(『ĐApps:Web 3.0はどんなものか』)"を公開する。当初は"Web 3.0"と表記されていた用語"Web3"の初出とされる。
  • 06月30日 Googleが、同社が提供していたSNS「orkut」を09月30日に閉鎖すると発表する。
  • 07月21日 W3CとOpenSocial Foundationが協力しW3C Social Activityとして「Social Web Working Group」、「Social Interest Group」を立ち上げると発表する。ソーシャルウェブアプリケーションの相互運用性を高めfederation技術を含めたソーシャル・ネットワーキング技術の標準化を目的とする活動。「Social Web Working Group」はEvan Prodromou、Tantek Çelik、Arnaud Le HorsらをリーダーとしてGoogleのOpenSocialをベースに標準化作業を行った。
  • 08月03日 しゅいろが自身の開発しているSNS 「misskey.xyz」の運用を本格的に開始twitterにて公開する。しゅいろがゆるゆりにハマりSSを投稿できるサイトを作ろうとしたことがきっかけで開発され、開発当初は掲示板がメインのサービスだった。「misskey」という名前はしゅいろが当時聴いていたMay'nの楽曲「Brain Diver」の歌詞に由来する。
  • 08月20日 ISISが分散SNSのDiasporaなどFOSSに移行していると複数のメディアが報じる。twitterやyoutubeが、イスラム国に関連するアカウントや動画、画像を削除、アカウント停止するというISISのプラットフォームからの締め出しを受けての行動とされる。
  • 08月20日 Diaspora Foundationが公式ブログにて「大きいノードのすべてがISIS関連のアカウントと投稿を削除した」という投稿を行う。
  • 10月06日 イスラム国に戦闘員として志願しようとした休学中の北海道大学の学生が、シリアへの渡航日前日に私戦予備及び陰謀の疑いで事情聴取、家宅捜索を受ける。悪質クラスタで大司教と呼ばれていた書店関係者の男性が古書店「星雲堂」に出した求人広告「勤務地 シリア」「詳細 店番まで」を、twitter上で「ほわせぷ」の名で知られていた北大生が見て応募し、大司教が管理をする阿佐ヶ谷アジトへ住まわせ、元大学教授でウラマーの中田考を紹介したとされる。中田考は北大生の渡航を支援しジャーナリストの常岡浩介を紹介、渡航に同行し取材する予定であった。 中田考を監視していた公安調査庁は公安部外事三課へ通報、外事三課は刑法93条の私戦予備及び陰謀罪容疑で強制捜査を行った。
  • 12月16日 OpenSocial FoundationとW3Cが、OpenSocialの仕様とアセットをW3Cに移管すると発表する。また、2015年01月01日付でOpenSocial Foundationは閉鎖、今後の作業はW3C Social Web Activityの中で行われる予定と発表。

2015年

  • 01月07日 フランス・パリの週間風刺新聞”Charlie Hebdo”の本社に覆面をし自動小銃をもった複数のイスラム過激派テロリストが襲撃、編集長で風刺画家のCharbほか12名が死亡する事件が発生する。その後この事件を受けジャーナリストのJoachim Roncinが「JE SUIS CHARLIE」と描かれたが画像をtwitterへ投稿、これがきっかけとなり表現の自由を訴えるスローガンとしてツイッター上で#jesuischarlieが広まることとなった。11日にはフランスで370万人ほど参加したとされる戦後最大のデモが各地で行われ、議会では1918年に第一次世界大戦でフランスが勝利して以来はじめて国歌ラ・マルセイエーズが歌われるなど、大きな動きとなる。
  • 01月20日 ジハーディ・ジョンと呼ばれる覆面を被ったISILのメンバーが、72時間以内に身代金を支払わなければフリージャーナリストの後藤健二と実業家の湯川遥菜を殺害すると述べる動画が公開される。日本のインターネット掲示板2ちゃんねるのVIP板に立てられたスレッド「ISISを萌え美少女化してイスラムの奴らに送りつけようずwwwwwwww」でISISの広報活動を妨害するためにキャラクター「ISISちゃん」が作成され、コラージュ画像やファンアートが大量に作成されるなどミーム化した。ハクティビズム集団AnonymousはIS支援者と思わしきtwitterアカウントのリストを作成しISISちゃんの画像を大量に送信、 アカウントの休止、退会へ追い込んでいると報道された。のちこの活動はAnonymousではなく日本のハクティビストによるtwitterアカウント「ISISchan 爆撃bot」の活動であると判明した。
  • 11日02日 MITのComputer Science and Artificial Intelligence Lab (CSAIL)は、Mastercardから100万ドルの寄付を受け、分散型情報グループの共同リーダーであるTim Berners-Leeの研究活動に充てると発表する。具体的には分散型ソーシャルアプリケーション構築システム"Solid"の技術開発に役立てられるとし、現在はシステム構築の初期段階にあり、QCRIやオックスフォード大学の研究者と共同研究を行っていると発表した。
  • 11月03日 Twitterのお気に入りボタンが星マークからハートマークへ変更される。

