分散SNS関連年表

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    1925年

    • 07月11日 Володимир Вернадський (Vladimir Vernadsky : ウラジーミル・ヴェルナツキイ)のソルボンヌ大学での講義を修正し、一部を収録した講義録"La Geochimie (『地球化学概論』)"が出版される。1922年から1923年にかけてソルボンヌ大学へ招聘されており、そこで地球科学に関する講義を行っていた。

    1928年

    • ??月??日 1927年から1928年にかけて、コレージュ・ド・フランスでEdouard Le Roy(エドゥアール・ル・ロワ)が人間の進化についての講義を行う。
      この講義は1922年から1923年にかけて行われたVladimir Vernadskyのソルボンヌ大学での講義に影響を受けており、この講義ではじめて"noosphere (「精神圏」)"という言葉が使われた。講義中、「精神圏」概念の共作者としてPierre Teilhard de Chardinの名前が挙げられた。
      この講義の講義録は1928年に"Les origines humaines et l'évolution de l'intelligence (『人間の起源と理性の進化』)"に収められた。この講義録が、Vladimir Vernadskyが「精神圏」を詳しく研究するきっかけとなったとされる。

    1938年

    • ??月??日 H. G. Wells (H. G. ウェルズ)のエッセイや講演録をまとめた書籍『World Brain (世界の頭脳)』が出版される。
      世界的な協働によって組織的に編纂される、オープンで総合的、恒久的な世界百科事典の構想を語った。H. G. Wellsは『タイムマシン』『透明人間』『宇宙戦争』などで有名なSF作家であるとともに未来志向的な社会活動家であった。学生時代にThomas Henry Huxley (トマス・ヘンリー・ハクスリー)のもとで生物学、進化論を学んでいる。
      H. G. Wellsの小説『開放された世界』で原子核反応による爆弾を描き、それを読んだLeo Szilard (レオ・シラード)に、中性子を用いた原子核連鎖反応の理論的可能性というアイデアのきっかけを与えたとされる。
    • 03月01日 MITの大学院でVannevar Bush (ヴァネバー・ブッシュ)の研究助手として微分解析機のスイッチボードを設計していたClaude Shannon (クロード・シャノン)が修士論文として"A Symbolic Analysis of Relay and Switching Circuits"を提出する。
      この論文でブール代数による2進法の論理回路をスイッチで設計できることを示した。Vannevar Bushは送電網シミュレータをつかって安全性の問題を計算しようとしたが繰り返し計算に忙殺され、そのことが微分解析機の開発プロジェクトのきっかけとなった。
    • ??月??日 Vladimir Vernadskyが書籍『地球とその周囲の生命圏の化学的な構造』の序文として"Scientific Thought as a Planetary Phenomenon (『惑星的現象としての科学思想』)"を執筆する。Vladimir Vernadskyは1930年代において「精神圏」の考察を深め、この時期の仕事がロシアの知識人に「精神圏」概念を広めることとなったとされる。

    1939年

    • 09月01日 ナチスドイツがポーランドへ侵攻、第二次世界大戦が始まる

    1940年

    • 06月27日 第32代アメリカ合衆国大統領Franklin Roosevelt (フランクリン・ルーズベルト)によりNDRC (国防研究委員会)が設立される。ドイツがフランスへ侵攻したことをきっかけとして、NACA(国家航空諮問委員会)メンバーのFrederic Delano (フランクリン・デラノ)を通じ同委員会メンバーでカーネギー研究所所長であったVannevar BushがFranklin Rooseveltへ直訴、結果としてNDRCが設立された。アインシュタイン=シラードの手紙を受け計画された原子爆弾の開発プロジェクト「S-1ウラン委員会」はNDRCの監督となり、後にマンハッタン計画となった。

    1941年

    • 06月28日 Franklin Rooseveltによる大統領令8807によりOSRD (科学研究開発局)が正式に設立される。
      連邦政府内の国防研究を統括するため、大統領府の緊急事態管理局 (OEM)内にOSRDが設立され、Vannevar Bushは局長に就任した。これによりBushは議会により承認された予算を配分できる立場として、アメリカ合衆国の国防研究の頂点となった。その後、OSRDはNDRCよりS-1ウラン委員会を引き継いでいる。
      OSRDは新型爆弾やレーダーおよび早期警戒システム、誘導ミサイル、ペニシリンの開発など多岐にわたる研究の統括を行っていたが、その中にはミネソタ飢餓実験といった人体実験が含まれていた。
    • 12月07日 日本軍によりハワイのパールハーバーの奇襲攻撃「真珠湾攻撃」が起こる
      翌12月08日、アメリカは対日宣戦布告を行い、太平洋戦争が勃発する。12月11日にはドイツとイタリアがアメリカへ宣戦布告を行った。

    1942年

    • 12月02日 シカゴ大学においてEnrico Fermi主導で世界初の原子炉「シカゴ・パイル1号」が建設され、行われた実験で原子炉が歴史上はじめて臨界に達する。その後、Enrico Fermiはマンハッタン計画に参加、ロスアラモス国立研究所で研究を行った。

    1943年

    • 01月頃 シカゴ大学出版局の学術雑誌 "Philosophy of Science" の第10巻1号が出版される。
      Arturo Rosenblueth、Norbert Wiener、Julian Bigelowの論文 "Behavior, Purpose and Teleology" が掲載された。この論文は、1942年05月に開催された会議 "The cerebral Inhibition Meeting" で報告された内容を元に、機械と動物の特定の現象を、フィードバックを用いたモデルで統一的に扱えるのではないかという仮説を提唱したもの。
      この論文は、Norbert Wienerの「サイバネティクス」構想について学際研究を提案するきっかけとなったとされる。
      対空高射砲の射撃制御装置を開発するという戦時研究から、自動追随装置のある挙動について、人体でも同様の現象が起こるという事実を知ったことで1942年の会議の構想が生まれた。この学際研究の提案で1943年にJohn von Neumannが参加し、計算機科学の流れが加わったとされる。
      1920年代にNorbert WienerはMITの同僚であったVannevar Bushから計算機に関する相談を受けている。

    1945年

    • 06月27日 Vannevar Bushがエッセイ "As We May Think" を寄稿したアトランティック・マンスリー7月号が発売される。
      マイクロフィルムを用い情報を連想的に相互にリンクさせることができるディスプレイとキーボードがついたデスクサイズの機械 "Memex" についてのアイデアが書かれていた。レーダー技術者として徴兵され船上で対日戦勝記念日を迎えたDouglas Engelbart (ダグラス・エンゲルバート) は、フィリピン・ライチ島の赤十字図書館で As We May Think が紹介されたLIFE誌を読み、「人間の心の力を拡大する装置」というビジョンに感銘を受けたとされる。
    • 07月16日 アメリカのニューメキシコ州ソコロで 人類最初の核実験であるトリニティ実験が行われる
      マンハッタン計画の元で創設されたロスアラモス国立研究所で原子爆弾の開発が進められており、インプロージョン方式の人類最初の原子爆弾「ガジェット」がトリニティ実験で使用された。ロスアラモス国立研究所の初代所長でマンハッタン計画を主導したRobert Oppenheimerが実験のコード名「トリニティ」を命名したとされる。

    1946年

    • 11月04日 国際連合教育科学文化機関(UNESCO)が発足する。
      Julian Huxleyが設立に関わり、初代事務局長を努めた。Julian HuxleyはTeilhard de Chardinの信奉者でもあったとされ、このためにTeilhard de Chardinの思想はUNESCOに影響を与えたといわれることとなった。1965年のTeilhard de Chardinの英訳版"The Phenomenon of Man (『現象としての人間』)"はJulian Huxleyが序文を寄せている。

    1953年

    • 04月13日 CIAの行動制御研究プログラムであるプロジェクト"MKULTRA作戦"が開始される。
    • 05月04日 Aldous Huxley (オルダス・ハクスリー)が精神科医Humphry Osmond (ハンフリー・オズモンド)の手により初めてメスカリンを服用し「知覚の扉」が開かれる。この経験をもとに本"The doors of perception (『知覚の扉』)"が書かれ翌1954年出版された。

    1955年

    • 04月10日 Pierre Teilhard de Chardinが死去する。
      ローマ教皇庁は当時、進化論を承認していなかったため、進化論に関する研究を含むTeilhard de Chardinの著作は禁書とされていた。Teilhard de Chardinの死後に禁書処置が解かれると、その著作が出版されはじめ、1955年の "Le Phénomène humain (『現象としての人間』)" や1959年の "L'Avenir de l'Homme (『人間の未来』)" といった著作はベストセラーとなった。
      この出来事で「精神圏」という概念は広く知られることとなった。
    • 08月31日 1956年夏にダートマス大学で開催される会議のための提案書 "A Proposal for the Dartmouth Summer Research Project on Artificial Intelligence" が、John McCarthy、Marvin Minsky、Nathaniel Rochester、Claude Shannonによって書かれる。
      提案書はロックフェラー財団へ会議のための資金提供を求めるため送られた。この提案書によって 初めて "Artificial Intelligence (「人工知能」)" という言葉が使われる。1956年夏に開催されたこの会議は「ダートマス会議」と呼ばれ、この会議によって、学術研究として人工知能研究が確立することとなったとされる。

    1956年

    • ??月??日 ロサンゼルスのGerald Heard (ジェラルド・ハード) 宅をMyron Stolaroff (マイロン・ストラロフ) が訪問した際、Al Hubbard (アル・ハバード) の話とともにLSDについて語られる。Gerald Heard は Aldous Huxley の東洋思想の紹介者、友人であり、Myron Stolaroff とはスタンフォード大学でビジネス法の教授をしていた Harry Rathbun (ハリー・ラズバン) の主催する瞑想セミナー「セコイア・セミナー」で知り合った。
    • 04月頃   Myron Stolaroff がバンクーバーにある Al Hubbard のアパートで 66mg の LSD を試す。これにより Myron Stolaroff はカリフォルニアへ帰るとセコイア・セミナー会員の技術者仲間と LSD の非公式の研究会を開くこととなった。
    • 04月頃   精神科医 Humphry Osmond がニューヨーク科学アカデミーで "psychotomimetic (サイコトミメティック)" に代わり "psychedelic (サイケデリック)" という言葉の使用を提案する論文を読み上げる。
    • 08月頃   アルコール依存症の自助グループ「アルコホーリクス・アノニマス」の創始者 Bill Wilson (ビル・ウィルソン) が Gerald Heard の指導のもと、当時カリフォルニア退役軍人管理病院の精神科医であった Sidney Cohen (シドニー・コーヘン) 立ち会いのもとで初めて LSD を服用する。
    • 末頃    カリフォルニア大学で学生により ROTC志願委員会が結成される。カリフォルニア大学では陸軍士官候補生課程 (ROTC) の訓練の義務化が推進されていたため、それへの反対運動のために結成された。

    1957年

    • 09月18日 ショックレー半導体研究所に所属する研究スタッフ8名が研究所をやめ、フェアチャイルド・カメラ・アンド・インスツルメンツから出資を受けてフェアチャイルド・セミコンダクターを創業する。
      フェアチャイルド・セミコンダクターは独自に開発した「プラーナー」という製造方法を用い、世界で初めて半導体集積回路の商業生産を開始した。この8人は "the Traitorous Eight (8人の反逆者)" を名乗り、その中の二人、Robert Noyce (ロバート・ノイス) と Gordon Moore (ゴードン・ムーア) はのち1968年にインテルを創業した。
    • 10月04日 ソ連により人工衛星「スプートニク1号」が打ち上げられる。
      世界初の人工衛星であり、人工衛星打ち上げでソ連に先を越されたアメリカ合衆国では スプートニク・ショック が起こった。
      これを受け、翌年、研究開発プロジェクト支援のために国防総省下に高等研究計画局 (ARPA) が設立された。ARPA はのち設立される国防高等研究計画局 (DARPA) の前身組織。
      また、航空宇宙分野の研究開発支援のため、大統領直属の独立組織としてNACA(国家航空諮問委員会)を発展的に解消しNASA (アメリカ航空宇宙局) が設立されることとなった。

    1959年

    • 10月19日 カリフォルニア大学の1年生であった Fred Moore (フレッド・ムーア) が、大学運営本部のあるスプロールホールの階段で、7日間の断食を行うと書かれた手書き看板を立て座り込んで抗議行動をはじめる。
      司法長官であったウィリアム・P・ロジャースへ ROTC 登録の免除を要請した手紙を送ったところ、学監長より ROTC 登録免除要請を取り下げるか退学するか選択を迫られていたため。
      Fred Moore の父親が国防総省に勤める現役の大佐であったことから、この抗議行動がアメリカ合衆国中で話題となった。
      Lee Swenson はこの抗議行動の噂を聞き座り込みに参加している。抗議行動は二晩続いたところで父親に家に連れ帰られ終了したが、嘆願書には 1300 名ほどの学生が署名したとされる。
      この出来事は数ヶ月後の学内反対運動の模範とされ、また、60年代の学生運動のはしりとされるバークレーのフリースピーチ運動の先駆けとなった。

    1960年

    • 04月頃 John McCarthy が、雑誌 "Communications of the ACM" に論文 "Recursive functions of symbolic expressions and their computation by machine, Part I" を発表し、プログラミング言語 "Lisp" の設計を発表する。
      Lisp はラムダ計算の表記法をもとにした、Fortran に次いで2番目に古い高水準プログラミング言語とされる。

    1961年

    • ??月??日 Myron Stolaroff が Ampex を退社し自己資金で「国際高等研究所」を設立する。
      国際高等研究所では後シリコンバレーの技術者 350 人以上に幻覚剤実験を行うこととなった。また、Myron Stolaroff は「国際高度研究財団」も設立、取締役として Al Hubbard が就任している。
    • 03月21日 23:15から30分間、東京ラジオのラジオ番組『LSDの幻想...ある詩人のモノローグ』が放送される。
      精神科医の島崎敏樹立ち会いのもと詩人の谷川俊太郎が LSD を 0.008mg 筋肉注射され、その様子を 3 時間録音した後 30 分に編集したものが放送された。
      島崎敏樹は 1959 年に実験記録映画『L.S.Dの実験』を製作、『L.S.Dの実験』は 草月アートセンター や日本 ATG の前進 シネマ57 の定例会 などで上映されている。
    • 08月13日 13日から19日にかけ、コペンハーゲンで第14回応用心理学国際会議が開催され、Timothy Leary (ティモシー・リアリー) と Richard Alpert (リチャード・アルパート) がサイケデリックに関する論文を提出したとされる。
      1960年にハーバード大学を卒業した James Fadiman (ジム・ファディマン) はパリに1年間いたが、そこにこの国際会議へ向かう途中の Timothy Leary、ハーバード大学で指導教授だった Richard Alpert、Aldus Huxley が立ち寄ったとされる。このとき Richard Alpert が James Fadiman に LSD を体験させた。

    1962年

    • ??月??日 Marshall McLuhan (マーシャル・マクルーハン) による書籍 "The Gutenberg Galaxy: The Making of Typographic Man (『グーテンベルクの銀河系――活字人間の形成』)" が出版される。
      電子メディアの発達する先に "Global Village (地球村)" の出現を予測した。「地球村」は Teilhard de Chardin (テイヤール・ド・シャルダン) を引き "noosphere (精神圏)" とも表現されている。1964年の書籍 "Understanding Media: The Extensions of Man (『メディア論: 人間の拡張の諸相』)" の第一章に "The medium is the message (「メディアはメッセージである」)" という言葉を用いた。Mark Dery の 『Escape Velocity』では、マクルーハンをテイヤール・ド・シャルダンとともに、『サイベリア』に登場するようなサイバーデリックなポストヒューマニズムおよびテクノ超越主義の源流としている。
    • 02月01日 Ken Kesey (ケン・キージー) の小説 "One Flew Over the Cuckoo's Nest (『カッコーの巣の上で』)" が出版される。Ken Kesey のメンローパーク退役軍人病院で夜間補助員として働いていた経験と、CIA が資金提供した MKULTRA 作戦に関する研究に参加し LSD やシロシビン、メスカリン、コカイン、DMT などのサイケデリックドラッグの使用とその効果に関する実験を受けた経験が元になっている。Ken Kesey を退役軍人管理病院での LSD の実験に誘ったのは Vic Lovell (ビック・ローベル)。
    • 9月頃   ランド研究所の Paul Baran が報告書 "On Distributed Communications" を提出する。
      スプートニクショックによるソ連の大陸間弾道ミサイルへの懸念が、先制攻撃に耐えうる通信網の実現について考えるきっかけを与えた。Paul Baran は Warren McCulloch を訪ね、脳の神経回路網を参考にして、神経回路に近いネットワークモデルを「分散型ネットワーク(distributed Network)」と名付けたとされる。Paul Baran は 1964 年 03 月の IEEE Transactions on Communications Systems で論文 "On Distributed Communications Networks" を発表し、この論文で研究が知られるようになったとされる。centralized network、decentralized network、distributed network を比較したモデル図は分散型SNS を含め様々な分野で引用されることとなった。
    • 10月頃   Douglas Engelbart が空軍の科学研究所の報告書 "Augmenting Human Intellect: A Conceptual Framework (『人間の知性の拡大――概念的構想』)" を発表する。関連する研究として Vannevar Bush の Memex、J. C. R. Licklider (J. C. R. リックライダー) の「ヒトとコンピュータの共生」という言葉、Stanisław Ulam (スラニスラフ・ウラム) の「シナジェンス」、 I. J. Good、Simon Ramo の推測、Louis Fein の「シノエティックス」という言葉を挙げている。翌年それを凝縮した論文 "A conceptual Framework for the Augmentation of Man's Intellect" を論文集『情報処理展望』へ加えた。
    • 10月10日 Stewart Brandが国立高度研究財団のLSD実験に参加、カーボゲンの接種の後、James Fadimanの手により初めてLSDを接種する。
      国立高度研究財団のLSD実験にはSRIの技術者グループも参加しており、Douglas EngelbartやBill English (ビル・イングリッシュ)らがLSDを試している。Douglas EngelbartはJames Fadimanをガイドに最初のLSD実験を行ったが失敗、「ブートストラップ」の考えを適用してLSDで創造性が拡大するのか実験しないかと提案したとされる。

    1963年

    • 01月07日 Claude Shannonを指導教官として、Ivan SutherlandがMITに博士論文"Sketchpad: A man-machine graphical communication system"を提出する。この論文の一貫で図形描画プログラム"Sketchpad"を開発した。
      Sketchpadはベクタースキャンディスプレイとライトペンで図形を描いたり、図形を自動で描画したり、マスター図形からインスタンス図形を生成しマスター図形を変形させインスタンス図形にそれが適用できる、といった機能をもったプログラム。Sketchpadは世界で初めて完全なGUIを実現しており、いわゆるオブジェクト指向の先駆けともいわれている
      Ivan SutherlandはVannevar BushのMemexに影響を受けており、SketchpadはDouglas EngelbartのoN-Line Systemに影響を与えた。また、Ivan Sutherlandは1968年から1974年までユタ大学の教授を務め、教え子にSmalltalk開発者のAlan Kay、グーローシェーディング技法考案者のHenri Gouraud、アンチエイリアシング技法開発者のFrank Crow、シリコングラフィックス創業者のJim Clark、ピクサーの共同創業者のEdwin Catmullらがおり、1968年にDavid C. Evansと共同で創業したEvans & Sutherland社には従業員としてアドビの共同創業者であるJohn WarnockとJim Clarkがいたとされる。

    1964年

    • 06月17日 Ken Keseyと14人のMerry Pranksters (メリー・プランクスターズ)がカリフォルニア州ラホンダにあるKeseyの牧場でサイケデリックな塗装に改造したスクールバス「Furthur号」に乗り込み東へ向かって出発した。この旅はKeseyの小説『sometimes a great notion』の出版祝いとして、LSDを配りながら全米を長期間旅するという目的であった。

    1965年

    • 04月19日 Gordon Mooreが『エレクトロニクス』誌の4月19日号に、のちに「ムーアの法則」と呼ばれる予測と洞察を寄稿する。
    • 11月27日 Ken KeseyとMerry Prankstersがカリフォルニア州ソケルで最初の「アシッドテスト」を開催したとされる。

    1966年

    • ??月??日 Dick Raymondの非営利団体が、Bob Albrechtと開いた講座が成功したことをきっかけに "Portola Institute (「ポートラ財団」)" として改組される。ポートラ財団の評議員にStewart BrandやFred Mooreが加わり、ポートラ財団はダイマックス社、People's Computer Companyへ資金援助、創刊から3年間The Whole Earth Catalogの発行元となった。

    1967年

    • 05月01日 Stanley Milgram (スタンレー・ミルグラム)が雑誌"Psychology Today"に"The Small World Problem (スモールワールド問題)"を寄稿する。
      Manfred KochenとIthiel de Sola Poolの数学原稿"Contacts and Influences"をもとに、実際の社会ネットワークにおける分離度の数を検証する実験の報告が行われた。このPsychology Todayへの寄稿はスモールワールド実験が広く知られるきっかけとなった。
      スモールワールド実験およびStanley Milgramは「6次」の由来の一つと考えられていたが記事中「6次の隔たり」という言葉は使われていなかった。「Six Degrees of Separation (6次の隔たり)」という言葉はJohn Guareの戯曲「Six Degrees of Separation」が広めたとされるが、John Guareは「6次」をGuglielmo Marconiの1909年のノーベル賞受賞演説に由来するとした。
    • 12月31日 ニューヨークのAbbie Hoffman (アビー・ホフマン)、Anita Hoffman (アニータ・ホフマン)のアパートにて会合が開かれ、"Youth International Party (「青年国際党」)"が結党される。"Hippie (ヒッピー)"にならいPaul Krassner (ポール・クラスナー)が"Yippie (イッピー)"と名付けたが、Anita Hoffmanが「堅苦しいタイプ」が運動を真剣に受け止めるために正式な名前として、運動を象徴し言葉遊びでもある"Youth International Party"を名付けたとされる。支持者は"Yippie"と呼ばれた。

    1968年

    • 08月頃 Tom Wolfe (トム・ウルフ)が本"The Electric kool-Aid Acid Test (『エレクトリック・クールエイド・アシッドテスト』、『クール・クールLSD交感テスト』)"を出版する。Ken KeseyとMerry Prankstersをニュージャーナリズム形式で描いたノンフィクション小説。書き出しの一場面にStewart Brand (ステュアート・ブランド)とJames Fadimanが登場したことで彼らが広く知られるようになった。
    • 12月09日 12月09日から11日にかけ、AFIPS秋季合同コンピューティングカンファレンスが行われる。
      Ivan Sutherlandは発表"A head-mounted three dimensional display"を行い、"The Sword of Damocles"と名付けられたヘッドマウント型3次元ディスプレイおよびトラッキングシステムを紹介する。「究極のディスプレイ」を目指し、VR、ARを実現した極初期の例であるとされる。
      Ivan Sutherlandと、その学生であったBob Sproull、Quintin Foster、Danny Cohenの協力のもとで作成された。

    1971年

    • 06月12日 Stewart Brandが創刊した雑誌の最終号"Last Whole Earth Catalog"出版を祝うイベントDemise Partyがフランシスコ芸術科学会館で開催される
      Stewart Brandは遺産2万ドルをこのパーティ一晩で使い切ろうとしたが使い切ることができなかった。余りは群衆に分配されると思われたがパーティ中「これを種として使ってください」と宣言され、参加者はそれぞれよりよい使い道についてプレゼンテーションをおこなった。結局プレゼンテーションでは使い方が決まらず夜が明け20人ほどが残った。残った20人は一ヶ月間銀行に預けてこの20人でどうするかきめることになり、最終的に、資本主義経済の現状に不満を持ち、当時イヴァン・イリイチの脱学校論から影響を受け「スクールレジスタンス」運動を行っていたアクティビストのFred Mooreが14905ドル受けった。Stewart BrandはWECが話題になるにつれ期待へのプレッシャーからうつ病を発症、自殺を考えるまでになっていたためにWECをやめることにしたとされる。
    • 10月頃   雑誌"Esquire (『エスクワイヤー』)"誌にRon Rosenbaum (ロン・ローゼンバウム)が記事"Secrets of the Little Blue Box (「小さなブルーボックスの秘密」)"を寄稿する。
      朝食用シリアル"Cap'n Crunch (「キャプテン・クランチ」)"におもちゃの笛が付録されたことがあり、その笛の音の周波数が正確に2600Hzであることを視覚障害者から教えてもらったJohn Draperは、2600HzがAT&Tの長距離電話ネットワークを制御する信号と同じであるためにおもちゃの笛が電話のただ掛けに利用できるという脆弱性を発見した。
      「小さなブルーボックスの秘密」でJohn Draperが「キャプテン・クランチ」として紹介されたことで有名になった。この記事は当時カリフォルニア大学バークレー校の学生であったSteve Wozniakが母親から郵送されたことで目にとまることになり、後にJohn DraperがSteve WozniakとSteve Jobsにブルーボックスの作り方を教えるきっかけとなった。

    1972年

    • 10月頃   タブロイド雑誌"People’s Computer Company (『ピープルズコンピュータカンパニー』)"の創刊号が発行される。
      BASIC指導テキストシリーズを発刊する出版社ダイマックス社の共同創立者であり、巡回コンピュータ教室を行っていたBob Albrechtがコンピュータの普及と運動の記録を目的に開始したもの。
      The Whole Earth Catalogで紹介されるなど、出版物として成功しハッカーのハブになると、ショッピングセンターのテナントの一つを借りコンピュータセンターとしてPCCを分離独立させた。Lee Felsenstein (リー・フェルゼンシュタイン)は雑誌PCCにコラムを寄稿、テナントにはTed Nelson (テッド・ネルソン)が出入りし、西和彦が来訪した。Fred MooreはPCCでコンピュータゲームの作成法の授業を行い、持ち寄りパーティの常連へ、雑誌の副編集長になった。

    1974年

    • 11月29日 雑誌"Popular Electronics"1月号にMITS社からAltair 8800が発売されるという記事が掲載される。マイコンキットの開発を構想していたPaul Allenはこの記事を見て、友人であるBill GatesとともにAltair 8800用のBASICインタプリタ"Altair BASIC"を開発した。

    1975年

    • 01月頃   MITS社が個人用マイコンキット"Altair 8800"を発売する。CPUにインテルのi8080を用いており、安さと拡張性のため注文が殺到したとされる。
    • 03月05日 メンローパークにあるGordon FrenchのガレージでHomebrew Computer Clubの第一回目の会合が開催される。
      Bob AlbrechtのPCCの内部分裂からFred MooreがPeople's Computer Centerを設立、PCCの常連でもあったGordon FrenchとともにコンピュータクラブとしてHomebrew Computer Clubが設立された。
      床に直接座る集会のスタイルはFred Mooreのグラスルーツ的な政治スタイルが反映されているとされる。Homebrew Computer Clubの会員にはのちシリコンバレーやコンピュータの歴史に名を残す人物が複数おり、クラブの影響が語られることとなった。会員にはSteve JobsやSteve Wozniak、John Draper、Steve Dompier、Lee Felsensteinらがいた。
    • 04月16日 Homebrew Computer Clubのミーティングで、Steve DompierがAltair 8800を用いてAMラジオでビートルズの"Fool on the Hill"を演奏する。AMラジオを聴きながらプログラムしていたSteve Dompierは、プログラムを実行したときAMラジオからノイズが発するのを偶然発見した。これを利用することで、ラジオに干渉するプログラムを実験して音階のチャートを作り、作曲用プログラムを作成したとされる。ミーティングでは"Fool on the Hill"の次に"Daisy Bell"を演奏した。
    • 05月頃   Paul AllenとBill Gatesが、自身らの開発したAltair 8800用のBASICインタプリタ"Altair BASIC"をMITS社に売却する。Altair BASICの開発と売却はMicrosoft設立のきっかけとなった。Altair 8800はBASICが使えるようになったことで売れ行きが伸び、この年には1万台販売したとされる。
    • 09月頃   マイコン雑誌"Byte"が創刊される。アマチュア無線雑誌"73"の発行人であったWayne Greenが創刊した。
    • 12月08日 Paul TerrellとBoyd WilsonがコンピュータストアByte Shopをシリコンバレーにオープンする。「世界初のコンピュータチェーンストア」を自認したとされる。Paul Terrellは、1974年06月に開催された全米コンピュータ会議 (NCC)で、Altair 8800の販売代理店になるためにMITS社のEd Robertsらと会い、独占販売代理店契約を結んだ。ちょうど雑誌"Byte"が創刊されたため、"Byte Shop"と名付けられたとされる。Byte ShopはのちApple Iの販売窓口となった。

    1976年

    • 03月頃   Steve JobsとSteve Wozniakが、Homebrew Computer Club結成を機に、既存部品のみでパソコンの一号機を完成させる。これはのちにApple Iとなるパソコンのプロトタイプとされる。
    • 04月01日 Steve JobsとSteve WozniakがApple Computer Companyを設立する。05月にはByte ShopからApple Iの50台の注文を受け、ジョブズはフォルクスワーゲンを、ウォズニアックはHP社製技術計算用計算機を売って資金1350ドルを作り製造を開始したとされる。
    • 06月03日 Ralph C. Merkleの研究に影響を受けて、Whitfield DiffieとMartin HellmanがIEEE Transactions on Information Theoryに論文"New Directions in Cryptography "を提出する。
      この論文は今日ディフィー・ヘルマン鍵共有と呼ばれる暗号プロトコルを提案しており、公開鍵暗号方式に関する世界で最初の論文とされる。Whitfield DiffieとMartin Hellmanによる公開鍵暗号についてのアイデアを表明した論文"Multiuser cryptographic techniques"の草稿を読んだRalph C. Merkleが研究に参加したことで"New Directions in Cryptography"が書かれることとなった。
      公開鍵暗号自体は1973年にJames H. Ellis、Clifford CocksおよびMalcolm J. Williamsonによって確立されていたが、軍事情報として国家機密指定されていたために一般には知られていなかった。
    • 07月頃   Homebrew Computer ClubのミーティングでSteve WozniakがApple Iのデモンストレーションを行う。Byte ShopのPaul Terrellも出席していたとされる。
    • 11月頃   「日本マイクロコンピュータ連盟」を発行元として、星正明を発行人、西和彦を編集人とした雑誌『I/O』が創刊される。日本で最初のパソコン雑誌といわれる。編集室は代々木にあった西和彦のマンションだったとされる。「日本マイクロコンピューター連盟」は同年08月に星正明、西和彦らによって結成されていた。

    1977年

    • 05月24日 雑誌『I/O』から袂を分かった西和彦、郡司明郎、塚本慶一郎が株式会社アスキー出版を設立する。創業当時、事務所は6畳1間でスタッフは4人だったとされる。6月にはパソコン雑誌「ASCII」を創刊した。

    1978年

    • 02月頃 Ron Rivest、Adi Shamir、Leonard AdlemanがCommunications of the ACMで論文"A method for obtaining digital signatures and public-key cryptosystems"を発表する。
      3人の頭文字を繋げて呼ばれる方式「RSA暗号」を開発し、発表した論文。Whitfield DiffieとMartin Hellmanの論文"New Directions in Cryptography"で提案された、公開鍵暗号の一方向関数を実現したもの。
      論文は1977年04月04日にMIT LCSのテクニカルメモNo.82として公表されたのち、Donald KnuthやWhitfield Diffie、Martin Hellmanへ論文のコピーを送り正当性の評価を受けた。また、Richard Schroeppelから素因数分解の問題の困難さについて評価と分析を受けた。
      Martin Gardnerにも論文のコピーを送っており、"Scientific American"1977年08月号のコラムに、RSAシステムで暗号化したメッセージを解読できるかどうか試すクイズを載せたとされる。
    • 02月16日 Ward ChristensenとRandy Suessが最初の電子掲示板システム"Computerized Bulletin Board System (CBBS)"を公開する。1978年01月にアメリカの中西部一帯で大雪 (Great Blizzard of 1978)が記録された。CACHE (the Chicago Area Computer Hobbyists' Exchange)のメンバーであったWard ChristensenとRandy Suessは大雪の影響を受け1ヶ月ほどの時間ができ、その時間を使ってCBBSを作成したとされる。ユーザーはモデムを使いCBBSに直接ダイヤルアップ接続した。
    • 05月03日 DECのマーケティングディレクターだったGary Thuerkが世界で初めてのスパムメールを送信する。当時は「スパム」と呼ばれていなかったが、ARPAnetのディレクトリから取得した393人のユーザーへ、DECの新製品"Dec system-20"のデモへ招待するメールを送ったとされる。

    1979年

    1980年

    • 12月12日 アメリカ合衆国で著作権法が改正され、コンピュータープログラムが著作権の対象となる。

    1981年

    • 02月01日 David L. Chaumがジャーナル"Communications of the ACM"に論文"Untraceable electronic mail, return addresses, and digital pseudonyms(『追跡不可能な電子メール、リターンアドレス、デジタル偽名』)"を発表する。

    1982年

    • 04月頃   David L. Chaumが論文"Computer Systems Established, Maintained and Trusted by Mutually Suspicious Groups(『相互に疑い深いグループによって構築、維持、信頼されるコンピュータシステム』)"を発表する。初めてBlockchainプロトコルを提案したとされる論文。
    • 09月19日 大学の電子掲示板で真剣に受け止めるべきポストとそうでないポストを識別するために、カーネギーメロン大学の計算機科学者であるScott Fahlmanが、"ジョークマーカー"として「:-)」を、ジョークでないものにつけるマークとして「:-(」を提案する投稿を行う。
      この提案は1982年06月16日に始まった掲示板上のやりとりを受けて提案されている。
      「エレベーターにヘリウム風船を入れたらどうなるだろう」、「自由落下するエレベーターに鳩の群れを入れたらどうなるだろう」、「じゃあヘリウムを吸い込んだあとに鳩の鳴き声はどうなるだろう」というやりとりの後、「エレベーターの中に火のついた蝋燭と床に落ちた水銀のしずくがあったときエレベーターが落ちた場合どうなるだろう」という質問があった。これらの質問を受け、ある一人が質問の内容を、実際にあった物理学実験の失敗についての警告文かのように記述して投稿した。この警告文を本物の警告文であると受け取った人々が出てきてしまったため、警告文の投稿者は警告がジョークであると明示することになってしまった。こういったやりとりがあったために、ある投稿がジョークであると示す方法について議論が発生し、これがScott Fahlmanがスマイリーマークを発案することへ繋がった。
      Scott Fahlmanの投稿はすぐに大学外へ広がり、すぐに別の表情や有名人の似顔絵などの派生系が作られたとされる。この投稿は長らく忘れられており、逸話だけが流布している状態だったが、2001年から2002年にかけてサルベージプロジェクトが行われた結果実際の投稿が発見されたとされる。

    1983年

    • 07月頃 粉川哲夫が書籍『これが「自由ラジオ」だ』を晶文社から発行する。
      イタリアの新左翼運動「アウトノミア運動」やヨーロッパの自由ラジオ(海賊ラジオ)運動、Félix Guattariの自由ラジオ論などを参照し、政府や大資本による電波およびインフラの独占に抗し、許可なしで放送できるミニFM局を用いたネットワーク、コミュニティの形成を目指した。
      粉川哲夫の影響を受け和光大学の元学生により下北沢でミニFM局「ラジオホームラン」が設立された。ラジオホームランには浅田彰、Félix Guattari、Ivan Illichが訪問したとされる。
    • 09月20日 アメリカ合衆国でRSA暗号の特許が成立する。特許番号4,405,829、タイトルは"Cryptographic Communications System And Method"。
    • 09月27年 Richard Stallman (リチャード・ストールマン)がUsenetメッセージでフリーソフトウェア、マス・コラボレーションプロジェクトの"GNU Project"を発表する。フリーなOSを開発するためのプロジェクトであり、このOSの名称をGNU's not Unixの頭字語から「GNU」と名付けた。Usenetニュースグループに投稿したこの電子メールはのち「GNU宣言」の一部へ編集された。

    1984年

    • ??月??日 R. U. Siriusがカウンターカルチャー雑誌"High Frontiers"を創刊する。
      副題を "the Space Age Newspaper of Psychedelics, Science, Human Potential, Irreverence & Modern Art(「サイケデリック、科学、人間潜在能力、不遜、モダン・アートからなる宇宙時代の新聞」)" とした。創刊号には Timothy Leary、Terence McKenna、Bruce Eisner などが登場した。R. U. Sirius は Timothy Leary、Robert Anton Wilson、"The Whole Earth Catalog" に影響を受けたとされる。
      編集長を途中で Queen Mu へ変更して第4号を出版した後、1988年に名前を "Reality Hackers" へと変更したとされる。"High Frontiers" は "L5 Society (L5協会)" 設立を呼びかけた Gerard K. O'Neill による1977年の書籍 "The High Frontier: Human Colonies in Space" に由来するとされる。Queen Mu を編集長とした "Reality Hackers" は、編集者として R. U. Sirius のほかに Jude Milhon を加え、2号出版したのち、1989年に再び "Mondo 2000" として名前を変更した。
    • 11月09日 09日から11日にかけて第一回目の Hackers Conference(「ハッカーカンファレンス」)が開催される。
      Steven Levy (スティーブン・レヴィ) の著作 "Hackers: Heroes of the Computer Revolution(『ハッカーズ』)" に呼応して、Stewart Brand と彼の組織した Whole Earth、The Point Foundation 周辺の人物らによって組織される。また、「Information wants to be free」のもとになった言葉はこの会議で Stewart Brand が言ったとされる。

    1985年

    • 02月 電子掲示板システム"WELL"(Whole Earth 'Lectronic Link)がStewart BrandとLarry Brilliantによって設立される。
      当初WELLは、Whole Earth Catalogの発行元であったThe Point FoundationとLarry Brilliantが会長を務めていたNETI Technologies Inc.によって半々で所有され、運営されていたとされる。Grateful Deadのファン"Deadheads"はWELLの利用者のなかに多くおり、ミュージシャンでラジオ番組"The Grateful Dead Hour"のホストでもあるDavid GansはWELLの初期からの参画者であった。
      のちに共同で電子フロンティア財団を設立するJohn GilmoreとMitch Kapor、そしてGrateful Deadの作詞家の一人であるJohn Perry Barlowの3人は、WELL上のフォーラムで初めて出会ったとされる。
      オンラインコミュニティであるWELLは、80-90年代のサイバーカルチャー、ハッカーカルチャーのインフラとして機能した
    • 05月01日 株式会社アスキーが商用パソコン通信ホスト局であるASCIInetの実験運用を開始する。本格的な商用パソコン通信サービスの第一号となった。
    • 07月頃   アメリカの実験音楽バンドNegativelandがアルバム"Over the Edge Vol. 1: JAMCON'84"をリリースする。KPFAで放送されていたラジオ番組"Over the Edge"の一部をコラージュしたもの。アルバム内で海賊ラジオの妨害行為「ラジオ・ジャミング」から着想した「カルチャー・ジャミング」という言葉が使われた。「カルチャー・ジャミング」という言葉はMark Deryのエッセイを通じ左翼運動の方法論およびムーブメントを表す言葉として普及した。
    • 04月01日 日本で電気通信事業法が施行される。日本電信電話公社(電電公社)が日本電信電話(NTT)として民営化されるにあたって制定され、これにより通信自由化が起こった。また、電電公社の民営化にともなって端末の自由化が行われた。端末の自由化による新規参入事業者のモデムはパソコン通信の普及のきっかけとなった。
    • 10月04日 Richard Stallmanにより非営利団体"Free Software Foundation(「フリーソフトウェア財団」)"が創設される。フリーソフトウェア運動の支援を目的としている団体。
    • 11月20日 Atari STシリーズのためのOSとして、TOSの最古のバージョン"TOS 1.0"がディスクでリリースされる。GUI上でウィンドウを閉じるロゴとして「×」マークを使った最初のOSとされる。正確には直角二等辺三角形4つを直角を中心に集めたような形のロゴであり、中心部分が×に見えることから後に1988年のNeXT等で×型になったと考えられる。

    1986年

    • 01月14日 the Internet Activities BoardはGateway Algorithms and Data Structures (GADS) Task Forceを2つに分割することを決定する。その後、研究目標を追求するためのInternet Architecture (INARC) Task Forceと、近い将来のエンジニアリングと技術転移問題を処理するInternet Engineering Task Force (IETF)へと分割された。また、Bobert E. KahnがCorporation for National Research Initiative (CNRI)を設立、IETFへの管理支援を開始した。
    • 02月頃 IETFがRFC977を公開、UUCPに替わるUsenetを配信するためのプロトコル"Network News Transfer Protocol (NNTP)"の仕様を公開する。
    • 04月26日 日本電気株式会社による商用パソコン通信サービスであるPC-VANがサービスを開始する。

    1987年

    • 04月15日 日商小岩井株式会社と富士通株式会社の出資による株式会社エヌ・アイ・エフにより、商用パソコン通信サービスであるNIFTY-Serveが正式にサービスを開始する。

    1988年

    • 01月頃   Bruce Sterling (ブルース・スターリング)のSF小説"Islands in the Net(『ネットの中の島々』)"が発行される。
    • 10月頃   アメリカの民俗学者であるJan Harold Brunvandの書籍『消えるヒッチハイカー:都市の想像力のアメリカ』が、大月隆寛、菅谷裕子、重信幸彦により翻訳される。この翻訳出版は日本で用語「都市伝説」が広まるきっかけの一つとなったとされる。
    • 11月02日 当時コーネル大学の大学院生だったRobert T. Morrisによって作成されたワーム"Morris worm"がMITのネットワークから送り出される。Robert T. Morrisはwormの作成を損害を与える意図で行ったものではないとしたが、Morris wormは当初の想像を超えて拡散し、当時のインターネットに接続されたホストの10%ほどである約6000台ものホストが被害を受けたとされる。アメリカ政府関連施設も被害を受けていたこともあり、Robert T. Morrisは1990年にCFAA違反の罪で有罪になった。この事件を受けて、DARPAはカーネギーメロン大学にCERT/CC設立のための資金を提供し、また各国でCSIRTが設立されたことから、Morris wormはインターネットのセキュリティ問題を考えるきっかけになったとされる。

    1989年

    • 02月頃 Richard StallmanによりGNU General Public License v1が発表される。
    • 07月01日 NTTの有料情報サービスの情報料金を電話料金とともに代理で回収するサービス「ダイヤルQ²」が開始する。テレクラやツーショットダイヤル、援助交際、アダルトサイト決済などアダルト目的で多く利用されることとなった。

    1990年

    • 02月10日 富士通株式会社が運営するビジュアル通信チャットサービス「富士通Habitat」が正式にサービスを開始する。ルーカスフィルムが運営していた"Lucasfilm's Habitat"のライセンスを富士通が購入したことで日本での提供を開始した。パソコン通信のニフティサーブ会員専用のサービス。
    • 03月01日 アメリカ合衆国シークレットサービスがSteve Jackson Gamesに対して令状を執行、強制捜査を行う。同社のBBS「Illuminati」のモデレータであったLoyd Blankenshipが運営するBBS「Phoenix」に、9-1-1システムに関連する機密文書が掲載されていたことがきっかけとされる。シークレットサービスはコンピュータやフロッピーディスクを押収したが、その中にLoyd Blankenshipの書いたSteve Jackson Gamesが発売しようとしていたTRPG"GURPS Cyberpunk"のマスターコピーが含まれていた。この事件は電子フロンティア財団設立のきっかけの一つとされ、のち捜査に関する訴訟に電子フロンティア財団はサポートを行い、控訴審では法廷助言人となっている。
    • 05月09日 アメリカ合衆国シークレットサービスが実施した全国的なハッカーの取り締まり"Operation Sundevil"がプレスリリースで公開される。電子フロンティア財団設立のきっかけの一つ。
    • 05月16日 John Guareによる戯曲"Six Degrees of Separation"がリンカーンセンターのミツィ・E・ニューハウス劇場で初演される。"Six Degrees of Separation (6次の隔たり)"という言葉を広めた作品であり、1993年には映画化された。
    • 07月10日 John Gilmore、John Perry Barlow、Mitch Kaporによって"Electronic Frontier Foundation(「電子フロンティア財団」)"が設立される。設立者の3人はWELLのフォーラム上で初めて出会ったとされる。
    • 09月10日 マギル大学の大学院生だったAlan Emtageにより検索エンジン"Archie"が公開される。FTPアーカイブのインデックスを作成しファイル名で検索することができるツールであり、最初のインターネット検索エンジンとされる。

    1991年

    • 01月27日 01月27日から09月29日まで、全6回でNHKスペシャル『電子立国日本の自叙伝』が放送される。続編として1995年に『新・電子立国』が放送された。
    • 05月頃   hakim bey (ハキム・ベイ)の"T. A. Z. The Temporary Autonomous Zone, Ontological Anarchy, Poetic Terrorism(『T.A.Z.: 一時的自律ゾーン、存在論的アナーキー、詩的テロリズム』)"がブルックリンの出版社Autonomediaから発行される。3つの章のうち最初の一つは"Chaos: The Broadsheets of Ontological Anarchism"として1985年に配布されたもの。一時Autonomediaはアメリカにフレンチセオリーを紹介した雑誌"Semiotext(e)"の販売代理店であった。
    • 06月05日 Philip Zimmermann (フィリップ・ジマーマン)がMS-DOS用のPretty Good Privacy (PGP)の最初のバージョンをUsenetでリリースする。Philip Zimmermannは1986年に商用製品の開発に使用することを意図してのちにPGPとなるソフトウェア基盤の開発を開始したとされる。PGPは公開鍵暗号を使用する公開されたソフトウェアとして唯一というわけではないものの、通信ネットワークを使用した公開鍵暗号方式の暗号化ツールとしては初であったとされる。
    • 06月20日 第一回INET Conferenceにおいて、Vint Cerf、Bob Kahn、Lyman Chapinの署名付き文書に基づいてInternet Society (ISOC)の設立が発表される。
    • 08月06日 Tim Berners-Lee (ティム・バーナーズ・リー)がUsenetのalt.hypertext上で、WorldWideWebプロジェクトの要約を発表、協力者を募集する。
    • 08月10日 当時同人サークルだったBio_100%がPC98版MS-DOS専用タイトルとしてシューティングゲーム「SuperDepth」をリリースする。Bio_100%は草の根BBS「STUDIO☆FEMY」から派生したサークルであり、SuperDepthはBio_100%を結成したaltyこと森栄樹とBio_100%メンバーであったtacoxこと二木康夫がゲームデザイン、キャラクターデザインを担当している。森栄樹はのちドワンゴ創業に協力しドワンゴ代表取締役副社長へ、二木康夫は田尻智とともにゲーム同人誌『ゲームフリーク』を創刊、ゲーム雑誌『ファミ通』でクロスレビューのライターを行っていた。
    • 08月25日 Linus Torvalds (リーナス・トーバルズ)がUsenet上で、Minixを用いて趣味でフリーなOSを開発しているとの投稿を行う
    • 12月09日 アメリカ合衆国議会にて"High Performance Computing Act of 1991 (HPCA)"が公布される。当時の上院議員Al Gore (アル・ゴア)によって作成、提出された法案であり、National Infomation Infrastructure (NII)の整備と国家研究教育ネットワークの資金調達につながったとされる。HPCAはのちクリントン政権下で副大統領を務めるAl Goreが推進した「情報スーパーハイウェイ構想」の端緒となったとされる。HPCAはイリノイ大学NCSAへの資金提供を支援し、結果的にNCSA Mosaicが生まれた。情報スーパーハイウェイ構想は1990年に日本のNTTが打ち出した全国の家庭を光ファイバーでつなぐというVI&P構想へ対抗して提案されたものとされる。

    1992年

    • 01月01日 Internet Societyが、Vint Cerfを評議員会会長に迎え、正式に設立される。
    • 03月09日 カリフォルニア大学バークレー校でXCFに所属するPei-Yuan Weiによってwebブラウザ"violaWWW"がCERNのWWW関係者に公開され、のち5月には一般にリリースされる。スクリプト可能なオブジェクトの埋め込み、スタイルシート、テーブルなどの拡張機能を追加した最初のブラウザとされる。NCSA Mosaic以前にはもっとも人気だったブラウザであったが、X Window Systemでしか実装されていないなどの制限がありNCSA Mosaicにシェアを奪われた。
    • 06月頃   Neal Stephenson (ニール・スティーヴンスン)のSF小説"Snow Crash(『 スノウ・クラッシュ』)"が出版される。仮想空間を意味する「メタバース」という言葉の初出
    • 06月18日 06月15日から日本の神戸にてINET'92が開催、18日から19日にかけて、Internet Society Board of Trusteesが「IABとそのすべての活動をInternet Societyに取り込むというIABからの勧告を受け入れる」と決議する。IABはISOCの技術諮問グループとして機能し、新しい名称を'Internet Architecture Board'へ変更、IETFとIRTFは引き続きIAB傘下として活動を継続する、とされた。CNRIの資金援助をしていたNSFが1991年までで資金提供を打ち切ると発表、そのためISOCが設立され、CNRIがISOCの運営面での母体となったとされる。
    • 09月頃   Timothy C. May、Eric Hughes、John Gilmoreらが作ったグループの設立集会でTimothy C. Mayが"The Crypto Anarchist Manifesto"を読み上げる。
      このグループの初期集会で"Mondo 2000"の編集者Jude MilhonがCyberpunkをもじって冗談で"Cyperpunks"と呼び、その名前が定着したとされる。集会の直後Cypherpunkメーリングリストが作られ、cypherpunk運動の中心的なメーリングリストとなった。
    • 09月頃   PGPのバージョン2.0がリリースされる。
    • 11月01日 SF作家Bruce Sterlingがノンフィクション"The Hacker Crackdown(『ハッカーを追え!』)"を出版する。シークレットサービスが行ったハッカーの取り締まり作戦"Operation Sundevil"、Steve Jackson Games襲撃事件、"Knight Lighting"裁判、電子フロンティア財団の創設などの出来事を題材としている。
    • 11月22日 Timothy C. Mayが"The Crypto Anarchist Manifesto(『クリプトアナーキスト宣言』)"をCypherpunkメーリングリストで配布する。宣言自体は1988年半ばに遡るとされ、"Crypto '88"および"Hackers Conference"で配られた。

    1993年

    • 01月02日 Jane MetcalfeとLuis Rossettoにより雑誌"WIRED"が創刊される。初代編集長はWhole Earth Catalog編集長で、Whole Earth Reviewの編集者でもあったKevin Kelly。"Mondo 2000"誌からの影響も強い
    • 01月23日 イリノイ大学NCSAのMarc Andreessen、Eric Binaがウェブブラウザ「NCSA Mosaic」のalpha/beta version 0.5をリリース、Usenetで公開する。NCSA Mosaicはテキストと画像を同一ウィンドウにインラインで表示できる最初のウェブブラウザとされる。Marc AndreessenとEric BinaはNCSAのソフトウェア設計グループに所属しており、同グループへの1992年に行われたJoseph HardinとDave ThompsonによるviolaWWWを使ったWebの実演に触発されて、Mosaicの開発を開始したとされる。
    • 03月09日 Eric Hughesにより"A Cypherpunk's Manifesto(『サイファーパンク宣言』)"が書かれる。
    • 07月07日 太田出版から鶴見済の書籍『完全自殺マニュアル』が出版される。
    • 09月頃   PGPの人気に伴い、Philip Zimmermannが国際武器取引規則違反の可能性に関してアメリカ合衆国連邦政府の犯罪捜査の対象になったと報告される。アルゴリズムで使用される鍵のサイズが40ビットを超える暗号技術は軍需品として分類されており、PGPは鍵のサイズが128ビットで、規制で輸出が禁じられていたためとされる。
      ZimmermannはMIT Pressを通じPGPソフトウェアの完全なソースコードを"PGP Source Code and Internals"というタイトルで、ハードカバーの本の形で公開した。書物の輸出が合衆国憲法修正第一条で保護されているために、世界中で利用できるようにするとの意図から書物の形で輸出したとされる。
      3年の捜査の間、Philip Zimmermannは電子フロンティア財団を含めた多くの法律専門家、セキュリティ専門家から支援を受けた。
    • 09月15日 アメリカ合衆国の副大統領Al Goreが、「全米情報基盤行動アジェンダ(National Information Infrastructure: Agenda for Action)」を発表する。これを期に、情報スーパーハイウェイに関する取り組み全体をNII(全米情報基盤)と総称するようになったとされる。

    1994年

    • 03月頃   Douglas Rashkoff (ダグラス・ラシュコフ)による本"Cyberia: Life in the Trenches of Hyperspace (『サイベリア : デジタル・アンダーグラウンドの現在形』)"が出版される。
    • 04月04日 NCSA Mosaic開発者のMarc AndreessenとSilicon Graphics創業者のJames Clarkが"Mosaic Communications Corporation"を創設する。のちの"Netscape Communications Corporation"。
    • 05月25日 25日から27日にかけ、スイスのジュネーブで"First International Conference on the World-Wide Web"が開催される。Dave RaggettがVRMLの論文"Extending WWW to support Platform Independent Virtual Reality"を提出した。
    • 09月10日 Timothy C. MayがCypherpunksメーリングリスト上で"The Cyphernomicon(『サイファノミコン』)"を発表する。長いFAQの形式で書かれ、アイデアや質問、主張に関するメモがセクションごとに並べられている文章で、匿名デジタル通貨と電子プライバシーを提唱、暗殺市場にも触れているとされる。
    • 10月頃 香川県のうどん店「うどん本陣山田家」がネットショップを開設する。日本でごく初期のネットショップとされる。
      1995年07月に発行された雑誌『月刊アドバタイジング』に「うどん本陣山田家」のネットショップが日本最初のネットショップであるという記載があるが、1993年に広島の家電量販店デオデオが洋書を販売したのが最初であるという説や、北海道の食肉加工会社「エーデルワイスファーム」が最初であるという説がNHKで放送されているとされる。
      1996年06月30日に放送されたNHKスペシャル「新・電子立国」の9回目で山田家のネットショップが紹介されている。
    • 10月01日 Tim Berners-Leeがwww関連技術に関する標準化団体World Wide Web Consortium (W3C)を設立する。Tim Berners-LeeはCERNと共同で欧州委員会とDARPAから資金援助を受け、MIT/LCSでW3Cを設立した。
    • 10月01日 "WIRED"US版に記事"Meme, Counter-meme"が掲載される。アメリカの弁護士Mike Godwinによる記事で、"Godwin's Law (「ゴドウィンの法則」)"を対抗ミームとして紹介したもの。
      Usenet上での議論が白熱するとヒトラーやナチスを持ち出し、安易に比喩として語られることに憤慨していたMike Godwinが、1990年頃からそれに対抗する形で"Godwin's Law"という言葉をUsenet上の様々なカテゴリ、グループで使い始めた。するとすぐに様々な議論上で"Godwin's Law"が引用されるようになったとされる。
      "WIRED"の記事でMike Godwinは 、「ミーム工学の実験」として"Godwin's Law"を開発し、"Counter-meme (「対抗ミーム」)"として散種したと説明、実験が成功したこと、「悪いミーム」を駆逐するためには対抗的な「良いミーム」を作り上げることが最善の方法であることを説明した。この記事がインターネットの文脈でいわれる「ミーム」の用法を広げるきっかけとなったとされる。
    • 10月27日 雑誌"WIRED"のウェブサイトである"Hot Wired"が開設される。"Hot Wired"にはAT&TやMCI、Club Med、Zima、Volvoなど複数の企業が470*76dpiの「初めてのバナー広告」を出していた。クリック可能なオンライン広告は以前から存在していたが、成功を収めたことで特にAT&Tの"YOU WILL"バナーは世界初の「バナー広告」と言われるようになった。最初のクリック可能なオンライン広告は1993年05月に開設されたO'Reilly Mediaのサイト"Global Network Navigator"に出されたシリコンバレーの"Heller, Ehrman, White & McAuliffe"法律事務所の広告とされる。
    • 11月14日 "Mosaic Communications Corporation"が"Netscape Communications Corporation"へ社名変更する。イリノイ大学がMosaicの権利を主張したため。
    • 12月15日 Netscape Communicationsよりウェブブラウザ"Netscape Navigator"がリリースされる。当初は無償で配布されるがのちシェアウェアとなる。開発中は"Mozilla"と呼ばれており、その名はMosaicとKillerの略称とGodzillaに由来している。

    1995年

    • 02月15日 FBIが、John Markoffと下村努の協力により、クラッカーであるKevin Mitnickを逮捕する。
      1994年12月、サンディエゴの自宅にある下村努のコンピュータにKevin Mitnickが侵入したことが、下村がKevin Mitnickの捜査を行うことのきっかけとなった。
      Kevin Mitnickは盗んだソフトウェアをWELLのアカウント上に保存しており、これを見つけた下村はWELLの経営陣と協力することでKevin Mitnickの身元を特定したとされる。John Markoffと下村努は、1996年01月22日に事件の経緯を記した本"Takedown: The Pursuit and Capture of America's Most Wanted Computer Outlaw (『テイクダウン―若き天才日本人学者vs超大物ハッカー』)"を共著で書き、これを原案とした映画が2000年に公開された。
    • 03月25日 Ward Cunninghamが自身の会社Cunningham & Cunninghamのウェブサイトc2.comで最初のwikiであるWikiWkiWebを公開する。
    • 03月27日 webサイト「東京トップレス」が開設される。日本初のアダルトサイトとされる。
    • 08月24日 MicrosoftからOS"Windows 95"がリリースされる。また、別売りの"Microsoft Plus! for Windows 95"に付属する形でNCSA Mosaicをもとに開発されたウェブブラウザ"Internet Explorer 1"が同時にリリースされる。ネットワーク機能の容易化、TCP/IPが選択可能であるなどの機能の充実化によりWorld Wide Webの普及の大きな要因となる。
      OSの商業的な成功とOSと抱き合せでIEを配布したことなどによりIEのブラウザシェアが伸び、Netscapeとの間でいわゆる「第一次ブラウザ戦争」が勃発する。
    • 09月01日 Richard BarbrookとAndy Cameronによる小論"The Californian Ideology(カリフォルニアンイデオロギー)"がMute Magazineに掲載される。
      サイバネティクス、カウンターカルチャーリバタリアニズム、自由市場経済を組み合わせたイデオロギーを「カリフォルニアンイデオロギー」と名付け、『WIRED』や『MONDO 2000』などの雑誌で広まり、Stewart BrandやKevin Kellyらの著作で説かれているとした。また、カリフォルニアンイデオロギーはマーシャル・マクルーハンを守護聖人とし、新自由主義、カウンターカルチャーの急進主義、技術的決定論などのハイブリッドなイデオロギーであると書いている。
      情報スーパーハイウェイ構想やアメリカ西海岸の開発の歴史を参照しながら、ハイパーメディアの開発においては国家の公的介入が中心的役割を果たしてきたにも関わらず、カリフォルニアンイデオロギーは反国家主義を信念として持ちヒッピーの自由主義的個人主義を讃えていると批判している。荒野の中で、開拓者やカウボーイ、伝道師、入植者といった自由な人々によって国家が築かれたという神話とアメリカンドリームを重ね合わせ、アメリカ独立宣言の作成者の一人であるトーマス・ジェファーソンが、独立宣言の中では民主主義と自由を呼びかけながらも、同時にアメリカ最大の奴隷所有者の一人であったという歴史を引いて、カリフォルニアンイデオロギーのリバタリアニズム的側面をシニカルに批判している。
    • 09月18日 ウェブブラウザ"Netscape Navigator 2"がリリースされる。HTMLのフレームやアニメーションgif、JavaScript、cookieの対応など、多くの拡張機能が導入される。JavaScriptは開発時"Mocha"、のち"LiveScript"と呼ばれていたが、当時話題となっていたJavaにあやかって開発元のSun Microsystemsに許可を取り"JavaScript"と名付けられた。元Silicone GraphicsのエンジニアBrendan EichがJavascript開発者として知られている。
    • 09月18日 18日から19日にかけて札幌で電子情報通信学会MIS・NA・OFS研究会合同ワークショップが開催される。富士通研究所の原田裕明らが論文『WWWと連携した三次元対話空間AGORA』を発表する。AGORAはのちCyberCity96で使用された。
    • 10月26日 朝日新聞が夕刊で地下鉄サリン事件に関する不謹慎ゲーム「霞ヶ関」を取り上げた記事「『サリン』まき犠牲者競う/通信ネットでソフト流通/『過激』と一部ネット削除」を載せる。「霞ヶ関」が有名になるきっかけの一つ。
    • 10月29日 1995年10月29日から1996年06月30日まで、全9回でNHKスペシャル『新・電子立国』が放送される。1991年に放送された『電子立国日本の自叙伝』の続編。

    1996年

    • 01月01日 Carl Malamudが創始した"Internet 1996 World Exposition(「インターネット 1996 ワールドエキスポジション」)"が01月01日から12月31日までの1年間インターネット上で開催される。日本では郵政省や日本インターネット協会らが後援しインターネット1996ワールドエキスポジション日本組織委員会事務局が組織され、日本組織委員会の会員団体としてソニー、ソフトバンク、東芝、NEC、NTT、日本IBM、日立製作所、富士通、ベッコアメ・インターネット、マイクロソフト、松下電器産業らが参加した。日本での実行委員長は村井純が努め、東京の原宿でパーティーが開催された。坂本龍一はIWE'96のために曲を制作、武道館ライブをネット配信している(武道館ライブのサポートは竹中直純が行った)。
      日本IBMは小錦関のページ「小錦の部屋」や「三島由紀夫Cyber Museum」、VRMLでお伊勢参りをすることができる「伊勢神宮」を、ソニーは「お魚追尾NetCam」やVRMLブラウザー「Cyber Passage」(のちのCommunity Place)を用いた新しいワールド「Circus Park」やVRMLで江戸の街を再現する「本所時代村」を有した「Virtual Sphere」を、富士通は3次元コミュニティサービス「CyberCity96」やパーソナルコミュニケーションサービス「InfoVillage」を、 CSKは3次元空間「Cyber Space Kingdom」を展開した。(参考1参考2)
    • 01月31日 Spencer KimballとPeter Mattisが開発したGIMPのVer.0.54が最初のパブリックリリースとして公開される。Spencer KimballとPeter Mattisは1995年にカリフォルニア大学バークレー校のXCF学期末プロジェクトとしてGIMPの開発を開始した。"GIMP"の名称は当初"General Image Manipulation Program"の頭文字として、映画『パルプ・フィクション』にちなんでつけられたが、1997年にカリフォルニア大学バークレー校を訪れたRMSに許可を取って"GNU Image Manipulation Program"のアクロニムへと変更された。
    • 02月08日 John Perry Barlowが「A Declaration of the Independence of Cyberspace(サイバースペース独立宣言)」を公表する。アメリカの通信品位法への応答を意図して書かれた。
    • 05月10日 Brewster Kahleがインターネットに関するデジタル図書館"Internet Archive"を設立する。Brewster Kahleはウェブクローリング会社"Alexa Internet"と同時期に設立、同年10月頃からwwwを大量にアーカイブし始めたとされるが、2001年のWayback Machine開発までアーカイブは一般に公開されていなかった。
    • 06月30日 三上洋が電波新聞社から『もっと知りたいユーザーのためのMicrosoft Windows95活用ガイド』を出版する。ITジャーナリスト三上洋の初の単著
    • 08月21日 しばが管理する掲示板「あやしいわーるど」が開設される。当初デジタルエデンの無料掲示板サービスを用いていたが、デジタルエデンが12月25日に無料掲示板サービスを終了したために、無料掲示板サービス「県人会」へ移動した。
      「あやしいわーるど」はNIFTY-Serveでしばが運営していたホームパーティ「あやしいワールド」が前身としてあり、「あやしいワールド」は地下鉄サリン事件に関する不謹慎ゲーム「霞ヶ関」を、検閲なしの私信扱いとして配布できるホームパーティシステムを利用したことが開設の動機の一つとされる。「県人会」時代のハッククラック情報を扱う「あやしいわーるど2000」で掲示板荒らしネタを扱っていたメンバーがのち掲示板荒らし集団「ゲスッ」を作ることとなった。

    1997年

    • 01月頃   Andrew WeinreichがSixDegrees.comのベータ版サービスを開始する。創成期のSNSとして現代のSNSの原型を作ったとされ、ユーザーがプロフィールを作成し、フレンドリストを表示したり検索することができる最初のSNSといわれる。「SixDegrees.com」の名は6次の隔たり理論に由来する。最盛期には350万人の登録者がいたとされる。
    • 02月06日 ソニーがアバターチャットサービス「さぱり」を発売する。VRMLブラウザ「Community Place Browser」を使用しVRML空間を自由に歩き回ることができた。さぱりは一時期VAIOシリーズにプリインストールされていたため数十万ユーザーを獲得したとされる。モデリング以外は企画も含め野間恒毅が制作した。2003年01月31日にサービスを終了した。
    • 02月15日 株式会社メディアフュージョンを中心としてsonyのCommunity Placeを使用したVRML仮想空間「バーチャルキッズパーク」の第一バージョンがオープンする。「長期療養児の心のコミュニティーワールド」と形容されるように、長期療養児の精神的ケアを行うためのコミュニケーションツールとして、阪神淡路大震災からの産業復興を目的に設立された財団法人阪神・淡路産業復興推進機構の「震災地区産業高度化システム開発実証事業」の一貫として開発された。
    • 02月22日 野村総合研究所Interactivity Testing Lab.が「VIDEO INSIDER On The NET 映画サロン」、「スキーインフォメーションサロンの空間」を公開する。VRML空間にComminity Place Browserでアクセスすることができた。
    • 3月14日 中華人民共和国が第8回全国人民代表大会第5次会議において刑法を改正する。この改正によりサイバー犯罪に関する法律が中国において初めて成立した。刑法改正を含む刑事立法の大幅な整備は中国刑法史の転換期とされる。1997年10月01日に施行された。
    • 03月28日 Adam Backがcyperpunkメーリングリスト上で"HashCash"のアイデアを公開する。HashCashは電子メールスパムやDoS攻撃を制限するために使用されるプルーフオブワークシステム。Bitcoinの技術的な由来の一つ。
    • 04月07日 Michael Goldhaberがジャーナル"First Monday"で論文"The attention economy and the Net"を発表する。
      Herbert Simonが提唱した、情報化社会においては認知資源としての"Attention"を獲得することが重要になってくるという主張をもとに、"Attention"に関する経済的原理を"Attention Economy (アテンションエコノミー)"と名付け提唱した論文。"Attention Economy"という用語は2001年Thomas H. DavenportとJohn C. Beckによる本"The Attention economy: understanding the new currency of business(『アテンション!―経営とビジネスのあたらしい視点』)"によって普及したとされる。
    • 05月24日 当時中学3年生の男子が2月10日から05月24日にかけ小学生5人を殺傷した神戸連続児童殺傷事件のうちの第三の事件が発生する。
      犯人の声明文からいわゆる「酒鬼薔薇聖斗事件」とも呼ばれる。犯人は06月28日に逮捕され、未成年であることが報じられた。
      06月29日に「酒鬼薔薇聖斗事件・情報一覧」の掲示板に犯人の実名が投稿され、「あやしいわーるど2000」に転載された。06月30日には朝日新聞朝刊でインターネットに実名が流出したと報道され、産経新聞のウェブサイト上で実名が流出した掲示板の様子についてのニュースが配信された。そのため、掲示板のログ上から、報道された様子と合致する、ある実名についての書き込みが特定され、このことで実名が確定した。事件とその経過を受け複数のウェブサイト、掲示板が閉鎖した。
    • 06月03日 笠原健治が有限会社イー・マーキュリーを設立する。笠原健治は1997年11月頃、東京大学在学中にIT系求人サイト「Find Job!」を開設していた。株式会社MIXIの前身。
    • 07月01日 野村総合研究所Interactivity Testing Lab.が「障害者と健常者が公平な輪となってコミュニケーションのできる「場」の実現を目的」としてVRML仮想空間「とんねるパーク」「ドーナツパーク」を公開する。Community Place Browserを使用しアクセスする必要があった。
    • 08月05日 あめぞうがあめぞうリンクを開設する。「インターネットの情報は、つまらないと言う人への無言の抗議」を副題としていた。当初は掲示板は設置されていなかったがのちに「掲示板ニュース速報」「株式速報」板を設置、1998年09月に掲示板のスクリプトを変更してから徐々に板の数を増やしていったとされる。開設当初はgeocitiesの無料スペースとteacupの無料レンタル掲示板を使用していた。
    • 08月09日 βテスト中のMMORPG"Ultima Online"でLord Britishが殺害される。製作者のRichard Garriottが操作する国王のLord Britishがβテスト終了を記念した演説を行っていた際、本来無敵であるはずであったが、この日のみ無敵フラグをつけ忘れていたため、一般のプレイヤーに焼き殺される事件が発生する。MMORPG史における革命的な事件。
    • 08月13日 野村総合研究所Interactivity Testing Lab.がヤクルトスワローズの3D応援チャット空間、『スワローズ・サイバースタジアム』を開設する。Community Place Browserを使用しアクセスする必要があった。
    • 11月頃   今一生が「Create Media」名義で企画・編集した書籍『日本一醜い親への手紙』が出版される。親への愛憎を込めた手紙を公募、100通を編集した本。2年後には文庫化され「親の役割を知らない親の下で育てられ、「生きづらさ」に苦しむアダルト・チルドレンの必読書としてベストセラーになった」と解説された。
    • 11月?頃  とげがサイト「精神病院入院日記」を開設する。一部のメンタル系個人サイトへ影響を与えた。
    • 12月15日 ISOとIECがVRML2.0に手を加えたVRML97を国際標準として制定する。VRML2.0では1.0からインタラクティブ機能、マルチメディア機能を拡充した。

    1998年

    • 02月頃   TerraがTry The Homepageから日本で最初にフロート機能を搭載した掲示板スクリプト「multi2」の配布を開始する。
    • 03月19日 あめぞうリンクのサーバーが移転される。これを機に掲示板スクリプトを設置する方針に変わり、「ネットサーフレスキューWeb裏技」の積み上げ型掲示板スクリプト「簡易BBS(MiniBBS)」を使用するようになった。
    • 05月06日 pyloriが個人サイト「pylori world」を開設する。pyloriは睡眠薬を服用し現実から寝て逃げることを「寝逃げ」と造語した人物とされる。
    • 05月12日 ソニーが、プロバイダーサービスSo-net上で『PAW (Person Agent World)』のサービスを開始する。Comminity Placeを用いた3Dチャットコミュニケーションスペースで利用者はComminity Place Browserを用いてアクセスした。1999年02月10日よりPAWザ・セカンドワールドとしてPAW2のダウンロードを開始、02月23日にPAW1のワールドが消滅し完全に移行した。その後もサービスを継続し、2004年09月30日にサービスを終了した。企画、監督、脚本等を松田晃一が行った。
    • 06月06日 ひろゆきの個人サイト「Hirox's room」がサイト名を「実録!交通違反をもみ消して罰金を払わない方法」へ変更する。
      当時ひろゆきは中央大学の学生であり、Hirox's roomは1998年はじめ頃開設したとされる。
    • 09月06日 あめぞうリンクの掲示板スクリプトが、積み上げ型の「MiniBBS」から「Try The Homepage」の「resbbs」に一新される。「resbbs」は返信が親投稿にぶら下がる形に表示されるため関連話題がスレッドとしてまとまり読みやすくなっていた。さらに新規投稿されたスレッドが一番上に移動するフロート機能が追加され、あめぞう型掲示板、いわゆるスレッドフロート型掲示板が成立した。「スレッドフロート型掲示板」の命名者は河上イチロー。
    • 10月09日 ソニーがビジュアルチャットソフト「Chat Vision」をリリースする。自分のアバターの顔に自由に画像を貼り付けることができるのが特徴とされる。2000年07月10日にサービスを終了した。野間恒毅が制作した。
    • 10月28日 アメリカ合衆国で"DMCA (「デジタルミレニアム著作権法」)"が施行される。これにより、コピーガードなど保護手段回避の禁止やアクセスコントロールの保護、そしてプロバイダの責任を制限することなどについて著作権法が改正された。プロバイダの責任制限として"Notice & Take Down (ノーティスアンドテイクダウン手続)"が創設された。
    • 11月16日 メールマガジン『サイバッチ!』の創刊号が発行される。キャッチコピーは「インターネット史上最悪のゴシップマガジン」であり、創刊号には河上イチローのインタビューが掲載された。創刊号で噂の対象とされた大月隆寛はのちサイバッチ!の書き手となり、2002年03月には兄弟紙である「サイバッチ! インデプス」の編集長となった。
    • 12月頃   掲示板『あやしいわーるど』でAA「ギコ猫」の源流が誕生する。
    • 12月08日 河上イチローによる書籍『サイバースペースからの挑戦状』が雷韻出版から発行される。日本インターネットのアングラ面に焦点を当てた内容で、宮崎学や「あやしいわーるど」のしばこと芝雅之、「遊撃インターネット」の北のりゆき、NIFTY-Serveで上九一色村の強制捜査を予言し話題となった★阿修羅♪、「共産趣味」の源流の一つといわれる「マルチメディア共産趣味者連合」の中央委、「あめぞう」のあめぞうらが対談、メール取材で登場した。
    • 12月12日 自殺志願者に青酸カリカプセルが送付され、実際にカプセルを服用した事件、「ドクター・キリコ事件」が発生する。
      服用した結果12月15日に自殺志願者の女性が死亡、それを聞いた捜査を受けていた送り主の男性も自殺した。送り主の男性は「美智子交合」が運営するサイト「安楽死狂会」の掲示板「ドクター・キリコの診察室」で「ドクター・キリコ」として活動しており、掲示板ではうつ病患者や自殺志願者の相談を行っていたとされる。
    • 12月17日 Paul R. SamsonとDavid C. Pittにより"The Biosphere and Noosphere Reader (『生物圏と精神圏読本』)"が出版される。生物圏と精神圏の包括的な歴史書として書かれ、概念の変遷と辿ったものとされる。元ソ連大統領Михаил Горбачёв ( Mikhail Gorbachev : ミハイル・ゴルバチョフ)が序文を寄せている。UNESCOのほかに、国連そのものやグリーンクロスインターナショナル、諸々の市民NGOなどに「精神圏」の影響があるとした。

    1999年

    • 01月25日 NTTドコモにより携帯電話IP接続サービス「iモード」が発表される。対応携帯電話でキャリアメールの送受信やウェブページの閲覧などができた。栗田穣崇によりiモード用の絵文字「iモード絵文字」176種類が開発された。
    • 03月30日 南条あやが高校を卒業してしばらくした03月30日にカラオケボックスで向精神薬を大量に服用、死亡する。南条あやは生前、サイト「町田あかねのおクスリ研究所」内のコーナー「現役女子高生あやちゃんのお部屋」で日記を公開、1998年11月05日にファンクラブが発足するなど人気があった。
    • 04月頃   美智子交合の書籍『私が死んでもいい理由』が太田出版から発行される。ドクターキリコ事件の舞台の一つとなったサイト「安楽死狂会」の管理者として、事件を振り返った内容。
    • 04月15日 富士通株式会社が「インターネット上に3次元の仮想都市や仮想空間などを柔軟に構築するシステム」として、「マルチメディアの情報サービスを構築する企業や官公庁向けに」VRML97に対応した『3D-Communicator』の販売を開始する。
    • 04月15日 Brad Fitzpatrickが高校の友人に自分の活動状況を知らせる方法として"LiveJournal"を開始する。ブログホスティングサービスであり、のちにSNS的な要素が取り入れられた。2014年までGPLでソースコードが公開されていたため、LiveJournalフォークが複数作成された。2005年にMovable typeの開発元であるSix ApartがLiveJournalを運営するDanga Interactiveを買収、2007年にSix Apartはロシアのメディア企業SUPにLiveJournalを売却した。
    • 05月頃   Neal Stephensonの小説"Cryptonomicon(『クリプトノミコン』)"が出版される。作中cypherpunksメーリングリストを基にしたメーリングリストが登場する。
    • 05月20日 相田くひをの書籍『インターネット自殺毒本』がマイクロデザイン出版局から発行される。ドクターキリコ事件について、インターネットという側面から考察されている。相田くひをはパソコン通信「東京BBS」時代に「クヒオ大佐」として活動、サイト『極東☆ディスティニーランド』を運営していた。
    • 05月30日 ひろゆきがスレッドフロート型掲示板「2ちゃんねる」を開設する。
      「2ちゃんねる」という名称は、サーバーの不調が続いていた「あめぞうのサブ」としての位置づけという意味があったとされる。
      当初は掲示板の他に「らくがき帳」「チャット」「クサチュー語変換ページ」といったコンテンツが並んでいたとされる。
    • 06月01日 ハイブリッドP2P方式を利用したmp3ファイルの配布に重点を置いたファイル共有ソフト「Napster」がリリースされる。Shawn Fanning、Sean Parker、Hugo Sáez Contrerasの3人が共同設立する。
    • 06月17日 宝島社から『別冊宝島445 自殺したい人びと』が出版される。相田くひをが「とげ」、「南条あや」、「美智子交合」を宝島社の編集へそれぞれ紹介した。掲載された南条あやの原稿は遺稿となった。
      打ち合わせの際に相田くひをと南条あやはリタリンとレキソタンを交換しており、このとき交換したレキソタンが『薬ミシュラン』表紙の写真に使われることとなった。2000年04月25日に宝島社文庫で『「死んでもいいや」症候群』として文庫化、2008年09月20日に宝島SUGOI文庫から『自殺したい人々』として改訂、改題し再び出版された。
    • 06月19日 あめぞうリンクの掲示板の一つ「内部告発」板が消滅する。あめぞうはこれについて何らかの圧力を受けたことを匂わす説明を行なった。
      あめぞうは「責任を持ってうちの、HP引き継いでくださるという、団体の方いらっしゃいませんカー」と呼びかけ、それに2ちゃんねるを開設したばかりのひろゆきは「おいらじゃだめでしょうか?」と返信しているが、当時は東京アクセス社の社長であることを隠していたために断られている。
    • 07月頃   エジンバラ大学の学生であったIan Clarkeが卒業要件のための未発表レポート「A distributed decentralized information storage and retrieval system」を提出する。2001年のFreenet論文の基礎となる。
    • 09月01日 韓国で株式会社サイワールドが設立される。サイワールドはクラブサービスとして開始されたが、後にSNSとなり、2000年代中盤から後半にかけて韓国でもっとも使われるSNSとなったとされる。2005年12月05日に日本でサービスを開始したが2009年06月19日にサービスを終了した。
    • 09月13日 通信プロトコル"SOAP"の仕様がIETFに提出され公開される。Microsoft社内で1998年06月にXML-RPCとして公開されていたが、Microsoftが躊躇したため一般には公開されていなかったとされる。SOAPはv1.1までW3C勧告とはされず、v1.2の仕様が2003年06月24日にW3C勧告とされた。
    • 10月01日 Lawrence Lessigの本"Code and Other Laws of Cyberspace(『CODE―インターネットの合法・違法・プライバシー』)"が出版される。行動の主要な規制要因に、法律、規範、市場とならんでアーキテクチャがあるとし、それぞれの影響を考慮しなければならないとする。
    • 10月11日 Clifford AdamsがWikiWkiWebのエンジンであるWikiBaseのクローン、AtisWikiのフォークからUseModWikiの開発を開始する。名称はClifford Adamsが90年代に開始したUsenet Moderationプロジェクトからきている。
    • 10月14日 あめぞうリンクの掲示板群が「あめぞうウイルス」によって壊滅、メイン掲示板の「@広場」が停止する。21日には「あめぞうリンク」の掲示板が全滅状態になったとされる。「あめぞうウイルス」は正確にはウイルスではなくブラウザが処理できないような巨大な値を投稿しブラウザをクラッシュさせる荒らしの手法。あめぞうは当初削除を行なっていたがやりとりに疲れたのか一時失踪し、数ヶ月の間対策が取られなかったとされる。
    • 10月28日 テキストサイト「終る世界」で「自殺日記」始まる。「僕は今日から100日後に死のうと思います。」という書き出しからはじまるように1日毎に更新され、その日の日記の最後に最期の日まであと何日か記述するスタイルが話題となる。2000年02月03日で日記の更新を終了した。スポーツ報知、めざましテレビなどで取り上げられた。
    • 11月21日 2ちゃんねるに「躁鬱板」が新設される。のちメンタルヘルス板へ名称が変更される。
    • 12月02日 poo siteにてお絵かき掲示板 Version 1.00が公開される。JAVAとCGIを組み合わせて作成されており、これによりインターネットで初めてのお絵かき掲示板が発明されたとされる。
    • 12月14日 ひろゆきが掲示板レンタルサービス「JBBS」を開始する。のち2001年にけんすうらのメディアクリップに運営が譲渡され「したらば@JBBS」となる。
    • 12月14日 株式会社ティー・オー・エスのiモード、インターネット向け無料ホームページ作成サービス「魔法のiらんど」がサービスを開始する。開始日当日のアクセス数は300pvであったが、1週間後には3万pv/日、2週間前には10万pv/日と拡大した。「魔法のiらんど」という名称はサービス開始の数日前に5分ほどで決まったとされる。サービス開始の一週間後にアイポリスコンテンツパトロールを開始した。
    • 12月15日 Neeraj Jhanjiが設立したイマヒマ株式会社が、iモード規格に対応した携帯電話向け位置情報SNSサービス"ImaHima"を開始する。ピーク時には日本で50万人以上ものユーザーがいたとされる。2014年にImaHimaが開拓したNeeraj Jhanjiのモバイルチェックインなどの特許がfacebookにより買収された。
    • 12月15日 YouthStream Media NetworksがSixDegrees.comを運営するsixdegrees inc.を1億2500万ドルで買収すると発表する。2001年に実際に買収されたが、その後サービス終了する。