2016年

2017年

  • 01月頃   ryo33がYayaka19を開設する。ツイッターを超える拡散力を目指し、TL上ではタイトルのみが見えており本文を読もうとすると同時にRTしたことになるという、ミステリーポストという機能を導入していた。
  • 01月02日 墓場一夜とLGBTPZN支持者がgnu socialのFreezePeachへ集まる。LTLが日本語で埋め尽くされたことで英語圏ユーザーから苦情がでるなど対立がおこるが時差による住み分けにより対立は自然消滅したとされる。
  • 01月21日 津島曜一郎がyoutubeへ「餃子よ美味しくなれ」を投稿する。
  • 04月頃   Gargronが複数のGNU Socialインスタンスをブロックする。その後mastodon.socialのみならずブロックリストを共有した複数のマストドンインスタンスが同様にブロックを行ったことで、ブロックされたGNU Socialインスタンス側はGNUsocial AXISを自称、The GNUsocial Axis Resolutionsを発表した
  • 04月04日 Valentin_NCがmastodonインスタンス「mastodon.cloud」を開設する。
  • 04月10日 ASCII.jpに遠藤諭の記事「Twitterのライバル? 実は、新しい「マストドン」(Mastodon)とは!」掲載。日本におけるmastodonブームの火付け役とされる。
  • 04月10日 mastodon.socialの新規登録が停止し、マストドンの新規参入者がmastodon.cloudへ集まる。
  • 04月11日 nullkalによりmastodonインスタンス「mastodon.nil.nu」が開設される。翌12日にmstdn.jpへ移転する。
  • 04月12日 ほたにより mastodonインスタンス「mstdn.maud.io」通称「末代鯖」開設される。
  • 04月12日 tateisuによりmastodonインスタンス「mastodon.juggler.jp」が開設される。
  • 04月13日 d6rkaizによりmastodonインスタンス「mstdn.club」が開設される。通称「蟹鯖」と呼ばれ、後に象と蟹をモチーフにした独自の文化を形成する。mastodon.cloudのクラウド女学院とも交流が行われ、マストドン日本語wikiの編集、ロゴ、公式ウェブサイトを立てる文化はクラウド女学院から蟹鯖へ、通貨「パオ」のアイデアやマスコットキャラクターをイラストとして描き投稿する文化は蟹鯖からクラウド女学院へ輸出される。
  • 04月13日 Walfieによりmastodonインスタンス「kirakiratter.com」が開設される。
  • 04月14日 Neetshinによりマストドン日本語wikiが公開される。
  • 04月14日 pixivがmastodonインスタンス「pawoo.net」を開設する。
  • 04月14日 K.H.botにより「「パオる」「オフパオ」の原典を発掘しました(たぶん)」というトゥートがなされる。添付されたURLにはmammaというユーザーのnil.nuサーバーのトゥートが示されていた。
  • 04月15日 mstdn.jpがサーバーの移転、データベースのリセットを行う。
  • 04月15日6時28分 mstdn.jpのFTL名称が「連邦タイムライン」から「連合タイムライン」へ変更され、「連合」表記を支持する連合派と「連邦」表記を支持する連邦派との間で対立が発生、その流れの中あるユーザーの投稿「連邦派と連合派の対膣煽り」の誤字トゥートが拡散され、「膣」がミーム化する。
  • 04月15日 mastodon.cloud上で日本語圏ユーザーが増えLTLが日本語で埋め尽くされる。「フランスのインスタンスが日本人に占拠された」との苦情にたいし「我々はフランスのjcjkである」と日本語圏ユーザーが返答したことでmastodon.cloudの日本語圏ユーザーの間で女学院の概念が生まれたとされる。クラウド女学院設立の経緯は詳細が不明であるが、「女学院」トゥートの初出と考えられるすてみ@ste02gの「選民感と実質女学生説が合体して名門女学院的な様相を呈してきた 呈していない」にあるように、前述の女学生説と、mstdn.jpとtwitterユーザーへの対抗から生まれた選民意識からの類比で生まれてきたと考えられる。
  • 04月15日 mastodon.cloudにてが「『日本語を使うこと』はGoogle翻訳もあるのだから全く問題ない。ただ翻訳する価値もない、しても意味のないスパムになっているのが問題。日本人のコミュニケーションどうなっている!!??🤔 」と投稿する。その後クラウド女学院でコピペとして流通する。
  • 04月15日 松尾広也が中心に執筆するITmedia NEWSの連載、「マストドンつまみ食い日記」が開始される。
  • 04月16日 mastodon.cloudで日本人ユーザーが増えLTLが日本語で埋まったことにたいして一部のユーザーが不満の声を上げたところ、The AdminことValentin Ouvrardが「日本人をブロックすることはしない」とトゥートを行う。
  • 04月16日 Drikinによりmastodonインスタンス「mstdn.guru」が開設される。Drikin YouTubeチャンネル、ポッドキャストBackspace.fmリスナーの交流を目的としたサーバー。
  • 04月19日 インターネット蟹工船のメンバーによってmastodonインスタンス「mstdn.nere9.help」が開設される。
  • 04月19日 mastodon.cloud上でTwitterのロゴをアイコンに設定していたあるアカウントへ、他インスタンスより「get that twitter logo off here. use gay twitter then」とリプライが送られる。Windows NT 5,0 Beta1をアイコンに設定したそのアカウントがクラウド女学院上で話題となり、YouTubeアカウントTwitterアカウントが掘られることとなる。ヒンドゥー教の象頭の神、ガネーシャであるとクラウド女学院生が祀り上げると「hehe yes!!」とリプライを返したことでガネーシャの自覚があると発覚したこと、自身のYouTubeチャンネルに毎日ボトルに入った水を一気に飲むシンプルな動画を毎日投稿していることなどそのユニークな行動が話題となる。
  • 04月20日 AbemaPrimeでマストドンが取り上げられる。三上洋が出演し解説を行う。
  • 04月22日 大坪ドンにより第1回マストドン流行語大賞開催の告知がなされる。2017年12月開催予定としてハッシュタグ「マストドン流行語大賞」へのトゥートを呼びかけるも、審査員の選考が恣意的であり、また審査員への悪評があったことからmastodon.cloud、mstdn.jpユーザーを中心にハッシュタグが荒らされ大喜利と化す。
  • 04月23日 tateisuによりandroid用マストドンクライアントアプリ「Subway Tooter」がGoogle Playでリリースされる。
  • 04月24日 バズフィードでクラウド女学院についての記事、『「“あの頃の2ちゃんねる”に似ている」マストドンはネットを変えるか?フランス語圏発、世界4位のインスタンスの思想』が公開される。その後、日本向け広報であるYoshinoが用いた「リテラシー」「インフルエンス」という言葉がクラウド女学院で標語的に使われる。Yoshinoはmastodon.cloud日本向け広報としての活動を2017年7月頃にはやめているが、その後『妖怪惑星クラリス』のプランナーとして活動していた。
  • 04月25日 わさらー、ブログに「Mastodon飽きたw」を投稿する。その後本文がmstdn.jpを中心にコピペとして流通する。
  • 04月26日 JapanAnonがyoutubeに「アノニマスの見解 Ep.5: マストドンとGNUソーシャル、衝撃な事実!」を投稿する。mastodonとGNUsocial AXISの騒動、Gargronの対応や言動についての見解を述べた。
  • 04月28日 「マストドン会議」の第一回目が開催。ニコ生でも配信される。角川アスキー総合研究所が主催し、ぬるかるのほかに清水亮や津田大介も登壇する。
  • 05月頃   mastodon.cloudユーザーの一人、ryo_gridの他アカウントへの態度にたいし論争が発生する。Twicasting上でカラオケ配信を行ったmastodon.cloudの女性ユーザーや女性を自称するアカウント群にたいして粘着的な態度をとったことから当事者を越えた反発が発生、ryo_gridは引退を宣言するが別アカウントやなりすましアカウントを取得し論争を継続するなど、泥沼の様相を呈する。mastodon.cloudユーザーの一部はクローズドなdiscordサーバーを利用し対抗した。