    2000年

    • ??月??日 アメリカのジョージア州アトランタでヘヴィメタルバンド"Mastodon"が結成される。このバンドのバンド名が、後にEugen Rochkoが開発する分散SNSであるmastodonの名前の由来となった。
    • 02月15日 ゲーマーズ旧本店に「ゲーマーズカフェ」をブロッコリーが開店する。メイド喫茶のさきがけとされる。
    • 03月頃   Ian ClarkeがP2PソフトウェアFreenetの初回リリースを行う。言論の自由が保障されていない国において自由な言論を達成をすることを目的とし、暗号通信プロトコルに従い情報をやり取りする機能のみを提供するソフトウェア。そのためファイル共有や掲示板機能、メール機能を使うためにはそれぞれ目的に応じたフロントエンドを利用する必要があった。有名なフロントエンドにはFrostやFuqid、FMS、ミニブログ機能を備えたSoneなどがある。
    • 03月10日 ドットコムバブルの影響からナスダック指数が名目ベースで過去最高値(5048.62)を記録する。ドットコムバブルはこれをピークとして暴落し、多くのインターネット企業が倒産した。
    • 03月14日 ピュアP2P形式のファイル共有ソフト"Gnutella"がNullsoftのJustin FrankelとTom Pepperによって同社がAOLに買収された直後の2000年初頭に開発され、公開される。翌日AOLは法的な懸念から公開を停止し、Nullsoftがこのプロジェクトをこれ以上開発することを制限した。名前に"Gnu"とついているようにGPLでソースが公開される予定だったが、AOLの制限のため公開されなかった。のち、プロトコルがリバースエンジニアリングされ互換性のあるクローンが独立して複数、並行して開発された。当時24歳のGene KanとGIMPの開発で知られるSpencer KinballがGnutellaプロトコルを実装する最初のオープンソースプログラムである"GNUbile"を開発した。Gene Kanはのち2002年06月29日、25歳の若さで拳銃自殺している。
    • 05月03日 西鉄バスジャック事件が発生する。犯人が犯行前「ネオむぎ茶」のハンドルネームで2chに犯行予告をしていたため「ネオむぎ茶事件」ともいわれる。犯人は2ちゃんねるで「キャットキラー」というコテハンを使用していたが、ネオむぎ茶に改名したのち事件の同日「佐賀県佐賀市17歳・・・。」というスレをたてたことで事件後犯行予告だと話題になった。
    • 05月09日 西鉄バスジャック事件をうけニュースステーションがひろゆきにインタビューを行い、「うそはうそであると見抜ける人でないと(掲示板を使うのは)難しい」との発言が放送される。
    • 08月18日 2ちゃんねるの「躁鬱板」が「メンタルヘルス板」へ名称変更される。08月22日頃から「メンタルヘルス板」が「メンヘル板」と略しはじめられ、「メンヘルer」が「メンヘラ」の語源となった。メンヘル板に「メンヘラ」表記が登場したのは2001年01月29日とされる。
    • 08月30日 南条あやの日記が父親の手により新潮文庫から『卒業式まで死にません 女子高生南条あやの日記』として刊行される。2004年02月28日には文庫化された。
    • 09月06日 RSA暗号の特許が9月20日に期限切れとなるのに先立ってRSAがRSA暗号の特許権を放棄、パブリックドメインとする。
    • 09月30日 サイト「ば科学的愛情」にて、画像添付機能を持つテキスト掲示板CGIに組み込んでお絵かき掲示板にするJavaアプレットである、BBSPainterの最初のバージョンであるv1.0aがリリースされる。
    • 10月頃   シリコンバレーのエンジニアJames HongとJim Youngがレーティングサイト「Hot or Not」を開設する。その後レーティングサイトとして多くの模倣サイトを生む。
    • 10月12日 雨宮処凛の書籍『生き地獄天国――雨宮処凛自伝』が太田出版から発行される。イジメ体験、ビジュアル系バンドの追っかけ、自殺未遂、右翼団体への加入、愛国パンクバンドの結成といった体験を振り返った自伝。90年代後半には「ミニスカ右翼」と呼ばれていたが00年前後に左翼へ転向、プレカリアート問題に関する活動家、論客として注目された。2002年02月頃には『自殺のコスト』を上梓した。
    • 10月23日 Googleが検索結果ページに表示されるキーワード広告を購入することができるサービス"Google AdWords"を即時提供すると発表する。
    • 11月頃   お絵描きしぃ掲示板 PaintBBSにてPaintBBS v1.10がリリースされる。このリリースで評価版から正式版として公開された。後に後継のしぃペインターが公開された。
    • 11月頃   リストカッターの交流の場として自傷系の掲示板「自傷らーの館」を開設したロブ@大月が、掲示板での交流についてまとめた書籍『リストカットシンドローム』を出版する。ロブ@大月は「生きるためのリストカット」という言葉を作ったとされる。
    • 冬頃    はなだはなぞうが自傷行為依存者の自助グループ「日本自傷連合」を発足する。中野区の公民館で参加費100円で会合を行っていたとされる。はなだはなぞうはODによる心臓発作のため2001年09月12日に急逝したとされる。
    • 12月04日 Frontcode Technologiesの社長Kevin HearnによりP2Pファイル共有ソフト「WinMX」の初回リリースがなされる。
    • 12月31日 2000年12月31日から2001年12月31日までの1年間、『インターネット博覧会』が開催される。日本政府のe-Japan構想、ミレニアム記念事業の一つで、110億円もの予算が使われたとされる。メインゲートは会期終了後一ヶ月で削除された。桃井はるこの月刊ASCIIでの連載コラム「桃井はるこ新聞」でインパクの発案・推進者である堺屋太一にインタビューした際「ぜひインパクの歌を作ってください」と頼まれたため、『インパク音頭』を黙認イメージソングとして作成、自身の公式サイトで発表した。インパクのCMには当時内閣総理大臣の森喜朗も出演したが、2001年04月26日に森内閣が総辞職したことでCMの内容を一部変更した。

    2001年

    • 01月01日 論文「Freenet: A Distributed Anonymous Information Storage and Retrieval System」をIan Clarke、Oskar Sandberg、Brandon Wiley、Theodore W. Hongが共著で発表する。
    • 01月15日 Jimmy WalesとLarry Sangerによってオンライン百科事典プロジェクトWikipediaの英語版が発足される。専門家によるオンライン百科事典プロジェクトNupediaを前身とし、GNU Free Documentation License (GFDL)とWikiシステムを採用、広告を一切掲載せず寄付によって運営するとした。また、初期はJimmy WalesおよびJimmy Walesが設立したインターネット企業Bomisが資金を提供していた。Wikiシステムの採用、"Wikipedia"という名称を考案したのはLarry Sangerである。初期はソフトウェアにUseModWikiを採用していたが、2002年01月頃にのちにMediaWikiと呼ばれるソフトウェアへ移行した。
    • 02月19日 ソニーが3Dアバターチャットサービス「こみゅー3D」のv1.0i-ecをリリースする。
    • 03月01日 Jaan Tallinnを含むBlueMoon InteractiveがピュアP2P型ファイル共有ソフト"Kazaa"およびそのプロトコル"FastTrack"を開発、Niklas ZennströmとJanus Friisのもとでリリースされる。
    • 05月07日 小泉純一郎内閣総理大臣が所信表明演説にて「積極的な国民との対話」の具体策の一環としてメールマガジン『小泉内閣メールマガジン』を発行すると表明する。06月09日に読者登録が開始され、06月14日に創刊号が発行された。森内閣時代に竹中平蔵らが提言した「首相官邸の情報発信力を高める」施策の一環として、竹中平蔵のゼミ生であった井庭崇の発案によりメールマガジン発行のアイデアが生まれたとされる。初代編集長は当時内閣官房副長官だった安倍晋三が務めた。「小泉内閣メールマガジン」は小泉内閣後名前を変え、「首相官邸メールマガジン」として継承され2021年までつづいた。
    • 07月02日 P2P用通信プロトコル「BitTorrent」の最初の利用可能なバージョンをプログラマーのBram Cohenがリリースする。Napsterクローンとして当初はNapster互換プロトコルを利用しOpenNapサーバーへ接続することができた。また、チャット機能を持ち、有志によりチャットサーバーを立てるツールやチャットクライアントなどが配布されていた。
    • 07月15日 設立に向け手続き中であった有限会社はてなが「人力検索サイトはてな」のサービスを開始する。「電話番号案内型の検索サイト」「人が人のために回答する『入力の検索サイト』」とプレスリリースで説明された。07月19日には近藤淳也を代表取締役として有限会社はてなが設立された。
    • 08月12日 ほげ隊長 ◆cG6Ia.BUによりPure P2Pによる匿名掲示板システム「zigumo」のプロジェクトが発動する。
    • 08月19日 2ちゃんねるのマスコミ板に「市民団体にふさわしい名前を・・・」スレが立ち、流れの中でネガティブな意味で「プロの市民」という名称が提案される。08月07日に「新しい歴史教科書をつくる会」事務所がなにものかに放火され、翌日そのことを報じた産経新聞の記事「採択妨害ついにゲリラ」のなかで、「つくる会」の教科書の不採択を呼びかけているいくつかの市民団体の名前が挙げられたことがきっかけとなった。もともと「プロ市民」は一部の地方自治の場でポジティブな意味を持って使われていたが、ここでネガティブな意味で「プロ市民」という概念が発明されたことで、のち反リベラル運動の中で頻繁に持ち出されることとなったとされる。
    • 08日25日 2ちゃんねるへのアクセス量が増大しサーバー不調が発生、このことから掲示板が次々と閉鎖される「8月危機」が発生する。UNIX板住人を中心として改善案が提出され、2ちゃんねる運営チームと掲示板上でやり取りをしながら復旧作業が行われたことで一日ほどで危機が収束した。のち経緯をまとめたFlash「UNIXFLASH」が作成された。
    • 08月30日 2ちゃんねるの8月危機を受け、避難所として「ふたば☆ちゃんねる」が設立される。レッツPHP!の画像掲示板スクリプトfazou.phpを改造したfutaba.phpが使用され、futaba.phpがオープンソースとして公開された。
    • 09月11日 アメリカ合衆国でイスラム教過激派組織アルカイダによる同時多発テロ、アメリカ同時多発テロ事件が発生する。これをきっかけにアメリカ合衆国大統領George W. Bushは「テロとの戦い」を宣言、対テロ戦争が開始された。
    • 10月頃   大山卓也が音楽情報の個人ニュースサイト「ミュージックマシーン」を開始する。のち2007年02月に開設される音楽ニュースサイト「ナタリー」の前身。
    • 11月05日 GNUプロジェクトのパッケージでありP2P通信ソフトウェア「GNUnet」の初回リリースがなされる。
    • 11月07日 コミュニティサイト「関心空間」が正式サービスを開始する。
    • 11月30日 2ちゃんねるダウンロードソフト板の「MX残り250人土曜日に一斉検挙されるが」スレにて、家に警察が来たと実況するID:/jDnbtssが「かぎのおとが おやがかぎわたしや もうだめぽ」とレスを行う。
    • 12月31日 インターネットラジオサイト「らじちゃんねる」が開設する。のち2002年05月05日に名称を「ねとらじ」へと変更する。

    2002年

    • 01月29日 アメリカ合衆国大統領George W. Bushが一般教書演説でテロ支援国家とされた北朝鮮、イラン、イラクの3カ国を「悪の枢軸」と名指し批判する。
    • 02月22日 ほげ隊長 ◆cG6Ia.BUによるPure P2P匿名掲示板システム「zigumo」のプロトタイプVer.0.1.0が公開される。「2ちゃんねるブラウザ「かちゅーしゃ」のGUIとP2Pファイル共有ソフト「Gnutella」のプロトコルを合体させたようなイメージのソフトウェア」と説明される。zigumoはzigumonetと呼ばれるPeer to Peerなネットワークを構成し、そのネットワークを通じて情報のやり取りを行うとのこと。仕組みはGnutellaと全く同じであり、zigumonet上を流れるzigumoプロトコルは互換性はないもののGnutellaプロトコルを基に設計されているとした。
    • 03月頃   有限会社手嶋屋が手嶋守により設立される。手嶋屋は2003年頃から携帯電話向けSNS「PNE」、2004年からオープンソースで開発されるSNS"OpenPNE"を開発する会社。"OpenPNE"はmixiライクなSNSとして、オンラインゲームのコミュニティサイトや大学の新入生向け情報共有サイト、ご当地SNS、個人開設のSNSなどに利用された。
    • 03月22日 NetscapeのエンジニアであるJonathan AbramsによりSNS「Friendster」が開設される。SNSの草分けとして知られ、「Friendster」という名はfriendとNapsterのかばん語に由来する。
      サービス開始から半年間で利用者が300万人を突破したとされる。Napsterの共同設立者の一人Sean ParkerがFriendsterとJonathan Abramsの初期アドバイザーを務めていた。
    • 04月01日 2chのダウンロードソフト板「MXの次はなんなんだ?」スレにて、レス番号47で「暇なんでfreenetみたいだけど2chネラー向きのファイル共有ソフトつーのを作ってみるわ。もちろんWindowsネイティブな。少しまちなー。」と書き込みがなされ、のちWinnyとなるP2Pファイル共有ソフトの開発開始を宣言する。スレ内では当初47氏の開発するソフトは『47(仮)』と呼ばれていたが、>>214で「暫定的にWinNXになってます」と明かされ、>>225で04月04日にスレ民が「WINNY」を発案、>>377で47氏が「ん~、じゃWinnyにしますか?」と書き込み04月05日の>>397で「Winny」に決定された。また、>>476では「ソフト公開で逮捕というとFLMASKの例があるから絶対無いともいえんけど、 その前にトンズラできると思うなぁ。」と書き込んでいる。
    • 04月01日 ほげ隊長 ◆cG6Ia.BUによるPure P2P匿名掲示板システム「zigumo」のver.0.2.0が開発をスタートする。のち掲示板でほげ隊長が開発終了宣言を行った。
    • 05月06日 2chのダウンロードソフト板「MXの次はなんなんだ?4」スレッドの>>659にて47氏こと金子勇が開発するピュアP2P方式のファイル共有ソフト「Winny」のβ1が公開される。「Winny」の名は、WinMXの後継を目指すとしてWinMXの後ろ2文字をアルファベット順に1字進めた「WinNY」が由来となっている。
    • 05月18日 有限会社はてなが「はてなアンテナ」のサービスを開始する。
    • 05月27日 日本でプロバイダ責任制限法が施行される。権利侵害に関連する発信者情報開示について体制が整えられ、これによりプロバイダの責任が制限された。プロバイダの責任制限が必要であるとの議論はDMCAから始まったとされる。
    • 06月頃   NHNによる翻訳掲示板「enjoyKorea」が開設される。日韓共催ワールドカップサッカーの開催を気に両国の交流を目的にサービスを開始した。enjoyKoreaの歴史板では歴史認識を巡る論争が加熱し、実証主義的アプローチで論争を遂行する論客「三悪人」を中心として組織「NAVER総督府」が設立され、2005年01月から3月にかけて行われた「バファリン作戦」は2ちゃんねるを巻き込んだ祭りとなった。『中央日報』翻訳掲示板でkonkonとして活動を開始した桜井誠は、enjoyKoreaではDoronpaとして活動し、活動や議論をまとめるかたちでサイト「Doronpa's page~不思議の国の韓国~」を開設、注目を集めることとなった。
    • 06月02日 ギコ猫商標登録事件(タカラギコ騒動)が発生する。株式会社タカラが「ギコ猫」の絵文字を商標申請中であることが2ちゃんねるの「ニュース速報+」板で話題となった。タカラは03月12日には「ギコ猫」商標を出願していた。翌03日タカラが「軽率だった」と申請を取り下げた。
    • 07月10日 NTTコミュニケーションズが3DCGを用いたアバターを使ったコミュニケーション・エージェントサービス「パラプラ」を08月01日に開始すると発表する。アバターのデスクトップ常駐機能やウイルスチェック機能、アバターチャットでの10種類の動作などの機能、ハローキティやゆず、人気ブランド「CLATHAS」とのコラポがアピールされていた。
    • 07月05日 「湘南ゴミ拾いオフ」が開催される。2002FIFAワールドカップにおけるフジテレビの偏向報道を問題視する2ちゃんねるユーザーがそれに対する抗議行動として、フジテレビ『27時間テレビ』で企画されたイベント「湘南 1万人のごみ拾い」より先にゴミを先に全て拾ってしまおうという案が出された。実際に05日から07日にかけ湘南ゴミ拾いオフが開催され、数百人の2ちゃんねるユーザーが実際にゴミ拾いを行った。
    • 07月22日 韓国のDADAWORLDSが開発した3Dアバターを使ったバーチャルワールド「テトリアルワールド」のサービスをテクノデザインが開始する。
    • 07月24日 東京通信ネットワークがオンラインコミュニケーションポータル「Cafesta」のサービスを開始する。SayClubを代表として韓国で2000年前後から流行していたアバターを用いたコミュニケーションサービスを参考に、アバターを用いたチャットやメッセンジャー、ブログホスティングサービスなどのコミュニケーションツールが提供されていた。
    • 07月25日 Winnyのβ18.0がリリースされる。簡易BBS機能が搭載される。
    • 08月01日 Adam Backが、1997年に発表したPoWシステム"HashCash"のアイデアを論文"Hashcash - A Denial of Service Counter-Measure"として正式に記述、発表する。HashCashはビットコインのPoW実装のもとになった。
    • 08月02日 pooの運営するお絵かきBBS.comにて、テーマを「夏」とした第1回お絵かきイラストコンテストが開催され、09月02日までの一ヶ月間作品が募集される。第一回では山本ヤマトが優勝し、redjuiceが準優勝した。テーマを「クリスマス」とした第2回お絵かきイラストコンテストは11月09日から12月12日まで募集され、redjuiceが優勝、4位に岸田メルが入賞した。
    • 09月10日 株式会社どりこむが3DCGを用いた仮想都市型サイト「どりむ島」を開設すると発表、プレオープンを行う。正式オープンは11月11日とした。
    • 09月20日 オニオンルーティングを使用した匿名通信のためのソフトウェア"Tor"のアルファ版がリリースされる。MITを卒業したばかりのRoger DingledineがPaul Syversonとともに、NRLのオニオンルーティングプロジェクトを下敷きに開発した。"Tor"という名称は、開発時The Onion Routing Projectと呼ばれていたことから、後にそれぞれの頭文字を取って名付けられた。10月にはネットワークが展開され、修正BSDライセンスでソースコードが公開された。
    • 10月23日 東京大学メディア環境学研究室(MESH)武邑ゼミの学生だった明神光浩がMESHのサーバー内にブログを作成し、初めての記事「BLOG BY MESH」を公開する。
      記事中「『mesh抜きでは日本におけるblog草創期を語れない』と言われるようなサイトにしていきたいですね。(言いすぎ?)」と書いていた。この記事は2002年のいわゆる「ブログ騒動」の発端となり、この文言はブログ騒動を象徴する言葉となった。
      06月20日に伊藤穰一がMovableTypeを使用してJoi Ito's Webの日記を再開しており、ここから09月26日に東京大学メディア環境学研究室の助教授だった武邑光裕が"Mitsuhiro Takemura's Blog"を開設、10月13日に飯野賢治が"eno blog"を開設していた。
      10月25日に武邑光裕がブログに「joiとenoさんからJapan Blog Associationsなる組織を作るとの知らせ」と投稿して以降、11月に入り「裏日本工業新聞」のタニグチリウイチや「小心者の杖日記」の宗像明将、「ニーツオルグ」のさやわかなど、既存の個人サイトがビジネス化や「blog草創期」という表現に反発、これをきっかけとしていわゆる「blog騒動」とよばれる論争に発展した。この騒動は「blog」という言葉が一般に知られるきっかけとなった。
    • 10月28日 雑誌『週刊現代』の2002年11月9日号が発売される。その中で横浜ベイスターズからドラフト一位指名扱いを受けていた「大学エース」「A投手」こと多田野数人が「ホモビデオ」に出演しているとの記事が掲載される。
      出演していたビデオ『BABYLON STAGE 34 真夏の夜の淫夢 ~the IMP~』から「真夏の夜の淫夢」が、立教大学野球部監督の発言「なんだこれは……たまげたなあ」がのちミーム化する。
    • 10月31日 ぷるにえの運営するウェブサイト「ぷるにえブックマーク」内の掲示板に「セカイ系って結局何なのよ」スレッドが立てられる。
      このスレッドはぷるにえが10月頃から実生活で使っていた言葉「セカイ系」のネットへの初出であり、ここから「セカイ系」がオタク、批評タームとして定着していった。当初は「エヴァっぽい」作品を形容、分類する言葉遊びのように使われていたとされる。
    • 12月15日 非営利団体Creative CommonsによりCreative Commons License version 1.0がリリースされる。
    • 12月30日 Winnyの正式版が公開される。

    2003年

    • 02月頃   The Invisible Internet Project(I2P)が、Freenetをフォークし、代替トランスポートを使用できるようにするための修正案として開発を開始する。
    • 05月05日 Reid Hoffmanを中心としてLinkedInがサービス開始する。
    • 05月05日 金子勇の開発するWinnyのバージョン2、Winny2のβ1がリリースされる
      Winny1のβ18.0で簡易BBS機能が搭載されたが、Winny2ではP2P掲示板機能が標準搭載された。Winny1とWinny2はプロトコルと設定ファイルなどに互換性がないため交信できないが、キャッシュには互換性があるため引継ぎが可能とされる。Winny2のP2P掲示板は正式には"WinnyBBS"、略称"nyBBS"と呼ばれ、ピュアP2Pネットワーク上に2ch型匿名BBSを作り上げたもの。WinnyBBSは投稿文章が暗号化されるなど匿名性を実現し、スレッドが利用者個々のコンピュータに分散されるため検閲耐性があったとされる。
    • 06月頃   06月07日に日本で公開される『マトリックス リローデッド』に合わせ、2ちゃんねるユーザーの呼びかけで劇中登場する「エージェント」のコスプレをした参加者があつまる「マトリックスオフ」が開催される。また、11月05日に『マトリックス レボリューションズ』が公開されるのに合わせ「マトリックスオフ」が再び開催された。
    • 06月17日 アメリカ合衆国のニューヨークにあるメイシーズ百貨店9階の家庭用品売り場に約130人の群衆があつまり、1万ドルの値札がついたラグを取り囲んで販売員に「われわれは郊外の倉庫の自由恋愛コミューンに住んでいて、そのために『愛のラグ(Love rug)』を買いにきている」と話す出来事が発生する。群衆は10分間販売員と話した後急速に散った。
      この出来事は事前にテキストメッセージや電子メール、ブログで呼びかけられており、世界初のフラッシュモブのひとつとされる。その後急速にフラッシュモブが流行した。
      このフラッシュモブを仕掛けたのは当時"Harper's Magazine"のシニアエディターであったBill Wasikで、当時「an inexplicable mob (不可解な群衆)」と呼ばれていたとされる。この出来事はan inexplicable mobプロジェクトの3回目であり、前2回は失敗したとされる。"flash mob"という言葉を作ったのは「love rug」フラッシュモブののち、Bill Wasikの友人でブログ"cheesebikini?"の作者であるSean Savageが作ったとされる。
    • 06月20日 Jimmy Walesがウィキメディア財団を設立する。Wikipediaを運営し、その母体となる団体。設立と同時に、Jimmy WalesとBomisのWikipedia関連の所有権はウィキメディア財団へ寄付された。
    • 07月02日 津田大介がインプレスから書籍『だからWinMXはやめられない』を出版する。
    • 08月01日 Tom Anderson、Chris DeWolfe他5名によりMyspaceが設立、サービス開始される。「MySpace.com」というドメインは2002年まではオンラインデータの保存・共有サイトとして使用することを目的にしていた。
    • 08月29日 Niklas ZennströmとJanus Friisによって設立されたSkypeが音声通話ソフトウェア"Skype"の最初のパブリックベータバージョンをリリースする。
      当時はP2P技術を利用しており、特にKazaaのP2Pバックエンドをベースとしていた。初期のプロジェクト名は"Sky peer-to-peer"であり、そこから"Skyper"へ、最終的に"Skype"へと変更された。
    • 08月29日 新月プロジェクトによりP2P匿名掲示板「新月」が2ch上で発表される。
      「技術的にはVojtaを簡単にしたものとして設計された」とされる。ネットランナー2002年7月号のひろゆきのコラムでzigumoが紹介されたことをきっかけに、8月危機や2ちゃんねる対動物病院裁判から影響を受け開発された。「2chのような掲示板システムってP2Pで part.2」の>>572で発表されたとされる。
    • 09月15日 スウェーデンの反著作権団体Piratbyrånにより、トレントファイルのインデックスサイト"The Pirate Bay"が設立される。
    • 10月01日 mootことChristopher Pooleがfutaba.phpを利用し匿名画像掲示板「4chan」を開設する。開設当初はアメリカの掲示板"Something Awful"のアニメ掲示板"Anime Death Tentacle Rape Whorehouse"のサブフォーラムとしてはじまった。
    • 10月28日 Mark ZuckerbergがFacebookの前身であるFacemashをリリースする。ハーバード大学版のHot or Notと形容される。
    • 11月頃   中華人民共和国の情報管理システムの構築プロジェクト「金盾工程」のサブプロジェクトであるGreat Firewall (GFW)が運用を開始する。

    2004年

    • 01月22日 Googleの運営するSNS「Orkut」が正式にサービスを開始する。実名を原則とするSNSで、ブラジルとインドで特に人気となった。
    • 01月27日 芳文社から、ととねみぎの4コマ漫画『ねこきっさ』の第一巻が発売される。『まんがタイムきらら』2002年10月号から連載されていた作品。
      第一巻94ページで「ねこきっさ」を「ぬこきっさ」と書き間違えるシーンがあり、このことがふたば☆ちゃんねるを通して「ねこ」を「ぬこ」と表記するネットミームの震源となった
      2003年08月頃に「ぬこきっさ」と書き間違えるエピソードが掲載されると、ふたば☆ちゃんねるの虹裏板の一部で「ねこ」を「ぬこ」と表記するようになった。そして2004年01月27日に『ねこきっさ』第一巻が発売されると、ふたば☆ちゃんねるに「通称、ぬこきっさ」の煽り文句で『ねこきっさ』の広告が掲載されたため「ぬこ」表記が知られるようになった。また、同時に「ぬこのおっちゃん」キャラクターが作られ流行したことも「ぬこ」表記が広まるきっかけを与えたとされる。
    • 02月04日 Mark ZuckerbergとEduardo Saverinがハーバード大学在学中にSNS「TheFacebook」を開設する。当初はハーバード大学の学生が交流するためにサービスを開始したが、のち徐々に全米の学生に開放されていった。
    • 02月14日 コアマガジンから書籍『泣ける2ちゃんねる (2ch+BOOKS(1))』を出版する。同名のまとめブログ「泣ける2ちゃんねる」の書籍化。
    • 02月21日 田中良和が個人の趣味の一環としてSNS「GREE」を開発、アルファ版を公開する。「GREE」の名称は"Six Degrees of Separation"から名付けられている。
    • 02月27日 約450万人分ものYahoo! BB登録者個人情報が流出していると発覚した事件、いわゆるYahoo! BB顧客情報漏洩事件が発生する。
      ソフトバンクは01月23日、242人分の個人情報が流出したことを発表していた。日本弁護士連合会のコンピュータ委員会は660万件の漏洩があったと発表した。
    • 03月03日 株式会社イー・マーキュリーがSNS「mixi」の正式サービスを開始する。Friendsterを参考として当時インターン生であった衛藤バタラが発案した。
    • 04月02日 梅崎祐輔により、個人サイトとして「小説家になろう」が開設される。
      投稿型のケータイ小説サイトだったとされる。梅崎祐輔は高校3年生だった2003年10月頃に開発を開始し、大学に入ってすぐにサイトを公開したとされる。2010年03月17日に大学の友人同士のグループだった「ヒナプロジェクト」を法人化し、サイトの関連サービスを含め運営母体となった。
    • 04月07月 イラク戦争において、ボランティア活動家やジャーナリストなどを含む3名の日本人が武装勢力によって誘拐され、14日にも再びジャーナリストの安田純平を含む日本人2名が拉致された、いわゆる「イラク日本人人質事件」が発生する。
      この事件に関して、小泉純一郎内閣で環境大臣だった小池百合子の発言「自分自身の責任」に代表される、いわゆる「自己責任論」をもとにしたバッシングが起きたとされる。
      伊藤昌亮は事件以後噴出した「自己責任論」と、当時進められていた「新自由主義改革」との関連を指摘している。
    • 05月頃 Paul Grahamによる書籍"Hackers & Painters: Big Ideas from the Computer Age (『ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち』)"がO'Reilly Mediaから出版される。個人サイトに掲載していたハッキングやプログラミング言語、ナードなどを題材にしたエッセイを集めたもの。
    • 05月10日 Winny開発者の金子勇が著作権法違反幇助の疑いで京都府警により逮捕される。
    • 06月04日 Web Hypertext Application Technology Working Group (WHATWG)のメーリングリストが、Apple Inc.、Mozilla Foundation、Opera Softwareの関係者によって発表される。W3Cのweb標準開発が遅れていること、W3CがHTMLをすてXMLベースの技術を採用することを決定したことを受け結成されたとされる。
    • 06月07日 4Gamer.netが、韓国CM-NET社のオンラインゲーム「3feel」の発表を紹介した記事を掲載する。
      「セックスをテーマにしたオンラインゲームが発表」「サイバーセックスオンラインゲーム」と紹介されたように3DCGで描画されたキャラクターを操作しオンライン上で互いにセックスをするという内容とされる。韓国では審査を通過することができず、中国で2008年04月17日にサービスを開始したもののすぐに廃れたとされる。
      3DCGを用いたセックスをテーマにしたオンラインゲームとしては世界初とも言われる。
    • 06月25日 株式会社paperboy&co.がSNS「キヌガサ」を開始する。もともとは05月18日に社長の家入一真が個人のブログにニセの申し込みページを貼ってみたところから、「本当に作ってしまったらもっとウケるかも」と考え、06月10日に正式にプロジェクトが立ち上がって2週間程度で作ったとされる。
    • 07月29日 FacebookがFacebook, Inc.として法人化し、社長にNapsterのSean Parkerが就任する。
    • 08月頃   オープンソースで開発されるSNS実装である「WaWaWa」プロジェクトの存在が一般に公開される。
      基本的な機能が実装されたSNSとして個々のユーザーが立ち上げる「Base-WaWaWa」と、Base-WaWaWaの情報が共有される中央サーバとしての「Central-WaWaWa」という2つの部分を持ち、複数のサーバーが接続するという分散SNS的な面があったため、日本における分散SNSの元祖といわれる。Central-WaWaWaに個人情報を共有することで、各Base-WaWaWaでのログイン情報や情報の公開範囲の管理や、友達関係をシームレスに維持できるようにすることが目指された
      WaWaWaの名前の由来は特にないが、vas-animatumのTakaが「友達の輪」から命名したとされる。2006年頃に開発が止まったとされる。
    • 10月22日 中野独人による書籍『電車男』が新潮社から出版される。
      2004年03月14日に2ちゃんねる独身男性板に書き込まれたレスからはじまる一連のストーリーの、特にまとめサイトによるまとめが書籍のもとになっている。映画化、テレビドラマ化され、テレビドラマの劇中作がスピンオフとしてテレビアニメ化された。電車男が話題になったことで2005年05月07日に2ちゃんねるのもてない男板からもてたい男板と独身貴族板が分離された。
    • 12月07日 田中良和を代表取締役としてグリー株式会社が設立される。SNS"GREE"の運営を目的に設立された。半年後の2005年06月には携帯電話向けモバイルサービスを開始する。

    2005年

    • 01月29日 日本テレビの討論バラエティ番組「ジェネジャン」で特集「韓流ブームの深層」が放送され、パネリストの一人として桜井誠が出演する。
      桜井誠は「Doronpa」をHNにENJOY Koreaで活動していたが、2003年09月頃にENJOY Koreaでの発言をまとめる形でサイト「不思議の国の韓国」を立ち上げ、したらば掲示板で掲示板「韓国生討論」、ブログ「Doronpaの独り言」を開設し討論形式のネットラジオを公開していたとされる。
      2005年01月09日にジャネジャンのための模擬討論のためのオフ会が開催されており、そこで桜井誠はのちに在特会副会長となる御影草志と出会っているとされる。
      ジャネジャンは反響を呼び、桜井誠はチャンネル桜の『日本よ、今・・・「テレビ掲示板討論会」』に出演して以降、チャンネル桜の常連出演者となっていったとされる。
    • 02月08日 Googleの地図ウェブアプリ、ウェブマッピングプラットフォームである「Google Maps」のサービスが開始する。Javascriptの機能XMLHTttpRequestを利用したAjaxにより画面遷移することなく動的に地図をスクロールすることができたため、Ajaxとともに注目を集めた。
    • 02月15日 youtubeをPayPalの従業員であったChad Hurley、Steve Chen、Jawed Karimらが、カリフォルニア州サンマテオでスタートアップ企業として開業する。
    • 03月頃 Paul Graham、Robert Tappan Morris、Trevor Blackwell、Jessica Livingstonにより、シードアクセラレーター"Y Combinator"が設立される。
      Paul Graham、Robert Tappan Morris、Trevor Blackwellは、オンラインストアの構築およびホスティングwebアプリ"Viaweb"の共同創業者であった。Y CombinatorはAirbnbやDropbox、Heroku、Reddit、Stripe、Twitchなどの創業に関わったとされる。Aaron Swartzは夏季起業プログラムでInfogamiを設立し、これはRedditと合併することとなった。"Y Combinator"は2014年02月から2019年05月までSam Altmanが代表を務めた。
    • 03月12日 本田透による書籍『電波男』が三才ブックスから発行される。
      本田透は1996年から個人サイト「しろはた」を運営しエヴァSS「肉感アスカ」で注目されていた。『電波男』は同時期のはてなダイアリー上で発生していたいわゆる「非モテ論壇」において積極的に参照された。弱者男性論の源流の一つで恋愛資本主義を批判、二次元コンプレックスを積極的に評価した。
    • 04月04日 はてなキーワードのキーワード「サークルクラッシャー」が初めて編集され、説明が追加される。
      宇野常寛、大常昌文、中津宗一郎が呑み会で、サークル活動にまつわる特定の現象を示す表現が無いことからその現象を「サークルクラッシャー」と造語し表現、話した内容を中津宗一郎がはてなダイアリーに「サークルクラッシャー」として登録、話題になったとされる。中津宗一郎は「提唱者を一人に絞るなら宇野常寛氏。」とした。
    • 04月24日 youtubeにアップロードされた世界初の動画「Me at the zoo」を、Jawed Karimが「jawed」のアカウント名でアップロードする。撮影者はYakov Lapitsky。
    • 07月04日 有限会社フィッシュグローヴがオープンソースの分散型SNSエンジン「Affelio」のバージョン1.0を公開する。
      Affelioは分散型SNSであり、ユーザーが各自のサーバーにCGIパッケージをインストールし、それらが相互接続することでAffelioネットワークに参加することができたとされる。基本的な機能はMixiに似ているが、プロフィールへのアクセスをカテゴリごとに細かく設定できる制御機能が特徴の一つであるとした。Affelioプロジェクトは2004年11月頃に大越匡を発起人に設立され、大越匡とのジョイントプロジェクトとしてフィッシュグローブが管理業務を担当しているとした。Affelioのホワイトペーパーは2004年12月08日、12月20日に公開された。
    • 07月08日 ニュー速VIPのまとめブログ「【2ch】ニュー速VIPブログ(´・ω・`)」に記事「すべての始まりとすべての終わり」が投稿される。2ちゃんねるまとめブログの隆盛、VIPへの厨房の流入とそのことへの規制などの影響からVIPPERが反発、この記事がいわゆる「第一次ブログ連戦争」勃発のきっかけの一つとされる。
    • 07月30日 シンポジウム「暴走する韓国の反日」が桜井誠の立ち上げた「日韓歴史問題研究会」のもとで開催される。
      出演者はチャンネル桜「テレビ掲示板討論会」出演者が主だったとされる。当初、ENJOY Koreaで三悪人と呼ばれていた一人であるzeongが登壇する予定であったが、討論の場であるシンポジウムの過程に結論ありきの共同宣言の採択がプログラムされていることに反対して登壇を辞退したとされる。「日韓歴史問題研究会」は2006年02月に「東亜細亜問題研究会」へと改称、在特会の事実上の前身となった。
    • 09月30日 Tim O'Reillyがブログ記事「What Is Web 2.0」を投稿する。
    • 10月25日 『ゴブリンと僕。』のシモダテツヤ、『グチョグチョライフ』のニスィーべ、まきのゆうきによりwebメディア『オモコロ』が開設される。家入一真のpaperboy&co.が提供していた。
    • 11月07日 「世界初のオタク系SNS」を自称するオタク向けSNS「Otaba」がサービスを開始する。
      公開から2日でアカウントの登録が2200ほどあったが、サーバーの負荷のため、クローズドベータテストを11月11日から行った。当初レンタルサーバーを利用していたためアクセス数に耐えられず、11月19日に「プレオープン」としてサーバーを増強した。オタクチーム「Hirotatsu」がOpenPNEを利用し「オタクのオタクによるオタクのためのSNS」というコンセプトで運営を行った。2006年07月の時点でOpenPNEを利用したSNSのなかで最もユーザー数が多かったとされる。
    • 11月19日 「世界初のアキバ系SNS」を自称するオタク向けSNS「Filn」がプレオープンとしてサービスを開始する。当初はOpenPNEを利用していたが、プレオープン時から独自SNSエンジン「mini SNS」への移管を予定していた。
    • 11月24日 韓国のNtixsoftが開発したMMORPG「ヨーグルティング」が、ガンホー・オンライン・エンターテイメントの運営で日本サーバーを正式にサービス開始する。

    2006年

    • 01月26日 SNS「mixi」を運営する株式会社イー・マーキュリーが株式会社ミクシィへ社名変更する
    • 02月頃   ポッドキャストサービス企業Odeoで、Noah Glass、Jack Dorsey、契約開発者のFlorian WeberがJack Dorseyのアイデアを社内向けにTwttrとして発表する。
    • 02月09日 VIPPER系まとめブログ「オタ女的らくがきブログ」にてアフィリエイトの売り上げが四半期で6万8千円であると公開される。
      01月終わり頃からまとめブログのアフィリエイト売り上げが月100万超えばかりであるとのコピペがVIPで流通しており、そのイメージと雑誌「ネットランナー」へ出演したことがきっかけとなってオタ女ブログへ批判が集中、05月にはwhois情報から個人情報が開示されるにいたった。
      スレッド「VIPブログの管理人ふざけんな」が02月08日に立てられており、オタ女ブログを潰そうという流れの中で「VIPPERなめたらひどい目にあうお」との文言が初出、この言葉は第一次ブログ連戦争のキャッチフレーズとなる。
      ニャー速管理人を始めとした2ちゃんねるまとめブログ連合の存在が発覚したことでオタ女を中心とした祭りからVIPPER対ブログ連合の戦争という構図へ移行、自演、工作員による書き込み、個人情報の特定、税務署への通報、ブログ連合内の「ユダ」によるリークなどさまざまな騒動が発生することとなった。騒動をまとめたMovable typeを利用したまとめブログのライセンス違反が発覚したことなど内紛を経て徐々に騒動は沈静化していくこととなった。(参考1参考2
    • 02月25日 株式会社はてながwebサービス「はてなワンワンワールド」を開始する。Google Map上を犬になって移動し会話することができるサービスで、03月04日には「はてなわんわんワールド」へと名称を変更した。2012年10月01日にサービスを終了した。
    • 03月22日 Jack Dorseyにより最初のツイート「just setting up my twttr」がなされる。
    • 04月12日 FC2が個人向けSNS作成サービス「FC2SNS」を開始する。
    • 05月28日 しっぽのブログにて記事「「嫌儲」についてと、vip系ブログを叩き潰すとどうなるか。」が投稿される。
      「嫌韓と同じ感じに2ちゃんねるには「嫌儲」というものがあります。今適当につけました。」と紹介、「嫌儲」を「金儲けをしている人はなんか許せないという流れになりやすい思想を持った団体」、具体的に言えば「ニャー速アフィリエイト問題とかにおけるVIP・ニュー速住人の一部の人」と定義した。ネット用語「嫌儲」の初出。読みについては「いやちょ でも いやもうけ でもいいんですが」とした。
      06月02日には関連した記事「「嫌儲」の心理と正義感、資本主義、あと転載について。」を投稿し嫌儲の心理について語った。
    • 04月08日 アキバ系SNSであるFilnがソフトウェアをOpenPNEから自社開発のmini SNSへ移行する。03月19日にはガンホーのMMORPG「エミル・クロニクル・オンライン」とのタイアップが発表されていた。
    • 06月頃   myspace.comが、googleとyahoo mailを抜き、アメリカで最も訪問者の多いウェブサイトとなったと報じられる。
    • 06月06日 So-netによる個人向けSNS作成サービス「So-net SNS」のサービスをベータ版として開始する。OpenPNEをSNSエンジンに採用し、So-net SNSのフィードバックをOpenPNEへ提供していた。2010年06月03日にサービスを終了した。
    • 07月頃   フィンランドのJyri EngeströmとPetteri KoponenによるSNS"Jaiku"がサービスを開始する。一時twitterのライバルとされていた。
    • 07月01日 ひろゆきがブログサイトasks.jp (教えて君コミュニティー ASKS?)を公開、asks.jp上にブログ「ひろゆき日記@オープンSNS。」を作成し最初の投稿を行う。asks.jpはlivejournal.comのスクリプトとLuka Cvrkによるデザインを使用して改造を行い作成された。
    • 07月15日 Twitter.comがサービスを開始する。
    • 10月頃 日本サイワールド株式会社がミニブログサービス「Feecle」のサービスを開始する。サイワールドはもともと韓国のSNSであったが、Feecleはtwitterフォロワーの日本版ミニブログとして紹介された。2009年06月30日にサービスを終了した。
    • 10月04日 Julian Assangeにより匿名情報提供者からの機密情報の公開を行うサイト"WikiLeaks"が設立、ドメイン"wikileaks.org"が取得される。当初はプロジェクトが秘匿されていた。
    • 10月25日 ポッドキャストサービスのスタートアップ企業OdeoのメンバーBiz Stone、Evan WilliamsらがObvious Corp.を設立、Odeoをodeo.comやtwitter.comなどの資産とともに買収する。
    • 12月02日 桜井誠を中心とした右派系団体の準備会合が行われ、団体の名称が「在日特権を許さない市民の会」と決定、桜井誠が会長に就任する。翌2007年の01月20日に発足集会が行われた。「東亜細亜問題研究会」が母体となった。
    • 12月05日 雑誌『論座』2007年01月号が発売される。赤木智弘が寄稿した 「『丸山眞男』をひっぱたきたい--31歳、フリーター。希望は、戦争。」が話題となる。ロスジェネ論壇を象徴する文章となった。
    • 12月12日 ドワンゴが動画共有サービス「ニコニコ動画」のサービスを開始する。
      当初は「ニコニコ動画(仮)」という名称で、YoutubeやAmebaVisionといった動画共有サイト上の動画を引用しコメントを付けながら鑑賞するサービスであった。もともとドワンゴの携帯電話向け音声、動画ストリーミングサービスである「パケラジ」の次世代バージョン構想から開発がはじまった。
      「ニコニコ動画」の名称は12月01日に戀塚昭彦が作成した「ニワンゴビデオ」の仮のサービス名として、当時ドワンゴ会長であった川上量生の「明らかにブラックぽいのに、表面だけ取り繕ったようなふざけた名前があるじゃん。ニコニコローンとかニコニコ金融とか。だからニコニコ動画とかさ」という言葉からひろゆきが命名したとされる。
    • 12月13日 ひろゆきがニュース速報板に『「もしもアシモが『8時だよ』に出たとしたら」』スレッドを立て、>>1でニコニコ動画へのリンクを投稿する。この出来事で初めてインターネット上でニコニコ動画の存在が公開されたとされる。
    • 12月31日 田口元のブログ「百式」に記事「『今、何をしているの?』でつながる『twitter』」が掲載される。日本のブロガーにtwitterを意識されるきっかけの一つとなったとされる。

    2007年

    • 01月頃   OpenPNE v2.4からの派生プロジェクトとしてOpenPNE Project Usagiがスタートする。
      OpenPNEコミュニティ上で「もっと簡単な、負荷を少なくした、モジュールを組み込めるようなものを作りたい」と考えた3人が知り合いUsagiProjectが始動したとされる。03月17日にはUsagi Projectと派生SNS「MyNETS」の発表会が開催される。
    • 01月12日 2ちゃんねるの管理人であるひろゆきの全財産が差し押さえられたとするニュースが報じられ、特に2ch.netドメイン差し押さえによる2ちゃんねる閉鎖騒動が発生する。
      当日ひろゆきはyoutubeへ動画「おいらの自動車が差し押さえになっちゃったよ。」を投稿、asksのブログ上でニコニコ動画(仮)のリンクを貼り取り上げた。動画はニコニコ動画による影響からその日のyoutubeのデイリーランキングで全世界2位となった。
    • 01月23日 2ちゃんねる「東アジアニュース速報+板」の「【韓国】政府・家計・企業のトリプル赤字で韓国経済「火の車」」スレッドで、当初は匿名で活動していた三橋貴明が、「トリプル赤字」にちなんで「三つ子の赤字神」というコテハンとして活動を開始する。
      02月28日に「本を書きたい」と宣言した三つ子の赤字神は、「経済オタ」コミュニティの支援を受けることで初の著作『本当はヤバイ!韓国経済――迫り来る通貨危機再来の恐怖』を三橋貴明として出版することとなった。
    • 03月06日 ドワンゴの運営する動画共有サービス「ニコニコ動画」のバージョン「ニコニコ動画(γ)」がサービスを開始する。
      03月23日にyoutubeからアクセス遮断処置を受けていたため動画投稿サイト「SMILEVIDEO」を同時にサービス開始した。また、中野真が公式の基準動画として現存する最古の動画である『新・豪血寺一族 -煩悩解放 – レッツゴー!陰陽師』を投稿した。
    • 03月12日 ブログ「メディア・パブ」で記事「トラフィックが大爆発した"Twitter"」が掲載される。
      田口元のブログ「百式」に言及しつつ、Alexaを引用しtwitterのページビューが増大していることを紹介した記事。03月18日の記事「中毒ユーザー続出の"Twitter",WSJまでも騒ぎに加わる」とともに日本のブロガーにtwitterを紹介するきっかけの一つとなった。
    • 03月14日 14日から18日までアメリカ合衆国テキサス州オースティンでSXSWが開催される。
      twitter社はイベントのハブとなっているオースティンコンベンションセンターの廊下に60インチのHDプラズマスクリーン2枚を設置し、twitterのSXSWグループに送られたライブツイートを表示させるデモを行った。
      このイベントでtwitterがSXSW Interactive Web Awardsのブログ賞を受賞した。このイベントとInteractive Web Awards受賞はtwitterが話題になるきっかけとなり、イベント期間中にtwitter利用者が3倍になったとされる。
    • 03月23日 23日から25日にかけて、一部のブロガー仲間が集まって「ブログ合宿2007」が行われる。
      「ブログ合宿2007」は2006年に一回目が行われたブログ合宿の二回目として開催され、12名のブロガーが参加したとされる。ブログ「百式」の田口元が合宿でtwitterの利用を他のブロガーにすすめたことが、日本のブロガーにtwitterを広めるきっかけの一つとなった。
    • 04月05日 ブログ「POP*POP」に、twitterとtwitterに関するツールを紹介する記事「何かと話題の『Twitter』をさらに楽しむためのサービスいろいろ」が掲載される。
    • 04月06日 はてなグループにtwitterに関するグループ「ついったー部」が作成される。「ついったー部」には同日「ついったーの楽しみかた」が掲載された。
    • 04月06日 ASCII.jpの連載「林信行のマイクロトレンド」で記事「第4回 アルファブロガーを魅了する"ミニブログ"」が掲載される。
      twitterとtumblrを紹介した記事で、冒頭で著名なtwitterユーザーとして伊藤穰一と平田大治を、tumblrユーザーとして「ネタフル」のコグレマサトと株式会社カレンの四家正紀を紹介した。また、「いい感じ」のkwmr、「みたいもん」のいしたにまさき、「Drift Diary12」のdrikinのコメントが引用された。kwmr、いしたにまさき、コグレマサトは「ブログ合宿2007」の参加者。
    • 04月08日 ブログ「caramel*vanilla」で記事「Twitterが激しく面白すぎる件と日本語のTwitterツールいろいろ」が掲載される。
      2007年4月23日の時点ではてなブックマークが500を超えていると紹介されている。日本語圏にtwitterを広めるきっかけの一つとなった。
    • 04月11日 やじうまWatchでtwitterが紹介される。「日本では9日頃から「Twitter」なるWebサービスが急速に普及中だ」と紹介されている。
    • 04月23日 日経BPのウェブサイト「デジタルARENA」にコラム「いつでも友だちとつながっていたい、だからTwitter(トゥイッター)」が掲載される。
      コラム内で、2006年11月15日の「Hit Okano's Blog」の記事「Six More Twitter Updates」から、百式での紹介、ブログ合宿2007、「caramel*vanilla」の04月08日の記事、はてなグループ「ついったー部」まで、日本でブレイクした経緯が紹介された。
      翌24日、コラムで取り上げられていた「ネタフル」はこの記事に掲載されたことを紹介し、自身も参加したブログ合宿2007を思い返したのちに、ツイッターのブレイクを「『caramel*vanilla』の4月8日付けエントリー(…)が大きく影響しているのではないでしょうか」とコメントした。
    • 06月06日 株式会社モバイルファクトリーが、SNSでミニブログサービス「Wassr」をベータ版として開始する。
      Twitterライクな日本人向けSNSとして開発され、SecondLifeからの更新や、全キャリアの絵文字、bot作成機能などに対応していた。2012年10月01日にサービスを終了した。
    • 06月21日 SNS"Jaiku"にグループによって共有される個人フィード機能"Channels"が追加される。Channel名を表示するUIに#記号が使われていた
    • 06月30日 革命的非モテ同盟、革命的オタク主義者同盟、革命的萌え主義者同盟の3派合同主催で「6・30アキハバラ解放デモ」が開催され、練成公園から和泉公園までデモ行進を行う。
      同日、個人ブログ「神聖マルチ王国」の進壱が革非同書記長furukatsuのブログで中核派と接触したとの記述を指摘、ノンセクト系の法政大学統一OB会がサイトで連帯をしたとの投稿を行った。この投稿に関連し、革非同が行ったホワイトデー爆砕デモに法政大学統一OB会が合流したとの投稿も発見された。勝手にオタクの代表ヅラをするなとの反発もあり主催側のmixiのコミュニティに批判が相次いだが、管理者が批判を封じるなど強権的な対応を行った。
      furukatsuが以前軍事板周辺で「81氏」のコテハンで活動していたこともあり、軍事オタクの「週刊オブイェクト」JSFやplummet、名無し整備兵らが批判派を形成、活動の影響で革非同においてfurukatsuが書記長を解任された。批判側であった進壱はコミケにサークル参加する予定であったが、主催側の非公開mixiコミュニティ上でなされたサークルへ突撃する計画や「シメちゃえ」などの過激な発言が外部へリークしたことで騒動が拡大した。事前に深川署へ通報されていたため、ブースを撮影しようとした不審者が現行犯で捕縛されたとされる。
      2014年にfurukatsu、主催側のsyuu-chan@moemoeと関わりのあったdragonerがtwitter上で事件を振り返る連投ツイートを行った。
      アキハバラ解放デモには賛助団体に外山恒一の主宰する我々団、山本夜羽音の主宰する独立左派が、賛助人に雨宮処凛が名を連ね、革非同で中核的な役割を果たした墨東公安委員会、坂東α、山本夜羽音らが参加している。
      後に北大生が私戦予備容疑で聴取され話題となった事件で「大司教」と呼ばれた男性は、furukatsuと東大戦史研で交流があったとされる。
    • 07月12日 ニコニコ動画が「ニコニコ市場」のサービスを開始する。当初はプレミアム会員のみ利用できたとされる。
    • 08月24日 IRCでの#記号の使い方に触発されたchris messinaがtwitter上でハッシュタグを発案するツイートを行う。twitter上での最初のハッシュタグとなる。twitterの創業者Biz Stoneはこれをtoo nerdyだと一蹴した。
    • 08月31日 クリプトン・フューチャー・メディアから、キャラクター・ボーカル・シリーズの第一弾としてVOCALOID2を利用した日本語ライブラリの『初音ミク』が発売される。
    • 09月10日 イラストSNSであるpixivが運営を開始する。当初は開発者である馬骨こと上谷隆宏が個人で運営していたとされる。
      片桐孝憲は馬骨と大学時代からの友人であったため、片桐孝憲が社長であるクルーク株式会社がpixivへ一時サーバーを提供した。一週間程でpixivの登録会員が1万人を越し、これにより馬骨は10月01日にクルーク株式会社へ入社した。クルーク株式会社は後pixivを中核事業へ据え、2008年11月01日に社名をピクシブ株式会社へ変更した。09月13日からランキングが保存されるようになった。
      最初に投稿されたイラストは馬骨によるやかんをモチーフとしたデッサンで投稿日は運営開始の前日である09月09日。
    • 09月19日 18日26:15からテレビ神奈川で放送予定だったTVアニメ「School Days」の最終回が予告なしで中止され、「都合により、番組を変更してお送りしています」とのテロップと城やボートを写した映像が約30分間に渡って流されたため話題となる。
      18日に京田辺警察官殺害事件が発生したことが中止の理由とされる。4chではこのできごとから"Nice boat."という投稿がなされ話題となった。
    • 10月頃   アメリカ合衆国カリフォルニア州サンディエゴで大規模な山火事が発生する。強風によって拡大する山火事の状況やニュースの速報をNate Ritterがtwitterでハッシュタグ#sandiegofireを添付しながら発信した。設定したキーワードをIMやSMSでリアルタイムに情報を受け取ることができるTwitterのTrack機能との併用が話題となり、慣習としてのハッシュタグが一般に広まるきっかけの一つとなった。Chris Messinaは個人ブログで、Track機能のためのキーワードをFlickrのタグから選び、ハッシュタグの使用とともに友人のNate Ritterに提案したと書いている。また、ハッシュタグはJaikuのChannelsにおける慣例をある程度踏襲しているとした
    • 10月9日 SNS"Jaiku"を運営するフィンランドのJaiku Ltd.がGoogleに買収される。
    • 10月26日 はつねぎによりボーカロイドファン向けSNS「ハツネギ」が開設される。
      12月上旬から有名Pが参入しはじめ、12月06日に参加者が1000人を超えたとされる。管理者であったはつねぎは失踪、閉鎖宣言とその撤回などの行動があり、02月01日に運営チームが発足するも02月26日には解散するなど、運営体制について不安があった。
      「ハツネギ」運営体制への不安から避難所として「ハツネギ避難所」が派生し、後に「ハツネギ避難所」は「VOCALOIDS SNS」へ改称された。また、「ハツネギ」以降生まれたファン向けSNS「鏡音リン&レンSNS」や、管理者が「ハツネギ」運営チームの一人であった「ボーカロイドにゃっぽん」へユーザーが流れることとなった。「ハツネギ」はソフトウェアにOpenPNEが利用されていた。
    • 11月01日 Googleが開発したSNS向け共通APIプロジェクト「OpenSocial」を発表する。Facebookの開発者向けプラットフォームへの対抗として開発したとされ、Orkut、LinkdIn、hi5.com、iLike、Friendster、Ningなどが参加した。
    • 11月19日 Free Software FoundationによりGNU Affero General Public License version 3、略称AGPLv3が発表される。
    • 12月13日 株式会社はてながサービス「はてなワールド」を開始する。「はてラボ」上でGoogle Map上を犬になってコミュニケーションするサービス「はてなワンワンワールド」を提供していたが、その進化系として、3D空間上で自分のオリジナルキャラクターを使ってコミュニケーションすることができるwebサービス「はてなワールド」を開始した。2010年06月18日サービスを終了した。
    • 12月16日 ココアが運営する仮想空間サービス『meet-me』のアルファ版がオープンする。
    • 12月28日 ひろゆきにより雑談系2カテゴリに「ニュース速報(嫌儲)」板が作成される。

    2008年

    • 01月18日 akio0911がtwitter上で、ハッカーズカフェ」という名の気軽にライブコーディングできる場がほしいとのツイートを行う。翌19日には勉強会としてHacker's Cafeをはじめ、Ustreamで配信を行った。
      活動はのちSkypeChatを主体とした不定期の集まりとなり、 ゲリラ精神を軸に趣味のプロダクトを共有しカフェで作業を行う活動となった。2009年02月25日にはasahi.comでARについての記事が公開され、Hacker's Cafeのプロジェクトが紹介された。
      ハッカーズカフェ内でitkzとssig33を中心に破滅を追求するプロジェクトが進められ、同人誌『破滅論』は「破滅ラウンジ」および「破滅クラスタ」に影響を与えた。
    • 02月15日 ボーカロイドファン向けSNS「ハツネギ」の運営チームの一人であったわーいのひとによりボーカロイドファン向けSNS「ボーカロイドにゃっぽん」がサービスを開始する。
      名前は「オールナイトニッポン」から来ているとされる。03月後半から名称を変更する動きがあったがアンケートの結果維持することが決定された。05月04日にはユーザー数の増加から招待制へ移行した。2013年02月15日にサービスを終了した。
      2009年03月21日の朝日新聞の初音ミクを特集した記事に「ボーカロイドにゃっぽん」の管理人としてわーいのひとは取材を受け、その後2009年10月10日にASCII.jpに『100%寄付金で運営する、ボーカロイドSNS「にゃっぽん」』が掲載された。
      「ハツネギ」と「ボーカロイドにゃっぽん」はボーカロイドリスナーによるコミュニティの形成を促し、それが初期のボーカロイドブームを支えたとされる。「ハツネギ」はOpenPNEを利用しており、そこでの運用経験から、わーいのひとは「ボーカロイドにゃっぽん」では長期運用に向けてパフォーマンス調整がしやすく全体の見通しがいいMyNETSを選択した
    • 02月24日 樋口優の制作したMikuMikuDanceがクリプトン・フューチャー・メディアのガイドライン改定を機に公開される。同日ニコニコ動画へ「3Dミクを躍らせるツールを自作してみた(説明前編)」、「3Dミクを躍らせるツールを自作してみた(説明後編)」を投稿する。
    • 03月25日 Google、MySpace、Yahoo!の3社が「OpenSocial」の推進団体「OpenSocial Foundation」を設立、07月01日に正式に発足する予定と発表する。独立した機関として運営され、コードの中立性確保、コミュニティ主導の仕様作成を目指すとされる。Facebookはこれに参加せず、OpenSocial仕様を支持しないと暗に表明した。
    • 03月26日 いびりょのブログ「気ままにブログ!~帰ってきた21世紀の精神異常者~」に記事「Self Portrait」が公開される。この記事で「三色チーズ牛丼」を注文するいびりょの自画像が公開された。この画像は10年の後、2018年07月19日に5ちゃんねる上で「チー牛」の発端となるレスに引用されることとなった。
    • 03月28日 Régine DebattyのブログWe Make Money Not ArtにアーティストであるMarisa Olsonのインタビュー記事「Interview with Marisa Olson」が掲載される。
      ここでMarisa Olsonは自身の作品を形容する言葉として"Post-Internet"アートという言葉を用いた。これが美術ターム"Post-Internet Art"の初出とされる。Marisa Olsonは2006年頃からRhizomeのパネル展示で"art 'after' the Internet"など"Post-Internet Art"と近似、あるいはそのものの表現をしていたともいわれる。
    • 04月08日 アキバ系SNSであるFilnが、SNSエンジンを自社開発のmini SNSから、Ruby on Railsベースの独自システムFiln2.0へ移行する。
      移行は株式会社フィルンSNS事業部長代行でプログラマであった田中ばびえこと馬場道明による主導で行われた。
      その後、株式会社フィルンの社長であった宮脇元康のfilnやmixiでの日記が05月に入ってから精神的に不安定であると話題になり、結果として05月14日にfilnとmixi上で遺書を投稿した後に行方不明となった。兄が捜索願いを届け出し、15日早朝に保護されたとされる
    • 04月17日 トヨタがmeet-meシステムを利用し独自の仮想空間サービス「TOYOTA METAPOLIS」を開設する。都市デザインの監修を押井守が、デザインを平田秀一が行った。2014年03月にはmeet-meと統合したとされる。
    • 05月12日 SNS"Plurk"がサービスを開始する。横スクロールが特徴的な台湾発のSNSで、2009年には中国からブロックされている。初期にはtwitterのライバルとして言及されることがあった。
    • 05月13日 ニコニコ大百科の「ニワンゴ」の項に最初のお絵カキコが投稿される。描いたのはニコニコ大百科の開発者であったグニャラくんであった。ニコニコ大百科は前日である05月12日にオープンしていたが、アクセス集中によりサービス停止され、翌13日に改めてオープンしていた。
    • 05月18日 Identi.caにEvan Prodromouによる最初の投稿「This is my first post.」がなされる。Evan Prodromouはこれをもって05月18日をFediverseの誕生日としている。
    • 05月30日 ああとあいてぃ株式会社により、ガチオタ専用SNS「アマテラス」がサービスを開始する。ガチオタ専用の名の通り、アカウントの登録は招待制で、かつオタク知識を試す検定「対一般人ブロッキング機能 (OTフィールド)」を受けなければならなかったとされる。アマテラス運営チーム「高天原学園生徒会」が運営を行った。コスプレイヤーのアカウント登録が多かったとされる。2009年09月末にシステム運営上の都合でサービスを終了した。
    • 06月30日 ひろゆきがasks.jp上の自身のブログに記事「無敵の人の増加。」を投稿する。インターネットスラングとしての「無敵の人」の初出とされる。
    • 07月02日 Evan Prodromouの立ち上げた会社、Control Yourself Incにより分散SNS「identi.ca」が公開される。
      オープンな標準プロトコルであるOpenMicroBloggingをサポートする初めてのサービスであり、初期の基幹ソフトウェアはLaconicaと呼ばれていた。identi.caおよびOpenMicroBlogging、OpenMicroBloggingの後継プロトコルであるOStatus、OStatusの後継プロトコルであるActivityPubの主要開発者はEvan Prodromouであり、Evan Prodromouによるidenti.caはActivityPub系分散SNSの系譜における出発点となっている。
    • 08月18日 satoshi nakamoto、もしくはその同僚によってbitcoin.orgドメインが登録される。
    • 10月15日 ドワンゴ、ヘッドロック、ブシロード、ビジュアルアーツ、CIRCUSからなるai sp@ce製作委員会によるオンラインコミュニケーションサービス/メタバース「ai sp@ce」のサービスが正式に開始される。ニコニコ動画アカウントでログインする必要があった。2011年06月30日にサービスを終了した。
    • 10月31日 satoshi nakamotoがmetzdowd.comの暗号メーリングリストに"Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System"と題する論文を発表する。
    • 11月25日 永上裕之が「非モテが集まって傷を舐めあうコミュニティ」というコンセプトのもと「非モテSNS」のサービスを開始する。OpenPNEを利用していた。サービス開始で会員数が一万を越え、2009年02月14日にはイギリスの雑誌"The Times"の電子版サイト"Times Online"で"The anti-Valentine website: find a girlfriend and you're out"としてとりあげられた。
    • 12月08日 ギリシャで15歳の青年が警官に殺害されたことから、事件の数時間後から大規模な暴動が発生する。
      ギリシャの経済不況と貧困の広がり、失業率の増加、学費の高騰、汚職スキャンダルなどから若者にフラストレーションが溜まっていたことが暴動の理由とされる。この暴動に関連してtwitter上ではハッシュタグ#griotsで情報のやりとりが行われたとされる。
    • 12月24日 twitterユーザーのぬるてま@nurutemaが「セックスなう」とツイートを行う。その後不特定多数のアカウントに模倣された。2011年04月01日にはミュージシャンの星野源がエイプリルフールのネタとして「せっくすなう。」とツイート、2017年にこのツイートが発掘され話題となった。

    2009年

    • 01月09日 satoshi nakamotoがSourceForgeにてビットコインのソフトウェアのバージョン0.1をリリースする。また、50BTCの報酬を持つブロック番号0のジェネシスブロックを定義しネットワークを開始する。
    • 01月16日 非営利団体Creative CommonsによりCC0のversion 1.0がリリースされる。
    • 02月06日 芸能タレントであるスマイリーキクチのブログのコメント欄に事実無根の中傷が殺到した「スマイリーキクチ中傷被害事件」で、警視庁中野署が、名誉毀損の疑いで計18人を書類送検する方針を決めたと報道される。
      03月27日には名誉毀損容疑と脅迫容疑を合わせ計6人が書類送検された。中傷は99年頃から始まったとされ、1989年に発生した「女子高生コンクリート詰め殺人事件」にスマイリーキクチが関与したとの書き込みが行われていたとされる。「炎上」による一斉摘発は全国初であり、被害者がタレントであることもあって複数のメディアがこの事件を報じた。
    • 02月09日 Facebookが、近況や写真、共有したリンクなどのコンテンツへ「like(いいね!)」することができる機能を追加する。
    • 04月07日 04月05日にモルドバで行われた議会選挙の結果を「不正選挙」だとして、モルドバ国内で議会選挙の結果への大規模な抗議運動が発生する。
      キシニョフ中央広場の略称を使って抗議運動に参加を呼びかけるtwitterのハッシュタグ#pmanが活用された。ハッシュタグデモの初期の例とされる。
    • 04月11日 在日特権を許さない市民の会が主催したデモ行進「犯罪外国人・犯罪助長メディアを許さない4.11国民大行進 in 蕨市」が行われる。
      いわゆるカルデロン一家問題についてのデモで、両親が強制送還されたカルデロン一家へ向けて、日本に残った長女が通った小学校や当時通っていた中学校をデモコースに含めて「カルデロン一家を叩き出せ」、「カルデロン一家を直ちに日本から追放するぞ」などとヘイトスピーチを行った。
      このデモはStickam JAPAN!上で生中継され、デモ後にはその様子の動画がyoutubeやニコニコ動画に投稿された。動画がネット上で拡散したことで在特会の名前が大きく広がり、排外主義的な「行動する保守」が伸長することとなった。
    • 04月23日 アイドルグループSMAPのメンバー草なぎ剛が公然わいせつの疑いで現行犯逮捕される。港区赤坂9丁目の檜町公園で泥酔し全裸になって騒いだため。逮捕時の職務質問で「裸だったら何が悪い」と発言、そのことがメディアで報じられ話題となる。2009年のネット流行語大賞銅賞を受賞した。
    • 04月27日 facebookがユーザーのActivityStreamsを実質的に開放すると発表する。ユーザーが投稿した内容を更に活用できるようActivityStreamsをサードパーティの開発者に開放した。これによりユーザーは友人の更新や投稿を、タイムライン、またはストリームで見ることができるようになった。
    • 04月30日 Control Yourself Incよりidenti.caがStatusNetへ2009年5月頃に移行する予定との発表がなされる。
    • 05月頃   Tim Hainesがfavster.fmのサービスを開始する。Fav(いいね)やRT数がおおいツイートをチェックすることができるサードパーティ製twitterアプリ。
    • 06月01日 Oneohtrix Point Neverのオーディオ-ヴィジュアル作品である"Memory Vague"がRoot Strataからリリースされる。YouTubeからダウンロードしたものをWindows Movie Makerで編集した映像が全編に用いられている。07月19日にyoutubeチャンネル"sunset corp."へ、"Memory Vague"の一部から抜粋された"angel"と"Nobody Here"がアップロードされる。これらが後にvaporwaveと呼ばれるジャンルの先駆的作品となる。
    • 06月12日 twitterの各ツイートに固有のツイートIDが符号付き32ビット整数の領域を超える
      日本時間では06月13日07:52:04に@nkが投稿したツイートで32ビット整数の領域を超えたとされる。この現象について、http://www.twitpocalypse.com/がカウントダウンを行ったことで特にツイッター上で話題となったとされる。twitpocalypseはWherecloudのCEOだったMartin Dufortが作成した。
      twitterはこの件に関してAPI利用者はすでに対策を行っており大きな障害は発生しないと発表していたが、サードパーティ製twitterクライアントでは多数の不具合が発生したとされる。
    • 6月12月 イランで大統領選挙が行われ、現職大統領Mahmoud Ahmadinejadが63%近い得票率を獲得したと発表する。これを受けて、選挙の不正を主張する野党候補を支持してイラン国内で大規模な抗議行動"Iranian Green Movement (「緑の運動」)"が発生する。
      抗議行動中に抗議者が銃殺される映像がyoutubeにアップされる、大統領のウェブサイトにDDoS攻撃が行われ攻撃ツールの共有が行われる、ハッカーグループ「アノニマス」がThe Pirate Bayとともにイラン緑の党支援サイト"Anonymous Iran"を立ち上げる、twitter上でハッシュタグ#iranelectionが使用され、抗議の動員と情報の共有がおこなわれるなど、インターネットの活用が注目された。
      イラン政府は報道機関の家宅捜索や衛星放送のブロック、インターネットアクセスのブロックなど直接的な検閲を行った。反検閲ソフトFreegateがそれに対抗する形で広く使用されたとされる。#iranelectionはハッシュタグデモの初期の例とされる。
    • 07月07日 Chris Andersonによる本"Free: The Future of a Radical Price(『フリー ―<無料>からお金を生みだす新戦略』)"が出版される。
      ソフトウェアやwebサービスに関するビジネスモデル"Freemium"を含め、無料を基調としたビジネスモデルの人気とその可能性を検討するという内容。Chris Andersonは出版の前夜に、ブラウザで無料で読めるバージョンを自身のブログで期間限定で公開した。
    • 07月08日 enpitsuによりtwitter上のbotアカウント「しゅうまい君」が作成される。
      しゅうまい君はタイムライン上のツイートを解析し単語を抽出、マルコフ連鎖で連結しツイートを生成するbot。2009年07月23日のしゅうまい君のツイート「フルカラーしゅうまい本」をきっかけにenpitsuのサークル「ジャンボハンバーグ府」からフルカラー同人誌が発行、C76で頒布された。
    • 07月22日 広瀬香美がtwitter上で「決定!twitterの源氏名は、、、、、ヒウィッヒヒー に、決定!」とツイートを行う。
    • 08月14日 東京ビッグサイトでコミックマーケット76が開催される。15日にはitkzとssig33のサークル「幸せ亀裂計画」が参加し、ssig33による創作歴史小説『花一揆』とHacker’s Cafeメンバーによる合同誌『破滅論 1st Contact』が頒布された。『破滅論 1st Contact』にはitkzによる「ニコニコ実況を支える技術」やチームラボの社長猪子寿之のインタビューが掲載された。Hacker’s Cafeの「破滅」という言葉は「破滅ラウンジ」および「破滅クラスタ」の元ネタとなった。
    • 07月27日 ブログ"Hipster Runoff"に記事"Is WASHED OUT the next Neon Indian/Memory Cassette?"が掲載される。Washed OutやNeon Indian、Memory Casssetteといったアーティストの音楽のジャンル名について、既存のアイデアをまとめつつ"chill wave"というアイデアを提出した。音楽ジャンル"chillwave"初出の記事とされる。
    • 08月16日 Tim Berners-Leeがw3cのために書いた草稿"Read-Write Linked Data"を、翌17日に"Socially Aware Cloud Storage"発表する。のちSolidプロジェクトとなるもののデザインイシューを概説したとされる。
    • 09月24日 ツイートをドラッグアンドドロップでまとめることができるwebサービス「Togetter」で初めてまとめが作成される。togetterは吉田俊明@yositosiが社内向けのプレゼン資料のために作成したツールがきっかけとされる。Toggetterの最初のまとめはyositosiが作成した「カメラのおはなし」。
    • 10月27日 MegazordことChristian Oldhamが石膏像をモチーフとしたデジタルコラージュ作品を作成、翌28日にflickrへ投稿する。Megazordは2008年からデジタル画像を制作し、Tumblr上で作品を発表しており、Megazordのシュールな作風および世界観はTumblr上の画像文化に多大な影響を与えた。石膏像モチーフはseapunkを通してvaporwaveのヴィジュアルへと受け継がれた。
      2009年11月11日には説明欄に"For KGB Man"と書かれたタイトル"NOBODY HERE"という作品をFlickrに投稿しており、また2010年05月22日と24日にはOPNのそれぞれOuroborosprayouandiのMVを制作、公開している。Daniel LopatinとJoel FordからなるユニットGamesの2010年08月02日のファーストEP"Everything Is Working"、2010年11月02日のセカンドEP"That We Can Play"のデザインをMegazordが作成している。
      MegazordはInfo WarriorとしてDeath Gripsとも関わっており、Death Gripsの初期のsoundcloudにはメンバーとして記載され、2011年08月26日のレーベル"Grindcore Karaoke"からのアルバム"Exmilitary"リリースにもDeath Gripsのメンバーとして記載されている。
    • 11月06日 twitterがRT機能の公式版を一部のユーザーに限定的に公開したと発表する。参照元を明示しツイートを引用する行為は草の根的に行われていたが、twitterは8月に公式機能にするプロジェクトを立ち上げていた。
    • 11月06日 津田大介が『Twitter社会論: 新たなリアルタイム・ウェブの潮流』を洋泉社から出版する。勝間和代との対談「つぶやく力」が収録されている。