  • 05月頃   当時mstdn.jpにアカウント削除機能が実装されていなかったため、アカウントを削除するためにTLを荒らし管理者からBANされることを目論むユーザーが現れる。mstdn.jpを荒らしていたアカウントがあるクラウド女学院生であったためにmastodon.cloudでその行為の是非について論争が発生する。
  • 05月01日 huffingtonpost.jpに「枝野幸男氏「マストドンでアイドルの話できたら...」 推しは"さくらシンデレラ"」が投稿される。4月30日に開催された「ニコニコ超会議2017」に枝野幸男が来場、ハフポストのインタビューに答えたもの。枝野幸男は4月30日にfriends.nicoにアカウントを作成、ニコニコ超会議やアイドルに関するトゥートを行っていた。
  • 05月02日 Zeynep Tufekciの"Twitter and Tear Gas: The Power and Fragility of Networked Protest(『ツイッターと催涙ガス ネット時代の政治運動における強さと脆さ』)"が発行される。
  • 05月08日 mastodon.cloudにてfomalhautが「情報のドブ川」トゥートを行う。
  • 05月10日 mastodon.cloudにてTelminaが「パクリトゥートアカウント。ブロック推奨。 → Lord_murmur」とトゥートを行う。脈絡のない指摘であったため、直後に複数のアカウントがTelminaのパクリトゥートを行う。
  • 05月17日 「マストドン会議2」開催。栗田穣崇、まさらっきらが登壇する。
  • 06月14日 W3Cが公式mastodonアカウントをmastodon.socialからW3C.socialへ移行、アカウントを開設する。
  • 06月15日 mstdn.jpがmastodon1.4.3へアップデートされ、アカウントの削除機能が追加される。
  • 06月16日 twitterのアイコンのトリミングが四角形から丸へ変更される。
  • 06月28日 さくらインターネットが「さくらの夕べ マストドン テクノロジーナイト」を開催する。
  • 07月01日 イベント「分散SNSフォーラム」開催。墓場人夜とryo33が発表を行う。
  • 07月02日 mstdn.jpユーザーのうんこフンバルトペンギンが「もし3桁もブーストされたら全裸アヘアヘオナニー公開するわ」とトゥートを行う。
  • 07月04日 mstdn.jpユーザーのhongeipiiが累計10万トゥートを達成する。
  • 07月04日 江添亮が自身のブログに「警察官に職務質問をされた話」を投稿する。
  • 07月05日 ITmedia NEWSの連載、「マストドンつまみ食い日記」が書籍化される。
  • 07月22日 「小説現代」8月号に藤井太洋の中編「巨象の背に乗って」が掲載される。マストドンを題材にしたSF小説。
  • 08月18日 MITのメディアラボに所属するEthan Zuckermanが自身のブログにて「Mastodon is big in Japan. The reason why is… uncomfortable」を投稿する。その後wired.jpがその投稿の日本語翻訳記事を掲載する。
  • 08月21日 江添亮が警視庁の警察官から違法な職務質問を受け精神的苦痛を負ったとして東京都にたいして国家賠償請求訴訟を起こす。friends.nicoを中心に話題となる。
  • 08月26日 twitter上で漫画家、絵師のアカウント凍結騒ぎが広まる。翌27日には同人作家のめんていやくながtwitterにてpawooの宣伝ツイートを行い、28日にはpawooのユーザー数が20万を突破する。
  • 09月02日 イベント「分散SNSフォーラム#2」開催。
  • 09月02日 theboss.tech開設。カスタム絵文字機能やデフォルトタグタイムライン機能など独自機能が豊富なインスタンスであった。
  • 09月03日 mastodonのバージョン1.6.0がリリースされる。v1.6.0では通信プロトコルにActivityPubが導入された。
  • 09月06日 knzk.meが開設される。
  • 09月08日14時16分 ぬるかるがedge.mstdn.jpにて「正直なところ、僕が嫌だって言ってるのに未だに例の一文字でmstdn.jpのこと呼んでるヤツらの印象最悪だからな。」とトゥートを行う。
  • 09月16日 pawoo.netへ中国からの新規登録が急増する。微博の実名制への切り替え期限が15日であること、微博へ投稿された画像の所有権が微博のものになりクロスポストに制限がかかるようになる利用規約の変更への反発が理由とされる。
  • 09月18日 LLxyo、tumblrブログ「マストドンログ日記」開始。
  • 09月23日 墓場人夜が匿名インスタンスのmd.distsn.orgを開設する。メールアドレス不要でユーザー登録できる、一般ユーザーがカスタム絵文字やインスタンスの名前、説明文を自由に編集できるなど独特な機能が追加されていた。
  • 09月26日 アニメ「けものフレンズ」の監督であるたつきがtwitter上で「突然ですが、けものフレンズのアニメから外れる事になりました。ざっくりカドカワさん方面よりのお達しみたいです。すみません、僕もとても残念です」とツイートする。2時間で20万RTされるなどネット上で話題となるなか、ITジャーナリストの三上洋と株式会社KADOKAWAの取締役である川上量生がmastodon上でやりとりを行い、その内容が複数のニュースサイトに取り上げられる
  • 09月29日 nullkalが1文字しかトゥートすることができないmastodonインスタンス「マ」を開設する。
  • 10月02日 mastodon.cloudのサーバーが不安定であったためneotagが避難所としてtmp-mstdn.cloudを開設する。
  • 10月06日 ておりあによりTootCloudサービス開始。ユーザーのトゥートからワードクラウドを作成するツール。
  • 10月19日 ドワンゴがfriends.nicoのリアルイベント「friends.nico @ TOKYO」を開催すると発表する。
  • 10月30日 めいめいによりウェブアプリケーション「mstpubapi」がサービス開始する。マストドンに関する様々な操作をアカウントの承認をせずに行うことができた。トゥートのステータスIDを指定することによりLTL含め過去のタイムラインを取得することができた。
  • 11月05日 sakanamanによりpreteengirls.biz開設。インスタンス名「ロリ好き象さんのお城」やsakanamanが「ロリインスタンス」と紹介しているとおりロリコン向けインスタンスであった。11月23日に閉鎖される。
  • 11月11日 菅義偉官房長官が「Twitterの規制」に言及する記者会見を行う。神奈川県座間市で複数の遺体が見つかった、通称「座間事件」を受けてのもの。再発防止策としてTwitterの規制は検討の対象になると思うが、現段階で回答することは控えるとの内容で、Twitterユーザーの間でマストドンへの移住が話題となる。
  • 11月12日 VOCALOIDオンリーイベント、VOC@LOID M@STER 38にてVocalodonが出展しコンピレーションアルバム「ボカロ丼冬コンピ2017」をリリースする。また、同イベントにイラスト集「#ボカロ丼お絵描き部」も頒布を行う。
  • 11月13日 ぬるかるにより「Mastodon 日本語メタフォーラム」が開設される。
  • 11月18日 friends.nicoのユーザーイベント「friends.nico @ TOKYO」が東京で開催される。また、その中でfriends.nicoへニコニコ動画プレーヤー、ニコニコ動画ランキングカラム機能が組み込まれたことが発表される。
  • 11月19日 ぐすくまがmastodonインスタンス「abyss.fun」を開設する。
  • 12月頃   オルタナ右翼プラットフォームで言論の自由を謳うsns「gab」に日本語圏のロリコンがアンダーグラウンドなコミュニティを形成する。
  • 12月09日 第1回プレロマ公会議、同時開催の第3回分散SNSフォーラムが開催予定であったが、参加者僅少のため流会となる。
  • 12月14日 mstdn.jp管理人ぬるかるのtwitterアカウントが凍結される
  • 12月25日 墓場人夜、自身のブログにて「脱中央集権のためのデザイン: セレブのためのインターネットを99 %の手に取り戻す」を公開する。ユーザーレコメンデーションメソッドの累進性と逆進性について、「セレブのインターネット」に対抗した「生存のインターネット」を軸にして評価した記事。

2018年

  • 01月13日 Cults Pが開発するmastodon向けデスクトップ用クライアント「TheDesk」が公開される。
  • 01月23日 W3CのSocial Web Working GroupがW3C Blog上で、ActivityPubがW3C勧告として公開されたと発表を行った。ActivityStreams 2.0データフォーマットとPump.ioで使われていたActivityPumpプロトコルをベースに設計される。
  • 01月30日 ておりあによってAnonyMasto(AnonymousPost)開始。リプライを送るとその内容を代わりに投稿するbotで、利用することにより匿名でトゥートすることができる。
  • 02月13日 W3C Social Web Working Groupが活動を終了したと発表、活動としてActivityPubを含めいくつかのW3C勧告を公開したと報告される。
  • 02月21日 md.distsn.orgの後継インスタンス、2.distsn.orgが閉鎖される。同時期にpleromaで後継インスタンス3.distsn.orgが開設される。
  • 02月24日 mastodonのフォークであるhivewayがサービス開始。web3的な技術で民主制を実現するという触れ込みでマストドンつまみ食い日記に取り上げられるが3月10日でサービス終了。
  • 03月08日 分散SNS、PleromaがActivityPubをサポートする。
  • 03月13日 nzwsにより「Mastodon Archive Viewer」が公開される。mastodonののアーカイブデータの閲覧を補助するウェブアプリケーション。
  • 03月17日 Cambridge Analytica社の社員Christopher Wylieが、The GuardianとThe New York Timesのインタビューで、facebookアプリで入手した大量の個人情報データをCambridge Analyticaが不正に利用していたとリークする。
    2014年5月にAleksandr Koganが設立したGlobal Science ResearchがCambridge Analyticaと共同で研究プロジェクトを開始、「This Is Your Digital Life」という性格診断テスト型facebookアプリがfacebookのOpen Graphプラットフォームを通じ個人データを収集していた。
    2016年アメリカ合衆国大統領選でDonald Trump陣営の最高責任者を務め、一時Cambridge Analyticaの副社長も務めていたStephen Bannonとの契約で、2016年のアメリカ合衆国大統領選のトランプ陣営のキャンペーンで収集したデータを利用したとされる。収集したデータはユーザーの許可を得て集められたものだが、ユーザー本人とその友達のデータを収集していた。
    facebookは2015年に、友達のデータの収集と個人情報データの売買がfacebookのポリシーに違反しているとして、「This Is Your Digital Life」を削除し、Aleksandr Kogan、Cambridge Analytica、Christopher Wylieに対して収集したデータを削除するよう要請していたと発表している。
    Aleksandr Koganが以前の研究でロシア政府から補助金を受け取っていたこと、Cambridge Analyticaが2016年のBrexid投票にも影響を及ぼしたとする疑惑、2016年アメリカ合衆国大統領選においてTed Cruz陣営にも関わっていたことも話題となる。
  • 03月18日 オーストラリア、メルボルンのテクノロジストとセックスワーカーの小チームであるAssembly Fourがmastodonサーバー「Switter.at」を開設する。様々なSNSでセックスワーカーがシャドウバンやプラットフォームからの追放をされてきたことから、セックスワークフレンドリーなSNSを設立したとのこと。
  • 03月20日 イギリスの公共テレビ局Channel 4 Newsが覆面取材の結果として、Cambridge Analyticaがアメリカ合衆国大統領選においてトランプ陣営のデジタルキャンペーンを運営したこと、選挙法に違反した可能性があることなどを報道した。また、2017年11月から2018年01月にかけてロンドンのホテルで行われた潜入取材の隠し撮り動画を公開する。
    動画には当時Cambridge AnalyticaのCEOであったAlexander Nixや、同社の主任データサイエンティストのAlex Taylor、同社幹部Mark Turnbullの発言が映されており、対立陣営であるHillary Clintonへのネガティブキャンペーン「Defeat Crooked Hillary」を作成したことや、対立候補に関するネガティブで追跡不可能な情報を目立たずソーシャルメディアへ供給するための代理組織の設立、そのための市民団体や活動家グループの利用、紙の痕跡を残さないための自己破壊型電子メールシステムやProtonMailの利用、秘密裏のキャンペーンのための賄賂や偽造ID、ハニートラップのためのセックスワーカーの使用などについて話されていた。
  • 03月20日 報道を受けCambridge Analyticaの取締役会が、Alexander Nixの発言や疑惑に関する調査の結果が出るまで、同氏を停職にすると発表する。Alexander Nixが停職中はAlex TaylorがCEO代行を務めた。
  • 03月21日 Facebookが、Cambridge Analyticaの個人情報不正利用報道をうけ、Facebookでログインして利用するアプリで収集される個人情報についての対策を発表する。
  • 03月25日 Mark ZackerburgがFacebookを代表し、ユーザーの個人情報が不正に利用された問題について謝罪する私信を、全面広告として英米の有力紙へ掲載する。
  • 03月28日 misskeyのライセンスがMITライセンスからAGPLへ変更される。
  • 03月31日 royによりmostodon.cloud開設。去年9、10月頃よりmastodon.cloudサーバーの不安定な状態が続いていたため、ホスティングサービスhostdonを利用して立ち上げられる。
  • 03月31日 2017年12月9日に開催予定であったが参加者僅少のため流会となった「第1回プレロマ公会議」を5月5日に開催すると墓場人夜が発表する。その後主催者都合により中止が発表される。
  • 04月02日 オープンソースのウェブ用音楽プレイヤーソフト"Funkwhale"のv0.8がリリースされる。このバージョンでFediverseへの連合の基礎的な準備がなされ、ActivityPubへ対応する予定であると発表される。
  • 04月03日 山を愛する霊覚者・たきざわ彰人がmstdn.jpにアカウントを作成する。霊的存在から「日本の皇室は隠れて幼女を監禁、屍姦、人肉食を行っている」という啓示をうけたとし、それをもとに大量の文章、図解したイラストをトゥートしていたため話題となる。cookpadやInstagramなど様々なwebサービスにアカウントを作成し「おっぱいを食べる。」などのキャッチーなワードを使って自身の考えを広めようとしていることも話題となった。
  • 04月08日 misskeyがコードネームをaoiからnighthikeへ改称ActivityPubに対応する。
  • 04月10日 Mark Zuckerbergがアメリカ連邦議会上院司法委員会の公聴会へ、翌11日にはアメリカ連邦議会下院エネルギーおよび商業対策委員会へ出席する。Cambridge Analytica事件においてFacebookの8700万人に及ぶユーザー情報流出、プライバシーの扱いなどに関する姿勢が問題となっていたため。
  • 04月11日 めいめいによりmisskeyインスタンス「めいすきー」が開設される。めいめいによるmisskeyのフォークが適用されており、複数の追加機能や改変が行われている。めいめいは元々friends.nicoユーザーとして、ローゼンメイデンの真紅アイコンで見かけた人全員に挨拶をすることで有名であった。