    2010年

    • 01月13日 ニコニコ動画のカテゴリが再編され、「ファッション」カテゴリの廃止と同時に「例のアレ」カテゴリが新規追加される。
      当時ニコニコ動画で関係のないカテゴリを占拠していたレスリングシリーズや「ファッション」カテゴリを占拠していた必須アモト酸動画など、アンダーグラウンドな動画ジャンルの隔離のために追加された。 運営による強制的な隔離によって、「例のアレ」カテゴリはレスリングシリーズや真夏の夜の淫夢などのゲイポルノを採り上げた下品な動画、必須アモト酸やオウム真理教などの宗教をネタにした動画など、公序良俗に反する動画カテゴリとして定着し、「例のアレ」はそれらを扱ったネットミームの温床となっていった。
    • 01月22日 NASAの宇宙飛行士だったTJ Creamerが宇宙から初めてのツイートを行う
      TJ Creamerは2009年11月30日に開始されたISSへの第22次長期滞在にフライトエンジニアとして初搭乗しており、JAXAの野口聡一とともにtwitterでの情報の発信を行った。
    • 03月03日 StatusNetのバージョン0.9.0がリリースされる。OpenMicroBloggingに替わる分散SNSのプロトコルであるOStatusのサポートが追加される。
    • 03月26日 秋葉原UDX2階で12:00からイベント「小池スタイル8耐選手権」が開催される。ストリートコンピューティングのポーズ「小池スタイル」を8時間耐久で維持する選手権で、女性お笑いコンビ、アップルパインとタレントであるエスパー伊東が出場した。
      当日は「小池スタイル」の考案者であるssig33こと小池陸がアップルパインとエスパー伊東に「小池スタイル」を教え、イベントの模様がtwitter上で実況、Ustreamで中継された。「小池スタイル」は産経新聞やTV番組「ありえへん∞世界」などで採り上げられており、「路上パソコン族」ともメディアで紹介された「ストリートコンピューティング」ブームを象徴するイベントとなった。07月23日にはascii.jpに小池陸へのインタビュー記事「楽しいことだけでいいんじゃねーの? 小池スタイルな生き方」が掲載された。
    • 04年20日 OAuth 1.0プロトコルがRFC5849として公開される。08月31日以降、すべてのサードパーティ製TwitterアプリにおいてOAuthの使用が義務づけられる
    • 05月08日 05月08日から05月23日にかけて、NANZUKA UNDERGROUND 渋谷にて黒瀬陽平キュレーションのカオス*ラウンジの展覧会「破滅ラウンジ・再生ラウンジ:アーキテクチャ時代のイメージ」が開催される。
      カオス*ラウンジとHacker’s Cafe、ギークハウス周辺のいわゆる「ギーク」のコラボレーションが中心となり、ギークらが会場に連日寝泊まりして生活と活動を行う中で生み出された混乱がそのまま作品となった。当初は混乱を鎮めて最終的には「再生」を果たす予定であったが、再生は失敗し混乱のまま会期は終了したとされる。隠語を含むツイートをリアルタイムで壁に表示させる展示があり、eseharaがDJを行う流れと合流して、壁の淫語ツイートをeseharaがラップ調で歌うというパフォーマンスとなるなど、その場の雰囲気で変わっていく混沌としたイベントだったとされる。
    • 05月13日 音楽オンラインマガジン"Drowned in Sound"のディスカッションフォーラムでスレッド"WITCH HOUSE "が立てられ、"witch house"が新ジャンルとして注目される。
      2009年にPictureplaneのTravis Egedyと友人のShamsが、自身の作っている音楽のジャンル名を、オカルト系のハウスミュージックを作っているからとジョークとして"witch house"として名付けたことが"witch house"の源流とされる。witchhouseのアーティストは、検索避けとしてアーティスト名や曲名にキリル文字や記号を多用しており、ここからこの文化はインターネットミュージック全体に影響を与えたとされる。
    • 06月07日 ドワンゴ社員でギークハウス浅草住人のitkzこと糸柳和法が失踪する。
      ssig33がtwitter上で、薬が切れて精神が錯乱したために失踪したと情報の提供を呼びかけた。10日正午頃には、同居人のyuisekiがUstreamで中継しながら浅草警察署へ捜索願いを申請したが、親族や上司でないとの理由で受理されず、同じくギークハウス浅草の住人でドワンゴでの同僚であったふとあせにより、ドワンゴ上司の委任に基づき捜索願が提出された。11日23時頃にyuisekiにより発見、確保された。関係者はGoogle Docsを用いて情報を随時更新しながら拡散し、情報拡散を行った
    • 06月28日 ニコニコ生放送で番組「ニコ生トークセッション」が開始する。
      ひろゆきがゲストを招き対談する番組。ニコ生トークセッション以降09月26日に「ニコ生シノドス」、09月29日に「ニコ生PLANETS」、11月12日に「ニコ生ナックルズ」など言論、文化系番組が相次いて開設され、いわゆる「ニコ論壇」の発端となった。2011年05月13日に公式チャンネル「ニコ論壇」が開設され、これらの番組を総称する言葉として「ニコ論壇」が使われるようになった。
    • 07月02日 元NetscapeのプログラマーMike MacgirvinがMistparkの初回リリースを行う。のち"Friendica"と呼ばれる分散SNS。
    • 08月03日 twitterの連携サービス「なるほど四時じゃねーの」作者のssig33が、連携したアカウントにssig33とyoupyのツイートをfavさせる。
      この出来事とツイート「ちょっとしたテストで四時全員で俺の発言と youpy の発言ふぁぼらせる」が波紋を呼び炎上した。
      「なるほど四字じゃねーの」は『新テニスの王子様公式キャラクターガイド ペアプリVol.1』の跡部景吾のセリフ「なるほどSUNDAYじゃねーの」が由来とされる。
    • 08月08日 Oneohtrix Point Neverとして知られるDaniel Lopatinの別名義Chuck Personが、音楽作品"Chuck Person’s Eccojams Vol.1"をカセットテープとしてリリースする。OPNの"Memory Vague"とともにvaporwaveの先駆的作品となる。
    • 8月20日 Julian Assangeに、スウェーデンで2人の女性との4件の性的関係に関連して捜査が開始され、逮捕状が発布される。11月20日にスウェーデンはICPOを通じてAssangeを国際指名手配し、11月30日にはICPOから「セックスに関する犯罪」の容疑で国際逮捕手配がされる。
    • 08月21日 ymrlが一定期間ツイートしていない場合に「このまま眠りつづけて死ぬ #nemuritsuzuketeshinu」と自動で投稿するwebサービス「このまま眠りつづけて死ぬ」を公開する。目黒寄生虫館の睡眠病患者の写真のキャプションから着想を得たとされる。
    • 09月07日 twitter上でXSS脆弱性を利用した悪意のあるスクリプトが流通しているとする記事"Twitter XSS in the wild"をKaspersky Labのブログが公開する。
      twitter上でXSSによる"onMouseOver"脆弱性をついたワームが世界に広まった件についての記事。
      リンクにカーソルを載せるとユーザーのcookieが外部のサーバーに転送されるとした。XSS脆弱性を突いたスクリプトは意図せずツイートを行うようワーム化したことで拡散した。
      twitterは21日頃、リンクを適切にエスケープすることで脆弱性を修正したとされる。
      このXSS脆弱性は08月14日にMasato Kinugawaが発見しtwitterへ報告したが、時間が経っても問題が解決していないため、Masato Kinugawaがテストアカウント「Rainbow Twtr」を作成して虹を架けたことでこの脆弱性に注目が集まった。Rainbow Twtr以後はまちややssig33などが脆弱性を突いた投稿を行ったとされ、ノルウェーのプログラマーMagnus HolmがRainbow Twtrをみて脆弱性を実験するためにワームを作成したところ20万人を超えるユーザーにワームが広がっていったとされる。
    • 09月25日 WikiLeaksのドイツ人スポークスマンであったDaniel Domscheit-Bergが「wikileaksには構造的問題がある」と辞意を表明する。Assangeは、ニューズウィークに情報をリークしたとDomscheit-Bergを批判、Domscheit-Bergは、WikiLeaksチームはAssangeの管理体制とアフガン戦争の文章公開の処理について不満を持っていると主張した。Domscheit-Bergの辞職後、投稿プラットフォームの設計者を含めたwikileaks主要メンバーの退職が相次いだ。2010年の間に少なくとも12人の主要人物が去ったとされ、組織の透明性の欠如、構造的欠陥、コミュニケーションの流れの悪さが批判された。
    • 10月01日 映画「ソーシャルネットワーク」がコロンビアピクチャーズからアメリカ、カナダで公開される。mark zuckerbergによるSNS"facebook"の設立を主題とする映画。david fincherが監督を務め、Trent ReznorとAtticus Rossが音楽を手掛けた。
    • 11月06日 アキバ系SNSであるFilnがサービス終了する。
    • 11月12日 代官山UNITでMaltine Recordsによるイベント「THE☆荒川智則」が開催される。
      イベントに合わせ、荒川智則.jpでtwitterの連携サービスを用いた「荒川智則化装置」が公開された。イベントにはtofubeatsやkz (livetune)などが出演した。インターネット上で不特定多数が自由に荒川智則を名乗るネットミームを主題としたもの。
      荒川智則はnonoririが使い始めたが、Hacker’s Cafe関係者が名乗りはじめたところ、無関係な人にも広がり流行したとされる。
    • 11月23日 ニューヨーク大学クーラント数理科学研究所の学生だったIlya Zhitomirskiy、Dan Grippi、Max Salzberg、Raphael Sofaerによって設立されたプロジェクトDiaspora*のアルファ版がリリースされる。
      DiasporaはFacebookを中心とした中央集権SNSが個人情報を収集し、プライバシーを侵害しているという懸念から開発された。Diasporaはユーザーが友人、家族、同僚のグループへの「アスペクト(側面)」を作成し、それぞれのアスペクトに応じどのプロフィール情報にアクセスするかを明示的に選択できるようにした最初のSNSとされる。
      これらの機能からマスコミの注目をあつめKickstarterで20万ドル以上の寄付を集めたが、プロジェクトが遅れたことで2011年にPaypalが説明なしに資金を凍結、その後、共同設立者のIlya Zhitomirskiyは22歳の若さで自殺したとされる。
    • 11月26日 アダルトゲームメーカーTEATIMEが「らぶデスシリーズ」の5作目である『らぶデス555!』を発売する。オンラインマルチプレイが可能なオンラインゲームとしての側面を持ち、そのゲーム性から話題となる。
    • 12月07日 Julian Assangeがロンドン警視庁へ出頭、逮捕される。のち保釈が許可されるも拘留が続けられた。
    • 12月18日 チュニジアで民主化運動、ジャスミン革命が発生する。
      男性の焼身自殺に端を発する反政府デモが国内全土へ拡大、ベン=アリ-大統領がサウジアラビアへ亡命、23年続いた政権が崩壊した事件。民主化運動はチュニジアにとどまらずアラブ諸国へ広がり、アラブの春と呼ばれる数々の政変や政治運動を引き起こした。アラブの春ではYoutubeやTwitter、WikiLeaksといったネットメディアが重要な役割を果たしたとされる。
      ハクティビズム集団Anonymousが情報統制に関連して政府系ウェブサイトをDoS攻撃のターゲットとし、チュニジア政府のサイトをハッキング、規制に対する非難声明を記した公開書簡へ書き換えた。

    2011年

    • 01月13日 01月13日から02月13日まで、トーキョーワンダーサイト渋谷で、カオス*ラウンジによる展覧会「荒川智則 展」が開催される。
      18日に村上隆がtwitter上で、自身の主催するカイカイキキに所属するアーティストであるMr.の過去作品との類似性を指摘し、Mr.とtwitterでやりとりをしたカオス*ラウンジの黒瀬陽平は同日、コンテクストの提示を怠ったとして謝罪を行った。
    • 01月22日 01月22日から02月13日まで全3回で、「荒川智則 展」と連動して「荒川智則 展」会場のセットを使用した生ドラマ「1983年の荒川智則」が放送される。監督を黒瀬陽平が務め、カオス*ラウンジが脚本、演出、美術制作を、音楽制作をMaltine Recordsが行った。原作は糸柳和法の短編小説「二人の切っ先」で、ギークハウスを題材としていた。
    • 01月25日 チュニジアでのジャスミン革命から飛び火しエジプトで大規模な反政府抗議運動が発生、ホスニー・ムバーラク大統領による30年以上に渡る政権が崩壊する。
    • 01月29日 ベルリンのGentili Apri galleryの一部であるFuture GalleryでKatja NovitskovaとMike Ruizのキュレーションによる展覧会"Post Internet Survival Guide "が開催される。
      Katja Novitskovaによる作品集"Post Internet Survival Guide 2010"が出品される。展覧会"Post Internet Survival Guide"は芸術祭transmedialeのサテライトイベントとなった。
    • 03月11日 東日本大震災が発生する。
      震災時日本からのtweetは当時の平常時の500%に増えたとされる。被害状況や安否の確認、避難所や交通の情報がSNSで共有、交換されたことで、SNSの情報インフラとしての側面が注目された。
      twitterに、03月13日には首相官邸(災害・危機管理情報)@kantei_saigai03月15日に東大病院放射線医療チーム@team_nakagawa03月20日に陸上自衛隊@JGSDF_prが作成された。
    • 03月11日 ドワンゴ社員のitkzこと糸柳和法がtwitterで「地震が起きた時、社内サーバールームにいたのだが、ラックが倒壊した。」とツイート、拡散したため炎上する。ssig33はのち「思いついて煽ってたのは俺です」とする記事を公開した。
    • 04月10日 松本哉が営業するリサイクルショップ「素人の乱」がtwitter上で呼びかけていた「4・10原発やめろデモ!」が高円寺で行われる。約1万5000人が集まったとされ、福島第一原発事故以後初めての大規模な反原発デモだったとされる。
    • 05月06日 Really Interesting GroupのブログにJames Bridleの記事"The New Aesthetic"が投稿される。
      コンピュータの知覚のためにデザインされたようなものなどの画像をまとめ、未知のプロダクトのためのムードボードとした記事。この記事から美術タームとしての"New Aesthetic"が生まれた。同日、James BridleはTumblrブログ"THE NEW AESTHETIC"を作成した。2012年03月12日に開催されたSXSWで、James BridleがオーガナイズしNew Aestheticに関するパネル展示を行った。また、04月02日にWIREDで、Bruce SterlingによるNew Aestheticに関するエッセイ"An Essay on the New Aesthetic"が掲載された。これらのことが"New Aesthetic"を広めるきっかけの一つとなった。
    • 05月15日 スペインで緊縮政策に反対する抗議運動、「インディグナドス運動("Indignados Movement")」、"15-M Movement"が発生する。
      運動組織、プラットフォームである¡Democracia Real YA!がSNSを通じて参加を呼びかけた。インディグナドス運動はアドバスターズに刺激を与え、これがOccupy Wall Street運動のきっかけとなった
    • 06月01日 Lil Internetがtwitter上で、見た夢を元にしたツイート"seapunk leather jacket with barnacles where the studs used to be"を投稿する。その後Lil Governmentにより初めてseapunkがハッシュタグ化された。このことがミーム化するきっかけとなり、夏頃にはツイッターユーザーの集団がseapunkを元にしたジョークをつぶやき始めたとされる。Tumblr上の画像文化を取り込んでビジュアルミュージックジャンルとして成立した。seapunkのビジュアルイメージを確立したのはUltradeamonとZonbelleが主宰するCoral Recordsで働いていたKevin Heckartとされる。
    • 06月28日 GoogleがSNS「Google+」を発表し、招待制で開始される。
    • 06月25日 IndieWebCamp 2011が25日から26日にかけて開催される。そこで、個人の独立ウェブサイトが、独自ドメインで、ソーシャルデータを独立して維持できるようにするソフトウェアを構築する人々のコミュニティ(TwitterやFacebookなどのSNSを補完し、最終的にはその代替となるツールを構築するための人々のコミュニティ)の"IndieWeb"が設立される。
    • 07月18日 六本木のクラブ「ヴェルファーレ」跡地でドワンゴによりイベント会場「ニコファーレ」が開設される。
      エイベックスは2006年02月24日にドワンゴと資本・業務提携すると発表、ドワンゴの筆頭株主となっていた。ヴェルファーレはジュリアナ東京の仕掛け人でもある折口雅博が手掛け1994年12月10日に開店しており、小室哲哉並びにエイベックスが所有、2007年01月01日に閉店していた。折口雅博は人材派遣会社「株式会社グッドウィル」を2004年に設立しており、株式会社グッドウィルは数々の問題により2007年には行政処分を受け、2008年には廃業している。
    • 07月27日 20時からニコニコ生放送で『4chムート x ひろゆきのトークセッション「ソーシャルメディアってなぁに?」』が放送される。ひろゆき、ジェイムズ・スパーンのほか、4chan創始者としてChristopher Pooleが出演した。
      放送当日には開設されたばかりのニコファーレをジェイムズ・スパーンとmootが見学に行ったと語った。放送では4chanのほか、mootが2010年05月に立ち上げた、画像共有サイトCanv.asの説明が行われた。
      放送の後半の質問コーナーでは「あなたの想像する究極のソーシャルメディア、あるいはソーシャルメディアの最終形は何か」という質問がなされ、ひろゆきは「そんなんない」と答えた。対してmootはDiasporaに言及し、分散型のオルタナティブなSNSに取り組んでいる人がおり、分散-連合型でセルフホスティングできるSNSというアイデアはおもしろい、世界がそれを受け入れる準備ができているかどうかわからないが、facebookがいつまでもトップに君臨するとは考えにくいため、オルタナティブな選択肢を用意し続けることが重要だと答えた。
    • 08月18日 OpenSocial2.0がリリースされる。2.0ではActivity Streamsのサポートを開始、JSONを望ましいデータ形式としてATOMのサポートは非推奨とされた。
    • 08月24日 リビアでカダフィの退陣を要求するデモから始まった半年間に及ぶ内戦の結果として首都トリポリが陥落、カダフィ大佐が殺害される。
      このリビアでの反政府運動および内戦はアラブの春のうちの一つに数えられる。アラブの春の影響で周辺地域の統治が弛緩、ISILも依拠するイスラム過激派の戦略論が合わさり、ISILにとって都合のいい環境が中東地域に生まれたとする見方がある
    • 09月17日 アメリカ合衆国のニューヨーク、マンハッタン区ウォール街で、アメリカ経済界や政界に対する抗議運動「Occupy Wall Street運動」が発生する。
      アラブの春を受けて、カウンターカルチャー系雑誌「Adbusters」の創始者Kalle Lasnが呼びかけたのが発端とされる。スローガンとして「We are the 99%」という、アメリカ合衆国において所得層上位1%の富裕層が所有する資産が増加し続けている状況を表す言葉が使われる。考案者はアナキストで人類学者、元ブラックブロック活動家、のちに「Bullshit Jobs」で話題となったDavid Graeber。運動の参加者はTwitterやFacebookといったSNSを通じてデモに関わっているとされる。ハクティビズム集団Anonymousが参加を呼びかけている。
    • 09月21日 Google+が招待制からすべての人が登録可能となり、一般に公開される。
    • 10月01日 ドワンゴが運営していたイベント会場「ニコファーレ」でイベント「ニコファーレ体験デー」が開催、ニコニコ生放送で中継される。
      ユーザーによる動画リクエストがニコファーレ会場の360°LEDで流され、その様子をニコニコ生放送で中継するというイベントであり、一部ユーザーの手で淫夢動画が数多く流されたため話題となった。10月29、30日に第2回イベントが開催されるがそこでも数多く淫夢動画が流された。
      結果として2012年7月頃に第2回イベントで流された淫夢関連動画が一斉削除される事件、いわゆる「ホモコースト」が発生した。
    • 10月13日 音楽ブログ"Weed Temple"がGirlhoodのSurfs Pure Heartsレビュー記事"Review: Girlhood - Surfs Pure Hearts (Holy Page, 2011)"を投稿する。Vaporwareから連想して、私はこのカテゴリの作品を"vaporwave"と分類する傾向がある、と書いた。これが確認できる中で最古の"vaporwave"の用例とされる。
    • 11月02日 アーティストであるMay'nによるシングル「Brain Diver」がflying DOGからリリースされる。表題曲であるBrain Diverはテレビアニメ『ファイ・ブレイン 神のパズル』のOPとして使用された。Brain Diverの歌詞は、後にしゅいろが開発し分散SNSとなる「misskey」の名前の由来となった。

    2012年

    • 01月01日 ニュース速報(嫌儲)板の「【速報】アニメDVD・BDの売り上げを見守るスレ」にてアニメ制作会社シャフトの公式サイトに2ちゃんねるまとめサイト「やらおん!」のアフィリエイトリンクが貼られているとの指摘がなされる。この書き込みがいわゆる「シャフトやらおんステマ騒動」のきっかけとなった。ステマ騒動によりニュース速報板で反まとめサイト感情が増幅、01月09日にローカルルールで転載禁止を掲げた嫌儲板へ多くの住民が移動した。
    • 01月25日 竹達彩奈がtwitter上で「や、おっぱいは揺れてないからね(笑)」とツイートを行う。
    • 02月26日 アメリカ合衆国フロリダ州サンフォードで、ヒスパニック系の混血である自警団団員であったジョージジマーマンが、アフリカン・アメリカンの高校生トレイボン・マーティンを射殺する事件が発生する。ジマーマンが逮捕ののち正当防衛法のため釈放されたことで、ジマーマンの逮捕と十分な取り調べを求める抗議運動がアメリカ全土へ広がった。
    • 03月07日 2ちゃんねるのなんでも実況J板で「八神太一」として活動していたH君が、2ちゃんねる上で大学の合格証書を公開する。2009年10月13日から活動を開始し、いわゆる「なんJ」を中心に2ちゃんねる上で活動していたH君の書き込み内容について、2ちゃんねるユーザーの一部で反感を買っていたことで、合格証書と過去の書き込み内容から、本名や合格大学、住所まで特定されることとなった。
      これをきっかけに誹謗中傷に火が付き、H君は誹謗中傷の書き込みに対処するため弁護士である唐澤貴洋へ相談、唐澤貴洋はIP開示を行った。H君や唐澤貴洋らのネットでの振る舞いはネット上のリアクションを拡大させ、誹謗中傷を核に掲示板文化や悪趣味文化に影響を受けた独特の文化を形成させることとなった。「ハセカラ」と呼ばれたこの文化は、のちに「恒心教」と呼ばれるネットミーム的冗談宗教へと発展していった。
    • 04月頃   京都大学で「サークルクラッシュ同好会」が立ち上がり、会長にホリィ・センが就任する。第一号会報には会長ホリィ・センのほかに京都アカデミックスペース「学森舎」主宰の植田元気、ひでシス、Factory Kyotoの松山孝法らが寄稿し、11月22日に京都大学11月祭で配布された。ゼロ年代中期から後期にかけはてなダイアリー上で形成されていた「非モテ論壇」に影響を受けている。
    • 04月07日 津田大介が『動員の革命 - ソーシャルメディアは何を変えたのか』を中央公論新社から出版する。モーリー・ロバートソンや宇川直宏、家入一真との対談、中沢新一、いとうせいこうとの鼎談が収録されている。
    • 04月10日 FacebookがInstagramを10億ドルで買収したと発表する。
    • 05月12日 twitterユーザーの孤独ちゃんが主催、企画したイベント「ツイッタラー超会議」が12日、13日、19日の3日に渡り開催され、Ustreamで配信される。MCはわさらーが行い、30人を超えるゲストがそれぞれ30分の時間で話をするネットラジオ形式のイベント。twitterのいわゆる「ネタクラスタ」が介するイベントであり、ダ・ヴィンチ・恐山が参加した。
    • 05月26日 26日から27日にかけNHK制作のドキュメント番組「NHKスペシャル 未解決事件 File.02 オウム真理教」が放送される。いわゆる「ハセカラ」騒動の中心となっていた2ちゃんねるのなんJにおいてオウム真理教を扱ったネタが話題となり、騒動とオウム真理教が重ね合わされたことで、当時の唐澤貴洋の弁護士事務所名から引用した「恒心教」が生まれることとなった。「恒心教」は当初は名だけであったが、ネットミームとして進化していくにつれ実を持ち、コミュニティの基盤と意思統一のインフラとなったことで騒動を長引かせる原因となった。
    • 06月04日 2ちゃんねる嫌儲板の「【2chまとめブログ】はちま寄稿と真っ黒悪質ステマ企業たち★210【livedoor・DECCI・KND】」スレにてひろゆきがスレ住民とやりとりを行った後、「やらおん!」、「ハムスター速報」、「はちま起稿」、「オレ的ゲーム速報@刃」、「ニュー速VIPブログ」を対象に2ちゃんねるの著作物の利用、転載を禁止する警告文を2ちゃんねるに掲載する。07月19日にはライブドア社ならびにFC2社へ向け「上記のブログサイトの2chの著作物を転載をしてるページに一切の広告を載せない措置をお願いしたい」との文言が追記された。
    • 06月19日 Julian Assangeのエクアドルへの亡命申請について、エクアドル外務大臣から検討しており、Assangeはエクアドル大使館にいるとの発表がなされる。
    • 07月12日 DUMMY MAGAZINEにAdam Harperによる記事"Vaporwave and the pop-art of the virtual plaza "が掲載される。ハイデフ資本主義的なアイコンを起用しているアングラミュージシャンについて、それを取り上げた二部構成の特集の前半として、vaporwaveを中心に取り上げた記事となっている。世界的にvaporwaveが認知されるきっかけとなった。取り上げたアーティストの作品について、資本主義および科学技術の進化を肯定するNick Landの加速主義を援用し、Nick Landのビジョンのサウンドトラックのようなものであると形容した。後編ではvaporwaveよりハードで残虐、サイバネティックなものとして"distroid"と名付けられたジャンルを提唱した。
    • 08月15日 Bloggerの共同創設者でtwitterの共同創設者Evan Williams、twitterの共同創設者Biz Stone、2007年からtwitterで働くJason Goldmanにより「Medium」がサービス開始する。ブログとtwitterの中間の長さの文章を投稿することを奨励するパブリッシングプラットフォーム。
    • 09月19日 ActivityPump通信API"ActivityPump"の詳細をはじめてEvan Prodromouがコミットする
    • 09月29日 Evan ProdromouがActivityPumpプロジェクトをpump.ioへ名称変更する。
    • 10月31日 株式会社ディオンエンターテインメントが萌えコンテンツに特化したSNSポータルサイト「萌。」のオープンβテストを開始する。Live2dを利用したアバターを、ポータルの機能を利用して育成していくという要素があった。アバターにはイラストレーターが手掛けたオリジナルアバターと、ユーザーによってカスタマイズして作成することができるカスタムアバターがあった。また、アバターの声を人気声優が担当していたとされる。12月14日にプレオープンし、12月19日に正式にサービスを開始、2013年12月19日にサービスを終了した。
    • 12月18日 Evan ProdromouがStatus.Netを閉鎖し、新しいプロジェクトであるpump.ioに移行すると発表する。
      identi.caユーザーはこの発表をうけidenti.caが消滅すると受け取りコミュニティは打撃をうけた。翌年1月にEvan Prodromouは、identi.caは存続しソフトウェアパッケージであるStatusNetをpump.ioへ移行すると釈明する投稿を行った。
      identi.caがtwitter代替のオープンソースサービスであると喧伝され、StatusNetが分散型のマルチプラットフォームになるという目標を達成できなかったため、その目標を引き継いだ形でpump.ioプロジェクトを開始させたとされる。

    2013年

    • 01月12日 野間易通がtwitter上で「在特狩り行きたいな。」とツイートを行う。
      このことが「レイシストをしばき隊」結成のきっかけとなったとされ、02月09日に初めてのカウンターデモを行ったとされる。2014年09月30日に「しばき隊」は解散し、10月01日に後継団体「対レイシスト行動集団」(C.R.A.C.)が結成された。当初、「しばき隊」は在特会がデモ後に行うコリアンタウンなどへの「お散歩」と呼ぶ嫌がらせ行為を邪魔する活動を目的としていた。
    • 01月22日 twitterが、ユーザーIDの数が32ビット整数の領域に収まらなくなったため、2013年中に64ビット整数空間へと切り替えると発表を行う。
      符号付き32ビット整数を使ってユーザーIDを追跡しているシステムは07月01日までに64ビットへ切り替えることが推奨された。twitterのユーザーIDは2013年10月21日に64ビット整数領域へ突入したとされる。
    • 04月08日 2ちゃんねるのニュース速報(VIP)板でスレッド「俺、中学生だけど正直感情が無くて全てがコケコッコーに見える」がたてられる。
    • 04月19日 星見蒼人や、ぱにょとしてネットで「歌い手」活動していた男性が、都青少年健全育成条例違反(淫行)の疑いで逮捕される。
      逮捕された際「やばいと思ったが、性欲を抑えきれなかった」と発言したとして話題となる。2015年11月から『COMIC LO』で連載したクジラックスの成人向け漫画「歌い手のバラッド」のモデルとなった。
    • 05月23日 Kyle Drakeによって静的サイトホスティングサービス"Neocities"が作成される。
      当初はGeoCitiesが閉鎖される前に、GeoCitiesでホストされていたサイトをアーカイブする目的があったとされる。06月28日に一般にホスティングサービスを公開した。
    • 06月01日 橋下徹がtwitterでスマイルプリキュア」とツイートを行う。
    • 06月08日 Free SocialプロジェクトとStatusNetプロジェクトが合併、GNU socialプロジェクトへ統合することがGNU Socialの創設者Matt LeeとFree Socialの開発者Mikael Nordfeldthにより発表される。
    • 06月13日 公民権運動家のAlicia Garzaが、トレイボン・マーティン射殺事件の犯人George Zimmermanに無罪判決が出たことを受けfacebookに「
      stop saying we are not surprised. that's a damn shame in itself. I continue to be surprised at how little Black lives matter. And I will continue that. stop giving up on black life. Black people. I love you. I love us. Our lives matter.
      」と投稿を行う。
      この投稿からAlicia Garzaの友人Patrisse Cullorsが#blacklivesmatterをつけたのがハッシュタグとしてのblack lives matterの初出とされる。当初は注目されていなかったが、2014年のエリックガーナー窒息死事件以降ハッシュタグblacklivesmatterが注目されたとされる。
    • 07月27日 東京都港区の秩父宮ラグビー場で開催予定だったNEWSの屋外コンサートが激しい雷雨により中止へ、翌日に順延となる。これに関連して、体調不良や虚偽情報のSNS上での拡散などが起こった騒動、いわゆる「パーナさん事件」が発生する。
      来場者の一部が、コンサートの中止による過呼吸や、雷雨の影響による低体温症など、体調不良を訴えた。また、宿泊先を確保していなかった一部の来場者がtwitterで宿泊先を募集し、実際に宿泊した来場者と宿泊先との間のトラブルがSNS上で取り沙汰された。
      宿泊先のない来場者の過大な要求がSNSで拡散して批判され、多数の「レイプ車」や暴漢、偽の警察官がNEWSのファンである「パーナ」を狙っている、といった虚偽情報がSNS上で拡散し、一部のインフルエンサーが拡散を加速させたことで騒動が広まることとなった。
      #RTで繋げてパーナさんまで届け」などのハッシュタグや、「拡散希望」といった見出しを使うなど、ジャニーズファンの善意によってデマが拡大したこと、2chなどで一部のネットユーザーが騒動に乗じて騒動を煽ったことが注目を集めた。
    • 08月03日 秒速SUNDAYが記事『【悲報】バイトのテロ受けたブロンコビリー足立梅島店『ケータイ持ち込み禁止』全力で頑張る』を公開する。
      「ブロンコビリー」で従業員が冷蔵庫に入った写真をtwitterにアップした問題についての記事で、ライターのたまちゃんがバイトによるテロ行為であるとして「バイトテロ」という言葉を使う。バイトテロそのものは2011年頃から話題になっていたが、2013年07月に発生した、そば屋「泰尚」バイトの専門学生が食器洗浄機に入った写真をtwitterに投稿した事件をきっかけにたまちゃんが「バイトテロ」という言葉を使いはじめたとされる。2013年夏には「ほっともっと」や神戸市営地下鉄、「ピザハット」、「ピザーラ」などで「バイトテロ」が発生しており、これらの件からtwitterを「バカッター」と呼ぶ蔑称が用いられるようになった
    • 08月13日 2012年のツイッタラー超会議に続き、13日、15日、23日の3日に渡ってイベント「ツイッタラー超会議2」が開催される。
      孤独ちゃん主催、企画で、twitterの「ネタクラスタ」を中心としたネットラジオ配信イベントであった。OP曲として、イベントMCであるわさらーが歌唱、ゲストでもあったかめりあが作曲、mitsuが作詞した楽曲「指先イマジネーション」が流された。「指先イマジネーション」は2014年03月11日にJOYSOUNDで配信が開始したとされる。
    • 08月25日 TorのHidden Service(いわゆるダークネット)上の掲示板、Onionちゃんねるに2ちゃんねるビューア利用者の個人情報が大量に流出し、発覚した事件、「2ちゃんねる個人情報流出事件」が発生する。
      個人情報を流出させたユーザーは「さっしーえっち」というハンドルネームを使用していた。
      2ちゃんねるビューアを運営していたJim WatkinsのN. T. Technologyは、2ちゃんねるビューア公式サイトへ謝罪文を掲載した。N. T. Technologyは2ちゃんねるのサーバーを提供していたが、この事件の影響で2ちゃんねるの収益が減り、サーバー料金未払いが続いたために、2ちゃんねるの管理人がひろゆきからJim Watkinsへ変わるきっかけとなった。
    • 09月03日 GoogleがAndroid OSのリリースバージョン4.4、Android KitKatを発表する。絵文字スタイルとしてBlobを導入した最初のリリースであり、Blob emojiは2017年のAndroid Oreoのリリースで引退するまでGoogleの絵文字スタイルとして採用されていた。
    • 10月頃 ニューヨークのトレンド予測団体K-holeが、ブラジルのイノベーション、消費者、文化のリサーチオフィスBOX1824と共同で、レポート"Youth Mode: A Report on Freedom "を発表する。ユースモードの分析を通して、他と同様でありつつそれを受け入れるアティチュードとして"normcore"を位置づけ評価した。ここから2014年にかけてnormcoreがファッショントレンドとしてなっていった。
    • 11月04日 東京流通センター第二展示場で開催された同人イベント「第十七回文学フリマ」でサークル「カラフネ」の同人誌「メンヘラリティ・スカイ」が頒布される。
      責任編集をはるしにゃん、編集をメンヘラ神が行い、永田希、ホリィ・セン、木野誠太郎らが寄稿、装画はどま、帝国水素が提供した。同人誌には仲山ひふみ、永田希、法務局による同人CD「メンへラップ」が付属した。
      扉絵の一つとして、倫理王を自称していたK坂ひえきが提供した「皆様、善き倫理を」とテキストが書かれたイラストが使用された。
    • 11月09日 twitterユーザーでブロガーであったメンヘラ神が投身自殺する。
      自殺前日の11月08日にツイートした「みなさま、よき倫理を!」や、bioに記述されていた「せめてあなたの仮想敵でありたい」といった言葉はのちにメンヘラに膾炙することになった。「よき倫理」は同人誌『メンヘラリティ・スカイ』にK坂ひえきが寄稿したイラストから引用されている。
    • 11月16日 ドワンゴ社員のまさらっきがtwitter上で「ほんとUIの変更を妨げる層は害悪だわ 全員殺して回りたい」とツイートを行う。翌日関連したツイートがtogetterにまとめられ炎上する。
    • 11月24日 当時中学3年生であったアカウント「ろろちゃん」がfc2動画でライブ配信中に飛び降り自殺する。