  • 04月13日 微博の運営アカウントが漫画やゲームなどについて3ヶ月取締を行う検閲キャンペーンを発表。微博からpawooへ新規登録が増加する。
  • 04月17日 Funkwhaleのv0.9がリリースされる。実際にActivityPubへ対応し、fediverseへ連合することができるようになった。
  • 04月21日 knzk.me管理人のbskyよりmastodon.cloudへ運営の移行についての話が持ちかけられる。
  • 05月02日 Facebookの個人情報を不正に利用していたと報道されていたCambridge Analyticaとその親会社であるSCL electionsが破産手続きを申請したと発表する。
  • 05月05日 「マストドン文化祭」が有志により東京の青山で開催。3月頃の準備段階から不穏が発生し、開催後にはあるユーザーが「マストドン文化祭アンチソング」を投稿している。
  • 05月06日 SuKSuKがmstdn.jpのLTL上でdiscordサーバーの宣伝を行う。インディーゲームの製作者をつのる宣伝投稿でありdiscordサーバーもその趣旨で立てられたものであったが、mstdn.jpユーザーが面白半分で参加、権限の設定ミスを利用しdiscordサーバーを乗っ取るという事件が起きる。また、mstdn.jpユーザーとSuKSuKとのやり取りが進むにつれSuKSuKが複垢を使った自作自演をおこなっていたことが発覚する。スパム投稿やなりすまし行為が明らかになりながらも素直にインディーゲームを作ろうとするSuKSuKと大喜利的返答を行うmstdn.jpユーザーとのやりとりのなかでミーム化したワードがいくつか生み出された。
  • 05月18日 dansupがmastodon.socialにpixelfed公式アカウントを登録する。
  • 05月25日 EUによる個人情報保護規制、GDPRがEU全域で施行される。GDPR施行前後には分散SNSにおいてもどのような対応をすべきかなど議論が発生した。フジイユウジは「日本語圏のマストドン鯖缶向けGDPRのお話。」をgoogleドキュメント上に公開、墓場人夜は日本語圏mastodonサーバーのEU圏ユーザーを締め出す動きに対して「違法か合法かではなく邪悪か善良かを考えて行動すべきだ。」と発言した。
  • 06月01日 pixelfedベータ版サーバーのpixelfed.socialが開設される。
  • 06月19日 Blender FoundationがPeerTubeインスタンスを開設する。blenderのYouTubeチャンネルの動画がブロックされたことをうけての措置であると経緯を公式サイト上で発表する。
  • 06月14日 mastodon.cloudがValentin_NCよりknzk.me運営チームによる運営体制へ移行する。その後mastodon.cloudへmastodon glitch editionが導入される。
  • 06月20日 friends.nicoユーザーの犬吠埼一介がムトーを利用しわさらー団インスタンス「ワサラダン」を開設する。わさらーのtwitterアカウントが凍結されたことが立ち上げのきっかけとなった。犬吠埼氏より、わさらー合意の上でアカウント登録すると無条件でわさらー団一軍になれると発表があり、一部のユーザーが面白半分で登録した。
  • 07月10日 aqzによりMisskeyの紹介サイトであるjoinmisskeyが開設される。
  • 07月14日 おさによりnotestockのサービスが開始される。notestockはユーザーの投稿を記録することができるウェブアプリであり、ActivityPubに対応したpleromaやmisskeyなどの分散SNSで利用が可能となっている。
  • 08月頃   mastodon.cloudで活動していた複数のユーザーがサスペンド、サイレンス、IPブロック等の措置を受ける。規約違反による通報を受けての措置であると新管理者側から説明があり、クラウド女学院側は措置の基準や理由、違反した規約について開示を求めたが、開示はされなかった。規約違反の基準が明確化されないまま措置を受けたこと、恣意的な措置運用によってユーザーの活動が萎縮せざるをえない状況に反発し、一部のユーザーは規約違反の基準の明確化のためチキンレースと称し過激な投稿を繰り返すなど、新管理者側とクラウド女学院や一般ユーザー側の間で対立が激化した。
  • 08月頃   John Matze Jr.、Jared Thomson、そしてStephen Bannonの後援者であるRebekah Mercerが共同でSNS「Parler」をローンチする。
  • 08月16日 twitterのUserStreams APIが廃止される。そのためストリーミングAPIを搭載していたマストドンへ新規登録者が増加した。
  • 08日16日 sentimentalbeeがmastodonサーバー「yakiniku.cloud」を開設する。
  • 08月18日 山を愛する霊覚者・たきざわ彰人がmastodonサーバー、fleur07.comを開設する。
  • 08月19日 なちかが分散SNSのサーバーを立ち上げたい人のために現役鯖缶がサポートするというdiscordサーバー、鯖缶工場を開設する。
  • 09月29日 Tim Berners-Leeがベンチャー企業"inrupt"を立ち上げたと発表する。inruptの設立自体は2017年であり、9ヶ月ほどステルスモードで構築したとされる。Tim Berners-LeeはMITから休暇をとり、W3Cとの関わりを減らし、継続して開発してきたSolidプロジェクトを繁栄させるためのインフラとしててInruptを設立したと発表する。
  • 10月01日 mstdn.jpの運営がぬるかるから合同会社きぼうソフトへ譲渡される。
  • 10月02日 musicdn.jpのTANKEN_donが「>友達にgroup_inou なんて読むのかな? グロッポ・イニュ ??? おもしろ!」とトゥートする。
  • 10月04日 IPv6ドン、Mastodon (Tor) 、Mastodon (I2P)、管理人はいこんの休養のため閉鎖される。
  • 10月06日 weepjpによるカスタムCSSおよびその配信サイト「#InstanceTicker」が配信開始される。連合した外部インスタンス名を強調して表示できるmastodon向けカスタムCSS。小田急donおよびkurage.ccのカスタムCSSをもとに作成される。
  • 10月27日 アメリカのペンシルバニア州ピッツバーグのシナゴーグで46歳の男が銃を乱射し、11人が死亡する事件が発生、犯人は銃撃戦ののち拘束、逮捕される。事件ののち、容疑者はSNS「Gab」で頻繁に反ユダヤ主義的な内容の投稿を繰り返しており、事件当日にはユダヤ系の難民支援団体「HIAS」を激しく非難、襲撃をほのめかすような投稿を行っていた。Donald TrumpとMAGAスローガンを非難する投稿をしていた一方でQAnonを支持する投稿を行っていた。
  • 11月15日 雪餅がActivityPub用リレーサーバー"Activity-Relay"のv0.1.0をリリースする。雪餅はActivity-Relayを用いた投稿リレーサーバ「YUKIMOCHI Toot Relay Service」のサービスを開始する。
  • 12月01日 フェイクニュースやインフォデミックの防止の為の分散型ツールキットの開発プロジェクト「EUNOMIA」がスタートする。EUの研究助成プログラム「Horizon2020」から助成を受けたプログラムで、P2P、ブロックチェーン技術を利用し、情報の信頼性をユーザーの積極的な参加を促し評価するよう設計された分散型SNSの開発を目的としていた。
  • 12月04日 Tumblrがコミュニティガイドラインを変更し、成人向けコンテンツの投稿を一切禁止すると発表、12月17日から適用するとした。それを受けてmastodonインスタンスのhumblr.social、Sinblr.comが開設される。

2019年

  • 01月頃   にゃぎゃーら、neo.hongeipii.comを開設する。管理者自らトゥート数稼ぎをすることで2ヶ月で3000万のトゥートを行う。
  • 01月02日 ツイ援DB管理人により裏マストドンが開設される。
  • 01月06日 theboss.tech閉鎖。
  • 01月15日 Shoshana Zuboffのノンフィクション"The Age of Surveillance Capitalism(『監視資本主義』)"が出版される。
  • 03月末   friends.nicoのサービス終了が4月28日であると発表される。
  • 04月02日 Google+の個人向けサービスが終了する。
  • 04月10日 friends.nicoサービス終了を受け、friends.nico運営の中心人物であったハト先生、まさらっきらによりbest-friends.chatが開設。
  • 04月11日 mastodonのv2.8.0がリリースされる。02月06日にUIの文言を「インスタンス」から「サーバー」へ変更するプルリクエストをgargronがmasterブランチへマージ、その変更を含んだプレリリースv2.8.0rc1が03月30日にリリースされていた。正式版リリースによりmastodonでのサーバーの呼び名が正式に「インスタンス」から「サーバー」へ変更となる。
  • 04月11日 ロンドンのエクアドル大使館で保護を受けていたJulian Assangeがロンドン警視庁に逮捕される。
  • 04月17日 anonymous-japanが動画「アノニマスの見解 Ep.15:"EUNOMIA"又は”私は如何にして心配するのをやめて社会信用システムを愛するようになったか”」を投稿する。EUから助成金を受けた研究プログラム「EUNOMIA」を批判する動画であり、Eugen Rochkoへ6万ユーロあまりの助成金が割り当てたられたこと、mastodonがEUNOMIAのテストに使われる計画があることが論点となっていた。また、EUNOMIAのプロジェクトメンバーのチャットログとされるものがサイト「GNU/jihad」へリークされていた。
  • 04月28日 friends.nicoサービス終了。その後friends.nico住人は後継のbest-friends.chatへ移動する。
  • 04月15日 データベースソフトウェアが変更されたMisskey v11への移行のためmisskey.xyzがmisskey.ioへ移行すると発表され、misskey.ioが開設される。データベースの移行はされなかったものの、misskey.xyzに引き続きmisskeyの旗艦インスタンスとしての役割をもつインスタンスで、Misskey HQにより運営される。
  • 05月01日 ラマーズPによりfriends.cafeが開設される。
  • 05月31日 misskey.xyzが閉鎖される。
  • 05月31日 mstdn.clubが閉鎖される。
  • 06日11日 aqzによりCAMPFIREにてmisskeyのマスコットキャラクター「藍」を誕生させるプロジェクト「藍ちゃんを誕生させる【Misskey CF #1】」の募集が開始される。
  • 06月21日 yohei_zuhoによりpixelfed.tokyo開設される。
  • 07月04日 gabがmastodonのフォーク版へ移行する。
    gabのmastodonへの移行は様々な反発を生み、主要なmastodonサーバーはgabをドメインブロックした。gabのモバイルアプリは以前からAppleやGoogleのアプリストアからBANされており、mastodonへの移行が既存mastodonクライアントの存続まで脅かすものとされたために、AmaroqやMast、Tuskey、Toot!など複数のmastodonクライアントはgabへのログインオプションを無効にしたりコンテンツをブロックするなどの対応を行った。
    一方でgabの締め出しに反対するアプリ開発者もおり、Fedilabは一時ブロックしたが後にブロック解除を行った。Subway Tooterの開発者であるTateisuも、ウェブブラウザ上でgabへアクセスできる以上mastodonクライアントがアプリストアからBANされる以前にウェブブラウザをアプリストアから締め出さなければならない、という趣旨の発言を行った。
  • 07月16日 合同会社分散型ソーシャルネットワーク機構が設立され、きぼうソフトから発表される。
  • 07月24日 NetflixでFacebookとCambridge Analyticaの個人情報の関するスキャンダルを主題にしたドキュメンタリー映画『The Great Hack』が公開される。
  • 07月26日 mstdn.jpが合同会社きぼうソフトから合同会社分散型ソーシャルネットワーク機構へ譲渡される。
  • 07月28日 CAMPFIREのプロジェクト「藍ちゃんを誕生させる【Misskey CF #1】」が支援者数0人のまま募集を終了する。
  • 08月04日 かわいいによりmastodonサーバー「河井大学」が開設される。
  • 08月12日 コミックマーケット96の4日目にて、国見小道の主催するサークル「Blowing」から分散SNSをテーマにした合同誌「分散SNS萬本 vol.1」が頒布される。当日はmstdn.jpユーザーのじぇいが売り子を手伝った。
  • 08月17日 noellaboがfedibirdを開設する。連合志向の汎用サーバーとしてLTLを廃し、ハッシュタグfedibirdをコミュニティタグとして設けている。
  • 08月29日 8月27日から30日にかけてアメリカ合衆、コロラド州のデンバーでElixirConf 2019が開催される。プラチナ+スポンサーとしてPleromaが出資しており、29日にはPlatinum Messagesとしてpleroma開発者のLainが登壇、プレゼンテーションを行う
  • 10月04日 mastodon v3.0.0がリリースされる。Ostatusのサポートが削除される。
  • 10月21日 Wikipedia共同創設者のJimmy WalesによりSNS"WT.Social"が発表、開設される。WT.SocialはWikiTRIBUNEの後継として設立され、フェイクニュースに対抗する機能が搭載された「ノン-トキシックなソーシャルネットワーク」と表現された。当初プロプライエタリなライセンスであったが、後にJimmy Walesがツイッター上で、ソースをGPL v.3で公開する予定であると発表した。
  • 11月頃   新興sns at-meet管理人がmstdn.jpのLTL上で宣伝活動を行う。
  • 11月13日 pawoo.netの運営がPixivから株式会社クロスゲートへ譲渡、株式会社ラッセルの運営となる。
  • 11月20日 fiatjafが"nostr - Notes and Other Stuff Transmitted by Relays"を発表する。nostrプロトコルを端的に説明した文章。のち具体的に実装される可能性があるものを文章化したNostr Implementation Possibilities(NIPs)が編纂されnostrプロトコルの基礎となる。
  • 12月05日 きぼうソフトが破産手続きを開始する。
  • 12月11日 jack dorseyがtwitter上でスレッドを投稿、twitter社に最大5人からなる独立チーム"bluesky"を設立、資金を提供しオープンで分散化された標準を開発していると発表する。目標は最終的に、twitterがこの標準のクライアントになることとした。
    このスレッドへはOpenMicroBloggingを開発したEvan Prodromouが"Hire me."とメンションしている。また、ActivityPubを採用するかという質問には「チームは、今あるものにせよ、ゼロからはじめるにせよ、最善なものを採用する権限がある」とだけ返信した。