    2014年

    • 01月09日 人工知能学会の学会誌『人工知能』の表紙が女性差別との批判を受けていると報道される。学会誌の表紙をリニューアルしようとデザインがコンペ形式で募集され、ほうきを持つ女性型ロボットのイラストが選ばれていた。
    • 02月09日 09日から15日まで、Design Festa Gallery原宿であおいうに主催の展覧会「メンヘラ展」が開催される。
      twitter上のメンヘラ有志13人による展示が行われた。メンヘラ展は2017年まで、計7回継続して開催された。
    • 02月19日 2ちゃんねる個人情報流出事件の影響でN. T. Technologyへサーバー料金が未払いとなっていた2ちゃんねるで、Jim Watkinsが「各関係者様」スレを建て、「2chサーバーを確保しました。前の経営者は、2chの運営経費のための資金を十分な収入を獲得ことができなかったので、首にしました。」との書き込みを行う。
      2ちゃんねるはひろゆきを含め運営陣が解任され、Jim Watkinsが管理人へ就くこととなった。技術担当として、Jim Watkinsの息子であるCode MonkeyことRon Watkinsが就任した。「各関係者様」スレがたつ30分ほど前にひろゆきがtwitterで「こうしてささやかに終わり、時代は変わっていくんですなぁ。」とツイートしたため話題となった。
    • 02月21日 メンヘラ神へ自殺を教唆するメッセージを送っていた、慶応大学の学生だった渡辺泰周が、自殺教唆の疑いで逮捕される。
      当時メンヘラ神と交際していたところ、LINEで複数回自殺を教唆するメッセージを送ったとされる。23日には検察側の勾留請求が却下され釈放された。この件を受けて、02月22日にtwitterでメンヘラ神のツイートをまとめたbot「電子の海に揺蕩うメンヘラ神」が作成された。
    • 04月01日 2ちゃんねるの創設者で元管理人のひろゆきが、2ch.scに「昨今の2ちゃんねるの現状に関して。」を公開する。
      2ちゃんねるは現状違法に乗っ取られているとして、サービスを乗っ取った不法行為者や彼らに利する現状2ちゃんねるの関係者へ法的措置を取る可能性があること、ひろゆきによる新サイト2ch.scの開設を予定していることなどが発表された。
      当初はエイプリルフールのネタなのではないかと考えられていたが、04月02日のニコニコ生放送の番組「ニコニコ超会議3のZUNビール味見会〜今夜正式名称決定します〜」にZUNらとともにひろゆきが出演し、「説明も何も公表したことが全てです」と発言、エイプリルフールのネタであることを否定した。2ch.scは2ちゃんねるのほぼコピーとして実際に04月11日に公開された。
    • 04月17日 Gavin Woodが"ĐApps: What Web 3.0 Looks Like(『ĐApps:Web 3.0はどんなものか』)"を公開する。当初は"Web 3.0"と表記されていた用語"Web3"の初出とされる。
    • 05月23日 twitter上ですき家のアルバイト店員らが5月29日の肉の日に一斉ストライキを呼びかける#すき家ストライキ 運動が発生する。
      22日に2chすき家アルバイトスレでストライキが発案されハッシュタグが決定されるも拡散されずにいたところ、嫌儲に「Twitter #すき家ストライキ ってのが広がってるらしい」とデマ情報が書き込まれ、その情報をもとに23日に秒速サンデーが脚色を加え記事化したことで話題が広がったとする説がある。すき家を運営する株式会社ゼンショーの労働組合ゼンショーユニオンは違法なストライキに当たるとして警告を発した。
    • 06月30日 Googleが、同社が提供していたSNS「orkut」を09月30日に閉鎖すると発表する。
    • 07月05日 内閣府の防災関連情報をつぶやくtwitterアカウント"内閣府防災(@CAO_BOUSAI)"がスパムツイートを投稿し話題となる。Twitterの連携アプリから自動投稿されたとみられ、「【お詫び】先ほど内閣府防災とは関係のない内容のツイートが当アカウントから流れてしまいました。大変申し訳ありませんでした」と謝罪する。
    • 07月21日 W3CとOpenSocial Foundationが協力しW3C Social Activityとして「Social Web Working Group」、「Social Interest Group」を立ち上げると発表する。
      ソーシャルウェブアプリケーションの相互運用性を高めfederation技術を含めたソーシャル・ネットワーキング技術の標準化を目的とする活動。「Social Web Working Group」はEvan Prodromou、Tantek Çelik、Arnaud Le HorsらをリーダーとしてGoogleのOpenSocialをベースに標準化作業を行った。
    • 08月03日 しゅいろが自身の開発しているSNSであるmisskey.xyzの改修を行い、データベースをリセットする。それに伴って運用を本格的に開始する
      misskeyの開発は6月頃から始まり、7月頃にはmisskey.xyzの試験的な運用が開始されたとされる。misskeyはしゅいろがゆるゆりにハマりSSを投稿できるサイトを作ろうとしたことがきっかけで開発され、syuilo自身により「Twitter+2ch風」と形容されるように、開発当初は掲示板がメインのサービスだったとされる。「misskey」という名前はしゅいろが当時聴いていたMay'nの楽曲「Brain Diver」の歌詞に由来する。
    • 08月20日 ISISが分散SNSのDiasporaなどFOSSに移行していると複数のメディアが報じる。twitterやyoutubeが、イスラム国に関連するアカウントや動画、画像を削除、アカウント停止するというISISのプラットフォームからの締め出しを受けての行動とされる。
    • 08月20日 Diaspora Foundationが公式ブログにて「大きいノードのすべてがISIS関連のアカウントと投稿を削除した」という投稿を行う。
    • 09月10日 misskey.xyzへDDoS攻撃があり、サーバーへの接続の一時遮断措置がサーバー管理会社によりとられる。11日にアクセスが回復されたが、もう一度DDoS攻撃があり、アクセスログを解析して対抗したとされる。
    • 10月06日 イスラム国に戦闘員として志願しようとした休学中の北海道大学の学生が、シリアへの渡航日前日に私戦予備及び陰謀の疑いで事情聴取、家宅捜索を受ける。
      悪質クラスタで大司教と呼ばれていた書店関係者の男性が古書店「星雲堂」に出した求人広告「勤務地 シリア」「詳細 店番まで」を、twitter上で「ほわせぷ」の名で知られていた北大生が見て応募し、大司教が管理をする阿佐ヶ谷アジトへ住まわせ、元大学教授でウラマーの中田考を紹介したとされる。中田考は北大生の渡航を支援しジャーナリストの常岡浩介を紹介、渡航に同行し取材する予定であった。
      中田考を監視していた公安調査庁は公安部外事三課へ通報、外事三課は刑法93条の私戦予備及び陰謀罪容疑で強制捜査を行った。
    • 11月21日 サイト「どうして解散するんですか?」が開設される。
      小学4年生の放送部の中村くんを中心として友達数人で制作したとされていたが、有償フォントの使用やスマートフォンに対応したCSS、独自ドメインの取得などから小学生が制作した事実は偽装なのではないかと憶測を呼んだ。「どうして解散するんですか?」はTwitterアカウントで情報を発信、サイトにはハッシュタグ「#どうして解散するんですか?」が含まれるツイートをしたアカウントの合計フォロワー数をカウントしたカウンターが設置されていた。
      ドメインのwhois情報からNPO法人「僕らの一歩が未来を変える」がドメインの登録者と発覚、翌22日に代表の青木大和がサイトに「青木大和です。放送部の中村とは、僕のことです。」との謝罪文を掲載、サイト作成を手伝ったTehuもnoteに謝罪文を掲載した。23日には青木大和は「僕らの一歩が未来を変える」の代表理事を辞任した。
    • 11月22日 最大震度6弱を観測した、長野県北部北安曇郡白馬村を震源とする長野県神城断層地震が発生する。この地震をきっかけにtwitter上で、あるみ(22~24土日月 金沢?)@l_l_llvllというアカウントが自撮り写真とともにみんな地震大丈夫?(;_;」とツイートを行った。
      翌23日にアフィリエイトブログが取り上げたことでツイートが話題となったとされる。その後、地震が発生するたびに「みんな地震大丈夫?」と自撮り写真を転載するミームとして成立した。のち、転載アカウントである@みりんたそ@MIRIN_の2016年04月14日のツイートをミームの元ネタと紹介する個人ブログやアフィリエイトブログが出現した。
    • 12月16日 OpenSocial FoundationとW3Cが、OpenSocialの仕様とアセットをW3Cに移管すると発表する。また、2015年01月01日付でOpenSocial Foundationは閉鎖、今後の作業はW3C Social Web Activityの中で行われる予定と発表。

    2015年

    • 01月頃   twitter上でスパムツイート「レイバンのサングラス!2499円!優遇放送日だけ!」「R0AEC プラダ 海外 安い, プラダ 財布 カタログ【海外激安】」などが流行する。
    • 01月07日 フランス・パリの週間風刺新聞"Charlie Hebdo"の本社に覆面をし自動小銃をもった複数のイスラム過激派テロリストが襲撃、編集長で風刺画家のCharbほか12名が死亡する事件が発生する。
      その後この事件を受けジャーナリストのJoachim Roncinが「JE SUIS CHARLIE」と描かれたが画像をtwitterへ投稿、これがきっかけとなり表現の自由を訴えるスローガンとしてツイッター上で#jesuischarlieが広まることとなった。
      11日にはフランスで370万人ほど参加したとされる戦後最大のデモが各地で行われ、議会では1918年に第一次世界大戦でフランスが勝利して以来はじめて国歌ラ・マルセイエーズが歌われるなど、大きな動きとなる。
    • 01月20日 ジハーディ・ジョンと呼ばれる覆面を被ったISILのメンバーが、72時間以内に身代金を支払わなければフリージャーナリストの後藤健二と実業家の湯川遥菜を殺害すると述べる動画が公開される。
      日本のインターネット掲示板2ちゃんねるのVIP板に立てられたスレッド「ISISを萌え美少女化してイスラムの奴らに送りつけようずwwwwwwww」でISISの広報活動を妨害するためにキャラクター「ISISちゃん」が作成され、コラージュ画像やファンアートが大量に作成されるなどミーム化した。
      ハクティビズム集団AnonymousはIS支援者と思わしきtwitterアカウントのリストを作成しISISちゃんの画像を大量に送信、 アカウントの休止、退会へ追い込んでいると報道された。のちこの活動はAnonymousではなく日本のハクティビストによるtwitterアカウント「ISISchan 爆撃bot」の活動であると判明した。
    • 02月06日 WebTechAsiaの運営するバイラルメディア「BuzzNews」がサービスを終了する。BuzzNewsは2014年02月にサービスを開始、2014年10月には画像を無断転載されたとしてフリーライターのヨッピーが追求、結果として謝罪文を掲載するなど「悪質バイラルメディア」であると問題視されていた。
    • 02月09日 北方領土問題対策協会のマスコットキャラクター「北方領土エリカちゃん」がtwitter上で北方領土に関するクイズを出す。
    • 06月22日 23:15から00:15までテレビ朝日で「犯罪動画・殺人予告・さらし行為 ネットに規制は必要か?」をテーマにTV番組『ビートたけしのTVタックル』が放送される。
      堀江貴文、西村博之などのゲストのほか、『インターネットは永遠にリアル社会を超えられない』の著者として古谷経衡が出演した。
      ネット規制についての議論において、規制賛成派の立場である古谷経衡の主張に対して西村博之が「それ『明らか』じゃなくてあなたの感想ですよね」と発言した。「あなたの感想ですよね」はネットミームとなり、西村博之の「論破」を象徴する言葉となった。
      2022年12月01日にベネッセホールディングスが発表した小学生の流行語ランキング2022では「それってあなたの感想ですよね」が一位となったと発表された。
    • 08月09日 ディズニー公式アカウントがtwitter上で、「A VERY MERRY UNBIRTHDAY TO YOU!」と書かれた画像を添付し「なんでもない日おめでとう。」というツイートを行う。
      ツイートの投稿日が08月09日であり、長崎県に原子爆弾が投下された日であることから不謹慎であるとして炎上した。ディズニー公式は投稿日当日の15時頃にツイートを削除し、17時頃に謝罪するツイートを行った。
      「なんでもない日」画像は映画『Alice in Wonderland』劇中に登場する"The Unbirthday Song"に由来する。
    • 08月08日 志摩市公認のキャラクター「碧志摩メグ」について、パネルやポスターの撤去、企画の中止、公認の撤回を求めchange.orgで署名活動が行われ志摩市へ署名が提出される。
      キャラクター表現が女性蔑視で海女への侮辱であると批判されていた。碧志摩メグは三重県出身の元レーサー浜口喜博の呼びかけで作成され、2014年12月09日に志摩市公認キャラクターとして名前が公募で命名、発表された。 公認撤回運動を受け、公認撤回運動に対抗する「表現の萎縮を防ぐ意思表示」を呼びかける署名活動が行われたが、2015年11月05日に碧志摩メグ側が志摩市に対し公認撤回を申し入れ受け入れられた
    • 08月16日 はるしにゃんが投身自殺する。
      ゼロ年代批評に影響を受け、精神分析学や社会学を援用しながら批評活動を行っていた。twitter上のメンヘラに影響力を持ち、メンヘラのための「メンヘラのコンテンツ化」を支持する活動を行った。
    • 09月10日 漫画家のはすみとしこがfacebookへ、「そうだ 難民しよう!」と書かれ、シリア難民の少女の写真を無断で元にしたイラストを投稿する。
      この投稿について、人種差別や偏見に満ちていると多くの批判が表明され、10月01日には人種差別や偏見に満ちたイラストとして削除を求める署名活動がchange.org上で立ち上げられた。
      元の写真を撮影したJonathan Hyamsは10月04日にtwitter上で「罪のない子どもの画像を使って倒錯した偏見を表現する人がいることにショックと深い悲しみを感じる」とコメントを発し、これを受けてはすみとしこはイラストを削除した。10月08日にはSave the Children Japanが批判する声明を発表し、BBC News Japanがこのことについての記事を公開した。
    • 10月28日 Tumblrブログ"CURSED IMAGES"が初めての投稿を行う。
      シュールな質感を持った画像を集めて投稿を行うTumblrブログとして"CURSED IMAGES"が作られた。Tumblr上で同様な類似する質感を持った画像そのものを"cursed image"とよぶ習慣が一般化し、2016年07月30日に作られたtwitterアカウント@cursedimagesによって一般に知られるようになったとされる。cursed imagesは後にLiminal spaceと呼ばれるインターネットミームに影響を与えたと考えられる。
    • 11月01日 漫画家のはすみとしこがfacebookへ投稿したイラストが難民を中傷しているとして、「レイシストをしばき隊」の一員と名乗るtwitterアカウントが、facebookへの投稿へ「いいね」やコメントを行った400人以上のユーザーに関する個人情報をリスト化しネット上で公開する。
      「はすみリスト」と言われたこの個人情報のリスト化は賛否を呼び、「しばき隊」へ批判的なユーザーはリスト化した人物に関し身元の特定を行った。リスト化した人物がセキュリティ企業エフセキュアの社員であると特定されると、セキュリティ企業の社員にあるまじき行為であると批判が高まることとなった。この炎上事件を受けてエフセキュア日本法人は11月04日に正式にコメントを発表し謝罪を行った
      この特定活動のなかで、リスト化を行った人物がtwitter上で千葉麗子と「レイちん、あけおめ、ぱよぱよちーん」との会話を行っていることが発掘された。「ぱよぱよちーん」はあいさつとして複数回使われており、語感のインパクトから注目を集めたこの騒動のなかで「ぱよぱよちーん」と「左翼」とのかばん語として「パヨク」という言葉が生まれた
      リスト化した人物を「しばき隊」とする言説にたいし清義明は、現在「しばき隊」は解散し後継団体があるのみだが、「反レイシズムの『直接行動』の立場をとる人たちをまとめて『しばき隊』と呼んでいる」ため、実際のしばき隊のメンバーではないとした。
      この事件後、弁護士である高島章がtwitterへ「はすみリスト」作成に対する批判的な意見を表明すると、あるtwitterユーザーが誹謗中傷を行った。11月23日にこのユーザーが新潟日報社上越支社の報道部長であることが特定され、いわゆる「新潟日報報道部長ツイッター中傷投稿事件」が発覚、25日に新潟日報社が謝罪すると広くメディアで報じられることとなった。
    • 11日02日 MITのComputer Science and Artificial Intelligence Lab (CSAIL)は、Mastercardから100万ドルの寄付を受け、分散型情報グループの共同リーダーであるTim Berners-Leeの研究活動に充てると発表する。具体的には分散型ソーシャルアプリケーション構築システム"Solid"の技術開発に役立てられるとし、現在はシステム構築の初期段階にあり、QCRIやオックスフォード大学の研究者と共同研究を行っていると発表した。
    • 11月03日 Twitterのお気に入りボタンが星マークからハートマークへ変更される。
    • 11月30日 久美薫@ElementaryGardがtwitter上で、「アニメスタイル007」の表紙写真が添付された小黒祐一郎のツイートに対する引用リツイートの形で、「(…)それにしても男根の代わりにでっかい吹奏楽器と絡むこの構図はいったい。」とツイートする。
      その後12月01日にそのツイートを含めたtogetterまとめ「オタク文化と児童ポルノ」を作成した。アニメスタイル007はアニメ『響け!ユーフォニアム』の吹奏楽器を持ったキャラクターが表紙に載っており、吹奏楽器を男根のメタファーとして解釈していたことで話題となる。12月02日にはtwitterのトレンドに「男根のメタファー」が取り上げられた
    • 12月18日 IETFが、政府によって検閲された違法なリソースを要求した際に表示される「HTTP 451(Unavailable For Legal Reasons)」エラーステータスコードについての仕様文書RFC 7725を承認する。「451」の数字はレイ・ブラッドベリの『華氏451度』に由来している。

    2016年

    • 01月頃 misskeyに関連したオフ会の第一回が秋葉原で開催される。azqがzawazawaで作成したwikiのwayback machine上に僅かな情報が記録されているが詳細情報は不明となっている。
    • 01月12日 W3C Social Working Groupの遠隔会議が行われ、ActivityPumpからActivityPubへ名称変更されることが決定される。のち01月20日には実際にw3cのactivitypubリポジトリで、Jessica Tallonによって名称変更がコミットされた。
    • 02月29日 小説投稿サイト「カクヨム」が正式オープンする。カクヨムはKADOKAWAと株式会社はてなが共同開発したもので、2015年12月25日にプレオープンしていた。
    • 03月03日 03日から07日にかけネット上のSEO対策や風評被害対策を手掛ける株式会社DYMがタイで海外研修を行う。リゾート地フアヒンのビーチで全裸になった男性約30人が騒いだことで現地メディアに取り上げられ、観光・スポーツ大臣が再発防止を呼びかけるなど国際的な問題に発展した。03月10日には謝罪文をサイトに掲載した。のち悪評を隠すためDMCA申請を行ったことで話題となる。
    • 03月03日 twitter上でハッシュタグ「#おふがおチャレンジ」が話題となる。ツイッターユーザー「オフガオ」にブロックされているかどうかをチャレンジするという意味。おふがおは2016年04月29日のガジェット通信のインタビューで、スクリプトを使い240万アカウントほどブロックしていると語った。
    • 03月16日 GargronことEugen Rothkoがmastodonインスタンス「mastodon.social」を開設する。
    • 3月24日 Ned ScottとDan Larimerによるブロックチェーンベースのソーシャルメディアプラットフォーム、Steemitが立ち上げられる。投稿した記事がブロックチェーン上に保存され、記事の評価によってSteemとよばれるトークンが付与されるシステムになっている。
    • 04月14日 21時半頃に熊本地方を震央とする震度7の地震、2016年熊本地震が発生する。震度5弱以上の余震が何度も発生し、16日01時半頃には震度7の余震が発生した。この地震に関して、twitterなどのSNS上での投稿へ不謹慎であると攻撃を行う「不謹慎狩り」が話題になったとされる。twitterのリアルタイム検索では、「不謹慎」を含む投稿が地震以前はほとんど0だったが、地震後の17日ごろには5万8千件以上の投稿があったとされる。
    • 05月04日 まりはちの開発するSNSであるFrostの非公開ツイッターアカウントが作成される。ツイッターアカウントが作成された時刻ではアカウント作成、ログイン、ログアウトが実装されているのみであったが、同日投稿ができるようになったとされる。
    • 06月07日 kevin kellyの著作『THE INEVITABLE』が出版される。kevin kellyは以前から「精神圏」について言及していたが、精神圏を飲み込むようなより大きいものをholosと名付け、その出現を予見している。kevin kellyは、H. G. Wellsがグローバルブレインと呼んだもの、Teilhard de Chardinが「精神圏」と呼んだもの、また「グローバルマインド」や「グローバルな超組織体」と呼ばれるようなものについて、それらが広がったものを「惑星層」と呼び、「惑星層」をholosと呼ぶとした。
    • 06月08日 06日から09日にかけアメリカ合衆国のサンフランシスコにあるInternet Archive本部にて"Decentralized web Summit: Locking the Web Open"が開催される。Tim Berners-Lee、Vinton Cerf、Internet Archive創設者のBrewster Kahleらが参加し話題となる。
    • 07月15日 アルファブロガーのわかり手こと小山晃弘がサイト「メンヘラ.jp」を開設、ライターの募集を開始する。07月31日でライターの募集を締め切った。
    • 08月08日「象徴としてのお勤めについての天皇陛下のおことば」として天皇明仁がビデオメッセージを発表する。「お気持ち」表明として話題となる。twitter上では動画に使われていたフォントや背景の石、皿が特定され話題となった。
    • 08月15日 Gab AI, Inc. がGabのプライベートベータ版を公開する。
    • 08月25日 中高生限定SNS「ゴルスタ」の運営体制に関するトゥギャッターまとめが作成され、ゴルスタが炎上する。
    • 09月10日 ジャーナリストの朽木誠一郎の記事「医療情報に関わるメディアは「覚悟」を - 問われる検索結果の信頼性」がYahoo!ニュースに掲載される。DeNAが運営するキュレーションメディア群の記事について、そこで記述されている情報に信頼性がない一方で検索順位の上位に表示されること、その危険性を指摘した。いわゆるWELQ事件の発端となった記事。また、10月22日にはSEO専門家である辻正浩がtwitter上でWELQを「これは最悪だ。」と取り上げており、WELQが注目されるきっかけとなった。
    • 10月06日 Hacker Newsで分散SNS「mastodon」の存在が一般に公表される。
    • 10月12日 ツイッターアカウント「ネットで通りすがるブラジル人」@ntbxpが日本語圏にgab.aiを紹介するtogetterまとめ「#gab ツイッター上のSJW天下に対抗して作られたSNS 『gab.ai』」を作成する。この時点では日本語圏ユーザーはほとんどgab.aiに流入しなかった。
    • 10月31日 コミュニティサイト「関心空間」がサービスを終了する。
    • 11月10日 川奈清が自身のブログにてGNU Socialを紹介する。
    • 11月29日 バーチャルyoutuberのキズナアイがツイッターアカウントを開設、初めてのツイートを行う。2日後の12月01日にyoutubeへ【自己紹介】はじめまして!キズナアイですლ(´ڡ`ლ)」を投稿、youtubeでの活動を開始する。動画中「とりあえずバーチャルってことで」「バーチャルYouTuberって響きかっこよくないですか」と自己紹介を行う。
    • 11月29日 DeNAが、同社の運営する医療健康系のキュレーションサイト「WELQ」に掲載されているすべての記事を非公開にすると発表する。11月24日、25日には公開されている記事について専門家へ監修、確認の依頼を開始、記事内容に関する通報フォームの設置を行っていた
    • 12月07日 DeNAの代表取締役社長兼CEOである守安功、取締役会長の南場智子らが、医療健康系キュレーションサイトWELQに関する問題で記者会見を開催、謝罪を行う。
      DeNAの執行役員でキュレーションメディア事業責任者であった村田マリは会見に出席しなかった。2014年4月6日に発表されていた「ライフスタイル分野におけるドミナントな(支配的な)プラットフォーム構築を目指すDeNAパレット構想で運営されていたキュレーションサイト10メディアのうち9メディアが非公開となった
    • 12月13日 毎日新聞朝刊の短歌投稿欄「毎日歌壇 加藤治郎・選」において岩倉文也の短歌「雨の振りはじめた音が耳をうつ 末路といえばすべて末路だ」が掲載される。
      同日岩倉文也が紙面の画像をtwitterでツイートすると、「末路といえばすべて末路だ」が下の句として完成度が高いとして大喜利的に話題になった。2018年09月20日に青土社から出版された初めての詩集『傾いた夜空の下で』で表紙に使われるなど知名度的な代表作となる。
    • 12月22日 funigeによる、しぃちゃんによるお絵描きしぃ掲示板 PaintBBSをhtml5するプロジェクトPaintBBS NEOのver1.0がリリースされる。ver0.1は2016年09月21日にリリースされていた。2017年01月19日にはふたば☆ちゃんねるの落書き板に組み込まれ、のち落書き裏やお絵sqlでもPaintBBS NEOが使えるようになった。

    2017年

    • 01月01日 edge.orgの2017年のannual questionの回答を公開する。その中で歴史家のDavid Christianが「精神圏」を「今日の人新世の世界をよりよく把握するのに役立つ」と紹介した。
    • 01月頃   ryo33が分散SNS「Yayaka19」を開設する。ツイッターを超える拡散力を目指し、TL上ではタイトルのみが見えており本文を読もうとすると同時にRTしたことになるという、ミステリーポストという機能を導入していた。
    • 01月02日 墓場一夜およびLGBTPZN支持者が、gnu socialのFreezePeachへ集まる。LTLが日本語で埋め尽くされたことで、英語圏ユーザーから苦情がでるなど移住者と英語圏の間で対立がおこるが、時差による住み分けにより対立は自然消滅したとされる。
    • 01月23日 blob emojiのファンコミュニティの正式discordサーバー"Blob Emoji"が開設される。blob emojiの派生作品がこのサーバー上で生まれていったとされる。2017年09月頃からコミュニティのハブサイトとしてblobs.ggが形成されたとされる。
    • 01月21日 津島曜一郎がyoutubeへ「餃子よ美味しくなれ」を投稿する。
    • 03月13日 DeNAがキュレーション事業に関する記者会見を第三者委員会の会見と連続して行う。第三者委員会による調査が終了したことをうけてのものであり、同日第三者委員会は調査報告書を発表した。DeNAのキュレーション事業を統括していた村田マリはDeNAの執行役員と関連子会社の代表取締役を辞任する意向を示した。
    • 03月19日 地上波にて『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』第48話(第二期23話)『約束』が放送される。作中、鉄華団団長のオルガ・イツカが銃撃を受け「止まるんじゃねぇぞ…」と言葉を発し息絶えたことで話題となる。
    • 04月頃   Gargronが複数のGNU Socialインスタンスをブロックする。その後mastodon.socialのみならずブロックリストを共有した複数のマストドンインスタンスが同様にブロックを行ったことで、ブロックされたGNU Socialインスタンス側はGNUsocial AXISを自称、The GNUsocial Axis Resolutionsを発表した
    • 04月04日 Blob Emojiのdiscordサーバー上でspookyが作成した絵文字:bolb:が追加される
      その後、AlexFlipnoteが:bolb:を改変して猫耳と白ひげをつけた絵文字:bolbcat:を作成したとされる。:bolbcat:は初の猫耳系blobとされ、この:bolbcat:から逆改変する形でNewHorizonにより:blobcat:が生まれたとされる。
    • 04月04日 Valentin_NCがmastodonインスタンス「mastodon.cloud」を開設する。
    • 04月10日 ASCII.jpに遠藤諭の記事「Twitterのライバル? 実は、新しい「マストドン」(Mastodon)とは!」掲載。日本におけるmastodonブームの火付け役とされる。
    • 04月10日 mastodon.socialの新規登録が停止し、マストドンの新規参入者がmastodon.cloudへ集まる。
    • 04月11日 nullkalによりmastodonインスタンス「mastodon.nil.nu」が開設される。翌12日にmstdn.jpへ移転する。
    • 04月11日 ほたにより mastodonインスタンス「mstdn.maud.io」通称「末代鯖」開設される。
    • 04月12日 tateisuによりmastodonインスタンス「mastodon.juggler.jp」が開設される。
    • 04月13日 d6rkaizによりmastodonインスタンス「mstdn.club」が開設される。通称「蟹鯖」と呼ばれ、後に象と蟹をモチーフにした独自の文化を形成する。クラウド女学院成立後にはmastodon.cloudとも交流が行われ、マストドン日本語wikiの編集、ロゴ、公式ウェブサイトを立てる文化はクラウド女学院から蟹鯖へ、通貨「パオ」のアイデアやマスコットキャラクターをイラストとして描き投稿する文化は蟹鯖からクラウド女学院へ輸出される。
    • 04月13日 Walfieによりmastodonインスタンス「kirakiratter.com」が開設される。
    • 04月13日 らりお・ザ・何らかの🈗然㊌ソムリエが自身のブログ「何とは言わない天然水飲みたさ」に記事『gnusocial や mastodon の哲学』を投稿する。
    • 04月14日 Neetshinによりマストドン日本語wikiが公開される。
    • 04月14日 ユーザーローカルが、日本人の多いインスタンス内の日本人と判断されたアカウントをフォロワー数でランキングした「Mastodonランキング」を公開する。
    • 04月14日 pixivがmastodonインスタンス「pawoo.net」を開設する。15日の早朝にはmastodon.xyzを抜き世界3位のインスタンスとなる。
    • 04月14日 K.H.botにより「「パオる」「オフパオ」の原典を発掘しました(たぶん)」というトゥートがなされる。添付されたURLにはmammaというユーザーのnil.nuサーバーのトゥートが示されていた。
    • 04月14日 ビタワンがmastodonインスタンス「労働者たちのMastodon」を開設する。mstdn-workers.com、社畜丼とも呼ばれる。管理者のビタワンは漫画『いきのこれ! 社畜ちゃん』の原作者。
    • 04月15日 mastodonsearchによるmastodonのトゥート横断検索サービス「マストドン検索ポータル」が開始する。
    • 04月15日 早朝頃、mstdn.jpがサーバーの移転、データベースのリセットを行う。
    • 04月15日6時28分 mstdn.jpのFTL名称が「連邦タイムライン」から「連合タイムライン」へ変更され、「連合」表記を支持する連合派と「連邦」表記を支持する連邦派との間で対立が発生、その流れの中あるユーザーの投稿「連邦派と連合派の対膣煽り」の誤字トゥートが拡散され、「」がミーム化する。
    • 04月15日 mastodon.cloud上で日本語圏ユーザーが増えLTLが日本語で埋め尽くされる。
      「フランスのインスタンスが日本人に占拠された」との苦情にたいし「我々はフランスのjcjkである」と日本語圏ユーザーが返答したことでmastodon.cloudの日本語圏ユーザーの間で女学院の概念が生まれたとされる。
      クラウド女学院設立の経緯は詳細が不明であるが、「女学院」トゥートの初出と考えられるすてみ@ste02gの「選民感と実質女学生説が合体して名門女学院的な様相を呈してきた 呈していない」にあるように、前述の女学生説と、mstdn.jpとtwitterユーザーへの対抗から生まれた選民意識からの類比で生まれてきたと考えられる。
    • 04月15日 深夜、mastodon.xyzがpawoo.netをブロックしたと発表する。多くのペドアカウントが作成されており、それについてpawoo.net管理者のアクションがないためとする。
    • 04月15日 mastodon.cloudにてが「『日本語を使うこと』はGoogle翻訳もあるのだから全く問題ない。ただ翻訳する価値もない、しても意味のないスパムになっているのが問題。日本人のコミュニケーションどうなっている!!??🤔 」と投稿する。その後クラウド女学院でコピペとして流通する。
    • 04月15日 松尾広也が中心に執筆するITmedia NEWSの連載、「マストドンつまみ食い日記」が開始される。
    • 04月15日 江添亮が自身のブログ「本の虫」に記事『そろそろマストドンについて語っておくか』を投稿する。
    • 04月16日 gargronがmastodon.socialにおいて、pawoo.netをサイレンス処置すると発表する。ここではサイレンス処置とは、個々のmastodon.socialユーザーがそれぞれフォローするpawoo.netユーザーの投稿以外のpawoo.netの投稿が表示されないようにすることを指す。
    • 04月16日 英語圏のSocial Justice系mastodonユーザーの間で、fediverse上に増加してきたロリコン系投稿について、ネットワークが社会正義と包摂を尊重したままであることを確認するために「諮問委員会」を設置するべきであるとの議論が発生する。その過程でロリコン系mastodonインスタンスや露悪的なGNU Socialインスタンスのブロックリストが共有されたとされる。
    • 04月16日 正午ごろ、pawoo.netのユーザー数がmastodon.cloudを抜き世界3位となる。
    • 04月16日 mastodon.cloudで日本人ユーザーが増えLTLが日本語で埋まったことにたいして一部のユーザーが不満の声を上げたところ、The AdminことValentin Ouvrardが「日本人をブロックすることはしない」とトゥートを行う。
    • 04月16日 Drikinによりmastodonインスタンス「mstdn.guru」が開設される。Drikin YouTubeチャンネル、ポッドキャストBackspace.fmリスナーの交流を目的としたサーバー。
    • 04月17日 午後にpawoo.netがmastodon.socialを抜いてユーザー数世界第2位のmastodonインスタンスとなる。その後mstdn.jpを抜きユーザー数世界第1位のインスタンスとなった。
    • 04月19日 ドワンゴが「お試し」としてmastodonインスタンス「friends.nico」の運営を開始する。
      運営のまさらっきはドメイン名の由来を「けものフレンズ」から来ているとした。ニコニコ動画のアカウントとfriends.nicoのアカウントを紐づけすることができた。当初はfavoriteは通常のmastodonと同じく星マークだったが、開設日当日にユーザーからの要望で「ニコる」マークへと変更された。ドワンゴによる数々の機能が追加されており、LTLを中心に独特のコミュニティが形成されていた。
    • 04月19日 mastodon.socialのLTL上でスペイン語の投稿が急増する。当時mastodon.socialは新規登録を締め切っていたため、それまで英語を使っていた主に南米系の既存のユーザーが共通のコンセンサスに基づいて言語を切り替えていったことによるとされる。また、スペイン語圏の一部ユーザーがゲイポルノ画像をNSFWなしで大量に投稿したとされる。
    • 04月19日 インターネット蟹工船のメンバーによってmastodonインスタンス「mstdn.nere9.help」が開設される。
    • 04月19日 mastodon.cloud上でTwitterのロゴをアイコンに設定していたあるアカウントへ、他インスタンスより「get that twitter logo off here. use gay twitter then」とリプライが送られる。
      Windows NT 5,0 Beta1をアイコンに設定したそのアカウントがクラウド女学院上で話題となり、YouTubeアカウントTwitterアカウントが掘られることとなる。
      ヒンドゥー教の象頭の神、ガネーシャであるとクラウド女学院生が祀り上げると「hehe yes!!」とリプライを返したことでガネーシャの自覚があると発覚したこと、自身のYouTubeチャンネルに毎日ボトルに入った水を一気に飲むシンプルな動画を毎日投稿していたことなどそのユニークな行動が話題となる。
    • 04月19日 個人mastodonインスタンスmastodon.potproject.netの管理者がソフトを改造し、登録者数が100万人程度いるとのステータスを表示させる。
    • 04月19日 치즈군★により韓国語話者を対象としたmastodonサーバー、twingyeo.krが開設される。
    • 04月20日 株式会社ニッポン放送がmastodonインスタンス「TUNER」を開設する。
    • 04月20日 ナイセンことアイティオール株式会社がmastodonインスタンス「3.nu」を開設する。「世界一短いドメインのマストドンのインスタンス」とプレスされた。
    • 04月20日 AbemaPrimeでマストドンが取り上げられる。三上洋が出演し解説を行う。
    • 04月20日 tatuya_kannagiの開発するお絵かきソフトtegaki_dtのバージョン1.10.1が公開され、mastodonに対応する。サーバーはmstdn.jpとpawoo.netのみ対応していたが後friends.nicoが追加され、05月22日にはweb版でのmastodon投稿に対応した。
    • 04月21日 正午ごろ、friends.nicoのユーザー数がmastodon.xyzを抜き世界5位のインスタンスとなる。その後午後にmstdn.jp管理者のnullkalがドワンゴに採用されたと発表を行う。
    • 04月21日 23時30頃、pixiv事務局が、pixivアカウントとpawoo.netのアカウントが連携できるようになったと発表する。これによりpixivのアカウントを使ってpawoo.netにアカウントを作成することができるようになった。
    • 04月22日 大坪ドンにより、第1回マストドン流行語大賞を開催するとの告知がなされる。
      2017年12月開催予定として、ハッシュタグ「マストドン流行語大賞」へのトゥートを呼びかけるも、流行語大賞の審査員の選考が恣意的であり、また、審査員への悪評があったことからmastodon.cloud、mstdn.jpユーザーを中心にハッシュタグが荒らされ大喜利と化す。
    • 04月22日 いつもの匠が、twitterの投稿を自動でmastodonでもトゥートするようにするサービス「Twitter -> #Mastodon トゥート同期アプリ」sync.twi2mstdn.spaceを公開する。
      27日にはガジェット通信で紹介された。
      twitterと連携して自動で投稿されるアカウントはmastodon側でコミュニケーションをとることがなく、LTLにそういった投稿が流れるとLTLでのコミュニケーションが阻害されるなどの問題があった。
      このため、それらを問題視した人々や反twitter感情のある人々が05月30日にドメイン名をもじって「チンコツイツイマストドンスペース」という蔑称を付けた。07月30日、THE BOSSはsync.twi2mstdn.spaceクライアントから投稿しているアカウントを自動的にミュートするサービス「BirdKiller」を作成し発表した。
    • 04月23日 mastodon.cloudユーザーのcosphiがアイコンを一部変更する。21日頃に着せ替えキャラメイクで作成したキャラクターをアイコンに設定しており、
    • 04月23日 tateisuによりandroid用マストドンクライアントアプリ「Subway Tooter」がGoogle Playでリリースされる。
    • 04月24日 バズフィードでクラウド女学院についての記事、『「"あの頃の2ちゃんねる"に似ている」マストドンはネットを変えるか?フランス語圏発、世界4位のインスタンスの思想』が公開される。
      その後、日本向け広報であるYoshinoが用いた「リテラシー」「インフルエンス」という言葉がクラウド女学院で標語的に使われる。Yoshinoはmastodon.cloud日本向け広報としての活動を2017年7月頃にはやめているが、その後『妖怪惑星クラリス』のプランナーとして活動していた。
    • 04月25日 わさらー、ブログに「Mastodon飽きたw」を投稿する。その後本文がmstdn.jpを中心にコピペとして流通する。
    • 04月25日 ライターのヨッピーがさくらインターネットのエンジニアである芦野光とともにmastodonインスタンス「hokutodon」を開設する。
      「北斗の拳みたいな『敬語禁止』『必ず相手を煽る』がルールの無法地帯サーバー」というコンセプトのもと、ヨッピーの自宅にサーバーが構築された。3日後の04月28日をもってサービスが終了、さくらインターネットのオウンドメディア「さくらのナレッジ」でヨッピーによる記事「世紀末SNS「hokutodon」を運営してみてわかったマストドンの可能性と課題」が05月08日に公開された。
    • 04月26日 JapanAnonがyoutubeに「アノニマスの見解 Ep.5: マストドンとGNUソーシャル、衝撃な事実!」を投稿する。mastodonとGNUsocial AXISの騒動、Gargronの対応や言動についての見解を述べた。
    • 04月28日 「マストドン会議」の第一回目が開催、ニコ生でも配信される。角川アスキー総合研究所が主催し、ぬるかるのほかに清水亮や津田大介、江添亮も登壇した。twitterやmastodonでは会議の様子が実況され、twitterではハッシュタグ「#マストドン会議」がトレンド入りしている。
    • 04月29日 29日と30日に幕張メッセでニコニコ動画のイベント「ニコニコ超会議2017」が開催される。
      3ホールの「超ニコニコ未来開発」でfriends.nicoを紹介するコーナーが設けられた。コーナーでは「マストドンテレビちゃん」ステッカーが配布され、friends.nicoを紹介するチラシが配られた。
    • 05月頃   mastodon.cloudユーザーの一人、ryo_gridの他アカウントへの態度にたいし論争が発生する。
      Twicasting上でカラオケ配信を行ったmastodon.cloudの女性ユーザーや女性を自称するアカウント群にたいして粘着的な態度をとったことから当事者を越えた反発が発生、ryo_gridは引退を宣言するが別アカウントやなりすましアカウントを取得し論争を継続するなど、泥沼の様相を呈する。mastodon.cloudユーザーの一部はクローズドなdiscordサーバーを利用し対抗した。
    • 05月頃   当時mstdn.jpにアカウント削除機能が実装されていなかったため、アカウントを削除するためにTLを荒らし管理者からBANされることを目論むユーザーが現れる。
      mstdn.jpを荒らしていたアカウントがあるクラウド女学院生であったためにmastodon.cloudでその行為の是非について論争が発生する。
    • 05月01日 huffingtonpost.jpに「枝野幸男氏「マストドンでアイドルの話できたら...」推しは"さくらシンデレラ"」が投稿される。
      4月30日に開催された「ニコニコ超会議2017」に枝野幸男が来場、ハフポストのインタビューに答えたもの。枝野幸男は4月30日にfriends.nicoにアカウントを作成、ニコニコ超会議やアイドルに関するトゥートを行っていた。
    • 05月02日 Zeynep Tufekciの"Twitter and Tear Gas: The Power and Fragility of Networked Protest(『ツイッターと催涙ガス ネット時代の政治運動における強さと脆さ』)"が発行される。
    • 05月03日 Yoheiづほによりmastodonインスタンス「Yづドン」が開設される。当時高校生であったYoheiづほがサーバーの勉強のために開設した。株式会社アイティオールの運営するmastodonインスタンス「3.nu」がYづドン開設のきっかけとされる。
    • 05月08日 mastodon.cloudにてfomalhautが「情報のドブ川」トゥートを行う。
    • 05月10日 mastodon.cloudにてTelminaが「パクリトゥートアカウント。ブロック推奨。 → Lord_murmur」とトゥートを行う。脈絡のない指摘であったため、直後に複数のアカウントがTelminaのパクリトゥートを行う。
    • 05月13日 深夜頃、mastodon.cloud上でゆゆづきによる着せ替えゲーム着せ替えキャラメイク」が流行する。
      もともと、04月21日から22日頃にmastodon.cloudユーザーのcosphiが着せ替えキャラメイクで作成したキャラクターをアイコンに設定しており、そのアイコンのトリミングの仕方を模倣する流れが05月13日00時頃に発生した。そこからcosphiが着せ替えキャラメイクを話題に出したことで、着せ替えキャラメイクブームが発生した。
      lord_murmurのオリジナルキャラクター「修道女ちゃん」は02:14頃完成したとされ、制作過程で01:36頃生まれた「ころしたみ」というワードはクラウド女学院上で「ころ」としてジャーゴン化することとなった。
    • 05月17日 「マストドン会議2」開催。栗田穣崇、まさらっきらが登壇する。
    • 05月17日 清水亮がmastodonクライアント"Naumanni"のサービスを開始する。開発はUEIとglucoseが行った。
    • 05月24日 ユーザーローカルがmastodonのトゥートをリアルタイムで横断検索できるサービス「マストドンリアルタイム検索」を公開する。
    • 05月29日 Qiitaがユーザー向けmastodonインスタンス「Qiitadon」の運営を試験的に開始する。投稿でのコードブロック記法とハイライト機能がサポートされていた。
    • 06月14日 W3Cが公式mastodonアカウントをmastodon.socialからW3C.socialへ移行、アカウントを開設する。
    • 06月15日 mstdn.jpがmastodon1.4.3へアップデートされ、アカウントの削除機能が追加される。
    • 06月16日 twitterのアイコンのトリミングが四角形から丸へ変更される。
    • 06月26日 マイナビ新書から『マストドン 次世代ソーシャルメディアのすべて』が出版される。著者は小林啓倫、コグレマサト、いしたにまさき、まつもとあつし、堀正岳。07月10日にはデジタルハリウッド大学大学院で出版記念セミナーが開催された。
    • 06月26日 ボカロ丼管理者TOMOKI++により、DAW上でmastodonのタイムラインを表示することができるVSTプラグイン「Vocalodon VST」が公開される。
    • 06月28日 さくらインターネットが「さくらの夕べ マストドン テクノロジーナイト」を開催する。
    • 06月30日 ガジェット通信が企画したmastodonユーザーのオフ会「マストドンオフ会」が開催される。
      アキバCOビル2Fのガジェット通信フロアで開催され、ニコ生でその模様が放送された。「マストドンユーザーについてゆるく語る」トークセッションにはfriends.nico運営のハト先生とまさらっき、mstdn.jp運営のnullkal、friends.nicoでアイドル的存在とされる3号、friends.nicoに企業アカウントとして参加していた日産自動車株式会社がゲストとして参加した。
    • 07月01日 イベント「分散SNSフォーラム」が開催される。墓場人夜とryo33が発表を行う。
    • 07月02日 mstdn.jpユーザーのうんこフンバルトペンギンが「もし3桁もブーストされたら全裸アヘアヘオナニー公開するわ」とトゥートを行う。
    • 07月04日 mstdn.jpユーザーのhongeipiiが累計10万トゥートを達成する。
    • 07月04日 江添亮が自身のブログに「警察官に職務質問をされた話」を投稿する。
    • 07月05日 ITmedia NEWSの連載、「マストドンつまみ食い日記」が書籍化される。
    • 07月17日 The New York TimesにCandace Jacksonの記事"The Latest in Web Design? Retro Website Inspired ny the ’90s "が掲載される。
      Arcade Fireの新アルバム"Everything Now"のティザーサイトやBalenciagaの新しいウェブサイトのデザインSolangeのウェブページ、JankenpoppとZombectroによるウェブページ"Windows 93"、Kyle Drakeによるウェブサービス"neocities "などを参照して、昨今のインターネット産業の規模やウェブデザインの「洗練さ」に対する失望感からミレニアル世代やZ世代に90年代風のレトロなデザインが流行しているとする記事。squarespaceのCCOであるDavid Leeはこれらの動向を"anti-design brutalism”と呼んでおり、こういったサイトを好むクライアントが増加しているとした。
    • 07月22日 「小説現代」8月号に藤井太洋の中編「巨象の背に乗って」が掲載される。マストドンを題材にしたSF小説。
    • 08月11日 aqzにより、misskeyのwikiがzawazawaを利用して開設される。2018年08月12日にwikiをjoinmisskeyへ移管したことでzawazawaでのwikiは閉鎖された。
    • 08月12日 AndroidモバイルOSの15番目のバージョンであるAndroid Oreoが正式にリリースされる。絵文字がリデザインされ、KitKatで導入されたblobから円形をベースにした絵文字へと変更され、blobは廃止された。
    • 08月18日 MITのメディアラボに所属するEthan Zuckermanが自身のブログにて「Mastodon is big in Japan. The reason why is… uncomfortable」を投稿する。その後wired.jpがその投稿の日本語翻訳記事を掲載する。
    • 08月21日 江添亮が警視庁の警察官から違法な職務質問を受け精神的苦痛を負ったとして東京都にたいして国家賠償請求訴訟を起こす。friends.nicoを中心に話題となる。
    • 08月26日 twitter上で漫画家、絵師のアカウント凍結騒ぎが広まる。翌27日には同人作家のめんていやくながtwitterにてpawooの宣伝ツイートを行い、28日にはpawooのユーザー数が20万を突破する。
    • 09月02日 イベント「分散SNSフォーラム#2」が開催される。
    • 09月02日 theboss.techが開設される。カスタム絵文字機能やデフォルトタグタイムライン機能など独自機能が豊富なインスタンスであった。
    • 09月03日 mastodonのバージョン1.6.0がリリースされる。v1.6.0では通信プロトコルにActivityPubが導入された。
    • 09月06日 knzk.meが開設される。
    • 09月08日14時16分 ぬるかるがedge.mstdn.jpにて「正直なところ、僕が嫌だって言ってるのに未だに例の一文字でmstdn.jpのこと呼んでるヤツらの印象最悪だからな。」とトゥートを行う。
    • 09月16日 pawoo.netへ中国からの新規登録が急増する。微博の実名制への切り替え期限が15日であること、微博へ投稿された画像の所有権が微博のものになりクロスポストに制限がかかるようになる利用規約の変更への反発が理由とされる。
    • 09月18日 LLxyoが、tumblrブログ「マストドンログ日記」を開始する。
    • 09月20日 misskey.xyzのデータが喪失する。データベースのセキュリティ設定に問題があったため第三者から攻撃を受けたためとされる。
    • 09月23日 墓場人夜が匿名インスタンスのmd.distsn.orgを開設する。メールアドレス不要でユーザー登録できる、一般ユーザーがカスタム絵文字やインスタンスの名前、説明文を自由に編集できるなど独特な機能が追加されていた。
    • 09月26日 アニメ「けものフレンズ」の監督であるたつきがtwitter上で「突然ですが、けものフレンズのアニメから外れる事になりました。ざっくりカドカワさん方面よりのお達しみたいです。すみません、僕もとても残念です」とツイートする。
      2時間で20万RTされるなどネット上で話題となるなか、ITジャーナリストの三上洋と株式会社KADOKAWAの取締役である川上量生がmastodon上でやりとりを行い、その内容が複数のニュースサイトに取り上げられる
    • 09月29日 nullkalが1文字しかトゥートすることができないmastodonインスタンス「マ」を開設する。
    • 10月02日 mastodon.cloudのサーバーが不安定であったためneotagが避難所としてtmp-mstdn.cloudを開設する。
    • 10月06日 ておりあによりTootCloudサービス開始。ユーザーのトゥートからワードクラウドを作成するツール。
    • 10月19日 ドワンゴがfriends.nicoのリアルイベント「friends.nico @ TOKYO」を開催すると発表する。
    • 10月30日 めいめいによりウェブアプリケーション「mstpubapi」がサービス開始する。マストドンに関する様々な操作をアカウントの承認をせずに行うことができた。トゥートのステータスIDを指定することによりLTL含め過去のタイムラインを取得することができた。
    • 11月05日 sakanamanによりpreteengirls.bizが開設される。インスタンス名「ロリ好き象さんのお城」やsakanamanが「ロリインスタンス」と紹介しているとおりロリコン向けインスタンスであった。11月23日に閉鎖される。
    • 11月11日 菅義偉官房長官が「Twitterの規制」に言及する記者会見を行う。神奈川県座間市で複数の遺体が見つかった、通称「座間事件」を受けてのもの。再発防止策としてTwitterの規制は検討の対象になると思うが、現段階で回答することは控えるとの内容で、Twitterユーザーの間でマストドンへの移住が話題となる。
    • 11月12日 VOCALOIDオンリーイベント、VOC@LOID M@STER 38にてVocalodonが出展しコンピレーションアルバム「ボカロ丼冬コンピ2017」をリリースする。また、同イベントにイラスト集「#ボカロ丼お絵描き部」も頒布を行う。
    • 11月13日 ぬるかるにより「Mastodon 日本語メタフォーラム」が開設される。
    • 11月18日 friends.nicoのユーザーイベント「friends.nico @ TOKYO」が東京で開催される。また、その中でfriends.nicoへニコニコ動画プレーヤー、ニコニコ動画ランキングカラム機能が組み込まれたことが発表される。
    • 11月19日 ぐすくまがmastodonインスタンス「abyss.fun」を開設する。
    • 12月頃   オルタナ右翼プラットフォームで言論の自由を謳うsns「gab」に日本語圏のロリコンがアンダーグラウンドなコミュニティを形成する。
    • 12月09日 第1回プレロマ公会議、同時開催の第3回分散SNSフォーラムが開催予定であったが、参加者僅少のため流会となる。
    • 12月09日 りんすきによりmastodonユーザー向け匿名質問箱サービス「Quesdon」が公開される。ソースがOSSとして公開されていた。
    • 12月14日 mstdn.jp管理人ぬるかるのtwitterアカウントが凍結される
    • 12月25日 墓場人夜、自身のブログにて「脱中央集権のためのデザイン: セレブのためのインターネットを99 %の手に取り戻す」を公開する。ユーザーレコメンデーションメソッドの累進性と逆進性について、「セレブのインターネット」に対抗した「生存のインターネット」を軸にして評価した記事。Nafの企画したMastodon 2 Advent Calendar 2017の25日目に公開された。

    2018年

    • 01月13日 Cults Pが開発するmastodon向けデスクトップ用クライアント「TheDesk」が公開される。
    • 01月23日 W3CのSocial Web Working GroupがW3C Blog上で、ActivityPubがW3C勧告として公開されたと発表を行った。ActivityStreams 2.0データフォーマットとPump.ioで使われていたActivityPumpプロトコルをベースに設計される。
    • 01月26日 仮想通貨取引所「コインチェック」が、不正アクセスにより仮想通貨NEMのうち580億円分が流出したと発表する。
    • 01月30日 ておりあによってAnonyMasto(AnonymousPost)が開始される。リプライを送るとその内容を代わりに投稿するbotで、利用することにより匿名でトゥートすることができた。
    • 01月31日 ココアが運営する仮想空間サービス「meet-me」がサービスを終了する。
    • 02月06日 イーロン・マスクのスペースX社が、フロリダ州のケネディ宇宙センターから大型ロケット「ファルコン・ヘビー」を打ち上げ、発射に成功する。
      ファルコン・ヘビーの上段部、デヴィッド・ボウイの「space oddity」が車載スピーカーから連続再生される赤いテスラ製スポーツカー、運転席に固定された宇宙服を着たマネキンが火星を越え小惑星帯へ続く楕円軌道に乗った。また、2機のブースターは地球へ戻りフロリダのスペースコーストへ垂直着陸を行った。
    • 02月13日 W3C Social Web Working Groupが活動を終了したと発表、活動としてActivityPubを含めいくつかのW3C勧告を公開したと報告される。
    • 02月21日 md.distsn.orgの後継インスタンス、2.distsn.orgが閉鎖される。同時期にpleromaで後継インスタンス3.distsn.orgが開設される。
    • 02月24日 mastodonのフォークであるhivewayがサービスを開始する。web3的な技術で民主制を実現するという触れ込みでマストドンつまみ食い日記に取り上げられるが3月10日でサービス終了。
    • 02月27日 西日本新聞が、DAppsの一つであるSteemitにアカウントを開設する。ニュースの経済価値と「分散型ジャーナリズム」の可能性について研究を進める目的があるとした。
    • 02月28日 公益社団法人日本青年会議所が、保守思想をうたうキャラクターのtwitterアカウント「宇予くん」に関した謝罪を行う。
      「憲法改正への契機とすべく、国民レベルでの議論をツイッター上で巻き起こす目的で企画」したが、担当者が不適切発言を投稿していたためと説明される。
      宇予くんのtwitterアカウントは当初、日本青年会議所の運営であると明記されていなかったが、「保守キャラクターツイッター」による「対左翼を意識し、炎上による拡散も狙う」とする「宇予くん」を例に上げた内部文書が流出したことで日本青年会議所の運営であると発覚し、それが炎上へ繋がったことで謝罪が行われた。
    • 03月頃   discordサーバー「sushicord」にポテトくんが登録する。discordサーバー「sushicord」はmastodonユーザーであるsentimentalbeeが設立、運営を行っており、一部のmastodonユーザーが交流する場となっていた。その場の雰囲気からたびたび複数のインスタンス上で招待リンクが連投されており、その招待リンクからfriends.nicoユーザーであった「ポテトくん」が登録した。
      「ポテトくん」は英語話者であり日本語が不自由であったが、日本語話者との交流の中でオクラホマ州在住の高校生であり、アニメクラブに入っていて日本語を学習するためにfriends.nicoやsushicordに登録したということが発覚した。アメリカの高校生が「ポテトくん」を名乗っていたこと、google翻訳を用いた国際交流のなかで登場したワードが面白かったことなどから、ポテトくんの発した「google翻訳はばかです」、「geography」、「こんにちeveryone」や、やりとりの中で生まれた「グローバルガチポテト説教」、「O」、「oh, This server will accept everyone.」など複数のワードがミーム化した。
      一部の元mastodon.cloudユーザーは、2017年のマストドンブームの際、フランス人と国際交流していたつもりが日本人ユーザーがフランス人になりすましていたという事件の記憶から、ポテトくんがアメリカ合衆国の高校生であることを疑問視する声もあったが、ポテトくんが地理の授業中にボイスチャットを行ったこと、当時オクラホマ州の公立学校教師らがストライキを行っていたことにリアルタイムで反応していたことから、アメリカ合衆国の高校生であることがほぼ確定した。
      日本人ユーザーはポテトくんが日本語を解さないことから質の悪い英語やローマ字表記まじりの英語で話しかける悪ノリ的なコミュニケーションを行った。
      日本語に達者でないユーザーと悪ノリ的なコミュニケーションを行うという構図に飢えたmastodonユーザーのグループが後にSukSuk創作discordサーバー乗っ取り事件を起こすこととなった。
    • 03月08日 分散SNS、PleromaがActivityPubをサポートする。
    • 03月13日 nzwsにより「Mastodon Archive Viewer」が公開される。mastodonののアーカイブデータの閲覧を補助するウェブアプリケーション。
    • 03月17日 Cambridge Analytica社の社員Christopher Wylieが、The GuardianとThe New York Timesのインタビューで、facebookアプリで入手した大量の個人情報データをCambridge Analyticaが不正に利用していたとリークする。
      2014年5月にAleksandr Koganが設立したGlobal Science ResearchがCambridge Analyticaと共同で研究プロジェクトを開始、「This Is Your Digital Life」という性格診断テスト型facebookアプリがfacebookのOpen Graphプラットフォームを通じ個人データを収集していた。
      2016年アメリカ合衆国大統領選でDonald Trump陣営の最高責任者を務め、一時Cambridge Analyticaの副社長も務めていたStephen Bannonとの契約で、2016年のアメリカ合衆国大統領選のトランプ陣営のキャンペーンで収集したデータを利用したとされる。収集したデータはユーザーの許可を得て集められたものだが、ユーザー本人とその友達のデータを収集していた。
      facebookは2015年に、友達のデータの収集と個人情報データの売買がfacebookのポリシーに違反しているとして、「This Is Your Digital Life」を削除し、Aleksandr Kogan、Cambridge Analytica、Christopher Wylieに対して収集したデータを削除するよう要請していたと発表している。
      Aleksandr Koganが以前の研究でロシア政府から補助金を受け取っていたこと、Cambridge Analyticaが2016年のBrexid投票にも影響を及ぼしたとする疑惑、2016年アメリカ合衆国大統領選においてTed Cruz陣営にも関わっていたことも話題となる。
    • 03月18日 オーストラリア、メルボルンのテクノロジストとセックスワーカーの小チームであるAssembly Fourがmastodonサーバー「Switter.at」を開設する。様々なSNSでセックスワーカーがシャドウバンやプラットフォームからの追放をされてきたことから、セックスワークフレンドリーなSNSを設立したとのこと。
    • 03月20日 イギリスの公共テレビ局Channel 4 Newsが覆面取材の結果として、Cambridge Analyticaがアメリカ合衆国大統領選においてトランプ陣営のデジタルキャンペーンを運営したこと、選挙法に違反した可能性があることなどを報道した。また、2017年11月から2018年01月にかけてロンドンのホテルで行われた潜入取材の隠し撮り動画を公開する。
      動画には当時Cambridge AnalyticaのCEOであったAlexander Nixや、同社の主任データサイエンティストのAlex Taylor、同社幹部Mark Turnbullの発言が映されており、対立陣営であるHillary Clintonへのネガティブキャンペーン「Defeat Crooked Hillary」を作成したことや、対立候補に関するネガティブで追跡不可能な情報を目立たずソーシャルメディアへ供給するための代理組織の設立、そのための市民団体や活動家グループの利用、紙の痕跡を残さないための自己破壊型電子メールシステムやProtonMailの利用、秘密裏のキャンペーンのための賄賂や偽造ID、ハニートラップのためのセックスワーカーの使用などについて話されていた。
    • 03月20日 報道を受けCambridge Analyticaの取締役会が、Alexander Nixの発言や疑惑に関する調査の結果が出るまで、同氏を停職にすると発表する。Alexander Nixが停職中はAlex TaylorがCEO代行を務めた。
    • 03月21日 Facebookが、Cambridge Analyticaの個人情報不正利用報道をうけ、Facebookでログインして利用するアプリで収集される個人情報についての対策を発表する。
    • 03月25日 Mark ZackerburgがFacebookを代表し、ユーザーの個人情報が不正に利用された問題について謝罪する私信を、全面広告として英米の有力紙へ掲載する。
    • 03月28日 misskeyのライセンスがMITライセンスからAGPLへ変更される。
    • 03月31日 royによりmostodon.cloudが開設される。去年9、10月頃よりmastodon.cloudサーバーの不安定な状態が続いていたため、ホスティングサービスhostdonを利用して立ち上げられる。
    • 03月31日 2017年12月9日に開催予定であったが参加者僅少のため流会となった「第1回プレロマ公会議」を5月5日に開催すると墓場人夜が発表する。その後主催者都合により中止が発表される。
    • 04月02日 オープンソースのウェブ用音楽プレイヤーソフト"Funkwhale"のv0.8がリリースされる。このバージョンでFediverseへの連合の基礎的な準備がなされ、ActivityPubへ対応する予定であると発表される。
    • 04月03日 山を愛する霊覚者・たきざわ彰人がmstdn.jpにアカウントを作成する。
      霊的存在から「日本の皇室は隠れて幼女を監禁、屍姦、人肉食を行っている」という啓示をうけたとし、それをもとに大量の文章、図解したイラストをトゥートしていたため話題となる。cookpadやInstagramなど様々なwebサービスにアカウントを作成し「おっぱいを食べる。」などのキャッチーなワードを使って自身の考えを広めようとしていることも話題となった。
    • 04月08日 misskeyがコードネームをaoiからnighthikeへ改称ActivityPubに対応する。
    • 04月10日 Mark Zuckerbergがアメリカ連邦議会上院司法委員会の公聴会へ、翌11日にはアメリカ連邦議会下院エネルギーおよび商業対策委員会へ出席する。Cambridge Analytica事件においてFacebookの8700万人に及ぶユーザー情報流出、プライバシーの扱いなどに関する姿勢が問題となっていたため。
    • 04月11日 めいめいによりmisskeyインスタンス「めいすきー」が開設される。めいめいによるmisskeyのフォークが適用されており、複数の追加機能や改変が行われている。めいめいは元々friends.nicoユーザーとして、ローゼンメイデンの真紅アイコンで見かけた人全員に挨拶をすることで有名であった。
    • 04月13日 微博の運営アカウントが漫画やゲームなどについて3ヶ月取締を行う検閲キャンペーンを発表する。その結果、微博からpawooへ新規登録が増加する。
    • 04月17日 CNAの戦略的研究 (CSS)部門によってレポート"Exploring the Utility of Memes for U.S. Government Influence Campaigns (アメリカ政府の影響力キャンペーンにおけるミームの有用性を探る)"が公開される。
      CNA (Center for Naval Analyses)はアメリカ海軍と海兵隊の研究開発センターであり、連邦政府の資金提供を受けている研究開発センターのうちの一つである。影響力キャンペーンでビジュアルミームが用いられている例の一つとして日本の「#ISISクソコラグランプリ」が取り上げている。
    • 04月17日 Funkwhaleのv0.9がリリースされる。実際にActivityPubへ対応し、fediverseへ連合することができるようになった。
    • 04月21日 knzk.me管理人のbskyよりmastodon.cloudへ運営の移行についての話が持ちかけられる。
    • 05月02日 Facebookの個人情報を不正に利用していたと報道されていたCambridge Analyticaとその親会社であるSCL electionsが破産手続きを申請したと発表する。
    • 05月05日 「マストドン文化祭」が有志により東京の青山で開催される。3月頃の準備段階から不穏が発生し、開催後にはあるユーザーが「マストドン文化祭アンチソング」を投稿している。
    • 05月06日 SuKSuKがmstdn.jpのLTL上でdiscordサーバーの宣伝を行う。
      インディーゲームの製作者をつのる宣伝投稿でありdiscordサーバーもその趣旨で立てられたものであった。荒らしのように投稿がなされたため、一部のmstdn.jpユーザーが面白半分で参加し、権限の設定ミスを利用しdiscordサーバーを乗っ取るという事件が起こった。
      また、mstdn.jpユーザーとSuKSuKとのやり取りが進むにつれSuKSuKが複垢を使った自作自演をおこなっていたことが発覚する。スパム投稿やなりすまし行為が明らかになりながらも素直にインディーゲームを作ろうとするSuKSuKと大喜利的返答を行うmstdn.jpユーザーとのやりとりのなかでミーム化したワードがいくつか生み出された。
    • 05月18日 dansupがmastodon.socialにpixelfed公式アカウントを登録する。
    • 05月25日 EUによる個人情報保護規制、GDPRがEU全域で施行される。GDPR施行前後には分散SNSにおいてもどのような対応をすべきかなど議論が発生した。フジイユウジは「日本語圏のマストドン鯖缶向けGDPRのお話。」をgoogleドキュメント上に公開、墓場人夜は日本語圏mastodonサーバーのEU圏ユーザーを締め出す動きに対して「違法か合法かではなく邪悪か善良かを考えて行動すべきだ。」と発言した。
    • 06月01日 pixelfedベータ版サーバーのpixelfed.socialが開設される。
    • 06月04日 神聖かまってちゃんがyoutubeに楽曲「るるちゃんの自殺配信」のPVを投稿する。2013年のろろちゃんの自殺配信をモデルとした楽曲。2020年01月08日にはアニメMV版動画がyoutubeへ投稿されている。
    • 06月14日 mastodon.cloudがValentin_NCよりknzk.me運営チームによる運営体制へ移行する。その後mastodon.cloudへmastodon glitch editionが導入される。
    • 06月19日 Blender FoundationがPeerTubeインスタンスを開設する。
      blenderのYouTubeチャンネルの動画がブロックされたことをうけての措置であると経緯を公式サイト上で発表する。
    • 06月19日 favsterがサービスを終了する。
      2018年06月19日に施行される有料の"Account Activity API"について、挙動が不明瞭であるためとした。サービス終了にともない、開発者のTim Hainesはドメイン"favster.fm"を"Favstar is for sale"として売りに出した。
    • 06月20日 friends.nicoユーザーの犬吠埼一介がムトーを利用しわさらー団インスタンス「ワサラダン」を開設する。
      わさらーのtwitterアカウントが凍結されたことが立ち上げのきっかけとなった。犬吠埼氏より、わさらー合意の上でアカウント登録すると無条件でわさらー団一軍になれると発表があり、一部のユーザーが面白半分で登録した。
    • 06月24日 はてなブログでネットウォッチブログ「Hagex-day.info」を運営していたHagexが「低能先生」と呼ばれる男に刺殺される事件、福岡IT講師殺害事件が発生する。低能先生は2016年頃からはてなブックマーク上で「低能」という言葉を用い誹謗中傷を繰り返していたため、周囲のユーザーが「低能先生」と呼んでいたとされる。
    • 07月10日 aqzによりMisskeyの紹介サイトであるjoinmisskeyが開設される。
    • 07月14日 おさによりユーザーの投稿を記録することができるウェブサービス「notestock」のサービスが開始される。
      ActivityPubに対応したpleromaやmisskeyなどの分散SNSで利用が可能となっている。
    • 08月頃  mastodon.cloudで活動していた複数のユーザーがサスペンド、サイレンス、IPブロック等の措置を受ける。
      規約違反による通報を受けての措置であると新管理者側から説明があり、クラウド女学院側は措置の基準や理由、違反した規約について開示を求めたが、開示はされなかった。
      規約違反の基準が明確化されないまま措置を受けたこと、恣意的な措置運用によってユーザーの活動が萎縮せざるをえない状況に反発し、一部のユーザーは規約違反の基準の明確化のためチキンレースと称し過激な投稿を繰り返すなど、新管理者側とクラウド女学院や一般ユーザー側の間で対立が激化した。
    • 07月19日 5ちゃんねるのなんJ板にスレッド「なんJ 昼のニート無職部 part3」が立てられる。
      >>301のレスで、「三色チーズ牛丼」を注文する男性のイラストのURLとともに就労移行支援についてのコメントが行われた。ネットミーム「チー牛」の発端とされる。「チー牛」を注文する男性のイラストは、いびりょのブログ「気ままにブログ!~帰ってきた21世紀の精神異常者~」の2008年03月26日の記事「Self Portrait」で公開された自画像から取られている。
    • 08月頃   John Matze Jr.、Jared Thomson、そしてStephen Bannonの後援者であるRebekah Mercerが共同でSNS「Parler」をローンチする。
    • 08月16日 twitterのUserStreams APIが廃止される。そのためストリーミングAPIを搭載していたマストドンへ新規登録者が増加した。
    • 08日16日 sentimentalbeeがmastodonサーバー「yakiniku.cloud」を開設する。
    • 08月18日 山を愛する霊覚者・たきざわ彰人がmastodonサーバー、fleur07.comを開設する。
    • 08月19日 なちかが分散SNSのサーバーを立ち上げたい人のために現役鯖缶がサポートするというdiscordサーバー「鯖缶工場」を開設する。
    • 09月29日 Tim Berners-Leeがベンチャー企業"inrupt"を立ち上げたと発表する。inruptの設立自体は2017年であり、9ヶ月ほどステルスモードで構築したとされる。Tim Berners-LeeはMITから休暇をとり、W3Cとの関わりを減らし、継続して開発してきたSolidプロジェクトを繁栄させるためのインフラとしててInruptを設立したと発表する。
    • 10月01日 mstdn.jpの運営がぬるかるから合同会社きぼうソフトへ譲渡される。
    • 10月02日 musicdn.jpのTANKEN_donが「>友達にgroup_inou なんて読むのかな? グロッポ・イニュ ??? おもしろ!」とトゥートする。
    • 10月04日 IPv6ドン、Mastodon (Tor) 、Mastodon (I2P)、管理人はいこんの休養のため閉鎖される。
    • 10月06日 weepjpによるカスタムCSSおよびその配信サイト「#InstanceTicker」が配信開始される。連合した外部インスタンス名を強調して表示できるmastodon向けカスタムCSS。小田急donおよびkurage.ccのカスタムCSSをもとに作成される。
    • 10月14日 twitter上でgab公式アカウントがロリイラストファン、ロリ漫画を投稿するアカウントを批判するツイートを行い、ロリイラスト画像の投稿を全面的に禁止する声明を発表する。
      主に英語圏のshitposter系ユーザーに向けてのものであり、アンダーグラウンドな日本語圏ロリコンアカウントはほとんどアクションを起こさなかった。ツイート、声明を受け英語圏ユーザーはgabからpleromaサーバー"pl.smuglo.li"への移行を呼びかける投稿を行った。
    • 10月27日 アメリカのペンシルバニア州ピッツバーグのシナゴーグで46歳の男が銃を乱射し、11人が死亡する事件が発生、犯人は銃撃戦ののち拘束、逮捕される。
      事件ののち、容疑者はSNS「Gab」で頻繁に反ユダヤ主義的な内容の投稿を繰り返しており、事件当日にはユダヤ系の難民支援団体「HIAS」を激しく非難、襲撃をほのめかすような投稿を行っていた。また、Donald TrumpとMAGAスローガンを非難する投稿をしていた一方でQAnonを支持する投稿を行っていた。
    • 11月15日 雪餅がActivityPub用リレーサーバー"Activity-Relay"のv0.1.0をリリースする。雪餅はActivity-Relayを用いた投稿リレーサーバ「YUKIMOCHI Toot Relay Service」のサービスを開始する。
    • 12月01日 フェイクニュースやインフォデミックの防止の為の分散型ツールキットの開発プロジェクト「EUNOMIA」がスタートする。
      EUの研究助成プログラム「Horizon2020」から助成を受けたプログラムで、P2P、ブロックチェーン技術を利用し、情報の信頼性をユーザーの積極的な参加を促し評価するよう設計された分散型SNSの開発を目的としていた。
    • 12月04日 Tumblrがコミュニティガイドラインを変更し、成人向けコンテンツの投稿を一切禁止すると発表、12月17日から適用するとした。それを受けてmastodonインスタンスのhumblr.social、Sinblr.comが開設される。

    2019年

    • 01月頃   hongeipiiがmastodonサーバー「神聖うさぎ帝国」(neo.hongeipii.com)を開設する。管理者自らトゥート数稼ぎをすることで2ヶ月で3000万のトゥートを行った。
    • 01月02日 ツイ援DB管理人により裏マストドンが開設される。
    • 01月05日 ZOZO前澤友作社長がtwitter上で「僕個人から100名様に100万円【総額1億円のお年玉】を現金でプレゼント」するという100万円プレゼント企画を実施する。
    • 01月06日 theboss.techが閉鎖される。
    • 01月15日 Shoshana Zuboffのノンフィクション"The Age of Surveillance Capitalism(『監視資本主義』)"が出版される。
    • 02月23日 にゃるらがtwitter上で「ツイッター2は、だれも社会や政治の話をせず、毎日みんなでアニメを観たりゲームをしたりして1日がおわるマジで楽しいSNS」とツイートを行う。
      「だれも社会や政治の話をせず、毎日みんなでアニメを観たりゲームをしたりして1日がおわるマジで楽しいSNS」初出。2017年05月04日には「ツイッター2」とツイート、2017年にかけその内実についてツイートがなされた。2020年08月03日には湊あくあのツイートに含まれる「Twitter2周年」という文字列から「twitter2」がトレンド入りした。
      2021年01月02日にはにゃるらがdiscordサーバー「Twitter2(だれも社会や政治の話をせず、毎日みんなでアニメを観たりゲームをしたりして1日がおわるマジで楽しいSNS)」の招待リンクを含んだツイートを行いdiscordサーバーを立ち上げたが、11月11日頃荒らしによってサーバーが凍結された。
    • 03月28日 ニコニコインフォ上で、friends.nicoのサービス終了が04月28日であると発表される。04月28日はニコニコ超会議2019の最終日となっていた。
    • 04月02日 Google+の個人向けサービスが終了する。
    • 04月10日 friends.nicoサービス終了を受け、friends.nico運営の中心人物であったハト先生、まさらっきらによりbest-friends.chatが開設される。
    • 04月11日 mastodonのv2.8.0がリリースされる。02月06日にUIの文言を「インスタンス」から「サーバー」へ変更するプルリクエストをgargronがmasterブランチへマージ、その変更を含んだプレリリースv2.8.0rc1が03月30日にリリースされていた。正式版リリースによりmastodonでのサーバーの呼び名が正式に「インスタンス」から「サーバー」へ変更となる。
    • 04月11日 ロンドンのエクアドル大使館で保護を受けていたJulian Assangeがロンドン警視庁に逮捕される。
    • 04月15日 使用するデータベースソフトウェアが変更されたMisskey v11への移行のためmisskey.xyzがmisskey.ioへ移行すると発表される。同日、misskey.ioが開設された。データベースそのものの移行はされなかったがmisskey.xyzからmisskeyの旗艦インスタンスとしての役割を引き継ぎ、Misskey HQにより運営されることになった。
    • 04月17日 anonymous-japanが動画「アノニマスの見解 Ep.15:"EUNOMIA"又は"私は如何にして心配するのをやめて社会信用システムを愛するようになったか"」を投稿する。
      EUから助成金を受けた研究プログラム「EUNOMIA」を批判する動画であり、Eugen Rochkoへ6万ユーロあまりの助成金が割り当てたられたこと、mastodonがEUNOMIAのテストに使われる計画があることが論点となっていた。また、EUNOMIAのプロジェクトメンバーのチャットログとされるものがサイト「GNU/jihad」へリークされていた。
    • 04月28日 予告どおりfriends.nicoがサービスを終了する。その後friends.nico住人は後継のbest-friends.chatへ移動する。
    • 04月30日 りんすきによる匿名質問箱サービス「Quesdon」がサービスを終了する。quesdon.rinsuki.netの段階的なサービス終了は03月30日に発表されていた。Quesdon自体は開発が続けられていたが2020年01月にリポジトリがアーカイブされたとされる。
    • 05月01日 ラマーズPによりfriends.cafeが開設される。
    • 05月12日 4chanの超常現象板である/x/に、スレッド"unsettling images"が作成され、"off"と感じる画像を投稿するよう呼びかける投稿を行う。
      翌05月13日、スレッド作成者が貼った画像へ「これは何?」と聞き返した投稿に、あるアノニマスが「もしあなたが油断して良くない場所で現実から壁抜けしてしまったら、古い湿ったカーペットの匂いと、単調なイエローの狂気と、極度にハム音を発する蛍光灯の果てないバックグラウンドノイズ、そして約6億平方マイルのランダムに分割された空っぽな部屋に閉じ込められるだけの『バックルーム』に行き着くことになる 何かが近くでさまよう音が聞こえたら、それは間違いなくあなたの出す音に気づいているだろう。あなたに神の救いがあらんことを」という返信を行う。この投稿がきっかけとなりクリーピーパスタとしてのthe backroomsが生まれ、二次創作が行われることとなった。
    • 05月31日 misskey.xyzが閉鎖される。
    • 05月31日 mstdn.clubが閉鎖される。
    • 06月01日 元農水事務次官がほぼ引きこもり状態でたびたび両親に暴力を振るっていた長男を自宅で殺害した事件、元農水事務次官長男殺害事件が発生する。
      被害者である熊澤英一郎はDQ10のヘビーユーザーであり、twitter上で「ステラ神」というアカウント名で活動していた。加害者である父親は逮捕時、事件の3日前に発生した川崎市登戸通り魔事件を受け、この事件が頭に浮かんで不安に思い長男を殺害した、との供述を行ったことで話題となった。ステラ神はDQ10にログインしたまま亡くなったことから、ログアウトされる06月02日まで記念撮影や蘇生呪文ザオラルがかけられることとなった。また、twitterで05月28日に「晒しなんかしてないで、真剣にゲームしなさい。事実、今の私は、どう見ても幸せでしょう?」、事件当日の06月01日に「誰も一人では生きられない。」とツイートしていたことで話題となった。
    • 06日11日 aqzによりCAMPFIREにてmisskeyのマスコットキャラクター「藍」を誕生させるプロジェクト「藍ちゃんを誕生させる【Misskey CF #1】」の募集が開始される。
    • 06月21日 Yoheiづほによりpixelfed.tokyo開設される。当初は試験段階としてActivityPubと連合していなかった。
    • 07月04日 フロントエンドにJavascriptを用いないActivityPubサーバー"epicyon"プロジェクトがスタートする。低電力で少数アカウントをセルフホストするのに適した、オンラインソーシャル体験をDIYしたい人のためのものとされる。
    • 07月04日 gabがmastodonのフォーク版へ移行する。
      gabのmastodonへの移行は様々な反発を生み、主要なmastodonサーバーはgabをドメインブロックした。gabのモバイルアプリは以前からAppleやGoogleのアプリストアからBANされており、mastodonへの移行が既存mastodonクライアントの存続まで脅かすものとされたために、AmaroqやMast、Tuskey、Toot!など複数のmastodonクライアントはgabへのログインオプションを無効にしたりコンテンツをブロックするなどの対応を行った。
      一方でgabの締め出しに反対するアプリ開発者もおり、Fedilabは一時ブロックしたが後にブロック解除を行った。Subway Tooterの開発者であるTateisuも、ウェブブラウザ上でgabへアクセスできる以上mastodonクライアントがアプリストアからBANされる以前にウェブブラウザをアプリストアから締め出さなければならない、という趣旨の発言を行った。
    • 07月16日 合同会社分散型ソーシャルネットワーク機構が設立され、きぼうソフトから発表される。
    • 07月24日 NetflixでFacebookとCambridge Analyticaの個人情報の関するスキャンダルを主題にしたドキュメンタリー映画『The Great Hack』が公開される。
    • 07月24日 misskey.io管理人の村上さんによりライブ配信サービス"misskey live"が公開される。当初は村上さんへチャットを送り、直接URLとトークンを受けとらなければ配信することができなかった。村上さんはサービス開始から48時間以上、負荷テストとしてN国党の政見放送を連続で放送した。
    • 07月26日 mstdn.jpが合同会社きぼうソフトから合同会社分散型ソーシャルネットワーク機構へ譲渡される。
    • 07月28日 CAMPFIREのプロジェクト「藍ちゃんを誕生させる【Misskey CF #1】」が支援者数0人のまま募集を終了する。
    • 08月04日 かわいいによりmastodonサーバー「河井大学」が開設される。
    • 08月09日 09日から12日まで、東京ビッグサイトでコミックマーケット96が開催される。東京オリンピック・パラリンピックの影響で初めての4日間開催となった。
      3日目の11日にサークル「もかんち」からfriends.nicoを取り上げた合同誌「we are ニコフレ!~永久にニコれ!friends.nico合同誌~」が頒布された。friends.nico合同誌は「friends.nico、最初で最期の合同誌」とされる。
      4日目の12日には国見小道の主催するサークル「Blowing」から分散SNSをテーマにした合同誌「分散SNS萬本 vol.1」が頒布された。mstdn.jpユーザーのじぇいが売り子を手伝った。
    • 08月13日 大宮たまきがご当地系バーチャルyoutuberとして初めての動画「【はじめまして】大宮のバーチャルyoutuber、大宮たまきです」をyoutubeに投稿する。Vカツを使用し、FILMORA無料プランで編集、ノートパソコンの内蔵マイクで音声を録音し作成されていた。
    • 08月15日 蝉暮せせせがmisskey.ioに画像を添付したノート「こういう姿形になりたい」を投稿する。カスタムオーダーメイド3D2で作成されたキャラクターの画像が添付されており、このとき作成されたキャラクターが後に蝉暮ヘルベと名付けられた。
      08月19日にはyoutubeチャンネルを作成し、バーチャルyoutuberとして深夜3時頃に動画「【001】はじめまして、バーチャルYouTuberの蝉暮ヘルベです!」を投稿した。蝉暮せせせはバーチャルyoutuberをやろうとした理由を、大宮たまきのバーチャルyoutuberデビューと匿名ラジオにハマったことであるとした。
    • 08月17日 noellaboがfedibirdを開設する。連合志向の汎用サーバーとしてLTLを廃し、ハッシュタグfedibirdをコミュニティタグとして設けている。
    • 08月29日 8月27日から30日にかけてアメリカ合衆、コロラド州のデンバーでElixirConf 2019が開催される。プラチナ+スポンサーとしてPleromaが出資しており、29日にはPlatinum Messagesとしてpleroma開発者のLainが登壇、プレゼンテーションを行う
    • 10月04日 mastodon v3.0.0がリリースされる。v3.0.0ではOstatusのサポートを削除しプロトコルをActivityPubへ一本化した。
    • 10月21日 Wikipedia共同創設者のJimmy WalesによりSNS"WT.Social"が発表、開設される。WT.SocialはWikiTRIBUNEの後継として設立され、フェイクニュースに対抗する機能が搭載された「ノン-トキシックなソーシャルネットワーク」と表現された。当初プロプライエタリなライセンスであったが、後にJimmy Walesがツイッター上で、ソースをGPL v.3で公開する予定であると発表した。
    • 11月頃   新興sns at-meet管理人がmstdn.jpのLTL上で宣伝活動を行う。
    • 11月13日 pawoo.netの運営がPixivから株式会社クロスゲートへ譲渡、株式会社ラッセルの運営となる。
    • 11月13日 Brave Softwareがwebブラウザ"brave"の初の正式版、v1.0.0をリリースする。
    • 11月20日 fiatjafが"nostr - Notes and Other Stuff Transmitted by Relays"を発表する。nostrプロトコルを端的に説明した文章。のち具体的に実装される可能性があるものを文章化したNostr Implementation Possibilities(NIPs)が編纂されnostrプロトコルの基礎となる。
    • 12月05日 きぼうソフトが破産手続きを開始する。
    • 12月11日 jack dorseyがtwitter上でスレッドを投稿、twitter社に最大5人からなる独立チーム"bluesky"を設立、資金を提供しオープンで分散化された標準を開発していると発表する。目標は最終的に、twitterがこの標準のクライアントになることとした。
      このスレッドへはOpenMicroBloggingを開発したEvan Prodromouが"Hire me."とメンションしている。また、ActivityPubを採用するかという質問には「チームは、今あるものにせよ、ゼロからはじめるにせよ、最善なものを採用する権限がある」とだけ返信した。
    • 12月21日 Alexis BarreyatとKevin Perreauによる写真共有型SNSアプリ"BeReal"が公開される。