2020年

  • 01月05日 blank71によってmstdn.guruのAGPL違反を指摘する投稿がなされる。その後Drikinの対応をめぐり議論が波及する。その後mastodonの開発者であるgargronは「 I think that "AGPL violation" is too strong for something like this. There is no practical benefit to conflict over such small visual changes.」とコメントしたとされる
  • 02月09日 海老瀬るちかにより、Misskeyをフォークした分散SNSであるGroundpolisのテストサーバーedge.groundpolis.appが開設される。
  • 02月11日 noellaboの「マストドンを覚えていますか。」から始まる一連のツイートが拡散され、数千RTされる。
  • 02月24日 Urushibara Akihiro、SNSクライアントアプリのSocialHubをリリースする。twitterクライアントアプリThe Worldの後継作で、Twitter、mastodonのアカウントを複合的に管理できる機能を搭載。
  • 03月31日 mastodonのインタンス作成サービス「ムトー」がサービス終了する。
  • 04月03日 だわくんによりiOS向けmisskeyクライアント「MissCat」のベータ版がリリースされる。
  • 04月27日 SocialHub v1.5がリリースされる。v1.5ではmisskeyアカウントの管理に対応した。
  • 03月27日 Pleromaのフロントエンドである「SoapBox」の公式サイトsoapbox.pubがサービス開始する。Alex Gleasonとパートナーでラディカルフェミニスト作家であるM. K.Fainによって開設されたGab Socialフォークのフェミニスト向けサーバー「Spinster」が発端とされ、SpinsterのGab SocialフォークからPleromaへの移行の結果としてSoapBoxが生まれたとされる。SoapBoxのためにカスタムビルドされたバックエンドRebasedのほかにmastodonやpleromaのバックエンドとSoapBoxのフロントエンドを組み合わせて実行することができる。README.mdには、mastodonではすべてのサーバーを「mastodon」と呼び、色やロゴといったUIの要素にmastodon固有のアイデンティティがあるのと対称的に、SoapBoxはアイデンティティとブランドをソフトウェアから独立してプラットフォームを構築する必要性から生まれ、UIの高いカスタマイズ性と統合モデレーションツールを通じてそれぞれのウェブサイト固有のUIを構築することができると書かれている。
  • 05月04日 海老瀬るちかにより、Groundpolisの公式サーバー、groundpolis.appが開設される。
  • 06月11日 takenokoによりmisskey.nokotaro.comで『チャスモハァーワ」。』に関する投稿がなされる。misskey上での『チャスモハァーワ」。』ブームの先駆けとされる。
  • 06月12日 twicastingにて三上洋主催のsuji yanインタビュー配信が行われる。配信上でsuji yanが以前テレビ朝日に女装でインタビューを受けたことがあると明かした。
  • 07月01日 mstdn.jpの運営が分散型ソーシャルネットワーク機構からsujitech, LLC.へ譲渡される。
  • 07月02日 マストドンバンド部、YouTubeで「 新宝島(Cover)short ver. byマストドンバンド部」を公開する。
  • 07月14日 tastyteaがドメインブロックを推奨するインスタンスのリストを公開するウェブサイト「FediBlock」を公開する。2021年7月頃にはPaulaToThePeopleが引き継ぎ「A rather safe space」を作成する。
  • 07月23日 fediverseユーザーによるコンピレーションアルバム「no federation」がbandcamp上でリリースされる。
  • 08月04日 海老瀬るちかによりwebサービス「みす廃アラート」のv1.0.0がコミットされる。mastodon向けのドン廃アラートを模したmisskey向けサービス。
  • 09月02日 mostodon.cloud管理人のroyがtwitterで自殺を示唆するツイートを行う。クラウド女学院生は警察へ通報、その後mostodon.cloudが利用していたホスティングサービス、Hostdonの管理者へ連絡を行った。
  • 09月04日 こすふぃーによりmistodon.cloud開設。当初はクラウド女学院生のみに公開されていた。
  • 10月04日 mastodonのバージョン3.0.0がリリースされる。v3.0.0ではOStatusを削除しプロトコルをActivityPubへ一本化した。
  • 11月09日 Tim Berners-Leeが立ち上げた企業"Inrupt"が、"Solid"のエンタープライズ版をリリースすると発表する。
  • 12月16日 かわいいの管理するmastodonサーバー「河井大学」が閉鎖される。
  • 12月25日 @snow@wintermute.fr.toが児童ポルノコンテンツを持つインスタンスをブロックするためのリスト「pedoblock」を作成する。
  • 12月30日22時53分31秒 海老瀬るちかのMacBook Proがお風呂に水没し、TouchBarが水滴で故障する。

2021年

  • 01月頃   mostodon.cloudのドメインが3月31日をもって失効されることを受け、徐々にmostodon.cloudの住人がmistodon.cloudへ移住はじめる。
  • 01月04日 しなちくシステム楽曲『ゴママヨ』を発表する。言葉遊び「ゴママヨサラダ」を題材にした曲で、ゴママヨの定義は「ある複合語の中に連続する同じ音が含まれている状態、またその複合語のこと」とされる。2021年以降、twitterやmisskey、mastodonなどでゴママヨを見つけたアカウントがそれを指摘する光景が度々みられた。ゴママヨや、それに付随するさまざまな現象について研究がされている。
  • 01月06日 ワシントンDCのアメリカ合衆国議会議事堂へ、当時アメリカ大統領であったDonald Trumpの支持者らが襲撃する事件が発生する。議会議事堂では2020年アメリカ合衆国大統領選において各州の選挙人の票を集計、投票結果を認定し、選挙に勝利したJoe Bidenが次期大統領へ就任することを正式に確定しようとしていた最中であった。支持者らは2020年アメリカ合衆国大統領選で選挙不正があったと主張した。 襲撃の前には議会議事堂から約2キロ離れたホワイトハウス南の芝生広場エリプスでDonald Trumpも出席するSave Americaという集会を開いており、集会では民主党が選挙の勝利を盗んだと主張され、Donald Trumpは「この後、議事堂へ歩いて向かおう」「ペンシルバニア大通りを歩いて行こう、私はペンシルベニア大通りが大好きだ、そして議事堂へ向かおう」といった発言をしていた。抗議集会後、抗議デモ参加者数千人がトランプの呼びかけにより議会議事堂へ行進を開始した。 襲撃前にトランプ支持者らはGabやTelegram、Parler、8chan、TheDonald.winなどのメッセージアプリ、SNS、フォーラム、掲示板を用いてコミュニケーションを取っていたとされる。
  • 01月30日 くちばしによりmisskeyインスタンス「すしすきー」が開設される。
  • 03月13日 sinblr.comへ児童ポルノが投稿され、法的機関によって削除、サーバーがダウンしたとされる。
  • 04月28日 蝉暮せせせの運営する個人用misskeyインスタンス「tanoshii.site」が開設される。2021年5月19日に一旦閉鎖されるが、2022年8月24日に運営が再開される。
  • 05月06日 allyが同性愛者向けmisskeyインスタンス「lesbian.energy」を開始する。
  • 05月13日 HiClub株式会社がSNSアプリ「GRAVITY」をリリースする。「バーチャル空間に存在する癒されるやさしいSNS」とされる。
  • 06月08日 ナイジェリア政府が、国内におけるtwitterの利用を無期限に停止すると発表する。2日にはtwitterでMuhammadu Buhari大統領が「今日悪さをしている人たちの多くは、ナイジェリア内戦で起きた破壊と人命の損失を知らないほど若い。30ヶ月間戦場にいた戦争を経験した私たちは、彼らが理解できる言葉で接するだろう」とツイートを行い、また「システムの破壊を望む者は誰でも、まもなく人生最大のショックを受けるだろう。我々は彼らに十分な時間を与えた。我々は彼らが理解できる言語で彼らを治療する」と引用ツイートを行っていた。その後twitterはtwitterルールに違反しているとツイートを削除、アカウントを一時停止処置していた。ナイジェリアの情報省はこのtwitterの動きを「ダブルスタンダード」で不公正だと批判した。
  • 07月04日 Jason MillerがSNS「Gettr」のサービスを正式に開始する。Jason MillerはDonald Trumpの元広報担当者でコミュニケーションストラテジストであった。Donald Trump支持者によるアメリカ合衆国議会議事堂襲撃事件によりDonald Trumpやその支持者たちのSNSアカウントが停止されたことを受け言論の自由を謳っているとされる。Donald TrumpやStephen Bannon、QAnonとも関わりのある、中国からアメリカへ亡命した実業家の郭文貴が出資、アカウントを開設している。
  • 07月15日 しなちくシステムによりmisskeyインスタンス「ほにクラブ」が開設される。
  • 07月27日 RSS3とmisskeyがスポンサーシップおよび戦略的パートナーシップ契約を締結したとRSS3が発表する
  • 08月14日 misskey.ioが、GDPR/UK GDPRへの対応が困難であることを理由にEU加盟国およびイギリスからの登録を禁止とする。
  • 09月29日 株式会社Daisyが保守SNS®「SAKURA®」のβ版をリリース。GAFAと対抗できる純国産SNSを謳っていたがmastodonのフォークであることが判明する。
  • 09月上旬 投票トークでmisskeyブームが発生する。小中学生を含めた多くの未成年ユーザーがmisskeyへアカウント開設する。
  • 09月10日 misskey.ioが児童への安全性やプライバシー保護の観点から13歳未満の利用を禁止する。未成年ユーザーの利用方法について、法的リスク回避のための措置ともいわれる。
  • 09月27日 misskey.ioが公式discordサーバーを開設する。メンテナンス告知やモデレーターによるサポートを目的とする。公式discordサーバーに設置されたボイスチャットチャンネルはiovcと呼ばれ雑談や実況などの交流が行われれた。
  • 10月01日 misskey.ioでの新規アカウント登録にメールアドレスが必須になる。
  • 10月03日 misskey.ioのデータベースが破損、2021年4月16日以降のデータが消失し、長時間のメンテナンスを経て4月16日のデータに巻き戻される。4月16日以降のデータは他インスタンスに残されているものの、その期間に作られたアカウント含めmisskey.io側からは存在しない扱いになっているため一切の操作ができなくなる。
  • 10月09日 海老瀬るちかによるmisskey向けwebサービス「みす廃アラート」が「Misskey Tools」へ名称の変更を行う
  • 10月20日 Donald TrumpがSNS「TRUTH Social」の立ち上げを発表する。
  • 10月21日 EUNOMIAのmastodonサーバー「mastodon.eunomia.social」が開設される。
  • 10月22日 mstdn.jpを運営するsujitech, LLC.の代表、Suji Yanがツイッター上で保守SNS®「SAKURA®」のAGPLライセンス違反に対して言及する
  • 10月29日 Eugen RochkoがOfficial Mastodon Blogにて、「TRUTH Social」がmastodonのソースを流用していると指摘する声明を発表。AGPLv3ライセンスの違反を指摘し、ライセンスに準拠しソースコードを公開するよう求めた。
  • 11月頃   未成年ユーザーへの対応を巡って、misskey.ioサーバーの運用を行っている村上さんとすしすきー管理人のくちばしとの間で論争が行われる。
  • 11月07日 William Murphyがguppeの正式版をリリースする。
  • 11月14日 GoToSocialの初めてのアルファバージョンv0.1.0がリリースされる。GoToSocialはGolangで記述されたActivityPub対応のSNSソフトウェアで、Fediverseへの軽量でカスタマイズ可能な安全重視の入り口を提供すると謳うプロジェクト。Mastodon APIに対応しておりmastodonのクライアントを使用することができる。
  • 12月30日 silverpillがMitra v0.3.0をリリースする。Mitraは暗号通貨による支払いや有料会員のみ閲覧可能なコンテンツを公開することが可能なActivityPub対応の分散SNS。

2022年

  • 02月07日 Bluesky PBLLCの設立が発表される。CEOとしてプロジェクトリーダーであったJay Graberが就任する。
  • 02月08日 twitter上でLens Protocolの説明が公表される。Lens ProtocolはDeFiプロジェクト"Aave"の開発する、web3ソーシャルプラットフォームを構築することができる分散型ソーシャルグラフとされる。
  • 02月21日 Donald Trumpが設立したTrump Media & Technology GroupがSNS「Truth Social」のサービスを正式に開始する。バックエンド部分にmastodon、フロントエンド部分にSoapBoxを利用し、連合機能を切りfediverseから独立したサービスとして運用している。
  • 03月14日 セックスワーカーのためのmastodonサーバーSwitterが閉鎖される。反セックス、反LGBTQAI+の法整備の動きからSwitterを継続して運営することが不可能になったためとされる。switterは閉鎖後、インターネットやソーシャルネットワークプラットフォームの活用で、セックスワーカーは顧客を選別できるようになり、コミュニティを築き、リソースを共有し、組織化する能力を得たことでより安全に働くことが可能になった、switterは世界中のセックスワーカーたちの命を救う救護所になったと表明した。反セックス、反LGBTQAI+の法整備の動きとしてAustralian Online Safety Act、the EARNIT ACT、そしてUK Online Safety Billを挙げ、彼らが変えようとしているものの実態を認めず、監視と管理に頼ってハームリダクションと再発防止を害していると批判した。
  • 03月15日 株式会社Daisyが保守SNS®「SAKURA®」を同日設立されたSAKURA株式会社へ事業譲渡する。
  • 04月31日 マストドン日本語wikiが閉鎖される。アーカイブはgithubへアップロードされ、その後CultsHiSubweyがそれぞれMastodon日本語Wiki Archiveのリーダーを公開する。
  • 04月25日 なうぞめによりなうぞめ個人によるmisskeyのホスティングサービス「なうぞめホスティング」がサービスを開始する
  • 05月09日 misskey.ioにカスタム絵文字「レターパックで現金送れ」、「は全て詐欺です」が追加される。
  • 06月04日 こんこんたんぬもろてが管理者をつとめるmisskeyインスタンス「msk.ilnk.info(通称:えとねるん)」が開設される。当初は管理者一人が運用していたが、6月14日に管理者以外で初めて一般ユーザーが登録したとされる。なうぞめホスティングを利用しサーバーを構築、維持していた。
  • 06月15日 microsoftのウェブブラウザ「Internet explorer」のサポートが終了する。
  • 06月15日 2Pがmisskeyインスタンス「おちゃすき~ / Ochaskey」を開設する。06月22日に管理者以外で初めて一般ユーザーが登録したとされる。
  • 07月13日 暴露系youtuberのガーシーこと東谷義和とFC2の創業者である高橋理洋がGAAC2 FREE SPEECHを開設する。ソフトウェアにmastodonを採用した。当初は連合機能を切っておらずfediverseと接続されていた。
  • 07月15日 pleromaをフォークした分散SNSであるakkomaの初の安定版であるstable-2022.07がリリースされる。
  • 07月17日 senookenがGNU socialサーバー「gnusocial.jp」と情報サイトの「web.gnusocial.jp」を開設する。
  • 07月20日 GAAC2 FREE SPEECH、ユーザー数がmastodonサーバーの中で世界トップ10入りし、7月20日の段階で3万7600ユーザーにまで拡大。
  • 07月27日 GAAC2 FREE SPEECHがGC2へ名称変更する。また、連合機能の廃止を行った。
  • 08月05日 misskeyをフォークした分散SNS、FoundKeyがFoundKey Development Groupにより公開される。
  • 08月05日 Soapboxの開発者でありpleromaのコントリビューターであったAlex Gleasonが自身のブログへ「Pleroma is dead」という記事を投稿する。Pleromaの開発に関わっていたAlex Gleasonがトランスフォビア的な言動を理由にGitlabのアカウントを停止され、開発コミュニティから追放された、追放後はSoapbox FEとSoapBox BEの開発に専念するという内容であった。Alex Gleasonは08月10日にはHeterodorxというポッドキャストへ出演しこの騒動について語っている。2022年1月頃にはAlex Gleasonのメンテナー権限取得、Pleromaのモデレーター仕様を変更するマージリクエスト、トランスジェンダーへの差別的な言動や暴言、多数のマージリクエストへのマージに複数の開発者が反発し、Pleromaのフォークとして「Newroma」が生まれていた。2月後半にはこの件をうけ再発防止のコミュニティガイドラインが整備された。
  • 08月13日 なうぞめ個人がmisskeyインスタンスのホスティングを行う「なうぞめホスティング」がサービス終了の発表を行う。児童ポルノ拡散防止のため8月14日18:00に全てのサービスを終了すると公式アカウントがアナウンスし、実際翌14日18:00にサービスが終了する。なうぞめホスティング内で児童ポルノが実際に確認されたわけではないが、それはモデレートできていないからでもある、と発表前日に表明しており、未成年ユーザーの増加に伴い児童ポルノ取引リスクが増加、実際に取引される懸念があったとされる。
  • 08月14日 なうぞめホスティングのサービス終了にともない、misskeyインスタンス「msk.ilnk.info」でサービス終了のアナウンスがなされるが、あつあつ@atsuchanからホスティングの申し出がありホスト元を移転してサービスを継続すると決定、17日に稼働を再開する。
  • 09月04日 GNU social JP管理人が分散SNSソフトウェアユーザーの政治的立場の傾向についてpleromaユーザーの投稿を引用し投稿。その後、複数のmisskeyユーザーが投稿について批判を行う。
  • 09月08日 「さいばれすきー」、「えびぽりす」、「かがみすきー」などのmisskey系サーバーがgnucocial.jpのドメインブロックを行う。
  • 09月12日 海老瀬るちか、Misskeyをフォークした分散SNSであるGroundpolisの開発、サポートの終了を発表する。のちgroundpolis.appの後継サーバー、シュリンピア帝国を開設する。
  • 09月21日 まちゃってぃーがmisskeyインスタンス「gaku-tab-love.com」を開設する。学校タブレットユーザーを中心としたサーバー。
  • 10月02日 かざみんがmisskey.io上で「にゃんにゃんぷっぷー」と投稿する。のちカスタム絵文字化される「にゃんぷっぷー」の初出
  • 10月16日 日本語圏の分散SNS上でユーザー間の未成年淫行疑惑が浮上する。
  • 10月10日 Jason Millerが立ち上げたSNS「Gettr」が日本に法人を設立、日本市場へ正式に参入したと発表する。
  • 10月17日 保守系SNS「Parler」の運営会社が、Donald Trumpの支持者として知られるラッパーのKanye WestがParlerを買収することに合意したと発表する。
  • 10月27日 テスラ、Space XのCEOであるイーロン・マスクがTwitter社を買収する。
  • 10月29日 misskeyインスタンス「lesbian.energy」の管理人allyが9時間後にサービスを停止すると発表する。複数のmisskeyインスタンスは未成年ユーザーの登録を制限するため年齢制限やメールアドレス登録必須を条件にしていたが、lesbian.energyはメールアドレス不要で登録でき、年齢制限も課していなかったため日本の未成年ユーザーが増加、英語話者であるallyがサーバーを管理しきれないと判断したがゆえの発表とされる。その後一時は閉鎖していたがのち復活し、閉鎖を撤回、新規登録を無効化し日本人のモデレーターを追加してサービス継続すると発表する
  • 11月02日 #RONDACTEDがmacaw.socialを開設する。現在および以前のtwitterの従業員、そしてその家族や友人を対象としたmastodonサーバー。
  • 11月02日 シンガポールのスタートアップ企業によりメタバースSNSを謳うSNSアプリ「Bondee」のv1.0.0がリリースされる。中国で運用されていたSNSアプリ「True.ly」をグローバル版にリニューアルしたもの。
  • 11月03日 GC2のiOS、androidアプリがQuadSystem Co., Ltd.よりリリースされる。
  • 11月04日 Tim Berners-Leeが、ポルトガルのリスボンで開催されたWeb Summit 2022にて「Web3はまったくWebではない」と発言する。「Web3という名称が、Ethereumの人たちがブロックチェーンで行っていることに使用されるのは実に残念なことだ、実際、Web3はまったくWebではない」と発言した。
  • 11月05日 misskey.ioユーザーの八九大山人より、misskey.ioが中国政府のGFWによって封鎖されたとの投稿がなされる。その後misskey.io管理者の村上さんも同様の投稿を行う。
  • 11月06日 個人mastodonサーバーmstdn.hitoxu.com管理人のひとぅが「マストドンwiki」を公開する。mastodonの情報を集めたwikiでマストドン日本語wikiとは別のもの。公開3日後には新規ユーザー、共同編集者の登録を停止する。
  • 11月08日 huffingtonpost.jpに『「マストドン」とは?Twitterから離れた人が殺到。一体どんなSNSなのか』が掲載される。
  • 11月09日 くろりんごがmastodonサーバー「mastodon-japan.net」を開設する。
  • 11月09日 Raspberry Pi財団が公式ブログ上でmastodonサーバー「raspberrypi.social」の開設を発表する。
  • 11月10日 natureが科学者向けのmastodonへの移行ガイドを掲載する。
  • 11月13日 Internet Archiveがmastodonサーバー「mastodon.archive.org」を開設する
  • 11月15日 Vivaldi Technologiesがmastodonサーバー「Vivaldi Social」を開設する。
  • 11月15日 Hendrik Erzがgithubにてacademics-on-mastodonリポジトリを作成、github pagesで公開する。David AdlerのMastodon-Sociologistsのフォークであり、アカデミア全体に拡張したアカウントリスト。
  • 11月17日 広瀬香美がVocalodonにアカウントを作成する。
  • 11月18日 ハッシュタグ#RIPTwitterがツイッターの英語圏でトレンド入り、その後日本語圏でも「Twitter終了」がトレンド入りする。イーロン・マスク主導によるツイッター社の人員整理が続けざまに海外メディアに報じられ、また「ツイッターの主要技術者が一斉に退職し運営が存続できなくなると内部リークがあった」という説がながれたことが影響した。
  • 11月18日 Financial Timesのサンフランシスコ特派員であるDave Leeがpresscheck.orgを開始する。Twitterからmastodonへ移行したジャーナリストへ向けて、mastodonのプロフィール欄で信頼性を示すバッジをつけたり、プロフィールを共有することができるサービス。
  • 11月18日 もりかぷがmastodonサーバー「otadon」を開設する。
  • 11月19日 baraag.netが外部サーバーとの連合を停止する。管理人のkoiは、昨今のツイッターでの騒動とfediverseへの移行によって起こった新規ユーザーの大量流入でトラフィックをさばききれなくなる恐れから、サーバーを増強するまでの間連合を一時停止するとトゥートを行った
  • 11月21日 TumblrがActivityPubを採用するとAutomatticのCEOであるMatt Mullenwegがtwitter上で発表する。
  • 11月22日 SAKURA株式会社が保守SNS®「SAKURA®」のβ版サービスを停止し、正式版の開発を本格的にスタートすると発表する。
  • 11月22日 misskey.ioの登録ユーザー数が1万人を突破する。
  • 11月24日 misskey.ioがDDoS攻撃を受ける。misskey.ioの管理者である村上さんは警察へ通報、その後攻撃者からの謝罪を受け公開でのやりとりは終了となる。
  • 11月25日 GNU social管理人がGNU social JPで「Misskey.ioへのDDoS攻撃事件」を公開する。その後、村上さんから記事内容と記事の作成、投稿の引用について抗議がなされる。
  • 12月02日 mastodonに"Forkbomb"と呼ばれる脆弱性が発見される。misskeyやpleromaを含め複数の分散SNSに脆弱性が発見され、Forkbomb脆弱性を利用した攻撃を行っているアカウントやサーバーを検索しないよう注意喚起がなされた。
  • 12月11日 NamekujiがAudonを開設する。告知トゥートに「twitterスペースのmastodon版みたいなもの」とあるように、mastodonアカウントと連携し音声通話することができるwebサービス。
  • 12月16日 twitterでMastodon関連のリンクが開けなくなる、関連するリンクを記載したツイートができなくなると話題となる。
  • 12月16日 jack dorseyがtwitter上で、nostrを提唱したfiatjafへ14BTC寄付したとツイートする。
  • 12月18日 ぬるかるがsocial.nil.nuを開設、mastodonへ復帰する。
  • 12月21日 pawoo.netのアカウントPawooサポートよりPawooの事業譲渡が発表される。株式会社ラッセルからThe Social Coop Limitedへ譲渡するとのこと。The Social Coop Limitedの代表者はmstdn.jpとmastodon.cloudの運営企業Sujitech, LLCの代表でもあるSuji Yan。
  • 12月22日 misskey.ioが声優の羽澄愛とhoni.club管理人のしなちくシステムに依頼し、misskey.ioの独自機能として収録された通知音声を追加する。
  • 12月24日 まっちゃってぃーが運営するmisskeyインスタンス「gaku-tab-love.com」が12月25日00時00分をもって閉鎖すると発表される。
  • 12月24日 gigazineにてpixelfedが紹介される。
  • 12月29日 gamelinks007.netの管理人S.H.が、FediMailというサービスをリリースする。fedimailアカウントをフォローしているユーザーにランダムでメッセージを送ることができるサービス。「ボトルメールのようにだれかにメッセージをおくれるサービス」と説明される。
  • 12月30日 handon.clubの管理人はんが「anypost.dev」を公開する。「AnyPost.devは、ブログなどに設置した1つのリンクから、世界中の様々なSNSにシェアできるサービスです。」と説明される。

2023年

参考


最後に

この記事はウエハース Advent Calendar 2022の3日目の記事です。
なにかあれば気軽に@health@pon.icu、もしくは@google@msk.ilnk.infoへどうぞ。追加、修正します。