    2020年

    • 01月05日 blank71によってmstdn.guruのAGPL違反を指摘する投稿がなされる。その後Drikinの対応をめぐり議論が波及する。その後mastodonの開発者であるgargronは「 I think that "AGPL violation" is too strong for something like this. There is no practical benefit to conflict over such small visual changes.」とコメントしたとされる
    • 01月14日 くちばしがmastodonインスタンス「mstdn.seikin.club」を開設する。03月23日頃に閉鎖したとされる。syamu_gameの動画を24時間配信するcytubeチャンネルSyamu_Watching住民向けmastodonサーバー。
    • 02月06日 twitterで、他人のアカウントが作成した非公開リストの名前が公開される不具合が発生する。同日「非公開リスト」が日本のトレンド1位となった。
    • 02月09日 海老瀬るちかにより、Misskeyをフォークした分散SNSであるGroundpolisのテストサーバーedge.groundpolis.appが開設される。
    • 02月10日 twitter japanが日本青年会議所とパートナーシップを結んだと発表する。twitter japanは日本青年会議所メディアリテラシー確立委員会のアカウント「情報を見極めよう!」を紹介しフォローを呼びかけたが、ツイート内容、RTについて批判が殺到したため「情報を見極めよう!」は更新を停止した。2021年02月頃にアカウントが削除され、2022年2月14日には無関係なアカウントがidを取得した。
    • 02月11日 noellaboの「マストドンを覚えていますか。」から始まる一連のツイートが拡散され、数千RTされる。
    • 02月14日 仮想通貨Tronixで知られるTRON財団が、DAppsの一つであるSteemitの運営元Steemit社との提携、買収を発表する。Steemitの独自トークンであるSteemはTRONのブロックチェーンベースに移行されることからSteemのハードフォークが計画され、03月20日に実施された。これによりSteemitと類似するプラットフォームとして、Steemitから"Hive"が独立した。
    • 02月24日 Urushibara Akihiro、SNSクライアントアプリのSocialHubをリリースする。twitterクライアントアプリThe Worldの後継作で、Twitter、mastodonのアカウントを複合的に管理できる機能を搭載している。
    • 03月04日 twitterが、Instagramのストーリー機能のような24時間で消える投稿をすることができる機能"Fleets"をブラジルでテストしていると報じられる
    • 03月20日 twitterで1日1話ずつ毎日更新されたきくちゆうきの4コマ漫画作品『100日後に死ぬワニ』が完結する。
      連載最終日にはTwitterのトレンド世界1位になったとされる。最終回の公開と同時にいきものがかりとのコラボムービーが公開、ポップアップストア、グッズ販売、映画化などの情報が発表されたことで賛否を集めた。
    • 03月26日 ドイツで運営されるEUの連邦データ保護・情報自由委員会がmastodonサーバー"social.bund.de"を開設する。独自に報道、広報活動を行うために運営されているとした。
    • 03月27日 Pleromaのフロントエンドである「SoapBox」の公式サイトsoapbox.pubがサービス開始する。
      Alex Gleasonとパートナーでラディカルフェミニスト作家であるM. K.Fainによって開設されたGab Socialフォークのフェミニスト向けサーバー「Spinster」が発端とされ、SpinsterのGab SocialフォークからPleromaへの移行の結果としてSoapBoxが生まれたとされる。
      SoapBoxのためにカスタムビルドされたバックエンドRebasedのほかにmastodonやpleromaのバックエンドとSoapBoxのフロントエンドを組み合わせて実行することができる。README.mdには、mastodonではすべてのサーバーを「mastodon」と呼び、色やロゴといったUIの要素にmastodon固有のアイデンティティがあるのと対称的に、SoapBoxはアイデンティティとブランドをソフトウェアから独立してプラットフォームを構築する必要性から生まれ、UIの高いカスタマイズ性と統合モデレーションツールを通じてそれぞれのウェブサイト固有のUIを構築することができると書かれている。
      SoapBoxはのちにDonald TrumpのSNSであるTruth Socialのフロントエンドに採用された。
    • 03月27日 twitter上でお笑いコンビ「品川庄司」の庄司智春がギャグ動画をリレー形式で繋いでいく「#ギャグつなぎ」を開始する。ハッシュタグ「#ふざけんなコロナ」もギャグつなぎと同時に投稿された。お笑い芸人を越え俳優なども参加するなど広まっていったとされる。07月14日にTV番組「水曜日のダウンタウン」で#ギャグつなぎの終端を調査する内容が放送され、05月23日にお見送り芸人しんいちのツイート「おい!まじ、やめろ!名前出すな!」で終わったとした。
    • 03月31日 mastodonのインタンス作成サービス「ムトー」がサービス終了する。
    • 04月02日 星野源がInstagramにて「家でじっとしていたらこんな曲ができました。」と動画『うちで踊ろう』を添付した投稿を行う。「誰か、この動画に楽器の伴奏やコーラスやダンスを重ねてくれないかな?」と呼びかけ、コラボ動画が複数投稿される。12日には安倍晋三がコラボする動画をtwitterで公開、賛否を呼んだ。
    • 04月03日 だわくんによりiOS向けmisskeyクライアント「MissCat」のベータ版がリリースされる。
    • 04月04日 歴史学者である呉座勇一が非公開のtwitterアカウントである女性研究者に誹謗中傷を行っていたことについて、大学関係者や出版関係者、ジャーナリストらによる18人の呼びかけ人によりオープンレター『女性差別的な文化を脱するために』が公開される。03月17日に、呉座勇一によるツイートが女性研究者にリークされ、ツイートのスクリーンショットが公開されたことで批判が集まっていた。呉座勇一は大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の時代考証を担当していたが、炎上を受けて自ら降板していたこともあり、オープンレターは話題となった。日文研の助教であった呉座勇一はオープンレター後の10月29日に日文研を提訴したことが報じられた。日文研から無期雇用資格を与え准教授とする決定を受けていたが、誹謗中傷の発覚により8月頃に再審査の結果資格取消通知を受けたため、これに対して解雇権の濫用を理由に提訴したとされる。2022年1月末頃、オープンレターの署名の複数が本人のものではなく偽造されたものだと発覚したことで、google formを利用した署名者名の公開方法など、システムなどに関して批判が集まった。この騒動は「オープンレター騒動」と呼ばれ、オープンレターや日文研などの対応にたいして「キャンセルカルチャー」であるとの批判が、特にいわゆる「リベラル」に対して批判的な人々から行われた。
    • 04月27日 SocialHub v1.5がリリースされる。v1.5ではmisskeyアカウントの管理に対応した。
    • 05月04日 海老瀬るちかにより、Groundpolisの公式サーバー、groundpolis.appが開設される。
    • 05月25日 アメリカ合衆国ミネソタ州ミネアポリス近郊で黒人男性のGeorge Floydが警官に殺害される事件が発生する。
      逮捕時の様子はFacebook liveで配信されており、記録した動画がSNSで拡散されたことで、ジョージフロイド殺害に抗議するデモがアメリカ各地に拡大した。逮捕時「息ができない(I can't breathe)」と繰り返し発言していたことで、発言が抗議運動の中でスローガンとして使用された。また、2013年7月に生まれたハッシュタグの文言「BLACK LIVES MATTER」がさらに注目をあつめ、抗議運動の名称として、またスローガンとして使用された。
    • 5月10日 検察庁法改正へ抗議するハッシュタグデモ「#検察庁法改正に抗議します」がtwitterで流行し470万を超す投稿がなされる。きゃりーぱみゅぱみゅ、高田延彦、井浦新、秋元才加、羽海野チカ、大久保佳代子ら著名人も参加する。18日には国民の理解なしに国会審議を進めることは難しいとして今国会での成立を見送りとした。また、20日には東京高等検察庁の黒川検事長が賭けマージャンをした疑いがあると報じられ、翌日辞表を提出した。
    • 05月13日 菅義偉官房長官が記者会見のなかで「自粛警察」の語を使い、「法令に違反する場合は関係機関で適切に対処したい」と述べる。新型コロナウイルス感染拡大のなかで、「自粛要請」に従わない人に対して自警団的攻撃を行う人やその行動を「自粛警察」と呼ぶ用例が広まっていったとされる。新型コロナに関しては2020年4月上旬からtwitter上などで多く見られるようになったとされる。
    • 05月23日 プロレスラーの木村花が亡くなったと所属事務所の公式サイトが発表する。
      木村花はリアリティ番組「テラスハウス」に出演しており、番組上での発言を巡ってSNS上で誹謗中傷を受けていた。当初、死因は明らかにされていなかったがSNS上で自殺をほのめかすような発言をしており、25日には遺書を残し自殺を図ったとの報道がなされた。25日には菅官房長官が記者会見で、インターネット上の誹謗中傷をめぐって、プロバイダー責任制限法に発信者情報開示請求が規定されていることを挙げ「適切に対応を図っていく」と語った。
    • 05月25日 分散型ソーシャルネットワーク機構が、同機構の運営するmastodonインスタンス「mstdn.jp」、「mastodon.cloud」を06月30日にサービス終了すると発表する。
      同日、木村花が自殺を図った事件を受けて菅官房長官が記者会見を行っており、この件を受けて分散型ソーシャルネットワーク機構は「現在の体制では訴訟や開示請求があった場合の適切な対応は困難」であることを理由にサービスを終了するとした。
    • 06月07日 twitter上にアカウント"Images with Elegiac Auras"@elegiac_imagesが作成される。説明し難く、忘れがたいオーラを持つ画像をポストするアカウントとして、20万以上のフォロワーを持っていた。cused imagesやweirdcore、liminal space的イメージを一般に普及させるきっかけの一つとなった。アカウントは2020年末に凍結された。
    • 06月07日 分散型ソーシャルネットワーク機構が、mstdn.jpとmastodon.cloudの譲渡先がSujitech, LLC.であると発表する。05月25日には同機構は両サーバーのサービス終了を発表していた。
    • 06月11日 takenokoによりmisskey.nokotaro.comで『チャスモハァーワ」。』に関する投稿がなされる。misskey上での『チャスモハァーワ」。』ブームの先駆けとされる。
    • 06月12日 twicastingにて三上洋主催のsuji yanインタビュー配信が行われる。配信上でsuji yanが以前テレビ朝日に女装でインタビューを受けたことがあると明かした。
    • 07月01日 mstdn.jpの運営が分散型ソーシャルネットワーク機構からsujitech, LLC.へ譲渡される。
    • 07月02日 マストドンバンド部、YouTubeで「 新宝島(Cover)short ver. byマストドンバンド部」を公開する。
    • 07月14日 tastyteaがドメインブロックを推奨するインスタンスのリストを公開するウェブサイト「FediBlock」を公開する。2021年7月頃にはPaulaToThePeopleが引き継ぎ「A rather safe space」を作成する。
    • 07月23日 fediverseユーザーによるコンピレーションアルバム「no federation」がbandcamp上でリリースされる。
    • 07月28日 07月28日から08日01日にかけてsocial.mikutter.hachune.netでサーバー障害が発生し、アクセスできなくなる。サーバー内のHDDに使用されていたケーブルのコネクタが焼けたためとされる。08日02日にはahiruがブログで事後報告を行った。
    • 08月04日 海老瀬るちかによりwebサービス「みす廃アラート」のv1.0.0がコミットされる。mastodon向けのドン廃アラートを模したmisskey向けサービス。
    • 09月02日 mostodon.cloud管理人のroyがtwitterで自殺を示唆するツイートを行う。クラウド女学院生は警察へ通報、その後mostodon.cloudが利用していたホスティングサービス、Hostdonの管理者へ連絡を行った。
    • 09月04日 こすふぃーによりmistodon.cloud開設。当初はクラウド女学院生のみに公開されていた。
    • 11月09日 Tim Berners-Leeが立ち上げた企業"Inrupt"が、"Solid"のエンタープライズ版をリリースすると発表する。
    • 11月10日 twitterが機能「フリート」の提供を日本で開始する。
    • 12月16日 かわいいの管理するmastodonサーバー「河井大学」が閉鎖される。
    • 12月25日 @snow@wintermute.fr.toが児童ポルノコンテンツを持つインスタンスをブロックするためのリスト「pedoblock」を作成する。
    • 12月30日22時53分31秒 海老瀬るちかのMacBook Proがお風呂に水没し、TouchBarが水滴で故障する。

    2021年

    2022年

    • 01月05日 インターネット報道番組の制作配信団体「Choose Life Project」にたいし、CLPに出演した津田大介、望月衣塑子ら5名が、CLPが立憲民主党から1000万円以上に資金提供を受けていながら事実関係を伏せていたとして、「報道倫理に反する」と抗議声明を発表する。
    • 02月07日 Bluesky PBLLCの設立が発表される。CEOとしてプロジェクトリーダーであったJay Graberが就任する。
    • 02月08日 twitter上でLens Protocolの説明が公表される。Lens ProtocolはDeFiプロジェクト"Aave"の開発する、web3ソーシャルプラットフォームを構築することができる分散型ソーシャルグラフとされる。
    • 02月18日 ActivityPubに対応した読書記録サービスBookWyrmの初のリリースv0.3.0がリリースされる。Goodreadsや読書メーターの代替サービス。
    • 02月21日 Donald Trumpが設立したTrump Media & Technology GroupがSNS「Truth Social」のサービスを正式に開始する。バックエンド部分にmastodon、フロントエンド部分にSoapBoxを利用し、連合機能を切りfediverseから独立したサービスとして運用している。
    • 02月24日 ロシアがウクライナでの軍事作戦を開始する。
      ロシア連邦大統領のウラジーミル・プーチンがドンバスでの特別軍事作戦を開始する発表を行い、実際に首都キーウ付近を含むウクライナ各地で砲撃や空襲が開始された。
      侵攻以前からロシア軍の動向が現地の人々の手でSNSにアップされており、軍事アナリストやジャーナリストなどの間で話題となっていた。侵攻を受け戦況がリアルタイムでSNSを通して報告されることで、手法としてのOSINTやBellingcatやOryxなどのOSINTグループがさらに注目されるきっかけとなった。
      25日にはロシア国内でFacebookへのアクセスが制限され、3月4日にはfacebookとtwitterへのアクセスを遮断すると発表された。
    • 02月28日 Qiitaが運営していたmastodonサーバー「Qiitadon」がサービスを終了する。
    • 03月14日 セックスワーカーのためのmastodonサーバーSwitterが閉鎖される。
      反セックス、反LGBTQAI+の法整備の動きからSwitterを継続して運営することが不可能になったためとされる。
      switterは閉鎖後、インターネットやソーシャルネットワークプラットフォームの活用で、セックスワーカーは顧客を選別できるようになり、コミュニティを築き、リソースを共有し、組織化する能力を得たことでより安全に働くことが可能になった、switterは世界中のセックスワーカーたちの命を救う救護所になったと表明した
      反セックス、反LGBTQAI+の法整備の動きとしてAustralian Online Safety Act、the EARNIT ACT、そしてUK Online Safety Billを挙げ、彼らが変えようとしているものの実態を認めず、監視と管理に頼ってハームリダクションと再発防止を害していると批判した。
    • 03月15日 株式会社Daisyが保守SNS®「SAKURA®」を同日設立されたSAKURA株式会社へ事業譲渡する。
    • 04月31日 マストドン日本語wikiが閉鎖される。アーカイブはgithubへアップロードされ、その後CultsHiSubweyがそれぞれMastodon日本語Wiki Archiveのリーダーを公開する。
    • 04月25日 なうぞめによりなうぞめ個人によるmisskeyのホスティングサービス「なうぞめホスティング」がサービスを開始する
    • 05月09日 misskey.ioにカスタム絵文字「レターパックで現金送れ」、「は全て詐欺です」が追加される。
    • 05月15日 youtuberの柚葉がTwitter上で「ゆっくり茶番劇」の商標権を取得したと発表する。商標使用について利用料の徴収を試みたため炎上する。2022年2月24日には正式に商標登録されていた。
    • 05月28日 yupixが、MiPACのバージョン0.1.0をリリースする。MiPACはmisskeyAPIラッパー「MiPA」のcore部分をあつめたライブラリと説明される。
    • 06月04日 こんこんたんぬもろてが管理者をつとめるmisskeyインスタンス「msk.ilnk.info(通称:えとねるん)」が開設される。当初は管理者一人が運用していたが、6月14日に管理者以外で初めて一般ユーザーが登録したとされる。なうぞめホスティングを利用しサーバーを構築、維持していた。
    • 06月15日 microsoftのウェブブラウザ「Internet explorer」のサポートが終了する。
    • 06月15日 2Pがmisskeyインスタンス「おちゃすき~ / Ochaskey」を開設する。06月22日に管理者以外で初めて一般ユーザーが登録したとされる。
    • 07月03日 misskey.devが、Misskey HQの運営するmisskeyホスティングサービスMisskeyHostへ料金を払わなかったため一時停止される。
    • 07月08日 元内閣総理大臣の安倍晋三が奈良県奈良市の大和西大寺駅北口付近、第26回参議院議員通常選挙の応援演説中に銃撃される、いわゆる「安倍晋三銃撃事件」が発生する。
      のち奈良県立医科大学附属病院へ搬送され、死亡が確認された。
    • 07月13日 暴露系youtuberのガーシーこと東谷義和とFC2の創業者である高橋理洋がGAAC2 FREE SPEECHを開設する。ソフトウェアにmastodonを採用した。当初は連合機能を切っておらずfediverseと接続されていた。
      07月16日にはN党の黒川あつひこ@atsuhiko@gc2.jp編集者の箕輪厚介@minowa0828@gc2.jpを作成、
      24日にはN党の浜田聡@satoshi_hamada@gc2.jpを、
      29日にはガーシーが@gaasyy@gc2.jpを、
      31日にはN党の立花孝志が@tachibanat@gc2.jpを、
      08月02日には弁護士の唐澤貴洋が@takahirobinson@gc2.jpを作成する。
    • 07月15日 AkkomaGangにより、akkomaの初の安定版であるstable-2022.07がリリースされる。
      akkomaはpleromaをフォークした分散SNSであり、Elixirで書かれデータストレージにPostgreSQLを使用している。pleromaとの違いとしてmisskey互換のカスタム絵文字リアクションやマークダウンへの対応などが挙げられている。akkomaはバックエンドを基本としており、フロントエンドには通常pleroma-FEやmastodon glitch-socのフロントエンドが使用される。
      akkomaの開発はAlex Gleasonを端緒とするpleroma開発コミュニティ内での騒動がきっかけとされる。"akkoma"の名前はアニメ「リトルウィッチアカデミア」の主人公「アツコ・カガリ」の愛称から採られている。
    • 07月17日 senookenがGNU socialサーバー「gnusocial.jp」と情報サイトの「web.gnusocial.jp」を開設する。
    • 07月19日 Misskeyをベースとして開発された分散SNS"Calckey"の最初のリリースが行われる
      モバイル向けにUI/UXの改変、管理者がカスタマイズ可能なノートの最大文字数、アカウント移行機能、OCR画像キャプションなど複数の機能追加がなされている。
      2023年07月20日にリブランドし、名称を"Firefish"へと変更した。
    • 07月20日 GAAC2 FREE SPEECHのユーザー数がmastodonサーバーの中で世界トップ10入りし、7月20日の段階で3万7600ユーザーにまで拡大する。
    • 07月21日 れるらばがnoteへ「分散型SNS「マストドン(Mastodon)」について改めて知ってもらうための話」を投稿する。
    • 07月23日 高橋理洋がGAAC2 FREE SPEECHの連合機能を07月24日に停止すると発表する。
    • 07月27日 GAAC2 FREE SPEECHがGC2へ名称変更する。
    • 08月05日 misskeyをフォークした分散SNS、FoundKeyがFoundKey Development Groupにより公開される。
    • 08月05日 Soapboxの開発者でありpleromaのコントリビューターであったAlex Gleasonが自身のブログへ「Pleroma is dead」という記事を投稿する。
      Pleromaの開発に関わっていたAlex Gleasonがトランスフォビア的な言動を理由にGitlabのアカウントを停止され、開発コミュニティから追放された、追放後はSoapbox FEとSoapBox BEの開発に専念するという内容であった。
      Alex Gleasonは08月10日にはHeterodorxというポッドキャストへ出演しこの騒動について語っている。
      2022年1月頃に、Alex Gleasonのメンテナー権限取得やPleromaのモデレーター仕様を変更するマージリクエスト、トランスジェンダーへの差別的な言動や暴言、多数のマージリクエストへのマージに複数の開発者が反発し、Pleromaのフォークとして「Newroma」が生まれていた。2月後半にはこの件をうけ再発防止のコミュニティガイドラインが整備されていた。
    • 08月13日 なうぞめ個人がmisskeyインスタンスのホスティングを行う「なうぞめホスティング」がサービス終了の発表を行う。
      児童ポルノ拡散防止のため8月14日18:00に全てのサービスを終了すると公式アカウントがアナウンスし、実際翌14日18:00にサービスが終了する。なうぞめホスティング内で児童ポルノが実際に確認されたわけではないが、それはモデレートできていないからでもある、と発表前日に表明しており、未成年ユーザーの増加に伴い児童ポルノ取引リスクが増加、実際に取引される懸念があったとされる。
    • 08月14日 なうぞめホスティングのサービス終了にともない、misskeyインスタンス「msk.ilnk.info」でサービス終了のアナウンスがなされるが、あつあつ@atsuchanからホスティングの申し出がありホスト元を移転してサービスを継続すると決定、17日に稼働を再開する。
    • 09月頃   misskeyサーバーmsk.ilnk.info上であっとまーくが
      「上司『おい、何黙ってんだよ、黙ってちゃ何も分かんないだろ!何か言えよ!』

      ワイ『きぇぇぇぇぇぇぇ!
      ウォウォウォウ イェイェイェイ
      ウォウウォウウォ イェイイェイェ
      埼玉県秩父市では大雨洪水警報が出てます マクドナルドでモスバーガーを頼む人 ドムドム説』

      同僚『あーあ、あの上司部署変わってきたばかりで何も知らないのか…あの上司もチェケラッチョになるな…』」
      をノートする。後にワイのセリフの一部が独立してミーム化、カスタム絵文字化することとなった。元のノートは、あっとまーくのアカウントが削除されたために消失した。
    • 09月04日 GNU social JP管理人が分散SNSソフトウェアユーザーの政治的立場の傾向についてpleromaユーザーの投稿を引用し投稿する。その後、複数のmisskeyユーザーが投稿について批判を行う。
    • 09月08日 「さいばれすきー」、「えびぽりす」、「かがみすきー」などのmisskey系サーバーがgnucocial.jpのドメインブロックを行う。
    • 09月10日 週刊文春がプロ野球選手の坂本勇人の女性トラブルについて記事を掲載する。記事中LINEのスクリーンショットに「うそつき 今日けつなあな確定な」と書かれており、けつなあな確定から「けつあな確定」がtwitterでトレンド入りする。
    • 09月12日 海老瀬るちか、Misskeyをフォークした分散SNSであるGroundpolisの開発、サポートの終了を発表する。のちgroundpolis.appの後継サーバー、シュリンピア帝国を開設する。
    • 09月17日 pawooが、17日20時前後にドメイン管理会社からドメイン運用の制限を受けアクセスできなくなる
      pawooを運営する株式会社ラッセルは19日14時、ニュースリリースでドメインプロバイダーに通常運用を申請していると発表した。20日18時頃にドメインの制限が解除され、ラッセルはニュースリリースで「ドメインプロバイダーからの迷惑行為に関する対応依頼に見落としがあ」ったためドメインの制限を受けたと謝罪した。
    • 09月21日 まちゃってぃーがmisskeyインスタンス「gaku-tab-love.com」を開設する。学校タブレットユーザーを中心としたサーバー。
    • 10月02日 かざみんがmisskey.io上で「にゃんにゃんぷっぷー」と投稿する。のちカスタム絵文字化される「にゃんぷっぷー」の初出
      10月17日にかざみんが投稿した「にゃんにゃんぷっぷーにゃんぷっぷー」が他アカウントに模倣されることとなり、11月20日には「にゃんぷっぷー:ablobcatreachflip:」と投稿されたことでblobcatリアクションが付けられるようになった。:ablobcatreachflip:が「にゃんぷっぷー」と同一視されることとなり、これが拡張してblobcat全体が「にゃんぷっぷー」と認識されるようになったとされる。
      2023年04月27日にかざみんが連続ノートしたところによると、もともと:ablobcatreachflip:ではなく、構ってほしいとの思いから:blobcatfluffpout:をつけようとしたが、:ablobcatreachflip:が気に入っていたため使ったとした。
      2023年02月14日に作成されたふうせんによるページ「にゃんぷっぷー が誕生するまで」で経緯がまとめられている。
    • 10月16日 日本語圏の分散SNS上でユーザー間の未成年淫行疑惑が浮上する。
    • 10月10日 Jason Millerが立ち上げたSNS「Gettr」が日本に法人を設立、日本市場へ正式に参入したと発表する。
    • 10月12日 かふぇいんぱわぁにより、twitterとmisskeyに同時投稿するツール「CaffeBruncher」が公開される。10月18日にはEXDeck開発ブログに紹介記事「TwitterとMisskeyに同時投稿するツールを作った話」が掲載された。2023年10月現在ツールとブログ両方ともにアクセスできない状態になっている。
    • 10月17日 保守系SNS「Parler」の運営会社が、Donald Trumpの支持者として知られるラッパーのKanye WestがParlerを買収することに合意したと発表する。
    • 10月27日 テスラ、Space XのCEOであるイーロン・マスクがTwitter社を買収する。
    • 10月29日 misskeyインスタンス「lesbian.energy」の管理人allyが9時間後にサービスを停止すると発表する。複数のmisskeyインスタンスは未成年ユーザーの登録を制限するため年齢制限やメールアドレス登録必須を条件にしていたが、lesbian.energyはメールアドレス不要で登録でき、年齢制限も課していなかったため日本の未成年ユーザーが増加、英語話者であるallyがサーバーを管理しきれないと判断したがゆえの発表とされる。その後一時は閉鎖していたがのち復活し、閉鎖を撤回、新規登録を無効化し日本人のモデレーターを追加してサービス継続すると発表する
    • 11月01日 ガーシーと高橋理洋が音楽ユニット「GAAC2」を結成、youtubeに『NoMercy』をアップロードする。
    • 11月02日 #RONDACTEDがmacaw.socialを開設する。現在および以前のtwitterの従業員、そしてその家族や友人を対象としたmastodonサーバー。
    • 11月02日 シンガポールのスタートアップ企業によりメタバースSNSを謳うSNSアプリ「Bondee」のv1.0.0がリリースされる。中国で運用されていたSNSアプリ「True.ly」をグローバル版にリニューアルしたもの。
    • 11月03日 GC2のiOS、androidアプリがQuadSystem Co., Ltd.よりリリースされる。
    • 11月04日 Tim Berners-Leeが、ポルトガルのリスボンで開催されたWeb Summit 2022にて「Web3はまったくWebではない」と発言する。「Web3という名称が、Ethereumの人たちがブロックチェーンで行っていることに使用されるのは実に残念なことだ、実際、Web3はまったくWebではない」と発言した。
    • 11月05日 misskey.ioユーザーの八九大山人より、misskey.ioが中国政府のGFWによって封鎖されたとの投稿がなされる。その後misskey.io管理者の村上さんも同様の投稿を行う。
    • 11月06日 個人mastodonサーバーmstdn.hitoxu.com管理人のひとぅが「マストドンwiki」を公開する。mastodonの情報を集めたwikiでマストドン日本語wikiとは別のもの。公開3日後には新規ユーザー、共同編集者の登録を停止する。
    • 11月07日 twitter上にアカウント「中央大学だめライフ愛好会」が開設される。「だめがだめでいられる場所」をめざしたサークルとしてだめライフ愛好会を立ち上げ、令和の「だめ連」を標榜した。中央大学だめライフ愛好会をきっかけとして、ぼっちざろっくアイコンで各大学のだめライフ愛好会を結成、twitterにアカウントを開設する流れが拡散した。
    • 11月08日 huffingtonpost.jpに『「マストドン」とは?Twitterから離れた人が殺到。一体どんなSNSなのか』が掲載される。
    • 11月08日 kernel.orgを管理するKonstantin Ryabitsevがpleromaサーバー"social.kernel.org"を開設する。当初は技術的な負債のため登録が開放されていなかった
    • 11月09日 くろりんごがmastodonサーバー「mastodon-japan.net」を開設する。
    • 11月09日 Raspberry Pi財団が公式ブログ上でmastodonサーバー「raspberrypi.social」の開設を発表する。
    • 11月09日 アーティストの布施琳太郎が「一度に一枚しか画像が存在できないSNS」"Your Clock"のサービス開始をtwitterで発表する。
    • 11月10日 natureが科学者向けのmastodonへの移行ガイドを掲載する。
    • 11月13日 Internet Archiveがmastodonサーバー「mastodon.archive.org」を開設する
    • 11月15日 Vivaldi Technologiesがmastodonサーバー「Vivaldi Social」を開設する。
    • 11月15日 Hendrik Erzがgithubにてacademics-on-mastodonリポジトリを作成、github pagesで公開する。David AdlerのMastodon-Sociologistsのフォークであり、アカデミア全体に拡張したアカウントリスト。
    • 11月17日 広瀬香美がVocalodonにアカウントを作成する。
    • 11月18日 ハッシュタグ#RIPTwitterがツイッターの英語圏でトレンド入り、その後日本語圏でも「Twitter終了」がトレンド入りする。イーロン・マスク主導によるツイッター社の人員整理が続けざまに海外メディアに報じられ、また「ツイッターの主要技術者が一斉に退職し運営が存続できなくなると内部リークがあった」という説がながれたことが影響した。
    • 11月18日 Financial Timesのサンフランシスコ特派員であるDave Leeがpresscheck.orgを開始する。Twitterからmastodonへ移行したジャーナリストへ向けて、mastodonのプロフィール欄で信頼性を示すバッジをつけたり、プロフィールを共有することができるサービス。
    • 11月18日 もりかぷがmastodonサーバー「otadon」を開設する。
    • 11月19日 baraag.netが外部サーバーとの連合を停止する。管理人のkoiは、昨今のツイッターでの騒動とfediverseへの移行によって起こった新規ユーザーの大量流入でトラフィックをさばききれなくなる恐れから、サーバーを増強するまでの間連合を一時停止するとトゥートを行った
    • 11月21日 TumblrがActivityPubを採用するとAutomatticのCEOであるMatt Mullenwegがtwitter上で発表する。
    • 11月22日 FlickrのCEO、Don MacAskillがtwitter上で、FlickrにActivityPubを対応するか社内で検討したとの投稿を、前日のMatt Mullenwegのツイートを引用する形で行う。のち29日にはFlickrでActivityPubをサポートするかtwitter上でアンケートを行う。
    • 11月22日 SAKURA株式会社が保守SNS®「SAKURA®」のβ版サービスを停止し、正式版の開発を本格的にスタートすると発表する。
    • 11月22日 misskey.ioの登録ユーザー数が1万人を突破する。
    • 11月24日 misskey.ioがDDoS攻撃を受ける。misskey.ioの管理者である村上さんは警察へ通報、その後攻撃者からの謝罪を受け公開でのやりとりは終了となる。
    • 11月25日 GNU social管理人がGNU social JPで「Misskey.ioへのDDoS攻撃事件」を公開する。その後、村上さんから記事内容と記事の作成、投稿の引用について抗議がなされる。
    • 11月29日 仁藤夢乃が代表を務める一般社団法人Colaboが、「暇空茜」、「暇な空白」を名乗りyoutubeへ動画を投稿していた水原清晃を提訴し、弁護団とともに「Colaboとその代表仁藤夢乃に対する深刻な妨害に関する提訴記者会見」を行う。
      暇空茜はyoutubeへ、Colaboが「生活保護不正受給」し、「10代の女の子をタコ部屋に住まわせ」ているなどと指摘した動画を投稿しており、これに対して「生活保護ビジネス」などといった投稿はデマや嫌がらせであり、これらの投稿によって誹謗中傷が過激化しているために提訴したとされる。
      暇空茜は以前より「認知プロファイリング」と呼ぶ調査を行い、調査結果を動画として投稿していたが、Colaboおよび仁藤夢乃を「認知プロファイリング」の対象とした理由を「温泉むすめ」炎上騒動にあるとした。
      暇空茜はColaboに関して公金の不正使用疑惑があると指摘し、NPO法人や一般社団法人などの組織が「公金チューチュー」するスキームがあり、その裏に暇空茜が「ナニカグループ」と呼ぶ巨大な闇のグループが存在すると主張した。記者会見で弁護士の神原元が発言した「リーガルハラスメント」という言葉が話題となった。
      また、2022年12月07日に暇空茜が訴訟費用のカンパを募集すると24時間で2000万円が、2023年07月03日時点で約1億389万円が集まったため話題となった。
    • 11月30日 参議院議員の蓮舫がmastodonサーバー「toot.blue」にアカウントを開設する。のち蓮舫の公式サイト「蓮舫 Official Site」にマストドンのアカウントへのリンクが追加されるが、追加された位置が<body>の一行下に追加されていたため話題となる。
    • 12月02日 mastodonに"Forkbomb"と呼ばれる脆弱性が発見される。misskeyやpleromaを含め複数の分散SNSに脆弱性が発見され、Forkbomb脆弱性を利用した攻撃を行っているアカウントやサーバーを検索しないよう注意喚起がなされた。
    • 12月09日 Elon Muskがツイッター上でtwitterに複数の新機能を追加することを予告するツイートを行う。
      シャドウバンされているかどうか分かる機能ツイートの閲覧数を表示するView Count機能休眠アカウントを削除し15億アカウントの名前空間を開放することが予告される。その後23日には実際にツイートの閲覧数が表示されるようになった
    • 12月11日 NamekujiがAudonを開設する。告知トゥートに「twitterスペースのmastodon版みたいなもの」とあるように、mastodonアカウントと連携し音声通話することができるwebサービス。
    • 12月15日 Linux Foundationが主催するイベント"Linux Security Summit"の公式アナウンス用アカウントがsocial.kernel.orgに作成され、今後アナウンスはTwitterから移行しsocial.kernel.orgより発信すると発表される。
    • 12月16日 twitterでMastodon関連のリンクが開けなくなる、関連するリンクを記載したツイートができなくなると話題となる。
    • 12月16日 jack dorseyがtwitter上で、nostrを提唱したfiatjafへ14BTC寄付したとツイートする。
    • 12月18日 ぬるかるがsocial.nil.nuを開設、mastodonへ復帰する。
    • 12月21日 pawoo.netのアカウントPawooサポートよりPawooの事業譲渡が発表される。株式会社ラッセルからThe Social Coop Limitedへ譲渡するとのこと。The Social Coop Limitedの代表者はmstdn.jpとmastodon.cloudの運営企業Sujitech, LLCの代表でもあるSuji Yan。
    • 12月22日 misskey.ioが声優の羽澄愛とhoni.club管理人のしなちくシステムに依頼し、misskey.ioの独自機能として収録された通知音声を追加する。
    • 12月24日 まっちゃってぃーが運営するmisskeyインスタンス「gaku-tab-love.com」が12月25日00時00分をもって閉鎖すると発表される。
    • 12月24日 gigazineにてpixelfedが紹介される。
    • 12月24日 yupixが、discord.pyライクに書くことができるmisskeyAPIラッパー「MiPA」のバージョン0.1.0をリリースする。MiPAはcore部分をまとめたライブラリ「MiPAC」に依存している。
    • 12月29日 gamelinks007.netの管理人S.H.が、FediMailというサービスをリリースする。fedimailアカウントをフォローしているユーザーにランダムでメッセージを送ることができるサービス。「ボトルメールのようにだれかにメッセージをおくれるサービス」と説明される。
    • 12月30日 handon.clubの管理人はんが「anypost.dev」を公開する。「AnyPost.devは、ブログなどに設置した1つのリンクから、世界中の様々なSNSにシェアできるサービスです。」と説明される。
    • 12月30日 東京ビッグサイトで開催されたコミックマーケット101の1日目で、サークル「モモツキ桃源郷」による同人誌『はじめてみよう!今話題のSNS Mastodonの解説本』が頒布される。

    2023年

    2024年

    参考


    最後に

    この記事はウエハース Advent Calendar 2022の3日目の記事です。
    なにかあれば気軽に@health@pon.icu、もしくは@google@msk.ilnk.infoへどうぞ。追加、修正します。

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